23 / 44
魔王の戦闘訓練
しおりを挟む
魔王が新たに旅の連れに加えた獣人の少女の霊魂を弄くって副作用は一切分からないとほざいた。
今までのあらすじである。
「おい!アンタ正気か!?これでリーナちゃんが死んじまったらどうするつもりだ!」
「ウオマさん!貴方本気でそんな外道を行ってしまったんですか!?」
二人の常識人が狂ったようにまくしたてる。
その二人の喧騒に魔王が反応を示した。
「おう!狂気に陥る程の正気だぜ!」
そう元気良く返すと、二人の人族の若者達が絶句する。
まさかこの人間は本当にそんな事をするような奴だったのか?
人間の霊魂を弄び、更なる上に全く結果が見えないような魔法をまだ将来の長い子供にかけるとは、何たる非人道的な事か。
そう現実を理解し受け止めようとアランとクレイが絶望すると、
「言っとくけど俺が言ってる意味分かってます?効果がどれだけ出るかわからんのであって霊魂に実害は万一にも絶対にない。それにあいつの顔見なかったかよ」
そう言われ、二人がハッと我に返って少女の方へ向くと、そこには、
ーーー未だ恍惚の表情を浮かべる少女の姿があった。
「「「。。。。。」」」
「で?ど?リーナちゃん?」
その言葉が鼓膜に届いた瞬間に脳が覚醒したのか、ふあっとなるリーナ。
そして何回か瞬きすると、ようやく周りを認識し始めたのか、頭を回して景色を探る。
そして、三馬鹿の方へと向くと、口を小さく開き、そして走ってくる。
「ウオマさん!ありがとうございました!なんかすっごい強くなった気がします!」
「おう!闘神の記憶を移植したからな!」
「「???」」
犬人の小さな戦士が素直に感謝の気持ちを伝えると、魔王がサラッとかなりおっかない情報を含みながら答える。
それに聞き捨てならないという反応をしながらも、アランとクレイが目を見開いている。
そして、それを魔王が見ると、
「お前らどうしたん?」
「「いやお前がどうした!!!」」
アランとクレイが息ピッタリで突っ込む。
それを見たリーナが、
「どうしたんですか?」
と大人達に疑問を問いかける。
それに三人が気まずく黙り込むと、
「ウオマさん!少しお手合わせ願えますか?」
と少女が続ける。
「それはダメだ。手加減が出来ない!俺じゃ致命傷与えるか無傷のどっちかだからな!相手ならアランにして貰え!お前でも倒せる!」
「評価が今この瞬間大暴落しやがったじゃねぇか!戦闘訓練一切受けたことない幼女に負けるなんぞ俺のプライドが許さん!クレイ!手伝ってくれ!」
「嫌ですけど、しょうがないですね。アランさんのささやかなプライドをせめて根絶させない為にも助太刀しましょう」
「俺傷心!」
ウオマが幼女に相手は出来ないと告げると、代役を立て、当の本人は傍観に徹する。
そして、相手することになったアランが泣き喚き、クレイが助力しようと参戦する。
最も、リーナが負けるわけないが。
なんせこの世を統べる神達の中でも戦闘能力は随一!
破壊神と創造神とやり合える唯一の神である、闘神の記憶の複製を獣人幼女の中に混ぜ込んだからだ!
これで力を奥底から引っ張り出せたならリーナは正真正銘、世界最強の後衛と化す!
勿論、能力が定着したら闘神の記憶は分離させ、残りはリーナ自身に成長を委ねる。
そして、その次は望まれれば魔神の魂からも記憶を抜き取る準備が出来ている!
リーナの育成の為である!
この純粋な可愛らしさの結晶のような少女の為ならなんだってする!
不死身の魔王、親バカここに極まれりである!
そうして魔王が思考に浸っている間に戦闘の準備が整った。
そして、試合が開始する。
リーナが神速で二人に向かって飛来する。
それを僅かな時間差で見切ってクレイが避けるがアランは盾を構えて受ける。
少女の拳から放たれる超打撃に、アランが後ずさる。
そして衝撃を受け切った刹那、アランが盾を跳ね返す。
リーナの体勢が崩れ、クレイが暗殺者らしく後方から迫る。
その危険を闘神の度重なる経験から察知したのか、クレイの横一文字の大振りを屈んで避ける。
その防御姿勢から勢い良くリーナが遥か上空へと跳躍すると、アランが大盾を横に出し、敵の姿が確認出来ずに混乱する。
「アランさん上!」
「ガプッ!?」
クレイが必死に叫ぶが、時既に遅し。
リーナが落下と共にアランの頭頂部へと墜撃を炸裂させる。
アランが奇怪な悲鳴を上げ、背中から衝撃を一切吸収出来ずに倒れる。
そして、その遺体(笑)を踏み台にし、リーナが瞬速でクレイへと飛びかかって行くと、クレイが短刀の峰でリーナの豪拳を受ける。
そして、それを受け流すと思いきや、リーナがクレイを得物毎吹っ飛ばす。
それをモロに喰らいクレイが地面に打ち付けられると、
「はい、そこまでー!」
と、魔王の模擬試合終了の合図が発された。
今までのあらすじである。
「おい!アンタ正気か!?これでリーナちゃんが死んじまったらどうするつもりだ!」
「ウオマさん!貴方本気でそんな外道を行ってしまったんですか!?」
二人の常識人が狂ったようにまくしたてる。
その二人の喧騒に魔王が反応を示した。
「おう!狂気に陥る程の正気だぜ!」
そう元気良く返すと、二人の人族の若者達が絶句する。
まさかこの人間は本当にそんな事をするような奴だったのか?
