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第2章 深海の檻が軋む時
第10変 毒を紡ぐ人魚(前編)
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我らが通う新世校の東にある魔力嵐が吹き荒れる大きな森――通称【惑いの森】へと足を踏み入れた私は、既視感のある夜の森に嫌な予感をぬぐえないでいた……。微かに近くで水音が聞こえるが、これも不気味さを増長させるスパイスになっているような気がする。
魔力嵐が吹き荒れているとは言うが、森の中では風が吹いている様子もなく、ただただひたすらに重苦しい静寂が闇の中にあるだけだ。魔力嵐というのはその名の通り、魔力の塊のようなイメージだ。そのため、魔法を使うと、その膨大な魔力が作用し、予想だにしない魔力変化を起こしてしまい、非常に危険だ。
膨大な魔力というのは、さすがの人外の力でも太刀打ちできず、そのまま死に直結してしまう場合が多い。よくて片腕がなくなる程度だ。しかも、魔力の使い手だけでなく周囲にも被害がでてしまうから余計に厄介だ。
(まあ、つまりは膨大な魔力っていうのは制御が難しくって、今いるこの惑いの森では魔力は使わないほうが賢明ってことだよね)
ふと、私の後ろを歩くシアンを見る。
彼は森に入る前に即効性のある身体強化の液体魔薬を3本ほど服用しており(私にはどの薬が何の効果があるものだかは分からないけど、とりあえず、赤に黒いまだら模様が入ったドロリとした液体だけは飲みたくないと思う。できれば、残りのブルーハワイ色の液体か、ブドウジュースのような濃い紫色の液体の方が――うん。まだ、マシかな……)、研究室にこもりっぱなしで体力のないシアンでも息が上がらず私の後ろをついてこられているようだ。
ちなみに、今回シアンが使用した魔薬は魔力嵐対策のため、魔力反応が出ないものを服用している。もともとこの魔薬は魔力反応の質により魔薬の効果が発揮されなかったり副作用が大き過ぎたりしてしまう方々(魔法耐性が高すぎたり低すぎたりして起きてしまう問題)のためにシアンが開発した物のようだが、こういうところで役に立つというのも面白い。
(うーん……それにしても、この森ってどっかで見たんだよね……)
自分がこの世界に転生して住んでいた地域も森ではあったが、なんとなく空気が違う。
そもそも、私はもっと前にこれを見た気がする。
(――となると、ゲームで見たことになるんだけど……正直【ドキ☆シアンと二人で昼寝草探し】なんていうイベントはなかった)
目の前にある枝を持ってきたサバイバルナイフで軽く切り落としながら森の奥へと進む。
「シアン、ここ、木の根があるから気を付けてね」
「あ、うん……ありがとう」
能力が抑えられているとはいえ、基本的に夜目がきく私は、夜目がきかないであろうシアンのことを気遣いながら、いつも森を歩く速度よりもゆっくりと歩を進める。
「……ルチアーノは、よ、夜の森の中を歩くの、な、慣れてるの?」
「え? ああ、うん。地元が森の中にあるからね。必然的に慣れちゃったんだ」
「そっか……その、僕、あ、足でまといじゃなかった……?」
小さな声でそうつぶやくシアンに、私は思わず足を止めてシアンと向き合うような態勢になる。突然の私の行動に、シアンも慌てて足を止める。
「シアン、足手まといだって思ったんなら、私は最初に無理にでも一人で来てたよ。正直、私は遠慮とかそういうの気にするタイプじゃないから」
(そう、あの時は動揺してシアンと同行することにもうっかり頷いちゃってたけど、本当に足手まといだなんて思ってたら、一度頷いたものでも覆すことはできたんだ。でも、そうしなかった……)
「それに、シアンがいないとぶっちゃけ困るんだよね」
「?」
「だって、私じゃ昼寝草の形状とか特性とか、毒についてって分からないじゃん。だから、頼りにしてるよ!」
にっこりと笑って言うと、彼は頬を真っ赤にして「うん……」と頷いた。
(いやあ、やっぱり可愛いなあ)
シアンの笑顔は癒しだなあなんて、のんきなことを考えいると、シアンの後ろの茂みが突然ガサッという音とともに動いた。
「ヒッ――」
短い悲鳴とともに、シアンがギュッと私に抱き着く。
線が細いとはいえ、彼も男だ。目線はそんなに変わらないが、私より少し背も高い。そんな彼が私に抱き着くっていうのは、必然的に抱きしめられるような形になるわけでして……。
(え? なんですか、この状況? 形だけ見ればお化け屋敷で怖がる彼女に大丈夫だよって彼氏がかっこよく言うシーンだけど、これ、私が彼氏の立場ですよね? 完全に逆ですよね? まあ、仕方ないか……私に女らしさ求めても)
すぐ左横にある彼の顔に意識を引っ張られつつも、先程音がした茂み周辺を注視し、神経を研ぎ澄ます。茂みの大きさと音が聞こえた位置から察するに小さい動物だろうと思いながらも念のためベルトにさしてきた武器へと手を伸ばす。
茂みがもう一度ガサッと音を立てる。シアンがビクッと肩を大きく揺らしたのと、私が茂みの中にいた犯人さんを目撃するのは同時だった。
(う、美しいいいぃぃぃ!!!)
