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第13章 ヨークとナンシーと
15 普通の食事
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「こちらにも白湯をくれ」
「今日は暑くなりそうだな」
「そういえば荷馬車の馬の一頭が──」
幌馬車の外からガヤガヤと数人の声が響いてくる。
あれから一時間もせずに馬車が停まってお昼休憩に入ったのだ。
どうやらこのすぐ近くを流れる小川で水を補給するつもりでここを目指してたみたい。
「水くらい、この枷をちょっと外してくれたら私たちが水魔法でいくらでも出すのに……」
そう言っても皆に無視された。
まあ仕方ないか。
実はこの手枷足枷は特別製なんだそうで、これを着けてると魔法が出せなくなる細工がされてるらしいんだよね。だからヨークに着くまでは決して外さないと最初に断言されてしまってる。
荷馬車の御者をしていた二人が手早く小さな火を起こすと、そこで湯を焚いて炊事を始めた。
私たち三人はローブのおじさんたちと一緒に幌馬車の中で待たされてる。
暇なので幌の切れ目から皆さんが準備してるのを見てたんだけど。
鍋に入れられた湯が沸き立って、なにを茹でるんだろうとワクワクしながら待ってたのに、鍋で茹でられたお湯は結局お湯のまま配られた。
その上、あれだけの積み荷があるにも関わらず、引き出されてきた食べ物はほんのわずか。
「……えっと、お昼ご飯これだけですよね?」
そう聞かずにはいられないほど、渡された昼ごはんは簡素だった。
白湯の入った木のカップ、それと乾ききった肉の端切れ、それにパンらしきもの。パンだと思うのだけど、さっき見てたらハンマーで割ってた……
ハンマーで割らないと崩れないパンって、それパンとしてありなのだろうか?
以前ウィスキーの街の教会で近所のお姉さんが差し入れしてくれたパンでさえ、一応ナイフで切れるくらいには柔らかかった。
「文句があるなら食わなくていいぞ」
イライラとした声がすぐ横のローブのおじさんから返ってきた。
いえ、文句は言えません。だって、おじさんが持ってるのも全く同じお昼ご飯だもん。
囚人だからと食事が減らされてる訳じゃなくてこれ、どうやら皆さんの通常のお昼らしい。
「とんでもありません、いただきます」
「……頂きます」
慌てて答えて白湯を啜った私に、黒猫君とテリースさんが続く。
もらったお肉に嚙みついてみた……んだけど、どうやっても噛み千切れない。
え、これマジで食べられるの!?
そう思っておじさんたちを見たら、それぞれ小さなナイフで手に持った干し肉を削ってお湯に落としてる。
あー。ああやって食べるものなのか。
でも残念だけど、私ナイフなんて持ってないよ。
「貸してみろ」
そう思って途方に暮れてたら、すぐ横から黒猫君の手が伸びた。
私のお肉を受け取った黒猫君、キールさんに貰ったナイフを腰から引き出して手慣れた様子でそれを削ってくれる。
このナイフ、オークとの戦いのときに一度行方不明になっちゃってたけど、偶然ベンさんに拾われて手元に返って来たんだよね。それ以来、黒猫君はしっかり肌身離さず持ち歩いてる。おかげでオークのスタンピードでもちゃんとなくならずに手元に残ってた。
