運極さんが通る

スウ

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キャラ設定をしよう

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ログインした先は真っ白な空間だった。
キョロキョロしていると…

    ・・・執事服の男の人が現れたっ!・・・

「うひゃぁっ!!」 

びっくりして変な声出ちゃったよ…
瞬間移動だったよね?凄いなぁ…
 と、感慨深げに見ていると、執事さんが、

「私は、あなたのチュートリアルの担当をさせて頂く東堂といいます。宜しくお願いします。尚、チュートリアルは飛ばせませんのでご了承ください。」

おぉ…東堂さん…イケメンや…
私はよろしく、とコクリと頷く。

「まずはキャラ設定をしましょうか。」

パチンッと指を鳴らしマネキンを出現させ、
「このゲーム『Live Online』では、髪型、顔、身長、性別…など、細かく設定することができます。髪型や髪の色、目の色、肌の色…と、現実の世界ではありえないような配色ができますので、そちらにしてみてもいいかもしれませんね。設定は目の前に出ている画面から行うことが出来ますよ。」

 私は小説投稿サイトに入り浸ったり、マンガやアニメをこよなく愛する人種である。 
黒髪黒目にする気は毛頭ないぜ☆
執事さんの言った通り、現実ではありえないようないい感じのキャラを作ろうと思う。
時間をかけて…ゆっくりと………

「言い忘れておりましたが、時間制限は30分です。」
「それを早く言ってくださいよぉ…」
「すみません…。なにぶん色んな人に説明してきたものですから…」

とニコッと爽やかに笑いやがる。
よし。許そう。
さて、30分となると、パパッと決める必要がある訳だが。
 うむ。悩むなぁ…
   
 10分後

髪色は銀色に、長さは膝まで。
前髪は目にかからん程度の長さで。
目の色はアメジストのような赤紫で。
顔は…うん。凝りましたよ。かっこよくなりました。
女の子だけど、イケメンに仕上げました。
身長は、本当の身長に10cm盛って、175cmに。
肌は白く透き通るような色にしました。
なに?問題ある?ない。あるはずがない。
最高傑作です。
満足してます。

次に決めるのは種族らしい。

「種族には色々な種類がありまして、まず、ヒューマン。これは基本的に人間ですね。器用貧乏な種族です。」
「そんな事言ったら…人気でないでしょうに…」
「いえいえ、そんな事ありません。このゲームをプレイしている40%のプレイヤーがヒューマンですよ。」
「えっ!?なんで器用貧乏な種族選ぶんですか?」
「全てにおいてバランスよく、デメリットが少ないからですよ。…まぁ、デメリットと言えるかは、分からないのですが…。」
 「どういう事ですか?」
 「この世界では存在進化という、種族の一つ上の種族に進化出来るというシステムがありまして、ヒューマン以外の種族は大きく外見が変わったりするのですが、ヒューマンの場合だと、進化しても、あまり外見が変化しないようになっているんですよ。デメリットはそれぐらいだといってもいいですね。他の種族はドラゴニュート、ドワーフ、フェアリー、エルフと言ったものがありますね。まぁ、詳しくは目の前に出ている画面をご覧下さい。なりたい種族があればその名前をタップして下さいね。」

おもむろに視線を目の前にある画面にずらす。
カッコイイ種族になりたいな。
そんなことを思いながら画面をスライドする。
   
                種族

 ・ヒューマン
 ・ドラゴニュート
 ・ドワーフ
 ・フェアリー
 ・エルフ
 ・フィッシャーマン
 ・アンデッド



















    んん?まだ下に行けるみたいだぞ?









 ・ランダム(上記に書いてある種族以外のものを選べるかもしれない。だけどこれを使うと3時間の間、キャラの作りの直しができないよ?それでもいいのなら、レッツ タップ!)

「あの…東堂さん。このランダムというのは…?」
「あぁ…気づかれましたか。そちらはこの7つの種族以外の種族になれる…かもしれない夢が詰まったもの…いわゆるガチャみたいなものですね。最高レア度は☆8で、レア度の高い種族は、種族ごとにこのゲーム内で1人しか当たらないもようになっております。1億当てるより難しいですよ?プレイヤーの最低レア度は☆3で、存在進化で☆8まで到達できる仕様になっております。」

むむむ…どうしよう…めっちゃ悩む…。
正直ドワーフ以外なら何でもいいんだよな…。
もし☆3が当たっても、存在進化というもので、☆8まで行けるらしいし…
でもな…1人しか貰えない種族があるんだろう?
むむむん。
むぅぅぅん。
この際だ。回しちゃえ!
ていっ!
ランダムをタップしました…。ははは。
画面に書いてあった文字が消え、変わりに、ガチャの画面にっ。
…チラリと東堂さんを見ると、どうせガチャの結果は大したことないだろみたいな顔でこっちを見てくるのでイラッと来たよ…。
少しは期待してくれてもいいじゃないか。

こいっ!レアキャラ!東堂をギャフンと言わせたいんです!!カモン!
かもーーーーん!!!

