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第八章 延長戦
その3 たとえBPOが敵だとしても
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「さあ! 調理が始まりましたぁ! 『料理愛好倶楽部』は各チームに分けて、自主性に任せているようだぞ! 他力本願な戦略だが、各チームの実力は折り紙付きサイクロンだ! それでは、各チームに突撃してみましょう!」
そう言って、ラウンダとカメラマンは各チームのテーブルに向かう。
その模様は中央のビジョンに映し出されている。
俺も横目でそれをチラッチラッとみる。
「ここは、魚と野菜と肉のエキスパート! タベルト・ツクルト・ミンナトのチームです! やはり、特選素材を活かした寿司になるのでしょうか?」
「うーんと、残念やが違うで、うちらの寿司はこれや!」
ブブブブブブブッビビビビッビ
ツクルトさんが見せたのは、生きのいい、いや、生きているセミだった。
そう言えば、昆虫食を決勝戦用に隠し持っていたと言っていたな。
「こっ、これはセミですよね」
「せや、これを油で揚げて、中の筋肉をほじくって手毬寿司の軍艦に乗せれば完成や!」
見た目には魚介にも見えなくもない。
「わたしのは、タガメ入りのナムプリクです!」
タガメを臼で叩き潰しながらミンナトさんが言う。
「ナムプリック?」
「ええ、これはタイ料理で一番人気と言っても過言ではありません。野菜と肉と魚とスパイスを混ぜて作るペーストです。魚と肉と野菜の旨みの集大成です。おひとつどうぞ」
ミンナトさんがそう言って、そのナムプリックのペーストを塗った手毬寿司を差し出す。
ラウンダの目配せで、ADさんが意を決してそれを口にする。
ムシャ……ムシャ…… 「うまい! これ、おいしいです! スパイスが効いてて、爽やかな香りで」
「中国や東南アジアでは昆虫食は一般的です。慣れれば、とっても美味しくて、新しい感動があるのですよ」
「なるほど! これは人を選びますが、選ばれた人にとっては素敵な料理なのですね」
そうか、審査員の嗜好が昆虫食と合致すれば、魚鱗鮨にも勝てるかもしれない。
「うちのは、セミの幼虫やね。この口を酢飯に刺せば見た目にも可愛いかろ?」
タベルトさんが用意したのはセミの幼虫の素揚げだ。
「セミの幼虫は、アイドルなんよ!」
「アイドル?」
「せや、セミの幼虫は、なんと! う〇こをしないんや! 糞抜きしなくてええとよ!」
あいつ……何を言っているんだ……
俺は頭を抱えた。
◇◇◇◇◇
「これは、期待できます! 前回の準優勝の三好・クイーンズです!」
口直しにとラウンダが向かったのは真紅さんの所だ。
ドウゥルン! ドルゥゥン! ギャリギャリギャリ!
乙女の園から聞こえてはいけない音が聞こえる。
「にゃは! おにいさんどくにゃ! そいつ、殺せないにゃ!」
「屠畜してやる! この世から……一匹残らず!」
そして、カメラは映してはいけない物を映した。
無表情に、迷いなく、その手にしたチェーンソーで振り回す、一人の戦乙女を。
台所は女の戦場です。
「わたしは、昨年の雪辱を忘れていません。そしてわたしは自らを鍛え直しました! これが! わたしのジビエ料理です!」
真紅さんがチェーンソーを振るうたびに、鹿肉が解体されていく。
「いやー、しんくーちゃんは真面目だから、ひとりで解体ショーができるようになったにゃよ」
「鹿肉は夏が旬です。この鹿肉炙り肉と、焼きレバーの手毬寿司で寿師翁を唸らせます。わたしには覚悟があります」
め、目がマジだ。
あ……あの女の目、養豚場のブタでも見るかのように冷たい目だ。
「わたくしのジビエは山しぎの手毬寿司ですわ。やるぞベガス~テックセッター」
うざ子はアラサーでも知らないような騎士の歌を歌いながら料理している。
「にゃは! あちしは酒粕餡のデザート寿司にゃね。中から甘い酒粕餡が出て来るにゃよ!」
茶華さんは甘い寿司だ。
やはりコースを意識しているのだろう。
勝ててよかった。
決勝用の『ジビエ料理』を俺との対決のお題にされたら、勝てなかっただろう。
頼もしい味方だぜ!