それに引きかえ、私の櫛はバッグとともに行方不明。トイレ用品だけはこっちに戻って来て補充できたけど、櫛を買う暇は流石になくて、仕方なくテリースさんに櫛を借りる生活にまた戻ってしまってる。
「ありがとう」
黒猫君に返してもらったカップから削って貰ったお肉をスプーンで掬って口に入れてみたんだけど。
正直言葉が出ない。というか出せない。
だってこれ、本当の本当に……おいしくないのだ。
干し肉には塩味がけっこうあったはずなんだけど、それも白湯に浸すとほとんど消えちゃって、味らしい味がなくなっちゃってて。
肉はふやけても筋が硬くて噛んでも噛んでも口に残って、結局最後は飲み込むしかなかった。
パンも気のせいじゃなくなんか酸っぱい。硬い上に酸っぱいパンって食べて大丈夫なんだろうか。
心配になっておじさんたちを見てみたけど、皆さん同じ食事を黙々と食べてる。
そんな中、突如どこからか濃厚な煮込み料理の素晴らしく美味しそうな匂いが漂ってきた。
「え、他にもごはんなんかあったの!?」
ガバリと顔を上げてキョロキョロと見回した私に、向かい合わせに座ってたローブのおじさんが半眼で返す。
「あれはサロス長官様専用の昼食だ。お前には回って来ないから安心してその肉を食え」
「ず、ずるい!」
思わず反射でそう言ってしまってから後悔した。
多分そう思ってるのは私だけじゃない。
ここにいる人たちにとっては、この食事が普通で当たり前で、そして貴人がもっと美味しいものを食べる横でこんな食事をするのをずっと繰り返してきてるんだ。
ついでに言えば、囚人だと言いながらも私たちにもちゃんと同じ食事を出してくれてる。
そう、こっちが「普通の食事」であっちが、違う、今まで私たちが当たり前に毎日食べてきたような食事のほうが異常だったんだ……
あの貧しいウイスキーの治療院でさえ、今思えば苦労して作ったご飯は美味しかった。
バッカスたちに攫われてた時もお肉だけは大量に食べられたし、ナンシーの領城ではエミールさんが食べきれないほどご馳走を食べさせてくれていた。
北の砦でさえ、まあ一部私の成長魔法のせいだけど、毎日全員ちゃんと三食お腹いっぱい食べられていた。
私、今まで本当に甘やかされてきたんだなぁ。
そう思ったら、なんか一気に文句を言う気持ちがしぼんじゃって。
私、サロス長官をずるいなんて言えないよね。
だって私も毎日美味しいもの食べさせてもらってきたんだもん。
「まあ、今回のサロス長官はあのお貴族様のネイサンだからな」
突然大人しくなって自分のご飯を食べ始めた私を哀れんだのか、隣の疲れた様子のおじさんがボソリと言う。
それを聞いたもう一つ隣のおじさんが「よせ」って言って脇を小突くと、慌てたようにさっきのおじさんが口を噤んだ。
でも斜め前に座ってる男性が、まるで追いかけるように暗い声でぼそぼそと話しだす。
「荷馬車の大量の荷物だって、その殆どが長官の私物だろ。あれがなければ我らの食料ももう少し積めたろうに」
恨みがましいその声に、馬車の中の人は誰も答えない。
答えないってことは多分、皆同じことを考えてるんだろうな。
そりゃこの状況で自分だけ美味しいもの食べてたら皆さんに恨まれても仕方ないよね。
「あゆみそれもう一回こっちに寄越せよ」
と、突然さっきから周りの様子を伺ってた黒猫君が、ゴソゴソとポケットを探りながら私に手を差し出した。言われるまま自分の木のカップを渡すと、自分の匙でそれをかき回してくれる。
途端、お湯が薄っすらと茶色くなって、嗅ぎなれた香しい匂いが漂いだした!
「うわ、黒猫君お味噌持ってきてくれてたの!?」
驚いて思わず声を上げた私に、黒猫君がニヤリと笑ってお皿を返してくれる。
「一昨日シアンとこの台所から少しくすねてきた。本当はヨークについてからお前を驚かしてやろうと思ってたんだが、なんか今ここで隠してるのはちょっと、な」
そう言って周りを見回した。
つられて私も周りを見れば、幌馬車の中の全員が私が今まさに口に運んだカップをじっと見てる。
突き刺さるような複数の視線に気が付いて、思わずゴクリと喉を鳴らして飲み込んじゃった。
でもそこはそれ、お味噌が入って一気に美味しくなったスープの味ですぐに頭がいっぱいになる。
「あ、美味しい。ちゃんとお味噌汁の味がする!」
「煮干しの粉も入れてあるからな、旨いだろ。次はそのパンも浸して食ってみろよ」
いわれて手に持ってる石より硬そうなパンの角を浸してみた。すぐにふやけてきたところを口に含めば、酸味が緩和されて結構美味しい。
黙々と食べ始めた私のすぐそばで、ゴクリと思いっきり唾を飲み込む音がいくつも聞こえる。
流石に気が引けて食べる手が止まってしまった。
「あの、黒猫君、ねえ──」
「あんたらもこれ入れてみるか?」
私が遠慮がちに黒猫君に口を挟むより早く、黒猫君が手に持った小瓶をほかの人にも見せる。
その場に座ってた全員が、まるで魔法にかかったように素直に頷いた。
結局馬車の中だけじゃなく、外に座ってる人たちにまでお味噌を分けて歩いた黒猫君は、空になった小瓶を私に見せて笑ってる。
「これで持ってきた味噌は終わっちまったけどお前、自分ひとりじゃ食わねえから仕方ねえよな」
うう、黒猫君すっかり分かってらっしゃる。
確かに一回しか食べられないのは悲しいけど、美味しいものを自分一人で食べても全然うれしくない。どうせならやっぱり同じ食事を出してくれた皆さんと一緒に楽しみたい。
「うん。ありがとう黒猫君」
「あ、ああ、貴重な物を分けてくれてありがたい」
「ああ、非常に変わった味だったが旨かった」
「ご馳走になった」
私がお礼を言えば、周りのおじさんたちがバツが悪そうに順番に口を開いてお礼を言ってくれる。
それを鷹揚に聞いてた黒猫君が私に向かって片目を瞑る。
「まあこれでヨークまでの長い道のりをギスギスしたまま過ごさないで済みそうだ」
そう言った黒猫君の言葉通り、そこからの旅は少しだけ快適になった。
「今日は暑くなりそうだな」
「そういえば荷馬車の馬の一頭が──」
幌馬車の外からガヤガヤと数人の声が響いてくる。
あれから一時間もせずに馬車が停まってお昼休憩に入ったのだ。
どうやらこのすぐ近くを流れる小川で水を補給するつもりでここを目指してたみたい。
「水くらい、この枷をちょっと外してくれたら私たちが水魔法でいくらでも出すのに……」
そう言っても皆に無視された。
まあ仕方ないか。
実はこの手枷足枷は特別製なんだそうで、これを着けてると魔法が出せなくなる細工がされてるらしいんだよね。だからヨークに着くまでは決して外さないと最初に断言されてしまってる。
荷馬車の御者をしていた二人が手早く小さな火を起こすと、そこで湯を焚いて炊事を始めた。
私たち三人はローブのおじさんたちと一緒に幌馬車の中で待たされてる。
暇なので幌の切れ目から皆さんが準備してるのを見てたんだけど。
鍋に入れられた湯が沸き立って、なにを茹でるんだろうとワクワクしながら待ってたのに、鍋で茹でられたお湯は結局お湯のまま配られた。
その上、あれだけの積み荷があるにも関わらず、引き出されてきた食べ物はほんのわずか。
「……えっと、お昼ご飯これだけですよね?」
そう聞かずにはいられないほど、渡された昼ごはんは簡素だった。
白湯の入った木のカップ、それと乾ききった肉の端切れ、それにパンらしきもの。パンだと思うのだけど、さっき見てたらハンマーで割ってた……
ハンマーで割らないと崩れないパンって、それパンとしてありなのだろうか?
