溢れるほどの花を君に

ゆか

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番外編

星の瞬き 9

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「ジャン・ルイズ、お前の子を私に預けてくれないか」



ジュリアスに呼び出されたジャンはその言葉に大きく目を見開いた。



「・・・・・・・・」



公爵邸のジュリアスの執務室、室内だけではなく周辺にも人の気配は扉の外に一人いるだけで他には無い。ここまで案内したのは側近のロイ・サルディアスだが、この部屋まで誰とも会うことは無かった。意識的にされた人払いは、突飛なものではなく予め予定されていたものだろう。


いつか来るとは分かっていた。

恵の神子の子は神子ではなく、神殿で守るにも限界があった。

そのためリライオには神殿で要職につく者たちからの養子縁組の話が持ち上がっていた。


「リライオは今年十二歳、そろそろ身の振り方を決めなければならないだろう」


「確かに、色々な方からお話は頂いていますが、私だけでは」


「リアには話をしてある」


「・・・彼女は、何と」


自分の知らぬ所で話は進んでいる。何時?エミリアから離れることは無い訳では無いがそれは少ない。恐らく半休をもらい街に買い出しに出た時だろう、それくらいしか思い当たらなかった。ジュリアスは自分に話を通す気がなかった。エミリアが了承すれば自分には報告だけであったのではないか。


「自分だけでなく父親にも・・許可を取れと」


「・・・それで、話したところで変わるのでしょうか?あなたは私から奪う力があるのに」


「勘違いをするな。先ずはリアの気持ちが最優先、リアが拒否すれば私は引くはずだった。お前に話す前に私がリアの意見を聞きたかったのだ」



どうだか。そう口から飛び出して仕舞いそうなのをぐっと飲みこんだ。

忙しい公爵と言う立場の合間にも度々神殿を訪れるジュリアス。予定として訪問が決まっていればジャンは必ず同じ室内で過ごす。

友人という立場を使いエミリアと過ごすジュリアスは今度は子を守る養父と言う大義名分を獲て関わりを増やす。

ジャンの目にはジュリアスがエミリアに特別な感情を抱いていることは明らかで、その証拠に高貴な身でありながら忙しいからと妻を娶らずにいる。

お互いがお互いを気に食わない。肌で感じるそれはエミリアも分かってはいるが、何だかんだと上手くいっているからと、知ってか知らずか男同士の事と意に返さない。

ジュリアスがエミリアに対して好意を抱いているのは明らかだが、ジャンはその事に一切触れない。小さなきっかけで壊れてしまうものもがある事を知っているからだ。

そしてこのジュリアスの申し出はジャンには確かに有難いことだった。

神子の騎士と言えどジャンは平民、何も持たないジャンとは違い、あらゆるものを持つジュリアスはリライオを十分守ることが出来る。今リライオに来ている養子縁組の話の中で一番良いとされる相手はヴァルだ。伯爵家の血筋と主神殿の神官長という立場。ヴァルの養子になればリライオは表向き関係を絶っているヴァルの生家、アスグール家からの後ろ盾が得られる。だがいくら高位貴族でも伯爵家では後ろ盾としては家格が足りない。


あらゆる面においてこれ以上にない後ろ盾。

ただし、ジャン個人の感情を除けばだ。




「王家とも渡り合える最高の後ろ盾を、自由に羽ばたける環境を、私が全て用意しよう。お前の息子、リライオを私に預けてくれ」
















「あれではジャン殿が何も出来ないと行っているようなものではありませんか可哀想に真っ青でしたよ」

「あれに何の力もないのは事実だ」

「王家とも渡り合えるって、どうなさるんですか?王家からリライオ様への縁談が殿下に来ているのでしょう」

「それも考えている」

「上手く行くでしょうか」

「いくさ。リアの子を他国に渡すわけには行かない、この国の王家にも。半端な爵位では絡め取られる、それはあの男も分かっているはずだ」


それでも自分に子を渡したくないだろう。そう思いながらエミリアの姿を思い返した。


エミリアの懐妊を知ったジュリアスは直ぐに神殿へ駆けつけた。その後の子供の処遇を聞くためだ。

エミリアが子を産み父親名を伏せると聞いた時、ジュリアスは真っ先に養子縁組を提案した。様々な陰謀に巻き込まれないため、ジュリアスが自分の名を使って守れるように、何よりエミリアの助けとなれるように。


(あの時、私の申し出を聞いたあの男は酷い顔をしていた)


だがエミリアはジュリアスの申し出を断った。たくさんのものを失ったジャンにこれ以上失わせたくないからと。

エミリアは元々情に厚く、一度懐に入れた者に対して非情になり切れないのは知っていた。勿論ジャンとそういう関係だと言うことも。なのにエミリアがジャンに情をかけ、庇い擁護しようとする事が面白くなかった。



