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第一章 遥か遠き理想郷
その2 人類は火を手にする
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草原を1時間ほど進むと森があった。
森の奥は切り立った崖になっている。
森に入り少し進むと、その崖に洞窟があった。
「うぴうぴうぽおお」
彼女が叫ぶと、その洞窟からわらわらと人が出てくる。
総勢30人ほどであろうか、そしてそいつらは全員全裸だ。
うわっ、こいつらの文明レベル低すぎ!
「うぴ、がる、うぱ!」
少女は引きずってきた豹男を指差し、そして俺を指差した。
「うぽぉ! うぽぉ!」
一同から歓声があがる。
そして俺は枯れ草の敷かれた所に案内される。
俺の腹の虫がぐぎゅるるると鳴る。
それを察したのか、少女は軽快にジャンプすると、するすると木によじ登り、何かの果物を俺に持ってきた。
俺は恐る恐るそれを口にする、少し甘い。
あれ俺ってどこかで食ったことなかったっけ、そうだ思い出した、これデーツだ、ナツメヤシの実だ。
よく見ると少女が登った木にも見覚えがある。
うん間違いないナツメヤシだ。
干してないから甘さが控えめなのだろう。
その実は大量に成っていた。
どうやら彼らの主食らしい。
食べて一息ついた俺はふとあることに気づく、こいつら体格が小さくね?
ほどんどが小学生くらいの体格なのだ。
そして子供と思われるものはさらに小さい。
ひょっとして俺が助けた少女は大人なんじゃないだろうか。
そう思えるほどである。
こいつらひょっとして、肉を食べていない!?
そういえば道具らしい、道具も持っていない。
石器すら見当たらない。
うわー、 こいつらの文明レベルの超低すぎ!
試しに聞いてみよう。
「なぁ、火って知ってるかい? 火だよ、火! こうボワーと燃えてモクモクって」
俺はジェスチャーで火を表現する。
「ぽー! ぽー!」
少女は俺と同じジェスチャーをした。
どうやら火は知っているらしい。
だが、ここに火は見当たらない。
しょうがない、俺が火を授けてやるか。
火の付け方は意外に簡単だ。
一姉が『男にはワイルドさが必要だ』と言って俺にサバイバルを仕込んだからだ。
ちなみに姉は5人いる。
まずは枯れ草を手で揉んで燃えやすい粉にする。
そして 枯れ木を擦り合わせれば、摩擦熱で火が起きる。
それをさっきの粉から少しずつ大きい枯れ草や木に移していけば火の完成だ。
まー、擦り合わせるかなりの体力がいるが。
それっぽい枝を見つけ、乾燥した木を見つけ、俺は火をつける、いや創造する。
ちなみに、擦り合わせるのに1時間かかりました。
「ぽー! ぽー! ぽー!」
火を見た時、一同は地にひれ伏し、俺を中心として崇め始めた。
うん、こいつら、火は知っているが、それを利用することを知らないんだろうな。
そして俺が目をつけたのは、さっきの豹の顔をした男だ。
火のついた枝をそいつに近づけると、そいつは目を覚まし『ギャホーギャホー』と奇声を上げて走り去っていった。
二足歩行で。
◇◇◇◇◇
さて、この火をどうしようか。
何か獲物がいればいいのだろうか。
俺はふとナツメヤシの木に目をやる。
獲物がいた、大量の鳥だ。
俺はそこらにあった蔓で、石をふたつ結び合わせ、ボーラを作った。
そしてそれを投げつける。
ガサッという音がして、鳥は地に落ちた。
よし、俺のバッグの中には彫刻で使う彫刻刀や鏨が入っている。
俺はそれを器用に使い鳥を解体する。
カラスを一回り大きくしたような鳥だ。
羽をむしり、内臓を取り、肉を取り出す。
洗う水は、洞窟の脇に崖から滴り落ちる沢があった。
この沢と洞窟が、少女たちをこの地に住まわせているのであろう。
俺は枝に肉を刺すと、火で炙り、口に入れた。
うーん、ジューシー、塩が欲しい。
臭みはかなりあるが、一姉のサバイバル指導で鍛えた俺にとっては、こんなことは何ともない。
俺は再びポーラを使って鳥を捕る。
そして焼く、食べる。
「うぽ、ぽー! ぽー!」
少女が俺の横で騒がしいので、ひとつ分けてやった。
「まー、まー、まー!」
すごく喜んでいる。
俺は再び別の石を使ってボーラを作る。
それを渡してやると、少女は俺の真似をして鳥を捕った。
そして同じように、羽をむしる。
刃物はないので、肛門から手を突っ込んで内臓を掻き出す方法を教えてやった。
そしてまた同じようにそれを火であぶり口に運ぶ。
「まー! まー! まー! いおー!」
気が付くと、他のやつも同じようにボーラを作り鳥を捕っていた。
俺は枝を使い、火を分けてやった。
「まま! ま! ま! いおー! いおー!」
一同が再び俺を中心にひれ伏し俺を崇め奉る。
正直気分がいい。
元の世界に戻る方法が分からない以上、まずはここに生活基盤を作ろう。
俺はそう決意した。
森の奥は切り立った崖になっている。
森に入り少し進むと、その崖に洞窟があった。
「うぴうぴうぽおお」
彼女が叫ぶと、その洞窟からわらわらと人が出てくる。
総勢30人ほどであろうか、そしてそいつらは全員全裸だ。
うわっ、こいつらの文明レベル低すぎ!
