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最終章 ここから始まる理想郷
中書きのような、解説のような、参考文献のようなもの4(これまでのネタバレあり)
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最終章(前半) 文明レベル 産業革命後列強時代(1800年~1900年くらい)
ついに、文明レベルも近代に到達しました。
この辺になると、精度や種類はさておき、現在とさほど変わらない所に来ています。
・ダチョウは平胸類
おそらく、一生に一度も使う事のない無駄知識をあなたに!
・石鹸とグリセリン
登場の順番が大分遅くなってしまいましたが、石鹸は紀元前からも存在していました。
本当はもっと早く登場させたかったのですが、それだと第3章時点でニトログリセリンに到達ししまうので、お話の都合上、この時代での登場です。
石鹸には液状のカリウム石鹸と、固形のナトリウム石鹸があります。
共通して使うのは炭酸カルシウム(石灰や貝殻)と油(植物性でも動物性でもかまいません)です。
まずは、炭酸カルシウムも窯で焼いて、生石灰を作り、それと水を反応させて消石灰を作ります。(第二章でモルタルを作ったのと同じです)
さて、カリウム石鹸では草木灰の汁を使います。
これは、草木灰を水に浸けて、上澄みを取り、乾燥させると炭酸カリウムK2CO3の白い粉が取れます。(作中では乾燥部分は省略しました)
これを消石灰(水酸化カルシウム)の水溶液に入れれば、炭酸カルシウムが沈殿して、水酸化カリウムの水溶液が手に入ります。
炭酸カリウム 水酸化カルシウム 水酸化カリウム 炭酸カルシウム
K2CO3 + Ca(OH)2 → 2KOH + CaCO3(沈殿)
水酸化カルシウムの水溶液と油を反応させると鹸化が起きて、石鹸成分が出てきます。
釜で煮た方が反応が早く進みます。
脂肪酸のカリウム塩がカリウム石鹸(液体せっけん)です。
油脂 水酸化カリウム グリセリン 脂肪酸のカリウム塩
CH2ーOCOR CH2OH R-COOK
| | |
CH-OCOR +3KOH → CHOH + R-COOK
| | |
CH2-OCOR CH2OH R-COOK
※Rはアルキル基
最後に塩を入れて不純物を塩析し、比重の軽いせっけん成分を掬えば液体せっけんの完成です。
残ったグリセリンは蒸留で分離します。
次にナトリウム石鹸です。
材料は消石灰(水酸化カルシウム)と油とアンモニアと食塩と乙女の息吹です。
濃ゆい食塩水にアンモニアを加え、乙女の息吹(二酸化炭素)を吹き込むと炭酸水素ナトリウム(重曹)が沈殿します。
塩化ナトリウム 水 アンモニア 二酸化炭素 塩化アンモニウム 炭酸水素ナトリウム
NaCl + H2O + NH3 + CO2 →NH4Cl + NaHCO3
この炭酸水素ナトリウムを密閉空間で炒る(酸素がない環境で焼く)と炭酸ナトリウムが出来ます。
炭酸水素ナトリウム 炭酸ナトリウム 水 二酸化炭素
2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
炭酸ナトリウムと水酸化カルシウムの水溶液を混ぜて水酸化ナトリウムを得ます。
炭酸カルシウムは沈殿します。
炭酸ナトリウム 水酸化カルシウム 水酸化ナトリウム 炭酸カルシウム
Na2CO3 + Ca(OH)2 → 2NaOH + CaCO3
水酸化ナトリウムの水溶液と油を反応させると同じように鹸化が起きて、石鹸成分が出てきます。
これも釜で煮た方が反応が早く進みます。
脂肪酸のナトリウム塩がナトリウム石鹸(固体せっけん)です。
油脂 水酸化ナトリウム グリセリン 脂肪酸のナトリウム塩
CH2ーOCOR CH2OH R-COONa
| | |
CH-OCOR +3NaOH → CHOH + R-COONa
| | |
CH2-OCOR CH2OH R-COONa
※Rはアルキル基
・化粧水
蒸留水にグリセリンを入れれば完成です。
保湿効果があります。
グリセリンの濃度は3~7%程度が良いとされています。
数年前に手作り化粧水が話題になった時期もありました。
これで、スキンケアをして、シミの無いピチピチの肌に!