(もしあの時リアが受け入れていたら、どうなっていただろう)


子と離れたがらないエミリアが公爵邸を頻繁に訪れ、リライオが自分の事を父と呼んでいたのか。



都合のいい妄想を振り払ってジュリアスは大きく息をついた。


(どんなに地位や財があろうと手に入らないものを持っているくせに卑屈な)






「準備は出来ているか」

「はい、滞り無く。しかし宜しかったのですか?返事をいただく前に部屋まで用意して」

「決まれば直ぐに居を移させる。それに無駄ではないさ、断らないからな」


リライオの父親がジャンである事は当事者含め一部のものしか知らない。幼かったリライオはエミリアの遺伝子をよく継いだ見た目をしていたためその姿から察することは出来なかったのだろう。

そしてその父親だと言われているのはジュリアス。

それは二人が親しかった事と、ジュリアスがメルヴィスに移った頃エミリアも領内のクレーリュに移っているから。そしてエミリアのために用意された邸宅がジュリアスの住む城と行き来がしやすいため密会場所だと言われているのだ。

実際は神殿と城は同程度の距離ある。警備をする都合など、様々なことを考慮し決まった場所だが、エミリアが滞在する間はジュリアスが自領の騎士を派遣することも多くそれが余計噂に信ぴょう性を持たせた。

おかげで王家からジュリアスに身を固めろと強引に縁を結ばされることは無かったが、代わりにリライオへの縁談がジュリアスの元に届く。


「・・・・一度もリライオの父であると認めたことは無いのだがな」

「私は最初から聞いていたので知っていましたが、何も知らない者からしたらそう思うのでしょう。ですがもうそろそろ」

「ああ、アイツに似てきた」


背が伸び始めたリライオは少女のような幼かった顔立ちが少年へ、エミリアによく似ていたはずの柔らかな見た目が、今ではジャンの面影が色濃く浮かぶ。

いくらジャンの顔に大きな傷があっても、先入観無しで見ればジャンが父親だと気がつくだろう。

今までエミリアにもジャンにも自分が父親と誤解を受けていても何も言わせず、嫌でも隠れ蓑として使えと言った。それが自分の守り方だったから。だが限界だった。



「後が無いのは分かっている筈だ。リアの子でもその籍は平民だ。今までの様にはいかないだろう」


「教師の手配はいかが致しましょうか」


「ヴァルクリフに教師の選別を頼んでいる。と言っても基本学習はとうに終了しているがな」


「では神官長と一度相談した方が良いですね」

「必要は人選は任せる。リアにも許可を取っている」

「・・・・・殿下、そこまで根回しをされていて、ジャン殿の許可を待つ意味は」

「あるさ。リアはアレが嫌だと言ったら私の申し入れを断るつもりだ。動いていれば断りにくくなるだろう。今頃リアと話している頃か」


ジュリアスは座っている椅子を回転させ夕日の差し込む窓をじっと眺めた。

エミリアと知り合って随分と時間が経っていた。気が付けばもうすぐ四十になる。領地を守り騎士を育てた。自国とアルドゥラを取り持ち、神殿と王家の間に立ちながら他国に向かうエミリアを守るために事前にいくつもの根回しをした。その他の近隣諸国との外交を率先して行い、父や兄、王家からは力を持ち過ぎるなと何度も忠告と脅しを受けた。

長いようであっという間と時間。


(ガレス、約束を果たせるよう見守っていてくれ)


「ロイ、お前の息子は歳が近いな」

「はい。今年十三になります」

「妹は、確か三つ離れていたか」

「・・・・・はい、今年十になります。では、私はこれにて」

「まあ待て」


ロイは急に嫌な予感がし、話を切り上げその場を辞そうとした。


「少し、今後の話をしようじゃないか」


ゆっくりと振り返り口の端を持ち上げるジュリアスの姿に、ロイは内心悲鳴を上げながら背中に汗が溜まるのを感じた。











一月後、リライオは正式にジュリアスの養子として迎えられる事となる。ジュリアスに思うところがあろうとも、子の将来や安全には変えられなかった。

リライオが公爵家に正式に迎えられると、ジャンが父親なのかと広まりつつあった噂はあっという間に覆り、実子であるのにもかかわらず養子としたのは王家に対する叛意がないとする為では無いかと社交界に、ではあるが無責任な噂に変わっていた。


この噂にリライオは怒り心頭だった。


物心つく前から父の名を人に教えてはいけないと教えられて来た。それは神子の騎士であっても平民である父を守るためだとエミリアから教えられていた。父からは母の心を守るためだと。