以前ウィスキーの街の教会で近所のお姉さんが差し入れしてくれたパンでさえ、一応ナイフで切れるくらいには柔らかかった。
「文句があるなら食わなくていいぞ」
イライラとした声がすぐ横のローブのおじさんから返ってきた。
いえ、文句は言えません。だって、おじさんが持ってるのも全く同じお昼ご飯だもん。
囚人だからと食事が減らされてる訳じゃなくてこれ、どうやら皆さんの通常のお昼らしい。
「とんでもありません、いただきます」
「……頂きます」
慌てて答えて白湯を啜った私に、黒猫君とテリースさんが続く。
もらったお肉に嚙みついてみた……んだけど、どうやっても噛み千切れない。
え、これマジで食べられるの!?
そう思っておじさんたちを見たら、それぞれ小さなナイフで手に持った干し肉を削ってお湯に落としてる。
あー。ああやって食べるものなのか。
でも残念だけど、私ナイフなんて持ってないよ。
「貸してみろ」
そう思って途方に暮れてたら、すぐ横から黒猫君の手が伸びた。
私のお肉を受け取った黒猫君、キールさんに貰ったナイフを腰から引き出して手慣れた様子でそれを削ってくれる。
このナイフ、オークとの戦いのときに一度行方不明になっちゃってたけど、偶然ベンさんに拾われて手元に返って来たんだよね。それ以来、黒猫君はしっかり肌身離さず持ち歩いてる。おかげでオークのスタンピードでもちゃんとなくならずに手元に残ってた。
それに引きかえ、私の櫛はバッグとともに行方不明。トイレ用品だけはこっちに戻って来て補充できたけど、櫛を買う暇は流石になくて、仕方なくテリースさんに櫛を借りる生活にまた戻ってしまってる。
「ありがとう」
黒猫君に返してもらったカップから削って貰ったお肉をスプーンで掬って口に入れてみたんだけど。
正直言葉が出ない。というか出せない。
だってこれ、本当の本当に……おいしくないのだ。
干し肉には塩味がけっこうあったはずなんだけど、それも白湯に浸すとほとんど消えちゃって、味らしい味がなくなっちゃってて。
肉はふやけても筋が硬くて噛んでも噛んでも口に残って、結局最後は飲み込むしかなかった。
パンも気のせいじゃなくなんか酸っぱい。硬い上に酸っぱいパンって食べて大丈夫なんだろうか。
心配になっておじさんたちを見てみたけど、皆さん同じ食事を黙々と食べてる。
そんな中、突如どこからか濃厚な煮込み料理の素晴らしく美味しそうな匂いが漂ってきた。
「え、他にもごはんなんかあったの!?」
ガバリと顔を上げてキョロキョロと見回した私に、向かい合わせに座ってたローブのおじさんが半眼で返す。
「あれはサロス長官様専用の昼食だ。お前には回って来ないから安心してその肉を食え」
「ず、ずるい!」
思わず反射でそう言ってしまってから後悔した。
多分そう思ってるのは私だけじゃない。
ここにいる人たちにとっては、この食事が普通で当たり前で、そして貴人がもっと美味しいものを食べる横でこんな食事をするのをずっと繰り返してきてるんだ。
ついでに言えば、囚人だと言いながらも私たちにもちゃんと同じ食事を出してくれてる。
そう、こっちが「普通の食事」であっちが、違う、今まで私たちが当たり前に毎日食べてきたような食事のほうが異常だったんだ……
あの貧しいウイスキーの治療院でさえ、今思えば苦労して作ったご飯は美味しかった。
バッカスたちに攫われてた時もお肉だけは大量に食べられたし、ナンシーの領城ではエミールさんが食べきれないほどご馳走を食べさせてくれていた。
北の砦でさえ、まあ一部私の成長魔法のせいだけど、毎日全員ちゃんと三食お腹いっぱい食べられていた。
私、今まで本当に甘やかされてきたんだなぁ。
そう思ったら、なんか一気に文句を言う気持ちがしぼんじゃって。
私、サロス長官をずるいなんて言えないよね。
だって私も毎日美味しいもの食べさせてもらってきたんだもん。
「まあ、今回のサロス長官はあのお貴族様のネイサンだからな」
突然大人しくなって自分のご飯を食べ始めた私を哀れんだのか、隣の疲れた様子のおじさんがボソリと言う。
それを聞いたもう一つ隣のおじさんが「よせ」って言って脇を小突くと、慌てたようにさっきのおじさんが口を噤んだ。
でも斜め前に座ってる男性が、まるで追いかけるように暗い声でぼそぼそと話しだす。
「荷馬車の大量の荷物だって、その殆どが長官の私物だろ。あれがなければ我らの食料ももう少し積めたろうに」
恨みがましいその声に、馬車の中の人は誰も答えない。
答えないってことは多分、皆同じことを考えてるんだろうな。
そりゃこの状況で自分だけ美味しいもの食べてたら皆さんに恨まれても仕方ないよね。
「あゆみそれもう一回こっちに寄越せよ」
と、突然さっきから周りの様子を伺ってた黒猫君が、ゴソゴソとポケットを探りながら私に手を差し出した。言われるまま自分の木のカップを渡すと、自分の匙でそれをかき回してくれる。
途端、お湯が薄っすらと茶色くなって、嗅ぎなれた香しい匂いが漂いだした!
「うわ、黒猫君お味噌持ってきてくれてたの!?」
驚いて思わず声を上げた私に、黒猫君がニヤリと笑ってお皿を返してくれる。
「一昨日シアンとこの台所から少しくすねてきた。本当はヨークについてからお前を驚かしてやろうと思ってたんだが、なんか今ここで隠してるのはちょっと、な」
そう言って周りを見回した。
つられて私も周りを見れば、幌馬車の中の全員が私が今まさに口に運んだカップをじっと見てる。
突き刺さるような複数の視線に気が付いて、思わずゴクリと喉を鳴らして飲み込んじゃった。
でもそこはそれ、お味噌が入って一気に美味しくなったスープの味ですぐに頭がいっぱいになる。
「あ、美味しい。ちゃんとお味噌汁の味がする!」
「煮干しの粉も入れてあるからな、旨いだろ。次はそのパンも浸して食ってみろよ」
いわれて手に持ってる石より硬そうなパンの角を浸してみた。すぐにふやけてきたところを口に含めば、酸味が緩和されて結構美味しい。
黙々と食べ始めた私のすぐそばで、ゴクリと思いっきり唾を飲み込む音がいくつも聞こえる。
流石に気が引けて食べる手が止まってしまった。
「あの、黒猫君、ねえ──」
「あんたらもこれ入れてみるか?」
私が遠慮がちに黒猫君に口を挟むより早く、黒猫君が手に持った小瓶をほかの人にも見せる。
その場に座ってた全員が、まるで魔法にかかったように素直に頷いた。
結局馬車の中だけじゃなく、外に座ってる人たちにまでお味噌を分けて歩いた黒猫君は、空になった小瓶を私に見せて笑ってる。
「これで持ってきた味噌は終わっちまったけどお前、自分ひとりじゃ食わねえから仕方ねえよな」
うう、黒猫君すっかり分かってらっしゃる。
確かに一回しか食べられないのは悲しいけど、美味しいものを自分一人で食べても全然うれしくない。どうせならやっぱり同じ食事を出してくれた皆さんと一緒に楽しみたい。
「うん。ありがとう黒猫君」
「あ、ああ、貴重な物を分けてくれてありがたい」
「ああ、非常に変わった味だったが旨かった」
「ご馳走になった」
私がお礼を言えば、周りのおじさんたちがバツが悪そうに順番に口を開いてお礼を言ってくれる。
それを鷹揚に聞いてた黒猫君が私に向かって片目を瞑る。
「まあこれでヨークまでの長い道のりをギスギスしたまま過ごさないで済みそうだ」
そう言った黒猫君の言葉通り、そこからの旅は少しだけ快適になった。
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