・アンモニアソーダ法(ソルベー法)
あれ? ナトリウム石鹸を作る時って同じ化学式が何度も登場してね?
ひょっとして、使いまわせるのでは!
そう考えたのがソルベーさんです。
アンモニアソーダ法の良い所は、自然界に大量にある塩化ナトリウム(食塩)と炭酸カルシウム(貝殻や石灰岩)から炭酸ナトリウムを作れる所にあります。
この炭酸ナトリウム(ソーダ)は石鹸やソーダガラスの原料になったり、ラーメンのコシを出すかん水になります。
塩化ナトリウム 炭酸カルシウム 塩化カルシウム 炭酸ナトリウム
2NaCl + CaCO3 → CaCl2 + Na2CO3
この反応は直接は起きませんが、それを下の5つの反応を起こさせる事で実現しているのです。
①炭酸カルシウム 酸化カルシウム 二酸化炭素
CaCO3 → CaO + CO2
②酸化カルシウム 水 水酸化カルシウム
CaO + H2O → Ca(OH)2
③塩化ナトリウム 水 アンモニア 二酸化炭素 塩化アンモニウム 炭酸水素ナトリウム
NaCl + H2O + NH3 + CO2 →NH4Cl + NaHCO3
④炭酸水素ナトリウム 炭酸ナトリウム 水 二酸化炭素
2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
⑤水酸化カルシウム 塩化アンモニウム 塩化カルシウム 水 アンモニア
Ca(OH)2 + 2NH4Cl → CaCl2 + 2H2O + 2NH3
これのメリットは炭酸ナトリウム(ソーダ)が大量生産可能な事と、ハーバー・ボッシュ法の登場まで、大量生産が難しかったアンモニアが使いまわせる事です。
また、途中の炭酸水素ナトリウム(重曹)は研磨剤や料理に活用できるので、循環させずに、それを取り出して利用する事も可能です。
炭酸ナトリウムは、石灰岩から作る水酸化カルシウム(消石灰)と反応させて、水酸化ナトリウムを生成し、水酸化ナトリウムは油と反応させて石鹸とグリセリンを作ります。
つまり! ソルベー法により、それまでは贅沢品であった石鹸とグリセリンが大量に生産可能となったのです!
・ポリエチレン
エタノールに硫酸を加え160~170℃に熱するとエチレンが発生します。
低い温度(130~140℃)だとジエチルエーテルが発生します。
エチレンをCr2O3、酸化クロム(Ⅲ)を触媒に高温高圧で重合させると、ポリエチレンになります。
ポリ袋やプラスチックの原料ですね。
酸化クロム(Ⅲ)は緑の顔料のエスコライトという鉱石から採れます。
現代はチーグラーナッタ触媒(トリエチルアルミニウム‐四塩化チタンAl(C2H5)3‐TiCl4)を使っています。
この方が圧力や温度が低くても重合が起きます。
知名度は低いかもしれませんが、ノーベル賞を取ったスゴイ発見なのですよ!
また、ジエチルエーテルは冷蔵庫を作る為の冷媒になります。
品質や透明度の高いポリエチレンを作るには、高い技術や設備が必要なので、少し嘘が混じっています。
・コーラと炭酸飲料
うわーん! やっぱりDr.St〇neとネタが被ったー!
