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六
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初めて彼を好きだと思ったのは、シャッター越しだった。
桜の木の下に立つ彼を見たとき、思わずカメラを向けていた。
――あれ。
不思議だった。
今まで何度も見てきた幼なじみの姿が、とても、好きだと思った。
恋に落ちるのは突然で、そこに特別な理由なんて必要ない、らしい。
あのとき私は、自分が恋に落ちる一瞬を逃さなかった。
あのとき撮った一枚が、私の写してきた写真の中で、一番美しいと思う。
桜の木の下に立つ彼を見たとき、思わずカメラを向けていた。
――あれ。
不思議だった。
今まで何度も見てきた幼なじみの姿が、とても、好きだと思った。
恋に落ちるのは突然で、そこに特別な理由なんて必要ない、らしい。
あのとき私は、自分が恋に落ちる一瞬を逃さなかった。
あのとき撮った一枚が、私の写してきた写真の中で、一番美しいと思う。
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