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餃子とビール
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今日の夕食は何にしようかな、なんて考えながら冷蔵庫を開ける。
するとそこには缶ビールが鎮座していて、思わず目が惹きつけられた。
「うーん……酒だ! お酒が飲みたいっ!」
キンキンに冷えたビールで晩酌っていいよね。それに、今の私はニート。よくよく考えたら、明日のことを気にしないで飲んでいいお酒なんていつぶりだろう。
結構久しぶりじゃないか? なんて、思い立ったが吉日。
私の胃袋はすっかりお酒モードになっていた。
そうなると、夕食はおつまみになるようなものがいいんだけど。あんまり軽い物だとルイが満足しないかもしれない。
なんせ食事の為だけにこの世界に居ついちゃってるんだもんね。
「という訳で、今日はビールと餃子にしようと思います」
色んなメニューを頭の中で考えて、結論として出てきたのはそれだった。
餃子ならビールとの相性もばっちりだし、小麦粉の皮でお腹も膨れるから食いしん坊のルイにも言うことなしだろう。
作るのはちょっとだけ手間だけど、ニートになったから時間だけは有り余ってるから問題なし。
「ちなみにルイはお酒って飲めるほう?」
「酒か、それなりに嗜むぞ。食事よりはマシだったからな」
なんだか悲しい発言を聞いた気がする。食事が美味しくないから代わりにお酒か。
だけど、美味しいおつまみがないお酒って物足りないし、そう考えるとかなりかわいそうだな、なんて思ってしまう。わざわざ言わないけどね。
でも、これだけは宣言しておこう。
「じゃあ期待してて。多分今までで、一番美味しくお酒が飲めるメニューだから!」
という訳で、今日のご飯を作っていきましょうか。
まずはキャベツとニラをザクザクとみじん切りにしていく。
餃子って、何だかんだで野菜もたっぷり取れるのがいいところだよね。
お次は豚ひき肉を捏ねる。ここで、お肉に粘り気が出るまでしっかりと捏ねるのがポイントだ。
お肉に粘り気が出てきたら、塩、酒、醤油、ごま油を加えて更に捏ねる。
その後は、みじん切りにした野菜を加えてよく混ぜってと。
これでタネはできあがり。
そして、ここからが地味に面倒なところ。餃子を包む作業です。
餃子の皮に一口サイズのタネを乗せて、ひだを作りながら2つに畳んでいく。
これを黙々と繰り返すこと50個分。
ビールがあるからご飯は食べないつもりだし、どうせルイがたくさん食べるだろうから、結構多めに作ってみましたよっと。もし余ったら、冷凍でもしておこう。
ここまで出来たら、後は餃子を焼くだけ。
こんなに沢山あるんだし、折角だから水餃子も焼き餃子も食べたい。
そうしたらまずは水餃子から作ろうかな。
フライパンに餃子を並べてちょっぴり焼き目を付けてから、たっぷりのお湯を注いてぐつぐつ煮る。全体的に火が通ったら、はい完成。簡単だ。
「ルイー。ご飯にしよう」
「ああ、わかった」
あらかじめ冷凍庫で冷やしておいたグラスと缶ビール、そして本日のメインの餃子を食卓へ。
ついでに、解凍しておいた枝豆もご一緒に。冷凍のやつだけど、やっぱりビールには枝豆がほしいよね。
ちゃぶ台の前に座ると、まずはぷしゅっと音を立てて缶ビールを開けた。
冷えたグラスに、わりと勢いよくビールを注いで、しっかりと泡を作る。ああ、もうすでに美味しそう。
だけどここは我慢です。しばらく待って、ある程度泡が収まってから、今度はゆっくりとビールを継ぎ足す。
缶ビールでも、二度注ぎをすると結構味が変わると思う。さっさと飲みたい気持ちもわかるけどね!
「これはエールか」
「そうだよ」
相変わらずの王様っぷりで、まったく何もしないルイの分のグラスにもビールを注ぎながら答える。
二杯目からはセルフサービスでいいですかね? ダメ?