茂みからヒョコッとその麗しい顔をのぞかせた犯人さん――もとい、金色の狐さん。
鼻と口の周りからお腹にかけて柔らかく、しかし滑らかに広がる純白の毛、涼やかに伸びた均衡の取れたひげにスッと通った鼻筋、ピンと立った大きな耳に引き締まった顔、毛並みは月の光を浴び艶やかに輝き、まるでアイラインでも引いたかのように黒く縁とられたややつりぎみの茶色の瞳がジッとこちらを見つめている……思わず痺れた。
この子、美人さんだ。
(ハッ! つうか、『美しいいいぃぃぃ!!!』なんて言うキャラじゃないよ私! うわ、恥ずい! 埋まりたい!)
……獣人になってからというもの、少々動物を見る目が変わってしまったように思う。私は赤くなった顔をなんとか戻し、かすかに震えるシアンの背をポンポンと軽くあやすように叩く。
「シアン、大丈夫だよ。ただの美人な狐さんだから」
(いや、ただの美人な狐さんってなんだよ)
心の中で自分の発言にセルフツッコミをいれていると、彼はビクッと大袈裟に反応し、飛び上がるようにして私から離れた。
「ご、ご、ご、ごめっ!!!」
私は顔を真っ赤にしながら大慌ての彼に「気にしなくてもいいのに」と笑い、また森の奥へと進んでいった。
この時、私がもう少し前世のゲームのことをしっかりと思い出していたなら、もう少し注意深く行動してたなら――状況はあそこまで悪くならなかったと、今なら思う……。
魔力嵐が吹き荒れているとは言うが、森の中では風が吹いている様子もなく、ただただひたすらに重苦しい静寂が闇の中にあるだけだ。魔力嵐というのはその名の通り、魔力の塊のようなイメージだ。そのため、魔法を使うと、その膨大な魔力が作用し、予想だにしない魔力変化を起こしてしまい、非常に危険だ。
膨大な魔力というのは、さすがの人外の力でも太刀打ちできず、そのまま死に直結してしまう場合が多い。よくて片腕がなくなる程度だ。しかも、魔力の使い手だけでなく周囲にも被害がでてしまうから余計に厄介だ。
(まあ、つまりは膨大な魔力っていうのは制御が難しくって、今いるこの惑いの森では魔力は使わないほうが賢明ってことだよね)
ふと、私の後ろを歩くシアンを見る。
彼は森に入る前に即効性のある身体強化の液体魔薬を3本ほど服用しており(私にはどの薬が何の効果があるものだかは分からないけど、とりあえず、赤に黒いまだら模様が入ったドロリとした液体だけは飲みたくないと思う。できれば、残りのブルーハワイ色の液体か、ブドウジュースのような濃い紫色の液体の方が――うん。まだ、マシかな……)、研究室にこもりっぱなしで体力のないシアンでも息が上がらず私の後ろをついてこられているようだ。
ちなみに、今回シアンが使用した魔薬は魔力嵐対策のため、魔力反応が出ないものを服用している。もともとこの魔薬は魔力反応の質により魔薬の効果が発揮されなかったり副作用が大き過ぎたりしてしまう方々(魔法耐性が高すぎたり低すぎたりして起きてしまう問題)のためにシアンが開発した物のようだが、こういうところで役に立つというのも面白い。
(うーん……それにしても、この森ってどっかで見たんだよね……)
自分がこの世界に転生して住んでいた地域も森ではあったが、なんとなく空気が違う。
そもそも、私はもっと前にこれを見た気がする。
(――となると、ゲームで見たことになるんだけど……正直【ドキ☆シアンと二人で昼寝草探し】なんていうイベントはなかった)
目の前にある枝を持ってきたサバイバルナイフで軽く切り落としながら森の奥へと進む。
「シアン、ここ、木の根があるから気を付けてね」
「あ、うん……ありがとう」
能力が抑えられているとはいえ、基本的に夜目がきく私は、夜目がきかないであろうシアンのことを気遣いながら、いつも森を歩く速度よりもゆっくりと歩を進める。
