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ゲイであるシュウ兄ちゃんについて(ミヤビside)
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俺の兄ちゃん・磯村脩は、まだ俺が小学生だった時に、家族にゲイをカミングアウトしていた。
しかも当時高校一年生だった兄ちゃんには、大学生の彼氏もいて、彼氏と一緒にいる兄ちゃんはとても幸せそうだった。
…多分そこからかも知れないけれど、あの時俺は兄ちゃんの彼氏に淡い気持ちを持つようになって、自分がゲイだと言うことも自覚していった。
まぁ結局、兄ちゃんはその大学生の彼氏に振られて、本当に好きだった同級生の男子にも告白せずに失恋。今は、ゲイ風俗を経営してるタチ専のイケメンオーナーと結ばれて、絶賛同棲中だそうだ。
…いいなぁ、同棲。本当に羨ましいよ。
「…あっ!そういや、兄ちゃん。ここに1週間いるって、ばあちゃんに聞いたんだけど、首里川さんは?ここに来ないの?」
「ん?あー、竜樹さんの事?あの人はハロウィンまで忙しいから、来れないんだよ。『初回料20%引きセールと、ウリ専メンツ全員にエッチなハロウィンコスさせる事で、新規顧客を手に入れるぜぃ!フハハー!』って息巻いてて、今色々と忙しいんだ」
「あ…そ、そうなんだ…。なんか、首里川さんっぽいね」
若干引きながら俺がそう言うと、兄ちゃんも「あー、確かにそうだな…」って言いながら苦笑いを浮かべた。
確かに首里川さんは守銭奴ではあるけど、ドケチでもなく、然るべきところにはしっかりお金を使う人だ。
だから、そういうちゃんとした所があるからこそ、兄ちゃんは首里川さんを好きになって、同棲するまでなったんだと思う。…まぁ、本当かどうかは知らんけど。
「あ。そうだ、ミヤ。ここで立ち話し続けるのもアレだし、ミヤの部屋でミヤの彼氏について聞きたいんだが…」
「あ…確かに、洗面台の前で話す事ではないし、ばあちゃんもいるし…」
なんか気まずくなりながら、俺と兄ちゃんは、ばあちゃんの方を見る。
すると、ばあちゃんは頬を染めてキャッキャしながら「あらぁ~、シュウちゃんの恋人自慢、素敵ねぇ~」って言って笑ってた。
…本当にばあちゃんは明るくて、俺たちには勿体無いぐらい、いいばあちゃんだ。
「あの…ごめん、ばあちゃん。今から少しシュウ兄ちゃんと俺の部屋で話してくるけど、いい?」
「ええっ?んもぅ、勿論いいわよ。ミヤちゃんの彼氏、すっごく気になるけど、ミヤちゃんが紹介したいと思ったら、いつでも大歓迎するわ。もし紹介してくれたら、ばあちゃん、きっと10歳若返ると思うわ。キャッ」
「…ばあちゃん、本当に可愛い人だな、ミヤ」
「…うん。こっちも10歳若返りそう」
そうして、俺と兄ちゃんは、ニコニコ顔のばあちゃんに見送られながら、俺の部屋へと向かったのだった。
しかも当時高校一年生だった兄ちゃんには、大学生の彼氏もいて、彼氏と一緒にいる兄ちゃんはとても幸せそうだった。
…多分そこからかも知れないけれど、あの時俺は兄ちゃんの彼氏に淡い気持ちを持つようになって、自分がゲイだと言うことも自覚していった。
まぁ結局、兄ちゃんはその大学生の彼氏に振られて、本当に好きだった同級生の男子にも告白せずに失恋。今は、ゲイ風俗を経営してるタチ専のイケメンオーナーと結ばれて、絶賛同棲中だそうだ。
…いいなぁ、同棲。本当に羨ましいよ。
「…あっ!そういや、兄ちゃん。ここに1週間いるって、ばあちゃんに聞いたんだけど、首里川さんは?ここに来ないの?」
「ん?あー、竜樹さんの事?あの人はハロウィンまで忙しいから、来れないんだよ。『初回料20%引きセールと、ウリ専メンツ全員にエッチなハロウィンコスさせる事で、新規顧客を手に入れるぜぃ!フハハー!』って息巻いてて、今色々と忙しいんだ」
「あ…そ、そうなんだ…。なんか、首里川さんっぽいね」
若干引きながら俺がそう言うと、兄ちゃんも「あー、確かにそうだな…」って言いながら苦笑いを浮かべた。
確かに首里川さんは守銭奴ではあるけど、ドケチでもなく、然るべきところにはしっかりお金を使う人だ。
だから、そういうちゃんとした所があるからこそ、兄ちゃんは首里川さんを好きになって、同棲するまでなったんだと思う。…まぁ、本当かどうかは知らんけど。
「あ。そうだ、ミヤ。ここで立ち話し続けるのもアレだし、ミヤの部屋でミヤの彼氏について聞きたいんだが…」
「あ…確かに、洗面台の前で話す事ではないし、ばあちゃんもいるし…」
なんか気まずくなりながら、俺と兄ちゃんは、ばあちゃんの方を見る。
すると、ばあちゃんは頬を染めてキャッキャしながら「あらぁ~、シュウちゃんの恋人自慢、素敵ねぇ~」って言って笑ってた。
…本当にばあちゃんは明るくて、俺たちには勿体無いぐらい、いいばあちゃんだ。
「あの…ごめん、ばあちゃん。今から少しシュウ兄ちゃんと俺の部屋で話してくるけど、いい?」
「ええっ?んもぅ、勿論いいわよ。ミヤちゃんの彼氏、すっごく気になるけど、ミヤちゃんが紹介したいと思ったら、いつでも大歓迎するわ。もし紹介してくれたら、ばあちゃん、きっと10歳若返ると思うわ。キャッ」
「…ばあちゃん、本当に可愛い人だな、ミヤ」
「…うん。こっちも10歳若返りそう」
そうして、俺と兄ちゃんは、ニコニコ顔のばあちゃんに見送られながら、俺の部屋へと向かったのだった。
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