「それじゃあ、乾杯」
「ああ、乾杯」
そっとグラスを重ねて乾杯したら、ビールを一口。
ぐびっと流し込んでのど越しを堪能する。
「ぷはぁ、美味し」
グラスを冷凍してあったから、これがまたキンキンに冷えてて美味しい。
「これは……今まで飲んでいたエールとは別格だ」
一口目のビールを飲んだルイが、驚いた顔をしてグラスをじっと見つめる。
どうやら食事が美味しくない場所では、ビールすらイマイチらしい。
いや、もしかしたら日本のビールがルイの口に合っただけかもしれないけど。この、冷え冷えーでのど越しーって感じのビールって、割と日本独特のものらしいもんね。
海外のビールも美味しいけど、こうやって食事に合わせるならやっぱり日本のビールが素敵。
「あったかいうちに餃子も食べてね」
ルイにも進めながら、私も早速いただきます。醤油とラー油を混ぜたタレに着けて一口。
つるんとした水餃子は噛んだ瞬間にじゅわっと肉汁が溢れ出して、噛むほどに野菜の甘みを感じる。
そして、口の中にまだ餃子の味が残ってるうちにビールをグイっと流し込む。
ごくごくいけるのど越しと、後からやってくるビールのほろ苦さが、口の中をさっぱりさせてくれる。
「これこれ! 美味しー!」
すぐさま箸が次の餃子に伸びる。お行儀が悪いとか知りません。やっぱり餃子にビールの組み合わせって最高だ。
「うむ、美味いな」
ルイも餃子をもぐもぐと咀嚼して目を細める。どうやらお気に召したようだ。
無意識なのかもしれないけど、ルイってリアクションでも美味しいアピールしてくれるから、食べさせがいがあるなぁ。
お次は、ビールに合わせて枝豆もぷちぷちっと口の中に放り込んだ。
ほんのりついた塩味に豆の甘み。十分に堪能してからビールを一口。
うん。冷凍のやつでも十分に美味しいし、勿論だけどビールとの相性も抜群だ。
というか枝豆とビールって、それだけでもエンドレスでいける。
「ああ、この豆もいいな。エールとよく合う」
ルイも気に入ったのか、食べづらそうにしながらもちまちまと枝豆を食べている。
枝豆を食べる魔王。何だかシュールだ。
「じゃあ、それつまんで待ってて。次の焼いてくるから」
気が付けばあっという間に餃子のお皿は空っぽになっていた。
うん。やっぱり沢山作っといて正解だったね。
さてさて、お次は、焼き餃子の番だ。
油を引いたフライパンに餃子を並べて、軽ーく焼いたら、餃子の三分の一くらいお湯を注いで蓋をしてっと。
水気がなくなったところで蓋を開けたら、ちょろっとごま油を足して、焼き目が付いたら完成です!
「うん。美味しそう!」
ひっくり返してお皿に盛ったら、我ながら自画自賛したくなるいい出来栄え。この焼き目が食欲をそそるんだよね。
つるつるっといけちゃう水餃子とは違って、焼き餃子はカリッとした食感が楽しい。
口の中に放り込むと、カリカリでジューシーな味わいでお口の中が幸せだ。
そこにビールをぐいっと。うん! 間違いないです!
