好きになったのは異世界の王子様でした(ルーシェン編)

カム

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結婚式

20 ずっと見ていたい

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 喘ぎ声みたいな吐息が漏れる。苦しい。でも気持ちいい。ルーシェンが口付けをしながらずっと身体の敏感なところに触れてる。それもゆっくりと。ぬるま湯の中だからそれほどダイレクトに刺激が襲ってくるわけじゃないけど、それでもずっと弄られ続けるとつらい。

「もう、無理……気持ち、よくて」
「どうしたい?」
「イキたい」

 涙目で訴えると、ルーシェンはそうかと笑って少しだけ指の動きを強くした。
 いや、そうじゃないんだ。そんな中途半端なやつじゃなくて、もっと強い快楽が身体の奥に欲しい。

「ちが……もっと、あっ……!」

 きゅうっと乳首を捻られて、硬く主張している先っぽをゆるゆると擦られる。抱きしめられて耳を甘噛みされてるから快感から逃げられない。ルーシェンは優しいけど、俺を焦らして半泣きにするのも好きなんだった。

「あっ、もう、イキそう……」
「さっきからずっとそう言ってるが」
「だから……っ……ルーシェンが、急に止めたりする、から、あっ! 出る」

 ルーシェンの手に弄ばれた哀れなムスコは、何度か焦らされた後、急に来た強めの刺激にあっさりと陥落した。イった後も気持ちよさが続いて腰の動きが止まらない。すごくゆっくりのぼりつめたせいで射精感もなかなか終わらなかった。気持ちいいのに不完全燃焼だ。

「あっ、はあっ……」
「いっぱい出たな」
「ルーシェンのせいだ。もっと奥って言ったのに……」
「怒ってるのか?」
「触り方が意地悪だ。もっと、こう……」
「気持ちよさそうなシュウヘイをずっと見ていたい」
「ずっとは無理!」
「そう怒るな」

 ルーシェンによりかかるようにして浴槽から出ると、ルーシェンは大きな布で俺を包みいろいろな水分を拭き取ってくれた。禊ぎのための神聖な場所のような気がするけど、こんなに汚して大丈夫だろうか。歴代の王族で結婚式にこんな事してる人たちいたのかな。

 気怠さに負けてされるがままになっていると、布に包まれて抱え上げられた。いつもの荷物みたいなあれだ。

「シュウヘイは軽くなったな。婚約旅行で痩せたとポリムが嘆いていた」
「俺が痩せたのは誰かさんのせいだけどな」
「悪かった」

 エルヴィンのせいだけど、ルーシェンも間違いなく原因の一人だと思うので盛大に頷くと、ルーシェンがお尻のあたりをポンポンと叩いてくる。慰めてるつもりか。触り方がやらしいんだが。

 ベッドのある部屋に移動すると、そのまま寝かされて、上からルーシェンがのしかかってきた。腕を伸ばしてルーシェンを引き寄せる。顔を見たくて頬を撫で、黒髪に指を滑らせる。どんな表情をしていてもかっこいいのは何故なんだ。もとの顔立ちが違うから? それもあるけど。
 俺はルーシェンが厳しい顔をしていても本当はすごく優しいのを知ってる。厳しい表情なのは人の上に立つリーダーだからだ。いつも部下や国民のことを考えてる。そして上の立場の辛さも人一倍味わっている。俺はこれまであまり支えてあげられなかったな。

「シュウヘイ?」
「俺もルーシェンの顔をずっと見ていたくて」
「そうか。ではしばらく見るか?」
「いや、やっぱりさっきの続きしよう」
「もう無理なんじゃなかったのか」
「焦らすのは無しで」
「可愛いのに」

 ルーシェンを引き寄せて目を閉じる。唇が触れたと思ったら、すぐに唇が割り開かれて熱い舌が侵入してきた。それだけで下半身にぞくぞくと熱が溜まる。必死に舌を絡ませて、しばらくキスに夢中になった。もっとルーシェンと一つになりたい。腰を擦り付けていたら、片手が巻き付いていた布の下に侵入してお尻をやわやわと撫でてきた。

「んっ……!」

 今日触れられていなかったお尻の割れ目、さらにその奥に指が届いて身体がビクンと反応した。唇が離れ、ルーシェンが熱のこもった目で俺を見下ろす。

「あっ、あ!」

 指が後孔に侵入して浅い場所を撫でる。すごく久しぶりに触られた気がして身体もきゅっと反応してる。声だって出るのに至近距離で見られるのが恥ずかしい。
 指が身体の敏感な場所をかすめ、快感が全身を走り抜けた。

「だっ、だめ……そこ」

 容赦なく敏感なところを刺激され、指が増やされる。ルーシェンは身体を起こして俺の片足を抱え、俺のふくらはぎに優雅に唇を落とした。

「シュウヘイ、儀式の後だから」
「なっ、なに……?」

 下半身からくちゅくちゅとやらしい水音がする。中を掻き回されて、敏感なところをトントンと刺激されて、とても会話の内容なんて頭に入ってこない。触られていないムスコは再びガチガチに硬くなっていて、なぜが両方の乳首もヒリヒリしてる。こんな時に触られたらどうかなってしまうかもしれない。

「少しの魔力で感度が上がる」

 ルーシェンがもう片方の指を、さっき文字を書いた俺の胸元に置き、胸の尖りを掠めるように何か描いた。

「あ、あっ……」

 目の奥がチカチカする。金色と青の魔力に包まれて、極上のキスをされた時と同じような気持ちよさに襲われる。身体の表面にずっと弱い電流が走ってるみたいだ。なんだこれ。まだ指しか挿れられてないのに。





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