◇◇◇◇◇
「続いては激辛辣火です!」
激辛辣火のテーブルからは炭火のパチパチという音と美味しそうな鶏肉の香りがただよっている。
「ヒャッハー! 俺たちは、普通の食材だぜ!」
「そ、そうです。と、鶏の手毬寿司なんですよ!」
「うむ、これは新しい料理になるぞ」
激辛辣火の手毬寿司は、焼いた鶏が乗った普通の寿司だ。
「そういえば、激辛辣火の代名詞でもある唐辛子の姿が見えませんね」
カメラが周囲を見渡すが、唐辛子の影も形も見当たらない。
「ヒャッハー! 試食だぜ!」
そして、再びADさんが犠牲となる。
「これ、辛い! ピリ辛!? うまい! からうまー!! 見た目は普通の鶏なのに辛い!」
ダメージドセーラーさんが差し出した水を飲んで、そして、さらにADさんが手毬寿司に手を伸ばす。
「フフフ、この秘密は鶏のエサよ! この鶏は唐辛子を食べて育てたのだ!」
「ヒャッハー! 鳥類はカプサイシンが平気なんだぜ! なんせ、カプサイシンの受容体が無いからなぁ!」
ヒャッハーさんは知的だった!
「こ、この唐辛子鶏を使った辣子鶏は明日からの新メニューです! みなさん、食べに来てくださいね!」
辣子鶏とは、激辛辣火の名物料理で、大量の唐辛子と鶏をニンニクや花山椒と一緒に炒めた四川伝統料理だ。
その鶏すらも辛みを持つとは、激辛料理好きには堪らないだろう。
みんなよく考えているなぁ。
さすが、対戦相手の中で一番まともだっただけはある。
そして、一番まともではない問題児が異世界から来たそうですよ。
◇◇◇◇◇
「みなさん! お待ちかねぇ! B・B・Bの登場です! ここからでも、ボインボインという音が聞こえてくるようです!」
B・B・Bの調理エリアは、魚鱗鮨との境目にある。
『二十四節鬼の半分を無力化してあげマース』とフリージア様の希望でその位置になったのだろうが、魚鱗鮨は境目に安寿さんを配置している。
「わたくしの寿司ネタはこれデース!」
フリージア様が取り出したのは小ぶりのクロダイだ。
「これは……チヌですね。いやここは関東ですからクロダイですね」
クロダイは関東と関西で呼び名が違う。
そして、大きさによって呼び名の変わる出世魚でもある……ヤバい!
俺は近くにいるADに駆け寄る。
「あいつを止めろ! 手遅れになる前に!」
「ああ、大丈夫ですよ、あれくらいなら」
だめだ、ADさんは半分しか気づいていない。
花束を持っている座本さんと百々目鬼さんに気付いていない。
「違うわ、これはね”ちんちん”っていうの。イヤーンまだカワイイっー!」
そう言いながら、フリージア様は”ちんちん”に頬ずりする。
クロダイは出世魚だ。
そして、その一番小さいサイズは”ちんちん”と呼ばれる。
「ほら、あんな程度は可愛いものですよ。これくらいは問題になりません」
余裕をもってADさんが言う。
「イヤーン! このちんちん、ヌルヌルしてて、とても元気ぃ! そんなに暴れちゃだめぇ!」
いやらしい手つきでフリージア様が”ちんちん”を捌き始める。
「う、うん、これくらいなら、ギリギリ……」
ADさんが冷や汗を流している。
「ほら、フリージア、さっさと料理を作るぞ」
「おや、座本さんと百々目鬼さん。それは?」
「これは、ゴーヤの花とホウセンカの花です。きれいでしょ、食用花なんです」
「さすが、アイドルですね! 美しくも魅力的なお寿司が期待できます」
そう言ってB・B・Bは調理を進める。
「約束してやる! これで貴様が上司に怒られても、俺が責任を取ってやる! さっさとせんと! とりかえしのつかんことになるぞー!!」
クロダイの刺身が巻かれた手毬寿司を中心に、その周囲には花びらで巻かれた手毬寿司が花のように置かれる。
「これは美しいですね! 何という寿司なんですか?」
危険を理解していないラウンダが何気なく問いかける。
「はやくしろっ!! 間にあわなくなってもしらんぞーーーっ!!」
俺は必死に叫ぶ。
「このお寿司の名前はね……」
「「「ちんちんと花びら大回転寿司でーす!!!」」」
その大音量の前に二十四節鬼の半数の手元が狂った。
俺は叫んだ。
「BPO-! 早くきてくれー!!!」
そう言って、ラウンダとカメラマンは各チームのテーブルに向かう。
その模様は中央のビジョンに映し出されている。
俺も横目でそれをチラッチラッとみる。
「ここは、魚と野菜と肉のエキスパート! タベルト・ツクルト・ミンナトのチームです! やはり、特選素材を活かした寿司になるのでしょうか?」
「うーんと、残念やが違うで、うちらの寿司はこれや!」
ブブブブブブブッビビビビッビ
ツクルトさんが見せたのは、生きのいい、いや、生きているセミだった。
そう言えば、昆虫食を決勝戦用に隠し持っていたと言っていたな。
「こっ、これはセミですよね」
「せや、これを油で揚げて、中の筋肉をほじくって手毬寿司の軍艦に乗せれば完成や!」
見た目には魚介にも見えなくもない。
「わたしのは、タガメ入りのナムプリクです!」
タガメを臼で叩き潰しながらミンナトさんが言う。
「ナムプリック?」
「ええ、これはタイ料理で一番人気と言っても過言ではありません。野菜と肉と魚とスパイスを混ぜて作るペーストです。魚と肉と野菜の旨みの集大成です。おひとつどうぞ」
ミンナトさんがそう言って、そのナムプリックのペーストを塗った手毬寿司を差し出す。
ラウンダの目配せで、ADさんが意を決してそれを口にする。
ムシャ……ムシャ…… 「うまい! これ、おいしいです! スパイスが効いてて、爽やかな香りで」
「中国や東南アジアでは昆虫食は一般的です。慣れれば、とっても美味しくて、新しい感動があるのですよ」
「なるほど! これは人を選びますが、選ばれた人にとっては素敵な料理なのですね」
そうか、審査員の嗜好が昆虫食と合致すれば、魚鱗鮨にも勝てるかもしれない。
「うちのは、セミの幼虫やね。この口を酢飯に刺せば見た目にも可愛いかろ?」
タベルトさんが用意したのはセミの幼虫の素揚げだ。
「セミの幼虫は、アイドルなんよ!」
「アイドル?」
「せや、セミの幼虫は、なんと! う〇こをしないんや! 糞抜きしなくてええとよ!」
あいつ……何を言っているんだ……
俺は頭を抱えた。
◇◇◇◇◇
「これは、期待できます! 前回の準優勝の三好・クイーンズです!」
口直しにとラウンダが向かったのは真紅さんの所だ。
ドウゥルン! ドルゥゥン! ギャリギャリギャリ!
乙女の園から聞こえてはいけない音が聞こえる。
「にゃは! おにいさんどくにゃ! そいつ、殺せないにゃ!」
「屠畜してやる! この世から……一匹残らず!」
そして、カメラは映してはいけない物を映した。
無表情に、迷いなく、その手にしたチェーンソーで振り回す、一人の戦乙女を。
台所は女の戦場です。
「わたしは、昨年の雪辱を忘れていません。そしてわたしは自らを鍛え直しました! これが! わたしのジビエ料理です!」
真紅さんがチェーンソーを振るうたびに、鹿肉が解体されていく。
「いやー、しんくーちゃんは真面目だから、ひとりで解体ショーができるようになったにゃよ」
「鹿肉は夏が旬です。この鹿肉炙り肉と、焼きレバーの手毬寿司で寿師翁を唸らせます。わたしには覚悟があります」
め、目がマジだ。
あ……あの女の目、養豚場のブタでも見るかのように冷たい目だ。
「わたくしのジビエは山しぎの手毬寿司ですわ。やるぞベガス~テックセッター」
うざ子はアラサーでも知らないような騎士の歌を歌いながら料理している。
「にゃは! あちしは酒粕餡のデザート寿司にゃね。中から甘い酒粕餡が出て来るにゃよ!」
茶華さんは甘い寿司だ。
やはりコースを意識しているのだろう。
勝ててよかった。
決勝用の『ジビエ料理』を俺との対決のお題にされたら、勝てなかっただろう。
頼もしい味方だぜ!