やっぱり、餃子にビールは最高だ。
「うんうん。やっぱり焼き餃子も美味しい」
「これは……香ばしくていいな」
ルイはどうやら焼き餃子の方が気に入ったらしい。頷きながら目を細めている。
まあ、やっぱり餃子と言ったら焼き餃子が本命だよね。私はどっちも好きだけど。
「どうかな? 今までで一番のお酒になった?」
作る前にドヤ顔で宣言したものの、実際のところどうなんだろうかと気になって、ルイに声をかける。
いや、まあ……リアクションでだいたい分かってますけどね。
「ああ。エールだけでも十分だが、ギョウザとエダマメを合わせると更に美味いな」
「だよね! 良かったぁ!」
やっぱり美味しいお酒には、美味しいつまみがなくっちゃいけない。
いい夜だな。なんて思いながら、餃子とビールを思う存分堪能したのであった。
するとそこには缶ビールが鎮座していて、思わず目が惹きつけられた。
「うーん……酒だ! お酒が飲みたいっ!」
キンキンに冷えたビールで晩酌っていいよね。それに、今の私はニート。よくよく考えたら、明日のことを気にしないで飲んでいいお酒なんていつぶりだろう。
結構久しぶりじゃないか? なんて、思い立ったが吉日。
私の胃袋はすっかりお酒モードになっていた。
そうなると、夕食はおつまみになるようなものがいいんだけど。あんまり軽い物だとルイが満足しないかもしれない。
なんせ食事の為だけにこの世界に居ついちゃってるんだもんね。
「という訳で、今日はビールと餃子にしようと思います」
色んなメニューを頭の中で考えて、結論として出てきたのはそれだった。
餃子ならビールとの相性もばっちりだし、小麦粉の皮でお腹も膨れるから食いしん坊のルイにも言うことなしだろう。
作るのはちょっとだけ手間だけど、ニートになったから時間だけは有り余ってるから問題なし。
「ちなみにルイはお酒って飲めるほう?」
「酒か、それなりに嗜むぞ。食事よりはマシだったからな」
なんだか悲しい発言を聞いた気がする。食事が美味しくないから代わりにお酒か。
だけど、美味しいおつまみがないお酒って物足りないし、そう考えるとかなりかわいそうだな、なんて思ってしまう。わざわざ言わないけどね。
でも、これだけは宣言しておこう。
「じゃあ期待してて。多分今までで、一番美味しくお酒が飲めるメニューだから!」
という訳で、今日のご飯を作っていきましょうか。
まずはキャベツとニラをザクザクとみじん切りにしていく。
餃子って、何だかんだで野菜もたっぷり取れるのがいいところだよね。
お次は豚ひき肉を捏ねる。ここで、お肉に粘り気が出るまでしっかりと捏ねるのがポイントだ。
お肉に粘り気が出てきたら、塩、酒、醤油、ごま油を加えて更に捏ねる。
その後は、みじん切りにした野菜を加えてよく混ぜってと。
これでタネはできあがり。
そして、ここからが地味に面倒なところ。餃子を包む作業です。
餃子の皮に一口サイズのタネを乗せて、ひだを作りながら2つに畳んでいく。
これを黙々と繰り返すこと50個分。
ビールがあるからご飯は食べないつもりだし、どうせルイがたくさん食べるだろうから、結構多めに作ってみましたよっと。もし余ったら、冷凍でもしておこう。
ここまで出来たら、後は餃子を焼くだけ。
こんなに沢山あるんだし、折角だから水餃子も焼き餃子も食べたい。
そうしたらまずは水餃子から作ろうかな。
フライパンに餃子を並べてちょっぴり焼き目を付けてから、たっぷりのお湯を注いてぐつぐつ煮る。全体的に火が通ったら、はい完成。簡単だ。
「ルイー。ご飯にしよう」
「ああ、わかった」
あらかじめ冷凍庫で冷やしておいたグラスと缶ビール、そして本日のメインの餃子を食卓へ。
ついでに、解凍しておいた枝豆もご一緒に。冷凍のやつだけど、やっぱりビールには枝豆がほしいよね。
ちゃぶ台の前に座ると、まずはぷしゅっと音を立てて缶ビールを開けた。
冷えたグラスに、わりと勢いよくビールを注いで、しっかりと泡を作る。ああ、もうすでに美味しそう。
だけどここは我慢です。しばらく待って、ある程度泡が収まってから、今度はゆっくりとビールを継ぎ足す。
缶ビールでも、二度注ぎをすると結構味が変わると思う。さっさと飲みたい気持ちもわかるけどね!
「これはエールか」
「そうだよ」
相変わらずの王様っぷりで、まったく何もしないルイの分のグラスにもビールを注ぎながら答える。
二杯目からはセルフサービスでいいですかね? ダメ?
