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第1章
1-83 森のチュニック
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「私はこれがいいわ。」
そしてリーンが手にしたのは、自然な深緑色で染め上がられた地味なチュニックであった。
「おい、お前だって何だよ、もっと凄そうなの色々あるのに、ただの着替えかそれは?」
「質素倹約純真無垢青天白日なのですよ~、リーンは~。」
「何言ってんのよ、この新たに芽吹き出す命のような勢いで沸き上がる森のルーンの脈動を感じないの?鈍感ね~。」
「魔法感受性なくて悪かったな、なんだよその森のルーンって?」
「土のルーンの中でも特に自然の生命力に溢れたルーンを褒め称えて『森のルーン』と呼ぶのよ。すごい、このざわめき、暖かさ、優しさ、まるでおじいちゃんの森の中に居るようよ!!」
「ほぉ、その価値を正確に見抜くとはさすがにラルフの孫よの。あの当時は奴に、指輪だの、杖だの、いろんな手法でいろんな物を作ってやったもんじゃて。」
「え、じゃぁ、おじいちゃんが今持ってる、あの大きな樫の木の杖って、イルトトさんが作ったの?」
「なんと、あいつまだ持っておるのか?あの仕掛け入れろ、この仕掛けを入れろと注文がうるさいかったのを思い出すわい。おかげであんな、ワシにも及びもつかない、想定外を生み出す代物になってしまったがの、まぁ、変わり者のアイツにはお似合いじゃろ(笑)。」
樫の木の杖の意外な秘密を知ったリーンは、それからまた手のひらに小さなものを握りしめイルトトに向かって言った。
「これももらっていいかしら?」
彼女が興味を示したのは、『ムスペッルスヘイム』固有種の植物の種が数種類であった。
「今度は何じゃ、種か(笑)。『ミズガルズ』へ戻って珍しい植物の家庭菜園でもやる気か?」
「ふふふ、ちょっとね(笑)。」
かつて『英雄戦争』で、ただの大根から大根戦士を生み出しそれを大活躍させ戦況を一変させた張本人だ。皆何を考えているのやら、皆目想像も付かないのであった。もちろん作者においても(笑)。
イルトトとリーンがやり取りしていると、その横でメルが凄いことになっていた。
「ちょ、ちょっとメル、がめついにも程があるわよ!!」
「小欲知足、あまり目移りすると知行合一の境地には辿り着きませんよ~。ま、その方がメルさんらしいですね~、欲誰帰罪(笑)。」
どこから準備したのか、はち切れんばかりの大風呂敷を背中に背負い倉庫の奥からメルが顔を出す。得意げな、してやったり感満面な顔である。
「だって、どんだけ持ってってもいいんでしょ!?これからどんな罠やら苦難やら待ち構えているか分かんないだし、持って置いて損はないわよ!」
「だいたい、アイテムの機能把握してんのかよ?」
「いいわよ、これでサフラに聞くから。」
「(ガクッ)サフラ?サフラも一緒に付いて行く事になったのか、お前だけでも持てあましてるのに、ますます混迷の度を深めるぞ!」
と言う、ガラハドの焦燥はまったく無視して、
「これです!」(NH〇おは〇う日本の〇〇風に言う。)
「ちっ、お前らにまたもや捕まるとは、運が悪いよ!」
メルの手の上に、道具倉庫の片隅に大量に転がっていた、地表でも対面した黄金の蛙の彫像がちょこんと乗っている。今度も生物化している模様だ。
「この子も憎まれ口をきくのね~。確か、他の蛙たちと以心伝心とか?」
「違うよ、オレは地上に居たトグそのものだぜ?確かお前ら、おれを魔法生物呼ばわりしてた奴らだよな!?胸くそ悪いぜ!!」
「は、こ、混乱してきた。。。彫像が二つなのに、意識が一つ???」
「これぞ~、万物~斉同~、一にして全、全にして一の世界の真理なのですよ~。」
「って、いうよりただのク〇ウドコンピューティングでしょ?」
メルがまた脱線を言う。
「何だと、またオレをそのバタ臭いカタカナ並べた機械呼ばわりしやがって!!もう、助けてやんね~からな!!!」
「す、すまん、トグ君。ワシの配下達への教育が足りなんじゃ。許してくれ。こら、お前ら!!トグ君に対して、二度と変な憶測をすると承知せんぞ!!!」
「(配下って。。。)す、すみません。こら、メル、あんたも謝りなさいよ!」
メルもぶつくさ言いながら渋々頭を下げた。なぜかロックはこのちっぽけな黄金の機械生物に頭が上がらないようであった。
「ち、分かったんならいいよ。この工房とか、他のオレたちとコンタクト取りたければ、呼んでくんな!」
「え、工房とかドワーフ村の地表以外にも、分布してるんですか?」
「さぁなぁ~、正直多すぎてオレにも把握出来てないんだぜ。いろんな所にオレの息子達もいるしよ。水中ならオタマジャクシなんだぜ!?」