人間の霊魂を弄び、更なる上に全く結果が見えないような魔法をまだ将来の長い子供にかけるとは、何たる非人道的な事か。
そう現実を理解し受け止めようとアランとクレイが絶望すると、
「言っとくけど俺が言ってる意味分かってます?効果がどれだけ出るかわからんのであって霊魂に実害は万一にも絶対にない。それにあいつの顔見なかったかよ」
そう言われ、二人がハッと我に返って少女の方へ向くと、そこには、
ーーー未だ恍惚の表情を浮かべる少女の姿があった。
「「「。。。。。」」」
「で?ど?リーナちゃん?」
その言葉が鼓膜に届いた瞬間に脳が覚醒したのか、ふあっとなるリーナ。
そして何回か瞬きすると、ようやく周りを認識し始めたのか、頭を回して景色を探る。
そして、三馬鹿の方へと向くと、口を小さく開き、そして走ってくる。
「ウオマさん!ありがとうございました!なんかすっごい強くなった気がします!」
「おう!闘神の記憶を移植したからな!」
「「???」」
犬人の小さな戦士が素直に感謝の気持ちを伝えると、魔王がサラッとかなりおっかない情報を含みながら答える。
それに聞き捨てならないという反応をしながらも、アランとクレイが目を見開いている。
そして、それを魔王が見ると、
「お前らどうしたん?」
「「いやお前がどうした!!!」」
アランとクレイが息ピッタリで突っ込む。
それを見たリーナが、
「どうしたんですか?」
と大人達に疑問を問いかける。
それに三人が気まずく黙り込むと、
「ウオマさん!少しお手合わせ願えますか?」
と少女が続ける。
「それはダメだ。手加減が出来ない!俺じゃ致命傷与えるか無傷のどっちかだからな!相手ならアランにして貰え!お前でも倒せる!」
「評価が今この瞬間大暴落しやがったじゃねぇか!戦闘訓練一切受けたことない幼女に負けるなんぞ俺のプライドが許さん!クレイ!手伝ってくれ!」
「嫌ですけど、しょうがないですね。アランさんのささやかなプライドをせめて根絶させない為にも助太刀しましょう」
「俺傷心!」
ウオマが幼女に相手は出来ないと告げると、代役を立て、当の本人は傍観に徹する。
そして、相手することになったアランが泣き喚き、クレイが助力しようと参戦する。
最も、リーナが負けるわけないが。
なんせこの世を統べる神達の中でも戦闘能力は随一!
破壊神と創造神とやり合える唯一の神である、闘神の記憶の複製を獣人幼女の中に混ぜ込んだからだ!
これで力を奥底から引っ張り出せたならリーナは正真正銘、世界最強の後衛と化す!
勿論、能力が定着したら闘神の記憶は分離させ、残りはリーナ自身に成長を委ねる。
そして、その次は望まれれば魔神の魂からも記憶を抜き取る準備が出来ている!
リーナの育成の為である!
この純粋な可愛らしさの結晶のような少女の為ならなんだってする!
不死身の魔王、親バカここに極まれりである!
そうして魔王が思考に浸っている間に戦闘の準備が整った。
そして、試合が開始する。
リーナが神速で二人に向かって飛来する。
それを僅かな時間差で見切ってクレイが避けるがアランは盾を構えて受ける。
少女の拳から放たれる超打撃に、アランが後ずさる。
そして衝撃を受け切った刹那、アランが盾を跳ね返す。
リーナの体勢が崩れ、クレイが暗殺者らしく後方から迫る。
その危険を闘神の度重なる経験から察知したのか、クレイの横一文字の大振りを屈んで避ける。
その防御姿勢から勢い良くリーナが遥か上空へと跳躍すると、アランが大盾を横に出し、敵の姿が確認出来ずに混乱する。
「アランさん上!」
「ガプッ!?」
クレイが必死に叫ぶが、時既に遅し。
リーナが落下と共にアランの頭頂部へと墜撃を炸裂させる。
アランが奇怪な悲鳴を上げ、背中から衝撃を一切吸収出来ずに倒れる。
そして、その遺体(笑)を踏み台にし、リーナが瞬速でクレイへと飛びかかって行くと、クレイが短刀の峰でリーナの豪拳を受ける。
そして、それを受け流すと思いきや、リーナがクレイを得物毎吹っ飛ばす。
それをモロに喰らいクレイが地面に打ち付けられると、
「はい、そこまでー!」
と、魔王の模擬試合終了の合図が発された。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる