お隣のお兄ちゃんが実は野獣だった件

こみあ

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~2~

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 さっさとお風呂にいっちゃったお兄ちゃんの後姿を見送ってため息が零れた。
 折角二人で一緒に住んでてこれはドラマとかにあるドキドキのシチュエーションが始まる!っと浮かれてた2週間前の私に言ってやりたい。
 お兄ちゃんはガチで真面目だ。全然私になんて欲情してくれない。

 高校卒業もすぐそこで、肉体的にもまあまあ見れる程度には女らしくなったと思う。前は薄かった茶髪も最近は仕事もするから濃い目の茶髪に変えた。
 お兄ちゃんの好みは清楚で可憐だ。それは知ってる。だっていっつもドラマでお気に入りはそれ系だから。
 お兄ちゃんが巨乳が好きらしい、っていうのはお隣のシンちゃんが教えてくれた。
 シンちゃんは私がお兄ちゃんを追いかけまわしてるのを生暖かく見守ってくれてる。お兄ちゃんよりは私が本気だって信じてくれてはいるけどあんまりお勧めできないっていって手伝ってくれない。
 それでも幾つかの貴重な情報はシンちゃん経由でしか入らない。
 そして私はお兄ちゃんの近況を毎日報告する代わりにシンちゃんからある重要情報をせしめた。
 頃合いを見て私はそっと風呂場に忍び寄る。
 脱衣所の扉を静かに開けて四つん這いでお風呂場の扉の前までにじり寄った。
 シンちゃんから聞き出した情報の、その一つが……
「メイ……」
 これ。
 見ちゃ駄目だって思いつつ、お兄ちゃんがここに住みだしてからほぼ毎日私はこれを繰り返してる。
「うっ……」
 お風呂場に……何かを擦る音が響いてる。
 お兄ちゃんの浅い息が微かに聞こえる。
 お兄ちゃんの身体の影が曇りガラス越しに見えて。
 肩がリズミカルに揺れてるのが見えて。
「クッ……」
 肩が……ビクンと跳ねた。お兄ちゃんの頭が軽くのけぞる。息を詰める音が聞こえて。そしてハァっと音を立てて吐き出すのが聞こえた。
 部屋に響きそうなほどドキドキいってる心臓を抑えながら私はゆっくりと後退する。
 お兄ちゃんがイっちゃった。
 私をオカズにイっちゃった。
 でも今日の私はちょっとじゃなく愚か者だった。いい加減回数をこなしてちょっと気が抜けてたのもある。
 後ろの扉を足で蹴って抜けようとして、代わりにゴミ箱を蹴り飛ばしちゃった。
 ガタンっと大きな音を立ててゴミ箱が倒れて私はその場でつい声をあげた。
「あっ……」
「メイ……!?」
 途端お風呂場の扉が開いた。目の前がお風呂場の湯気で一瞬煙ってでもそこに。
 汗に濡れて少し上気した顔の見た事もない色気を漂わせたお兄ちゃんが立ってた。全裸で。
 あたりまえだ、お風呂入ってたんだから。何にも着てるはずない。
 裸だよね。裸。うん。丸見えです。隠してください。私が悪うございました。これはひとっとびに私の限界以上に凄いです。
「お前……覗いてたの?」
 でもお兄ちゃんは前も隠さずに私に歩み寄る。脱衣所の床に四つん這いになってお兄ちゃんの裸を見上げてる私をお兄ちゃんが、お兄ちゃんの一物が見下ろしてる。
 うわ、もう絶望的だ。気のない私に見られたお兄ちゃんが怒り出すのは目に見えてる。しかもオカズにしてたのまで知ってしまってる。
 これ、もしかして警察案件?
 お隣のお兄ちゃんのオナニー覗くのって犯罪でしょうか?
 裸は自分からは見に行ってません。それでも犯罪でしょうか?
「未成年なので見逃してください」
 グルグルと頭が一瞬の間に色々な事を考えて私の口から最初にこぼれたのはこんな言葉だった。
「お前なぁ……」
 そう言って私の目の前にしゃがみこんだお兄ちゃんが頭を抱えた。
「ごめんなさい、まだ犯罪者の仲間入りはご遠慮したいです。見逃して」
「どうしてそっちに考えるんだか分からないが。見てたんだな。しっかり」
 うっ、この状況で言い逃れは不可能だよね。
 私は三つ指たててその場で土下座した。
「お兄ちゃんごめんなさい、もうしません」
「手遅れ。お前が悪い。折角ここまで我慢してきたのに」
 そう言ったとたん、お兄ちゃんが。お兄ちゃんが裸のまま私をごろんと転がしてその場で押し倒した。
 脱衣所の床で。
 軽く頭の後ろを床で打った私は一瞬何が起きてるのか全然頭に入って来ない。
「大人しくしろよ。お前が先に一線超えたんだからな」
 そう言ってお兄ちゃんが私の上にまたがってる。裸のまま。
 寒くないのかな、ってそれが最初に頭にのぼったまともな考えだった。
 それなのにお兄ちゃんが私の服をはぎ取ってく。パジャマの前が全部外されて胸が零れ落ちた。
 あまりに非現実的すぎて隠すのも忘れて茫然とお兄ちゃんを見上げた。
「綺麗だな」
 ぼそりとお兄ちゃんが呟いた。そこで初めて自分の状況が襲ってきた。
「え? へ? お、お兄ちゃん? どうしちゃったの?」
「見れば分かるだろ、我慢するの止めたの」
「が、我慢って……」
「お前が大学入るまでは我慢しておこうって思ってたんだけどな」
「え? ひゃ!」
「乳首まだ立ってないな。思ってた通り綺麗なピンク」
 お兄ちゃんが私の胸をいじりだした。片手は胸をやわやわと揉んでもう片方の手は反対の胸の乳首をつつく。
「メイ。お前の裸、ずっと想像してたより全然綺麗だ」
 お兄ちゃんが、蕩けるような笑みを浮かべて私の頬を撫でた。頭が一気にクラクラして魔法が掛ったみたいに言葉が出てこなくなった。
 お兄ちゃんの逞しい肩が動くたびに私の胸に快感が生まれる。
 お兄ちゃんの大きな手が私の胸を色々な形に変えて、その度に甘いしびれるような快感が私の奥に押し込められてくる。お兄ちゃんの少し太い指が胸の先をくすぐる度にピリピリするような快感が刺さって胸が自分でも張ってくる様な気がした。その快感はそのまま私の全身に広がって頭の中までしびれてくる。
「俺に触られるの、気持ちいいんだな」
 お兄ちゃんの目が余計色っぽく光ってそれが私を真っすぐ見つめてて。
 なぜか突然そこで止めちゃった。
 シュンっと消えてしまった快感に身体が突然寒くなる。
「冷えるから先風呂入ろうな」
 そう言ってお兄ちゃんが私を起こしあげる。……のかと思ったらそのまま肩に抱え上げられた。
「お、お兄ちゃん!? ちょっと降ろして、これ怖い!」
 久しぶりに担ぎ上げられてみると身長が高いお兄ちゃんの肩の上から下を見下ろすのは結構怖かった。
「暴れるな、いま下も脱がしてやるから」
「え!? や、それはちょっと待って!」
「服着たまま風呂入れないだろ」
「あ、やだ、パジャマおろさないで! きゃっ! し、下着、下ろしちゃダメ!」 
 私の抵抗空しく、気が付けば下半身もすっかり裸に剥かれてしまった。恥ずかしくて全身がカッと熱くなる。
「そう照れることないだろ、昔はよくお風呂いれてやったんだから」
 た、確かにそうだ。よくこうやってお風呂連れてこられた。でも!
「そ、それ私が中学入るまででしょ! 一緒にしちゃダメ!」
「一緒にしちゃだめ、か。だったらもう少し早く気付くべきだったな。もう昔とは違うって」
 お兄ちゃんの言葉の後に、なにか柔らかい物がお尻に押し当てられた。ギョッとしてみるとお兄ちゃんが私のお尻にキスしてる!
 ひゃー! この柔らかいのおにいちゃんの唇だった!
「暴れるなって言っただろ。風呂場で頭打ったら冗談にならないぞ」
 驚いて手足をばたつかせた私のお尻をお兄ちゃんがそう言って軽く叩く。ペチリって音がして。何かが変だ。なんかお腹の中に今熱い物が走った。
 お兄ちゃんはその後も数回お尻をペチペチ叩いてから私を抱えたままお風呂に入る。
 そこでやっと私を横抱きに抱えなおしてザブンっとお風呂に入った。当たり前のように大きな波を打ってお湯が一斉に零れ落ちる。お風呂に入るときに邪魔になった私の足を前にずらして後ろから抱きかかえられた。
「お前の身、体抱き心地抜群」
 ど、どうしちゃったの?
 お兄ちゃんが凄くエロい事言いながら私を後ろから抱き込んでる。
 お腹にお兄ちゃんの腕が回って背中から肩にかけてしっかりとお兄ちゃんのガッチリした体がピッタリくっついてて、肩越しにお兄ちゃんの顔が私のすぐ横に来てて。
「お、お兄ちゃん。おにい、お」
「まだお兄ちゃんとか呼ぶか。俺お前の兄ちゃんもうやめたんだけど? お前のせいで」
 私の言葉を遮るようにお兄ちゃんが喋りながら右手で私の胸をまさぐり始めた。
「くぅん……」
 なに、この声?
 勝手に自分の口から洩れた声に自分で驚く。
「お前もちょっと早いけど妹は卒業な。ちゃんと俺が卒業式してやる」
 すぐ横にあるお兄ちゃんの目が見た事ない色気を垂れ流してる。
 こんなお兄ちゃん知らない。ほんとにお兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなくなってる。
 途端、少し怖くなってきた。
 今まで散々お兄ちゃんを誘惑してきたのは私だ。
 スカートのすそを短くしてみせたり、部屋のドアを開けておいたり。今日だってちょっと頑張って胸が見えやすいパジャマにしてた。
 そこまでしたのは、しちゃったのはお兄ちゃんがお兄ちゃんだからだ。
 お兄ちゃんは大人で全然私の事なんて見てくれないから。硬派で私が誘っても全然相手にしてくれないから。
 だからお兄ちゃんはお兄ちゃんだと思ってた。
 馬鹿みたいだけどあんなに好きだ好きだって言ってた私の方が全然お兄ちゃんを男だって見てなかった。
 そのお兄ちゃんが突然男の人になって私を一人の女の人として扱ってくれた途端、私は自分の間違いに気づいてしまった。
 私、こんな事される覚悟全然なかった!
「後悔してるのか? でも止めないぞ。俺のオナニー見てたんだろ。お前で俺が抜いてるの」
 お兄ちゃんが私の耳元に低い声でエッチな事を囁く。掠れた低いお兄ちゃんの声が私の耳から入って頭の中をグルグルする。
「いつからだ? ずっと見てたのか? 俺が自分でしてるの見てどうするつもりだったんだ?」
 お兄ちゃんの左手が動き出す。私のお腹を撫でたり腰を撫でたり。それが凄く優しくて甘くて心臓がドクドクいいながら身体がどんどん熱くなってきて。
「自分でもしてるのか? ここいじったりしてるのか?」
 ああ、お兄ちゃんが。お兄ちゃんの指が私の足の間に滑り込んで来た。
「あ。濡れてる。本当にお前準備出来てたんだな。充分女だ」
「やぁ、そこ無理、おにい、や」
「またお兄ちゃんって呼んだか? じゃあお兄ちゃんにやられる方がいいのか。兄弟にこんな事される方が濡れる?」
「ち、違う、そういう事じゃ……」
「でも気持ちいいんだろ。乳首立ってきたし」
「うぁっあっ……」
「転がされるの気持ちいいのか。じゃあこっちも転がしてやる」
「ひぃ! ひゃぁああ、だめ、とめて、それ、ああっ」
 お兄ちゃんの少し硬い指先が私の乳首と敏感な突起を一度に転がし始めた。
 信じられない!
 お兄ちゃんの指が私を追い詰めてる。
 今私を追い詰めてるの、お兄ちゃんだ。お兄ちゃんが私をイかせようとしてる!
 あんなにいつも子供扱いしてきたのに。お兄ちゃんが私を女として扱うなんて。
 混乱と狂喜と快感とがごちゃごちゃになって私はそのまま身体をガクガクと震わせながらお風呂で絶頂に達していった。
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