二酸化炭素を水に溶かすための、高圧に耐えれるボンベや保存容器があれば、現代日本に普及している炭酸飲料と同じ物が作れます。
ソルベー法で二酸化炭素や炭酸水素ナトリウムが大量に生成可能になりましたので、その二酸化炭素を水に入れれば炭酸水の完成です。
または、クエン酸(レモン水等)に炭酸水素ナトリウムの粉(重曹)を入れればシュワシュワの泡が出ます。
重曹はタンサンという名称でも売られているのは、このためです。
少し苦みがあるので、糖分は多めの方が良いかもしれません。
レモンスカッシュやコーラもどきはこれで作れます。
コ〇・コーラはレシピが米大統領にも秘密な門外不出ですので、完全再現は無理です。
作中では設備が大変なので、炭酸水素ナトリウムを使った方法でコーラもどきを作ろうとしています。
ただ、フレーバーをフルーツ系の搾り汁を使っているので、Dr.P〇pperになっちゃったというわけです。
実は天然炭酸水が出る所もあったりもします。
なので、瓶詰技術さえ確立できれば、炭酸水にフレーバーを加えた炭酸飲料の生産が可能です。
楽な物としては、炭酸水にレモン汁と砂糖を加えたレモンスカッシュですね。
・鉄条網
現代でも大活躍の針金を使った侵入防止用の道具です。
杭の上に張らなくても、コイル状になった鉄条網を地面においておけば、騎馬兵を無力化出来ます。
土嚢との違いは、空間が開いているので、銃弾や爆風は通す所ですね。
手榴弾程度では鉄条網を吹き飛ばせません。
・電気と電灯
電気は説明不要かもしれません。
コイルに磁場の変化を加えると電気が発生します。
電灯はエジソンが発明しました。
原型はその前からありましたが、実用に耐えうる物にして普及させたのがエジソンです。
最初のフィラメントは木綿でしたが、やがて竹になりました。
電球内部を真空にするか、不活性ガス(窒素等)にする事で点灯時間が各段に伸びます。
現代はタングステンのフィラメントです。
・電池
科学史では電磁誘導による発電の前に電池が登場しました。
最初はボルタ電池です。
現代人は答えを知っているから、電池より先に電磁誘導による発電を考える事が出来ます。
ですが、電磁誘導の発見には電気を好きな時に発生させれる電池が必要不可欠だったのです。
電池で、電気の性質を調べる実験が出来るようになりました。
鉛蓄電池は、自動車のバッテリーにも使われている二次電池です。
安価な材料で充電と放電が可能なのですが、過充電では水の電気分解が起きて、水が減ってしまうので、蒸留水の補充が必要です。
作中では蒸留水は化粧水の材料として普及しています。
正極に酸化鉛(PbO2)の板を、を負極には鉛(Pb)の板を、希硫酸が入った容器に入れれば完成です。
容器は酸に強い容器(ガラスメッキの壺やガラス、酸に強いプラスチック等)を使いましょう。
・総排出腔
鳥類の他、一部の魚類、両生類、爬虫類、哺乳類に見られる糞尿の排泄と生殖器がひとつになった穴です。
倒錯したエロさを感じますが、衛生的にはどうかなーと思います。
・ニトログリセリンとダイナマイト
グリセリンに硝酸と硫酸を加え、ニトロ化するとニトログリセリンになります。
その威力は黒色火薬の比ではありません。
ですがが、ちょっとの衝撃で爆発してしまい、当初は不幸な事故が多々発生しました。
ノーベル賞の設立者であるアルフレッド・ノーベルも弟をニトログリセリンの事故で無くしています。
その後、ニトログリセリンを珪藻土に染みこませて、衝撃の感度を下げる発見をして、ダイナマイトを創りました。
当初は導火線で着火させて爆発させていましたが、ノーベルは雷管も発明しました。
後にニトログリセリンとニトロセルロースを混ぜて作ったゲル状の物がゼリグナイトです。
現代でもダイナマイトの材料として使われています。
(ダイナマイトはニトログリセリンをベースとした爆薬の総称です)
作ろうと思えば、薬局で売っているグリセリンと硫酸と硝酸と綿から作れますが、犯罪です、危険です。
ダメ! ぜったい!
・おっぱい!
形も大きさも良いおっぱいがあったとしても、肌が荒れ放題だと萎えてしまいますよね。
ですから、石鹸と化粧水によるケアが必要なのです。
書いた本人が言うのも何ですが、おっぱいケアの素材でダイナマイトまで作れる事に気付いた時には、マジかよ!? とも思ってしまいましたよ、おっぱい!