「それじゃあ、乾杯」
「ああ、乾杯」
そっとグラスを重ねて乾杯したら、ビールを一口。
ぐびっと流し込んでのど越しを堪能する。
「ぷはぁ、美味し」
グラスを冷凍してあったから、これがまたキンキンに冷えてて美味しい。
「これは……今まで飲んでいたエールとは別格だ」
一口目のビールを飲んだルイが、驚いた顔をしてグラスをじっと見つめる。
どうやら食事が美味しくない場所では、ビールすらイマイチらしい。
いや、もしかしたら日本のビールがルイの口に合っただけかもしれないけど。この、冷え冷えーでのど越しーって感じのビールって、割と日本独特のものらしいもんね。
海外のビールも美味しいけど、こうやって食事に合わせるならやっぱり日本のビールが素敵。
「あったかいうちに餃子も食べてね」
ルイにも進めながら、私も早速いただきます。醤油とラー油を混ぜたタレに着けて一口。
つるんとした水餃子は噛んだ瞬間にじゅわっと肉汁が溢れ出して、噛むほどに野菜の甘みを感じる。
そして、口の中にまだ餃子の味が残ってるうちにビールをグイっと流し込む。
ごくごくいけるのど越しと、後からやってくるビールのほろ苦さが、口の中をさっぱりさせてくれる。
「これこれ! 美味しー!」
すぐさま箸が次の餃子に伸びる。お行儀が悪いとか知りません。やっぱり餃子にビールの組み合わせって最高だ。
「うむ、美味いな」
ルイも餃子をもぐもぐと咀嚼して目を細める。どうやらお気に召したようだ。
無意識なのかもしれないけど、ルイってリアクションでも美味しいアピールしてくれるから、食べさせがいがあるなぁ。
お次は、ビールに合わせて枝豆もぷちぷちっと口の中に放り込んだ。
ほんのりついた塩味に豆の甘み。十分に堪能してからビールを一口。
うん。冷凍のやつでも十分に美味しいし、勿論だけどビールとの相性も抜群だ。
というか枝豆とビールって、それだけでもエンドレスでいける。
「ああ、この豆もいいな。エールとよく合う」
ルイも気に入ったのか、食べづらそうにしながらもちまちまと枝豆を食べている。
枝豆を食べる魔王。何だかシュールだ。
「じゃあ、それつまんで待ってて。次の焼いてくるから」
気が付けばあっという間に餃子のお皿は空っぽになっていた。
うん。やっぱり沢山作っといて正解だったね。
さてさて、お次は、焼き餃子の番だ。
油を引いたフライパンに餃子を並べて、軽ーく焼いたら、餃子の三分の一くらいお湯を注いで蓋をしてっと。
水気がなくなったところで蓋を開けたら、ちょろっとごま油を足して、焼き目が付いたら完成です!
「うん。美味しそう!」
ひっくり返してお皿に盛ったら、我ながら自画自賛したくなるいい出来栄え。この焼き目が食欲をそそるんだよね。
つるつるっといけちゃう水餃子とは違って、焼き餃子はカリッとした食感が楽しい。
口の中に放り込むと、カリカリでジューシーな味わいでお口の中が幸せだ。
そこにビールをぐいっと。うん! 間違いないです!
やっぱり、餃子にビールは最高だ。
「うんうん。やっぱり焼き餃子も美味しい」
「これは……香ばしくていいな」
ルイはどうやら焼き餃子の方が気に入ったらしい。頷きながら目を細めている。
まあ、やっぱり餃子と言ったら焼き餃子が本命だよね。私はどっちも好きだけど。
「どうかな? 今までで一番のお酒になった?」
作る前にドヤ顔で宣言したものの、実際のところどうなんだろうかと気になって、ルイに声をかける。
いや、まあ……リアクションでだいたい分かってますけどね。
「ああ。エールだけでも十分だが、ギョウザとエダマメを合わせると更に美味いな」
「だよね! 良かったぁ!」
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