「うぴ、がる、うぱ!」
少女は引きずってきた豹男を指差し、そして俺を指差した。
「うぽぉ! うぽぉ!」
一同から歓声があがる。
そして俺は枯れ草の敷かれた所に案内される。
俺の腹の虫がぐぎゅるるると鳴る。
それを察したのか、少女は軽快にジャンプすると、するすると木によじ登り、何かの果物を俺に持ってきた。
俺は恐る恐るそれを口にする、少し甘い。
あれ俺ってどこかで食ったことなかったっけ、そうだ思い出した、これデーツだ、ナツメヤシの実だ。
よく見ると少女が登った木にも見覚えがある。
うん間違いないナツメヤシだ。
干してないから甘さが控えめなのだろう。
その実は大量に成っていた。
どうやら彼らの主食らしい。
食べて一息ついた俺はふとあることに気づく、こいつら体格が小さくね?
ほどんどが小学生くらいの体格なのだ。
そして子供と思われるものはさらに小さい。
ひょっとして俺が助けた少女は大人なんじゃないだろうか。
そう思えるほどである。
こいつらひょっとして、肉を食べていない!?
そういえば道具らしい、道具も持っていない。
石器すら見当たらない。
うわー、 こいつらの文明レベルの超低すぎ!
試しに聞いてみよう。
「なぁ、火って知ってるかい? 火だよ、火! こうボワーと燃えてモクモクって」
俺はジェスチャーで火を表現する。
「ぽー! ぽー!」
少女は俺と同じジェスチャーをした。
どうやら火は知っているらしい。
だが、ここに火は見当たらない。
しょうがない、俺が火を授けてやるか。
火の付け方は意外に簡単だ。
一姉が『男にはワイルドさが必要だ』と言って俺にサバイバルを仕込んだからだ。
ちなみに姉は5人いる。
まずは枯れ草を手で揉んで燃えやすい粉にする。
そして 枯れ木を擦り合わせれば、摩擦熱で火が起きる。
それをさっきの粉から少しずつ大きい枯れ草や木に移していけば火の完成だ。
まー、擦り合わせるかなりの体力がいるが。
それっぽい枝を見つけ、乾燥した木を見つけ、俺は火をつける、いや創造する。
ちなみに、擦り合わせるのに1時間かかりました。
「ぽー! ぽー! ぽー!」
火を見た時、一同は地にひれ伏し、俺を中心として崇め始めた。
うん、こいつら、火は知っているが、それを利用することを知らないんだろうな。
そして俺が目をつけたのは、さっきの豹の顔をした男だ。
火のついた枝をそいつに近づけると、そいつは目を覚まし『ギャホーギャホー』と奇声を上げて走り去っていった。
二足歩行で。
◇◇◇◇◇
さて、この火をどうしようか。
何か獲物がいればいいのだろうか。
俺はふとナツメヤシの木に目をやる。
獲物がいた、大量の鳥だ。
俺はそこらにあった蔓で、石をふたつ結び合わせ、ボーラを作った。
そしてそれを投げつける。
ガサッという音がして、鳥は地に落ちた。
よし、俺のバッグの中には彫刻で使う彫刻刀や鏨が入っている。
俺はそれを器用に使い鳥を解体する。
カラスを一回り大きくしたような鳥だ。
羽をむしり、内臓を取り、肉を取り出す。
洗う水は、洞窟の脇に崖から滴り落ちる沢があった。
この沢と洞窟が、少女たちをこの地に住まわせているのであろう。
俺は枝に肉を刺すと、火で炙り、口に入れた。
うーん、ジューシー、塩が欲しい。
臭みはかなりあるが、一姉のサバイバル指導で鍛えた俺にとっては、こんなことは何ともない。
俺は再びポーラを使って鳥を捕る。
そして焼く、食べる。
「うぽ、ぽー! ぽー!」
少女が俺の横で騒がしいので、ひとつ分けてやった。
「まー、まー、まー!」
すごく喜んでいる。
俺は再び別の石を使ってボーラを作る。
それを渡してやると、少女は俺の真似をして鳥を捕った。
そして同じように、羽をむしる。
刃物はないので、肛門から手を突っ込んで内臓を掻き出す方法を教えてやった。
そしてまた同じようにそれを火であぶり口に運ぶ。
「まー! まー! まー! いおー!」
気が付くと、他のやつも同じようにボーラを作り鳥を捕っていた。
俺は枝を使い、火を分けてやった。
「まま! ま! ま! いおー! いおー!」
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俺はそう決意した。
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