失礼、高次元生命体は今日も元気です。
ついに、文明レベルも近代に到達しました。
この辺になると、精度や種類はさておき、現在とさほど変わらない所に来ています。
・ダチョウは平胸類
おそらく、一生に一度も使う事のない無駄知識をあなたに!
・石鹸とグリセリン
登場の順番が大分遅くなってしまいましたが、石鹸は紀元前からも存在していました。
本当はもっと早く登場させたかったのですが、それだと第3章時点でニトログリセリンに到達ししまうので、お話の都合上、この時代での登場です。
石鹸には液状のカリウム石鹸と、固形のナトリウム石鹸があります。
共通して使うのは炭酸カルシウム(石灰や貝殻)と油(植物性でも動物性でもかまいません)です。
まずは、炭酸カルシウムも窯で焼いて、生石灰を作り、それと水を反応させて消石灰を作ります。(第二章でモルタルを作ったのと同じです)
さて、カリウム石鹸では草木灰の汁を使います。
これは、草木灰を水に浸けて、上澄みを取り、乾燥させると炭酸カリウムK2CO3の白い粉が取れます。(作中では乾燥部分は省略しました)
これを消石灰(水酸化カルシウム)の水溶液に入れれば、炭酸カルシウムが沈殿して、水酸化カリウムの水溶液が手に入ります。
炭酸カリウム 水酸化カルシウム 水酸化カリウム 炭酸カルシウム
K2CO3 + Ca(OH)2 → 2KOH + CaCO3(沈殿)
水酸化カルシウムの水溶液と油を反応させると鹸化が起きて、石鹸成分が出てきます。
釜で煮た方が反応が早く進みます。
脂肪酸のカリウム塩がカリウム石鹸(液体せっけん)です。
油脂 水酸化カリウム グリセリン 脂肪酸のカリウム塩
CH2ーOCOR CH2OH R-COOK
| | |
CH-OCOR +3KOH → CHOH + R-COOK
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CH2-OCOR CH2OH R-COOK
※Rはアルキル基
最後に塩を入れて不純物を塩析し、比重の軽いせっけん成分を掬えば液体せっけんの完成です。
残ったグリセリンは蒸留で分離します。
次にナトリウム石鹸です。
材料は消石灰(水酸化カルシウム)と油とアンモニアと食塩と乙女の息吹です。
濃ゆい食塩水にアンモニアを加え、乙女の息吹(二酸化炭素)を吹き込むと炭酸水素ナトリウム(重曹)が沈殿します。
塩化ナトリウム 水 アンモニア 二酸化炭素 塩化アンモニウム 炭酸水素ナトリウム
NaCl + H2O + NH3 + CO2 →NH4Cl + NaHCO3
この炭酸水素ナトリウムを密閉空間で炒る(酸素がない環境で焼く)と炭酸ナトリウムが出来ます。
炭酸水素ナトリウム 炭酸ナトリウム 水 二酸化炭素
2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
炭酸ナトリウムと水酸化カルシウムの水溶液を混ぜて水酸化ナトリウムを得ます。
炭酸カルシウムは沈殿します。
炭酸ナトリウム 水酸化カルシウム 水酸化ナトリウム 炭酸カルシウム
Na2CO3 + Ca(OH)2 → 2NaOH + CaCO3
水酸化ナトリウムの水溶液と油を反応させると同じように鹸化が起きて、石鹸成分が出てきます。
これも釜で煮た方が反応が早く進みます。
脂肪酸のナトリウム塩がナトリウム石鹸(固体せっけん)です。
油脂 水酸化ナトリウム グリセリン 脂肪酸のナトリウム塩
CH2ーOCOR CH2OH R-COONa
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CH-OCOR +3NaOH → CHOH + R-COONa
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CH2-OCOR CH2OH R-COONa
※Rはアルキル基
・化粧水
蒸留水にグリセリンを入れれば完成です。
保湿効果があります。
グリセリンの濃度は3~7%程度が良いとされています。
数年前に手作り化粧水が話題になった時期もありました。
これで、スキンケアをして、シミの無いピチピチの肌に!