◇◇◇◇◇
「続いては激辛辣火です!」
激辛辣火のテーブルからは炭火のパチパチという音と美味しそうな鶏肉の香りがただよっている。
「ヒャッハー! 俺たちは、普通の食材だぜ!」
「そ、そうです。と、鶏の手毬寿司なんですよ!」
「うむ、これは新しい料理になるぞ」
激辛辣火の手毬寿司は、焼いた鶏が乗った普通の寿司だ。
「そういえば、激辛辣火の代名詞でもある唐辛子の姿が見えませんね」
カメラが周囲を見渡すが、唐辛子の影も形も見当たらない。
「ヒャッハー! 試食だぜ!」
そして、再びADさんが犠牲となる。
「これ、辛い! ピリ辛!? うまい! からうまー!! 見た目は普通の鶏なのに辛い!」
ダメージドセーラーさんが差し出した水を飲んで、そして、さらにADさんが手毬寿司に手を伸ばす。
「フフフ、この秘密は鶏のエサよ! この鶏は唐辛子を食べて育てたのだ!」
「ヒャッハー! 鳥類はカプサイシンが平気なんだぜ! なんせ、カプサイシンの受容体が無いからなぁ!」
ヒャッハーさんは知的だった!
「こ、この唐辛子鶏を使った辣子鶏は明日からの新メニューです! みなさん、食べに来てくださいね!」
辣子鶏とは、激辛辣火の名物料理で、大量の唐辛子と鶏をニンニクや花山椒と一緒に炒めた四川伝統料理だ。
その鶏すらも辛みを持つとは、激辛料理好きには堪らないだろう。
みんなよく考えているなぁ。
さすが、対戦相手の中で一番まともだっただけはある。
そして、一番まともではない問題児が異世界から来たそうですよ。
◇◇◇◇◇
「みなさん! お待ちかねぇ! B・B・Bの登場です! ここからでも、ボインボインという音が聞こえてくるようです!」
B・B・Bの調理エリアは、魚鱗鮨との境目にある。
『二十四節鬼の半分を無力化してあげマース』とフリージア様の希望でその位置になったのだろうが、魚鱗鮨は境目に安寿さんを配置している。
「わたくしの寿司ネタはこれデース!」
フリージア様が取り出したのは小ぶりのクロダイだ。
「これは……チヌですね。いやここは関東ですからクロダイですね」
クロダイは関東と関西で呼び名が違う。
そして、大きさによって呼び名の変わる出世魚でもある……ヤバい!
俺は近くにいるADに駆け寄る。
「あいつを止めろ! 手遅れになる前に!」
「ああ、大丈夫ですよ、あれくらいなら」
だめだ、ADさんは半分しか気づいていない。
花束を持っている座本さんと百々目鬼さんに気付いていない。
「違うわ、これはね”ちんちん”っていうの。イヤーンまだカワイイっー!」
そう言いながら、フリージア様は”ちんちん”に頬ずりする。
クロダイは出世魚だ。
そして、その一番小さいサイズは”ちんちん”と呼ばれる。
「ほら、あんな程度は可愛いものですよ。これくらいは問題になりません」
余裕をもってADさんが言う。
「イヤーン! このちんちん、ヌルヌルしてて、とても元気ぃ! そんなに暴れちゃだめぇ!」
いやらしい手つきでフリージア様が”ちんちん”を捌き始める。
「う、うん、これくらいなら、ギリギリ……」
ADさんが冷や汗を流している。
「ほら、フリージア、さっさと料理を作るぞ」
「おや、座本さんと百々目鬼さん。それは?」
「これは、ゴーヤの花とホウセンカの花です。きれいでしょ、食用花なんです」
「さすが、アイドルですね! 美しくも魅力的なお寿司が期待できます」
そう言ってB・B・Bは調理を進める。
「約束してやる! これで貴様が上司に怒られても、俺が責任を取ってやる! さっさとせんと! とりかえしのつかんことになるぞー!!」
クロダイの刺身が巻かれた手毬寿司を中心に、その周囲には花びらで巻かれた手毬寿司が花のように置かれる。
「これは美しいですね! 何という寿司なんですか?」
危険を理解していないラウンダが何気なく問いかける。
「はやくしろっ!! 間にあわなくなってもしらんぞーーーっ!!」
俺は必死に叫ぶ。
「このお寿司の名前はね……」
「「「ちんちんと花びら大回転寿司でーす!!!」」」
その大音量の前に二十四節鬼の半数の手元が狂った。
俺は叫んだ。
「BPO-! 早くきてくれー!!!」
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