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火曜日、午前7時(ラウル編)
6 最後の砦
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いや、最後の砦は乾いた下着なんかじゃなかった。ラウルの手がごそごそと俺の下着の中に侵入し、俺はそれを思い知った。
「んんっ……!」
ラウルが俺の下着とズボンをずりおろし、尻を撫でてくる。まさか……。
「んーーっ!んーー!」
ラウルは俺の反論を口づけで封じ、容赦なく下着の奥で安心しきっていた入り口(いや、出口だ)を指で撫でた。
手を伸ばし、さらに体重をかけてラウルの指の動きを阻止する俺。ラウルがキスを止めて顔をあげた。
「シュウヘイ、ちゃんときょうりょくして!」
何故か怒られた。
むしろ怒るのはこっちの方だと思うんだけど、気のせいだろうか?
『痛いから無理です』
「おみずがいっぱいだからだいじょうぶ」
初めてだろ、お前。何だその自信たっぷりな態度は……。
「うわぁ…!」
いきなりラウルの指が体内に侵入してきた。指と一緒に水も入って来る!
「あ……ちょっ、ラウル……」
「シュウヘイ、いたい?」
質問しながらも、ラウルが指を動かすのを止める気配はない。体の中にもぞもぞと動く物があるって、ものすごい違和感だ。
『いたくない……です。でも……』
痛くないけど体がこわばる。
体は全力で体内にはいってくる異物を拒否してる。でも敏感な部分をこすられてなすすべがない。ただ、固まって衝撃に耐えているしかない。
「シュウヘイ、ちからいれたらだめ」
ラウルの言葉に、涙目でラウルを見上げる。
俺は初めて女の子の大変さが分かった(厳密には違うかもしれないが)
完全にラウルを信頼しないと、リラックスするなんてできない。怖いし痛いし……何だか翻弄されてばかりだし。やっぱり愛がないと……と思った瞬間、目の前が真っ白になりそうな快感が走った。
「なっ……あ……っ」
「シュウヘイ?」
言葉にならなくてラウルの腕を掴んで首を振った。腰ががくがくと震え、足の先まで快感が走る。
「きもちいい?」
「うあっ……あ、あっ……ラウ、ル……」
「シュウヘイ、かわいい」
ラウルが至近距離から俺の顔を覗き込み、囁きながら頬や口のまわりを舐める。その間もラウルの指が止まる気配はない。ラウルの指がたまにすごく弱い部分をかすめる。一度感じた快感のせいで、かすめるだけで体がびくびく反応した。
「やめ……ああっ……」
「もっとこえだして」
いきなり圧迫感が増した。
ラウルが指を増やしたらしい。指が体の中で自由に蠢き、お腹の中に冷たい水が入って来る。それなのにラウルの指は熱い。
爽やかな風が吹く高原の小川のほとりで、のどかな景色に似合わないあえぎ声が響く。
野外でとか……ありえないと思うのに抵抗出来ない。ラウルにも、ラウルがもたらす快楽にも弱すぎるだろ、俺。
「シュウヘイのここ」
「っ……ん……うう」
「あんまりひろがらない」
「あ、ああっ……広げ……な」
最初感じなかった痛みが体に走る。
でもそれと同じくらいの強い快感が断続的に俺を襲う。おかしくなりそうだ。
「シュウヘイ……」
「あっ……あ……」
ラウルの指がふいに動きを止めた。
「……ラウル?」
目をあけると、ラウルのうっとりした表情が見えた。しかもごそごそと片手でひざ丈パンツを脱いでいる。
現実に引き戻された。
「や、ラウル……!」
「シュウヘイ、ラウルがまんできなくなってきた」
ぽいっと捨てられたパンツの下から、ラウルの凶器が顔を出した。
一瞬後ずさろうとした俺の脚をラウルが掴んで思いっきり引きよせる。それも指を入れたまま。
「ああっ……!バカっ……指、ぬけ……って……」
俺の思いが通じたのか、ラウルはようやく指を抜いた。
「……っ!」
だが、体の中から何かが出て行く快感にほっと息をつく暇もなく、やっと指が出て行ったその部分に熱くて固い物が押し当てられた。
「んんっ……!」
ラウルが俺の下着とズボンをずりおろし、尻を撫でてくる。まさか……。
「んーーっ!んーー!」
ラウルは俺の反論を口づけで封じ、容赦なく下着の奥で安心しきっていた入り口(いや、出口だ)を指で撫でた。
手を伸ばし、さらに体重をかけてラウルの指の動きを阻止する俺。ラウルがキスを止めて顔をあげた。
「シュウヘイ、ちゃんときょうりょくして!」
何故か怒られた。
むしろ怒るのはこっちの方だと思うんだけど、気のせいだろうか?