・アンモニアソーダ法(ソルベー法)
あれ? ナトリウム石鹸を作る時って同じ化学式が何度も登場してね?
ひょっとして、使いまわせるのでは!
そう考えたのがソルベーさんです。
アンモニアソーダ法の良い所は、自然界に大量にある塩化ナトリウム(食塩)と炭酸カルシウム(貝殻や石灰岩)から炭酸ナトリウムを作れる所にあります。
この炭酸ナトリウム(ソーダ)は石鹸やソーダガラスの原料になったり、ラーメンのコシを出すかん水になります。
塩化ナトリウム 炭酸カルシウム 塩化カルシウム 炭酸ナトリウム
2NaCl + CaCO3 → CaCl2 + Na2CO3
この反応は直接は起きませんが、それを下の5つの反応を起こさせる事で実現しているのです。
①炭酸カルシウム 酸化カルシウム 二酸化炭素
CaCO3 → CaO + CO2
②酸化カルシウム 水 水酸化カルシウム
CaO + H2O → Ca(OH)2
③塩化ナトリウム 水 アンモニア 二酸化炭素 塩化アンモニウム 炭酸水素ナトリウム
NaCl + H2O + NH3 + CO2 →NH4Cl + NaHCO3
④炭酸水素ナトリウム 炭酸ナトリウム 水 二酸化炭素
2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
⑤水酸化カルシウム 塩化アンモニウム 塩化カルシウム 水 アンモニア
Ca(OH)2 + 2NH4Cl → CaCl2 + 2H2O + 2NH3
これのメリットは炭酸ナトリウム(ソーダ)が大量生産可能な事と、ハーバー・ボッシュ法の登場まで、大量生産が難しかったアンモニアが使いまわせる事です。
また、途中の炭酸水素ナトリウム(重曹)は研磨剤や料理に活用できるので、循環させずに、それを取り出して利用する事も可能です。
炭酸ナトリウムは、石灰岩から作る水酸化カルシウム(消石灰)と反応させて、水酸化ナトリウムを生成し、水酸化ナトリウムは油と反応させて石鹸とグリセリンを作ります。
つまり! ソルベー法により、それまでは贅沢品であった石鹸とグリセリンが大量に生産可能となったのです!
・ポリエチレン
エタノールに硫酸を加え160~170℃に熱するとエチレンが発生します。
低い温度(130~140℃)だとジエチルエーテルが発生します。
エチレンをCr2O3、酸化クロム(Ⅲ)を触媒に高温高圧で重合させると、ポリエチレンになります。
ポリ袋やプラスチックの原料ですね。
酸化クロム(Ⅲ)は緑の顔料のエスコライトという鉱石から採れます。
現代はチーグラーナッタ触媒(トリエチルアルミニウム‐四塩化チタンAl(C2H5)3‐TiCl4)を使っています。
この方が圧力や温度が低くても重合が起きます。
知名度は低いかもしれませんが、ノーベル賞を取ったスゴイ発見なのですよ!
また、ジエチルエーテルは冷蔵庫を作る為の冷媒になります。
品質や透明度の高いポリエチレンを作るには、高い技術や設備が必要なので、少し嘘が混じっています。
・コーラと炭酸飲料
うわーん! やっぱりDr.St〇neとネタが被ったー!
