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引っ越し
10 見られてる?
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ルーシェンは無言で十秒くらい俺の顔を見た。
「何を言う……お前はさっきまで医療部屋にいたんだぞ。治療師長の話を聞いていたのか?回復魔法も使えないというのに」
『さっき指輪が光っても平気でした。あれも魔法ですよね?』
「使う魔力の量が違う」
今までイチャイチャした後、腰も腹もお尻も痛くならなかったのは、やっぱりジョシュが言うようにルーシェンが魔法をかけてくれていたんだな。
寝そべって両手を広げると、ルーシェンが抱きしめてくれる。
『魔法が無理でも薬があるから大丈夫です。久々に会えたから……駄目ですか?』
「薬は傷を治すだけだ。痛みでまた高熱が出たらどうする」
ルーシェンの中で俺はけっこう病弱認定されているんだろうな。魔法も使えないし戦闘力ゼロだから仕方ないか。
でも、痛くても苦しくてもいいから、もっとルーシェンに触っていたい。触るだけじゃなくて、身体の深い所で繋がりたい。抱き合って気持ちよくなりたい。
そんな気持ちになって、背中に回していた腕をそのまま下ろし、ルーシェンの上着の下に侵入させた。
「シュウヘイ……」
ルーシェンに腕を取られて止められる。やっぱり駄目かな。そう思っていると、軽くキスを落とされた。
「討伐から帰ってきたばかりだから、魔物の血や砂埃で汚れている。先に身体を洗ってきてもいいか?」
『じ、じゃあ背中洗います……!』
嬉しくなって飛びついた。
***
浴室もほぼ露天風呂状態だった。浴槽のある場所からは、ほとんど空しか見えないから誰かに見られる事もないかな。脱衣所らしき場所からは、空に浮かぶ離れみたいな場所が見えるけど。
『ルーシェン、あれもお風呂ですか?』
「ああ……あの場所は、今は使っていない」
シャツを脱いでいたルーシェンにちょっと見とれる。相変わらずいい身体してるな。魔法を使うときも格好いいけど、剣を振るっている姿が似合う。
見とれているうちに、王子は魔法村で真っ黒お化けを追い払った時のように、あっさり全裸になって浴槽に向かった。
やっぱり王子様だな……脱いだときに人の視線とか全然気にならないんだろうな。俺の方がドキドキして視線そらしちゃうよ。
「シュウヘイ、洗ってくれるんじゃないのか?」
『待ってください。今行きます』
フィオネさんが用意してくれていたらしい高級そうな布をタオル代わりに持ち、ルーシェンの後を追う。
召し使いの人達が誰もいなくて良かった。いたら恥ずかしくて暮らせないよな。それとも慣れるんだろうか。
あれ?
空に浮かぶ離れに、人影が見えたような気がして立ち止まる。誰だろう。若い女の人?侍女がまだ残っているのかな。
もしかして……見られてる?