『痛いから無理です』
「おみずがいっぱいだからだいじょうぶ」
初めてだろ、お前。何だその自信たっぷりな態度は……。
「うわぁ…!」
いきなりラウルの指が体内に侵入してきた。指と一緒に水も入って来る!
「あ……ちょっ、ラウル……」
「シュウヘイ、いたい?」
質問しながらも、ラウルが指を動かすのを止める気配はない。体の中にもぞもぞと動く物があるって、ものすごい違和感だ。
『いたくない……です。でも……』
痛くないけど体がこわばる。
体は全力で体内にはいってくる異物を拒否してる。でも敏感な部分をこすられてなすすべがない。ただ、固まって衝撃に耐えているしかない。
「シュウヘイ、ちからいれたらだめ」
ラウルの言葉に、涙目でラウルを見上げる。
俺は初めて女の子の大変さが分かった(厳密には違うかもしれないが)
完全にラウルを信頼しないと、リラックスするなんてできない。怖いし痛いし……何だか翻弄されてばかりだし。やっぱり愛がないと……と思った瞬間、目の前が真っ白になりそうな快感が走った。
「なっ……あ……っ」
「シュウヘイ?」
言葉にならなくてラウルの腕を掴んで首を振った。腰ががくがくと震え、足の先まで快感が走る。
「きもちいい?」
「うあっ……あ、あっ……ラウ、ル……」
「シュウヘイ、かわいい」
ラウルが至近距離から俺の顔を覗き込み、囁きながら頬や口のまわりを舐める。その間もラウルの指が止まる気配はない。ラウルの指がたまにすごく弱い部分をかすめる。一度感じた快感のせいで、かすめるだけで体がびくびく反応した。
「やめ……ああっ……」
「もっとこえだして」
いきなり圧迫感が増した。
ラウルが指を増やしたらしい。指が体の中で自由に蠢き、お腹の中に冷たい水が入って来る。それなのにラウルの指は熱い。
爽やかな風が吹く高原の小川のほとりで、のどかな景色に似合わないあえぎ声が響く。
野外でとか……ありえないと思うのに抵抗出来ない。ラウルにも、ラウルがもたらす快楽にも弱すぎるだろ、俺。
「シュウヘイのここ」
「っ……ん……うう」
「あんまりひろがらない」
「あ、ああっ……広げ……な」
最初感じなかった痛みが体に走る。
でもそれと同じくらいの強い快感が断続的に俺を襲う。おかしくなりそうだ。
「シュウヘイ……」
「あっ……あ……」
ラウルの指がふいに動きを止めた。
「……ラウル?」
目をあけると、ラウルのうっとりした表情が見えた。しかもごそごそと片手でひざ丈パンツを脱いでいる。
現実に引き戻された。
「や、ラウル……!」
「シュウヘイ、ラウルがまんできなくなってきた」
ぽいっと捨てられたパンツの下から、ラウルの凶器が顔を出した。
一瞬後ずさろうとした俺の脚をラウルが掴んで思いっきり引きよせる。それも指を入れたまま。
「ああっ……!バカっ……指、ぬけ……って……」
俺の思いが通じたのか、ラウルはようやく指を抜いた。
「……っ!」
だが、体の中から何かが出て行く快感にほっと息をつく暇もなく、やっと指が出て行ったその部分に熱くて固い物が押し当てられた。
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