「はぁ、ダメだ、ますますついていけなくなってきたわ(笑)。」
そしてリーンが手にしたのは、自然な深緑色で染め上がられた地味なチュニックであった。
「おい、お前だって何だよ、もっと凄そうなの色々あるのに、ただの着替えかそれは?」
「質素倹約純真無垢青天白日なのですよ~、リーンは~。」
「何言ってんのよ、この新たに芽吹き出す命のような勢いで沸き上がる森のルーンの脈動を感じないの?鈍感ね~。」
「魔法感受性なくて悪かったな、なんだよその森のルーンって?」
「土のルーンの中でも特に自然の生命力に溢れたルーンを褒め称えて『森のルーン』と呼ぶのよ。すごい、このざわめき、暖かさ、優しさ、まるでおじいちゃんの森の中に居るようよ!!」
「ほぉ、その価値を正確に見抜くとはさすがにラルフの孫よの。あの当時は奴に、指輪だの、杖だの、いろんな手法でいろんな物を作ってやったもんじゃて。」
「え、じゃぁ、おじいちゃんが今持ってる、あの大きな樫の木の杖って、イルトトさんが作ったの?」
「なんと、あいつまだ持っておるのか?あの仕掛け入れろ、この仕掛けを入れろと注文がうるさいかったのを思い出すわい。おかげであんな、ワシにも及びもつかない、想定外を生み出す代物になってしまったがの、まぁ、変わり者のアイツにはお似合いじゃろ(笑)。」
樫の木の杖の意外な秘密を知ったリーンは、それからまた手のひらに小さなものを握りしめイルトトに向かって言った。
「これももらっていいかしら?」
彼女が興味を示したのは、『ムスペッルスヘイム』固有種の植物の種が数種類であった。
「今度は何じゃ、種か(笑)。『ミズガルズ』へ戻って珍しい植物の家庭菜園でもやる気か?」
「ふふふ、ちょっとね(笑)。」
かつて『英雄戦争』で、ただの大根から大根戦士を生み出しそれを大活躍させ戦況を一変させた張本人だ。皆何を考えているのやら、皆目想像も付かないのであった。もちろん作者においても(笑)。
イルトトとリーンがやり取りしていると、その横でメルが凄いことになっていた。
「ちょ、ちょっとメル、がめついにも程があるわよ!!」
「小欲知足、あまり目移りすると知行合一の境地には辿り着きませんよ~。ま、その方がメルさんらしいですね~、欲誰帰罪(笑)。」
どこから準備したのか、はち切れんばかりの大風呂敷を背中に背負い倉庫の奥からメルが顔を出す。得意げな、してやったり感満面な顔である。
「だって、どんだけ持ってってもいいんでしょ!?これからどんな罠やら苦難やら待ち構えているか分かんないだし、持って置いて損はないわよ!」
「だいたい、アイテムの機能把握してんのかよ?」
「いいわよ、これでサフラに聞くから。」
「(ガクッ)サフラ?サフラも一緒に付いて行く事になったのか、お前だけでも持てあましてるのに、ますます混迷の度を深めるぞ!」
と言う、ガラハドの焦燥はまったく無視して、
「これです!」(NH〇おは〇う日本の〇〇風に言う。)
「ちっ、お前らにまたもや捕まるとは、運が悪いよ!」
メルの手の上に、道具倉庫の片隅に大量に転がっていた、地表でも対面した黄金の蛙の彫像がちょこんと乗っている。今度も生物化している模様だ。
「この子も憎まれ口をきくのね~。確か、他の蛙たちと以心伝心とか?」
「違うよ、オレは地上に居たトグそのものだぜ?確かお前ら、おれを魔法生物呼ばわりしてた奴らだよな!?胸くそ悪いぜ!!」
「は、こ、混乱してきた。。。彫像が二つなのに、意識が一つ???」
「これぞ~、万物~斉同~、一にして全、全にして一の世界の真理なのですよ~。」
「って、いうよりただのク〇ウドコンピューティングでしょ?」
メルがまた脱線を言う。
「何だと、またオレをそのバタ臭いカタカナ並べた機械呼ばわりしやがって!!もう、助けてやんね~からな!!!」
「す、すまん、トグ君。ワシの配下達への教育が足りなんじゃ。許してくれ。こら、お前ら!!トグ君に対して、二度と変な憶測をすると承知せんぞ!!!」
「(配下って。。。)す、すみません。こら、メル、あんたも謝りなさいよ!」
メルもぶつくさ言いながら渋々頭を下げた。なぜかロックはこのちっぽけな黄金の機械生物に頭が上がらないようであった。
「ち、分かったんならいいよ。この工房とか、他のオレたちとコンタクト取りたければ、呼んでくんな!」
「え、工房とかドワーフ村の地表以外にも、分布してるんですか?」
「さぁなぁ~、正直多すぎてオレにも把握出来てないんだぜ。いろんな所にオレの息子達もいるしよ。水中ならオタマジャクシなんだぜ!?」
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