人影がじっとこっちを見ている気がして変な汗が出る。
焦ってタオルをぐるぐるに巻き、浴槽まで向かう。露天風呂の手前からもう一度離れを見ると人影は消えていた。
『ルーシェン、普段は侍女とか召し使いがたくさん居るんですか?』
温めのお湯に浸かりながら、気になった事を聞いてみる。
「数人はいるな」
『お風呂の時も、寝るときもですか?』
「人払いをしなければ常に誰かがいるが、寝室と浴室には呼ばなければ来ない」
『呼んだら駄目ですよ』
「嫉妬しているのか?」
『とにかく駄目です』
「大丈夫だ。シュウヘイしか呼ばない」
ルーシェンはそう言って、お湯に浸かる俺を背中から抱きしめてくれた。お互い裸だとくすぐったくて、なんだか生々しい。
『うっ……あ、あっ』
抱きしめられただけじゃなくて、お湯の中で少しだけ主張していたムスコに触れられた。
やんわりと手のひらに包まれて、括れのあたりを優しく擦られる。たったそれだけの刺激なのに、しびれるような快感が走った。
「何を言う……お前はさっきまで医療部屋にいたんだぞ。治療師長の話を聞いていたのか?回復魔法も使えないというのに」
『さっき指輪が光っても平気でした。あれも魔法ですよね?』
「使う魔力の量が違う」
今までイチャイチャした後、腰も腹もお尻も痛くならなかったのは、やっぱりジョシュが言うようにルーシェンが魔法をかけてくれていたんだな。
寝そべって両手を広げると、ルーシェンが抱きしめてくれる。
『魔法が無理でも薬があるから大丈夫です。久々に会えたから……駄目ですか?』
「薬は傷を治すだけだ。痛みでまた高熱が出たらどうする」
ルーシェンの中で俺はけっこう病弱認定されているんだろうな。魔法も使えないし戦闘力ゼロだから仕方ないか。
でも、痛くても苦しくてもいいから、もっとルーシェンに触っていたい。触るだけじゃなくて、身体の深い所で繋がりたい。抱き合って気持ちよくなりたい。
そんな気持ちになって、背中に回していた腕をそのまま下ろし、ルーシェンの上着の下に侵入させた。
「シュウヘイ……」
ルーシェンに腕を取られて止められる。やっぱり駄目かな。そう思っていると、軽くキスを落とされた。
「討伐から帰ってきたばかりだから、魔物の血や砂埃で汚れている。先に身体を洗ってきてもいいか?」
『じ、じゃあ背中洗います……!』
嬉しくなって飛びついた。
***
浴室もほぼ露天風呂状態だった。浴槽のある場所からは、ほとんど空しか見えないから誰かに見られる事もないかな。脱衣所らしき場所からは、空に浮かぶ離れみたいな場所が見えるけど。
『ルーシェン、あれもお風呂ですか?』
「ああ……あの場所は、今は使っていない」
シャツを脱いでいたルーシェンにちょっと見とれる。相変わらずいい身体してるな。魔法を使うときも格好いいけど、剣を振るっている姿が似合う。
見とれているうちに、王子は魔法村で真っ黒お化けを追い払った時のように、あっさり全裸になって浴槽に向かった。
やっぱり王子様だな……脱いだときに人の視線とか全然気にならないんだろうな。俺の方がドキドキして視線そらしちゃうよ。
「シュウヘイ、洗ってくれるんじゃないのか?」
『待ってください。今行きます』
フィオネさんが用意してくれていたらしい高級そうな布をタオル代わりに持ち、ルーシェンの後を追う。
召し使いの人達が誰もいなくて良かった。いたら恥ずかしくて暮らせないよな。それとも慣れるんだろうか。
あれ?
空に浮かぶ離れに、人影が見えたような気がして立ち止まる。誰だろう。若い女の人?侍女がまだ残っているのかな。
もしかして……見られてる?
人影がじっとこっちを見ている気がして変な汗が出る。
焦ってタオルをぐるぐるに巻き、浴槽まで向かう。露天風呂の手前からもう一度離れを見ると人影は消えていた。
『ルーシェン、普段は侍女とか召し使いがたくさん居るんですか?』
温めのお湯に浸かりながら、気になった事を聞いてみる。
「数人はいるな」
『お風呂の時も、寝るときもですか?』
「人払いをしなければ常に誰かがいるが、寝室と浴室には呼ばなければ来ない」
『呼んだら駄目ですよ』
「嫉妬しているのか?」
『とにかく駄目です』
「大丈夫だ。シュウヘイしか呼ばない」
ルーシェンはそう言って、お湯に浸かる俺を背中から抱きしめてくれた。お互い裸だとくすぐったくて、なんだか生々しい。
『うっ……あ、あっ』
抱きしめられただけじゃなくて、お湯の中で少しだけ主張していたムスコに触れられた。
やんわりと手のひらに包まれて、括れのあたりを優しく擦られる。たったそれだけの刺激なのに、しびれるような快感が走った。
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