10代がマフィアを目指すのは間違っているのでしょうか

春木ハル

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里帰り編

副組長の奮闘

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サロマは殴り掛かったドレイクの拳に己の拳をぶつけた。

そして互いははじかれ、一定の距離をとった。

また接近し、殴り合っては距離をとってを二人は繰り返した。

「長篠」

「水連射」

ラーマとリョフは援護射撃へと回り、サロマへとダメージを与え続けた。

「くっ。」

少し疲労が出ているドレイクに対し、サロマは絶えず攻撃を続けた。

「こんな程度で疲れているようじゃまだまだだぞ。」

「疲れていない、お前を倒すのに必死なだけだ。」

「そうか、ならもっと本気で行っていいな。」

サロマは攻撃の間隔を速めた。

「ぐふっ。」

疲れによってできた隙を突かれ、ドレイクはダメージを受けてしまった。

「ドレイクさん!」

援護射撃をやめ、ラーマはドレイクに駆け寄った。

「大丈夫ですか!ドレイクさん!」

「大丈夫だが、少し回復に時間がかかりそうだ。」

「分かりました、俺が戦います。」

「少し耐えるだけでいい。」

「やってやるよ、サロマ。」

「雑魚が何人かかかってこようが変わらんぞ。」

「桶狭間」

ラーマはサロマに切りかかった。

戦場には刀と拳がぶつかり合う音が響いた。

「俺も手伝うぞ、ラーマ。」

「一次関数」

リョフの蹴りも混ざり、蹴りと斬撃が交互に入った。

「なかなか、やるねぇ。ただ、俺に勝つにはちょっと早いな。」

「全反射」

「なっ!」

光が二人のほうに広がっていき、二人に殴りを入れた。

「ぐふっ」

ただ、リョフはスクッと立ち上がり、再び攻撃を入れた。

「ははは、雑魚が一人で一人でかかってこようと痒くもねえよ。」

サロマはリョフに殴りを入れた。

その衝撃でリョフは吹っ飛び、意識を飛ばしてしまった。

「リョフ!」

「あとはお前だけだ、ラーマ君。」

「ドレイクさんが回復するまでの間俺は繋ぐ。」

刀で切りかかる度、拳にはじかれた。

ただ、ラーマは一切あきらめなかった。

今まで暮らしたこの地元を守るために。

今までずっと仲良くしてくれたこのマフィアを守るために。

憧れのマフィアであるネロに少しでも近づくために。

ただひたすら戦い続けた。

ただ、格上の敵に勝てるはずもなかった。

「なかなかやるなあ、ラーマ君。でも君ごときに私が負けてしまうわけがないだろう。」

今までは手加減をしていたのか、サロマから先ほどまでの拳の倍の力のパンチが飛んできた。

「ぐっ」

刀で当てることはものの、パンチの威力が強く吹っ飛んでしまった。

「お前の命もここまでみたいだね。じゃあねラーマ君。」

(俺の命もここまでか)

ラーマはそう悟った。

拳が飛んできた。

ドガン

「え?ネロ?」
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