当時は反抗することもあった。何故なのかと。

人に知られてはいけないような恥ずかしい父では無い。自慢の父なのだと。

噂だけでは無い。心無い言葉や不躾な視線、隠そうとしても隠しきれていない下心。エミリアから離れた途端に晒される危険や陰謀。

自分が今まで両親や神殿にどれ程守られてきたのか分かる。

ジュリアスはあえて守り囲い込むことはせず自分の置かれる立場を理解させ、危うさも身の守り方も身をもって学ばせた。


義父となったジュリアスをリライオは受け入れ、二人の関係は良好だった。ジュリアスを父呼び施される教育には全力で挑み吸収した。

エミリアに会いに月に一度程度神殿や屋敷を訪れ親子の時間を過ごす。屋敷に赴けばジャンを父と呼び会えなかった時間を埋めるように過ごした。


成人したリライオはサルディアス家から妻を迎えた。これはリライオが望んだ相手であり互いに想い合ってるのだが、その出会いはジュリアスによって多少の演出が加えられた。爵位は低いが公的にエミリアが二人を祝福したため、誰も口を挟むことは出来なかった。

そしてその愛する妻を連れ様々な集まりに顔を出し人脈を広げて見識を深めていった。





リライオが二十五歳の時、地方を巡礼中のエミリアが倒れる。

原因は過労。駆けつけたリライオが見たのは疲れた顔で死んだように眠る母と、その傍らで手を握りながら悔しそうに涙を堪える父の姿。
エミリアは頑固で、周囲が何と言おうとも譲らないことがある。地方都市の神殿への巡礼もそのひとつだ。
神子の祈りを必要としている。村や町はその殆どが栄えた都市から離れた僻地にある。国からの要請で都市を回りながら足を伸ばす。そうする事で国から、地方貴族からの批判を抑えているのだが、補正されていない山道の移動やテントでの野営など、体力のないエミリアには負担が大きいのだ。
これだけはどんなにジャンが懇願しても、老齢の神官らが泣き落とそうとしても耳を塞いだ。


そして今、神官らは口をつぐみ護衛騎士らは怒りに顔を歪ませる、騎士長バルナは特に酷く、声をかけるのを躊躇うほどだった。
急遽街の宿を一棟借り上げたため、他の宿泊客の移動が完了していない。
ここでも心無い言葉が耳に入るのだ。

この街で倒れてくれて良かった。寝ていても恩恵に預かれるならいくらいてくれてもいい。これで今年の畑は豊作だ。万が一この街で死ぬようならどうなるのか、それは困る。迷惑だ、と。
全ての町民が、同じでは無いが恵を享受し続け慣れてしまったこの国の一つの側面。騒げばエミリアの耳に入ってしまうかもしれない。だからこそ皆口を噤む。




癒しの神子は恵の神子と違いその力が振るえるのは数年、長くとも十五年程だ。カーラはちょうどリライオが生まれた年にその役を終え、暫くエミリアの子育てを手伝い、今では故郷ゴルドスの神殿にて手厚く保護を受けながら子供たちに文字を教えている。そしてここ十数年癒しの神子は新しく生まれていない。
今まで癒しの神子が行っていた巡礼もエミリア一人で回ることになるのだ。当然神殿はエミリアの体調を考慮し神子としての仕事を減らすが、そう休んでもいられなかった。広い国内、今まで居た癒しの神子が手分けして回っていたのが無くなったのだ。地方の神殿には民から不満の声が多く寄せられていた。
それは勿論一部の、だが、アルドゥラと違い神子の恵に慣れきっているこの国では、神子が恵を齎すことが当たり前になり過ぎていたのだ。
ガレスの時代と同じ恵みをエミリア一人に求めていた。
従う必要は無いと言う周囲の進言にも「神子だからだげではなく、私がそうしたい」と強引に強行した。


疲労は元々神子の祈りで疲れを忘れ動くことは出来るが取り除くことは出来ない。溜まっていくもの、解消は出来ない。そして恵の神子は神の恵の恩恵を受けることが出来ない。正しくはエミリアが拒絶しているのだが同じ事で、たとえそれを補う為の薬があっても限界はある。


ジャンの隣に腰を下ろしエミリアの手を握るジャンの拳を包み、リライオは祈った。
明確な祈りの言葉は持っていなかった。ジャン同様リライオも信仰心は薄いからだ。
普段は屋敷で暮らし、エミリアが神殿を離れる時は神殿に預けられる。そんな暮らしの繰り返しと、父を父とも呼べない生活、明らかに働きすぎな母の姿。神官らと共に祈ることも多かったが、中身がなくともエミリアと違い祝福が降ることは無い。




他のもの達のようにリフェリティスに対して心から信仰はしていない。リライオが信じるのは両親と、自分を心から大切にしてくれるもの達。

だがリライオはこの日初めて心から祈ったのだ。





『助けて』と。






 

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