二酸化炭素を水に溶かすための、高圧に耐えれるボンベや保存容器があれば、現代日本に普及している炭酸飲料と同じ物が作れます。
ソルベー法で二酸化炭素や炭酸水素ナトリウムが大量に生成可能になりましたので、その二酸化炭素を水に入れれば炭酸水の完成です。
または、クエン酸(レモン水等)に炭酸水素ナトリウムの粉(重曹)を入れればシュワシュワの泡が出ます。
重曹はタンサンという名称でも売られているのは、このためです。
少し苦みがあるので、糖分は多めの方が良いかもしれません。
レモンスカッシュやコーラもどきはこれで作れます。
コ〇・コーラはレシピが米大統領にも秘密な門外不出ですので、完全再現は無理です。
作中では設備が大変なので、炭酸水素ナトリウムを使った方法でコーラもどきを作ろうとしています。
ただ、フレーバーをフルーツ系の搾り汁を使っているので、Dr.P〇pperになっちゃったというわけです。
実は天然炭酸水が出る所もあったりもします。
なので、瓶詰技術さえ確立できれば、炭酸水にフレーバーを加えた炭酸飲料の生産が可能です。
楽な物としては、炭酸水にレモン汁と砂糖を加えたレモンスカッシュですね。
・鉄条網
現代でも大活躍の針金を使った侵入防止用の道具です。
杭の上に張らなくても、コイル状になった鉄条網を地面においておけば、騎馬兵を無力化出来ます。
土嚢との違いは、空間が開いているので、銃弾や爆風は通す所ですね。
手榴弾程度では鉄条網を吹き飛ばせません。
・電気と電灯
電気は説明不要かもしれません。
コイルに磁場の変化を加えると電気が発生します。
電灯はエジソンが発明しました。
原型はその前からありましたが、実用に耐えうる物にして普及させたのがエジソンです。
最初のフィラメントは木綿でしたが、やがて竹になりました。
電球内部を真空にするか、不活性ガス(窒素等)にする事で点灯時間が各段に伸びます。
現代はタングステンのフィラメントです。
・電池
科学史では電磁誘導による発電の前に電池が登場しました。
最初はボルタ電池です。
現代人は答えを知っているから、電池より先に電磁誘導による発電を考える事が出来ます。
ですが、電磁誘導の発見には電気を好きな時に発生させれる電池が必要不可欠だったのです。
電池で、電気の性質を調べる実験が出来るようになりました。
鉛蓄電池は、自動車のバッテリーにも使われている二次電池です。
安価な材料で充電と放電が可能なのですが、過充電では水の電気分解が起きて、水が減ってしまうので、蒸留水の補充が必要です。
作中では蒸留水は化粧水の材料として普及しています。
正極に酸化鉛(PbO2)の板を、を負極には鉛(Pb)の板を、希硫酸が入った容器に入れれば完成です。
容器は酸に強い容器(ガラスメッキの壺やガラス、酸に強いプラスチック等)を使いましょう。
・総排出腔
鳥類の他、一部の魚類、両生類、爬虫類、哺乳類に見られる糞尿の排泄と生殖器がひとつになった穴です。
倒錯したエロさを感じますが、衛生的にはどうかなーと思います。
・ニトログリセリンとダイナマイト
グリセリンに硝酸と硫酸を加え、ニトロ化するとニトログリセリンになります。
その威力は黒色火薬の比ではありません。
ですがが、ちょっとの衝撃で爆発してしまい、当初は不幸な事故が多々発生しました。
ノーベル賞の設立者であるアルフレッド・ノーベルも弟をニトログリセリンの事故で無くしています。
その後、ニトログリセリンを珪藻土に染みこませて、衝撃の感度を下げる発見をして、ダイナマイトを創りました。
当初は導火線で着火させて爆発させていましたが、ノーベルは雷管も発明しました。
後にニトログリセリンとニトロセルロースを混ぜて作ったゲル状の物がゼリグナイトです。
現代でもダイナマイトの材料として使われています。
(ダイナマイトはニトログリセリンをベースとした爆薬の総称です)
作ろうと思えば、薬局で売っているグリセリンと硫酸と硝酸と綿から作れますが、犯罪です、危険です。
ダメ! ぜったい!
・おっぱい!
形も大きさも良いおっぱいがあったとしても、肌が荒れ放題だと萎えてしまいますよね。
ですから、石鹸と化粧水によるケアが必要なのです。
書いた本人が言うのも何ですが、おっぱいケアの素材でダイナマイトまで作れる事に気付いた時には、マジかよ!? とも思ってしまいましたよ、おっぱい!
失礼、高次元生命体は今日も元気です。
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