    ポチッ
       ガラガラ
 んん?黒くて少し青みがかってる玉が出てきたよ?
              
     パカッ

   てーてれれってってってってってれれれーん!

    種族:堕天使 ☆8

えっえっえっえっ!!!??
うそうそうそうそああぁぁぁぁぁ!!
やった!?やったよ!?
東堂さん!やったぁぁぁぁあ!

「嘘だろ…」
「ふっ…これが私の実力です…」

   5分後。

東堂さんと私はやっとお花畑から帰ってきました。
改めて堕天使になった私の姿を見る。
背中から2対の漆黒の羽が生えていて、長さは床に着くかつかないかぐらいだ。
初心者用装備に、黒い2対の羽はとてもシュールだ。
思わず吹き出してしまった。
東堂さんも吹き出しそうになるのを堪えていたのを横目で捉えたよ。

「おほん。では、このゲーム内にて使用するプレイヤー名を決めてください。」

これはもう決まっている。色んな携帯のゲームで使っていた名前を使う。

「るし。で、お願いします。」 

ルシファーとルシフェルっていう天使or堕天使がいるじゃん?
カッコイイから、ファー、フェルをとって、平仮名にして、  るし にしたんだぁ。
ふふふ、今回の種族にぴったりな名前だよ!!
ありがとう!神様っ!!

「るし様でございますね。るし様は初回特典のIDを持っておられますか?」
「はいっ!持ってます!」
「では、目の前に出ている画面にIDを入力して下さい。」

ふはははは。並んだかいがあった。
どうやら初回特典だと、その種族にあったアイテムが貰えるらしい。
東堂さんがIDを確認して、アイテムを出してくれる。

「堕天使にはこの○闇の追憶というものが特典として付いてきます。効果は自分のluck(運)が2倍になります。」
「かなりチートですね。」
「そうですね。種族だけにしてもチートですよ?これは☆8のみが与えられる種族固定装備なので紛失不可になっております。大事にお使い下さい。」
   
黒い涙のようなアクセサリーが付いた髪紐で、結構カッコカワイイ装備だ。
  
 ○闇の追憶…装備者の現在のLuckを2倍にする。
                   闇に落ちた天使の記憶。 
                 ※紛失不可                ☆8


「次にステータスです。ステータスという言葉を口にするか、念じてみてください。」

ほう…念じるのか。
いやはや凄いものだな!!
  
ーーーーーーーーーーーーーーーー

   ステータス

名前   るし
種族  堕天使
Lv1
HP体力  800/800       MP魔力  1000/1000
SPD俊敏力  0      ATK攻撃力 0
STR筋力  0        MND精神力 0
DEF防御力  0      DEX器用力  0
INT知能力  0       LUK 0
残りポイント250

ーーーーーーーーーーーーーーーー

よく分からない…0だし。

「参考にヒューマンのステータスをみますか?」
「はいっ!是非!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

      ステータス

名前 〇〇
種族  ヒューマン
Lv 1
HP  200/200          MP150/150
SPD  0                     ATK0
STR  0                   MND 0
DEF  0                     DEX  0
LNT  0                   LUK  0
残りポイント100

ーーーーーーーーーーーーーーー

えっ………? 

「0からなんですか?」
「はい。ですが、☆8ですからね。振れるポイントが多いんですよ。では、ステータスの下の方に残りポイントがありますね?そのポイントを任意でステータスに振ってください。」
「はい!」
       
ーーーーーーーーーーーーーーー

    ステータス
  
名前  るし
種族  堕天使
Lv  1
HP  800/800         MP  1000/1000
SPD  0              ATK0
STR  0           MND  0
DEF  0            DEX  0
INT 0            LUK  0→250(装備効果:500)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「運に全てですか…。凄いですね。他のに振らなくて大丈夫ですか?今ならまだ間に合いますが。」
「いえ、これで大丈夫です。」

いいもの出したら事故るって、友達が言ってたからなぁ…。
実際、車に轢かれたり、さっき小指を打ったりしたし。
うん!これでいいや!元々ハイスペックなステータスだったし。

「では、スキルの設定に参りましょう。」
   
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