「……ルチアーノは、よ、夜の森の中を歩くの、な、慣れてるの?」
「え? ああ、うん。地元が森の中にあるからね。必然的に慣れちゃったんだ」
「そっか……その、僕、あ、足でまといじゃなかった……?」
小さな声でそうつぶやくシアンに、私は思わず足を止めてシアンと向き合うような態勢になる。突然の私の行動に、シアンも慌てて足を止める。
「シアン、足手まといだって思ったんなら、私は最初に無理にでも一人で来てたよ。正直、私は遠慮とかそういうの気にするタイプじゃないから」
(そう、あの時は動揺してシアンと同行することにもうっかり頷いちゃってたけど、本当に足手まといだなんて思ってたら、一度頷いたものでも覆すことはできたんだ。でも、そうしなかった……)
「それに、シアンがいないとぶっちゃけ困るんだよね」
「?」
「だって、私じゃ昼寝草の形状とか特性とか、毒についてって分からないじゃん。だから、頼りにしてるよ!」
にっこりと笑って言うと、彼は頬を真っ赤にして「うん……」と頷いた。
(いやあ、やっぱり可愛いなあ)
シアンの笑顔は癒しだなあなんて、のんきなことを考えいると、シアンの後ろの茂みが突然ガサッという音とともに動いた。
「ヒッ――」
短い悲鳴とともに、シアンがギュッと私に抱き着く。
線が細いとはいえ、彼も男だ。目線はそんなに変わらないが、私より少し背も高い。そんな彼が私に抱き着くっていうのは、必然的に抱きしめられるような形になるわけでして……。
(え? なんですか、この状況? 形だけ見ればお化け屋敷で怖がる彼女に大丈夫だよって彼氏がかっこよく言うシーンだけど、これ、私が彼氏の立場ですよね? 完全に逆ですよね? まあ、仕方ないか……私に女らしさ求めても)
すぐ左横にある彼の顔に意識を引っ張られつつも、先程音がした茂み周辺を注視し、神経を研ぎ澄ます。茂みの大きさと音が聞こえた位置から察するに小さい動物だろうと思いながらも念のためベルトにさしてきた武器へと手を伸ばす。
茂みがもう一度ガサッと音を立てる。シアンがビクッと肩を大きく揺らしたのと、私が茂みの中にいた犯人さんを目撃するのは同時だった。
(う、美しいいいぃぃぃ!!!)
茂みからヒョコッとその麗しい顔をのぞかせた犯人さん――もとい、金色の狐さん。
鼻と口の周りからお腹にかけて柔らかく、しかし滑らかに広がる純白の毛、涼やかに伸びた均衡の取れたひげにスッと通った鼻筋、ピンと立った大きな耳に引き締まった顔、毛並みは月の光を浴び艶やかに輝き、まるでアイラインでも引いたかのように黒く縁とられたややつりぎみの茶色の瞳がジッとこちらを見つめている……思わず痺れた。
この子、美人さんだ。
(ハッ! つうか、『美しいいいぃぃぃ!!!』なんて言うキャラじゃないよ私! うわ、恥ずい! 埋まりたい!)
……獣人になってからというもの、少々動物を見る目が変わってしまったように思う。私は赤くなった顔をなんとか戻し、かすかに震えるシアンの背をポンポンと軽くあやすように叩く。
「シアン、大丈夫だよ。ただの美人な狐さんだから」
(いや、ただの美人な狐さんってなんだよ)
心の中で自分の発言にセルフツッコミをいれていると、彼はビクッと大袈裟に反応し、飛び上がるようにして私から離れた。
「ご、ご、ご、ごめっ!!!」
私は顔を真っ赤にしながら大慌ての彼に「気にしなくてもいいのに」と笑い、また森の奥へと進んでいった。
この時、私がもう少し前世のゲームのことをしっかりと思い出していたなら、もう少し注意深く行動してたなら――状況はあそこまで悪くならなかったと、今なら思う……。
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