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第9章 ウイスキーの街
29 レネさんのお話
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次の日、私たちは結局ナンシーに出発出来なかった。
どうしてもその前に牢屋と娼館にいく必要が出来てしまったからだ。
「本当にいいんですか?」
私は昨日と同じように娼館の一番上の部屋で目の前に座るレネさんに再度確認をする。
黒猫君は昨日娼館に来ていなかった人の中にまだ傀儡が残っていないか確認するために一緒に来てくれていた兵士さん達と再度娼館を周ってる。
だから今私は一人でレネさん相手に監査式の受け入れについて確認してるところだ。
あの後、キールさん経由で娼館が監査式を受け入れる旨が伝えられた。出来れば一度私と黒猫君に説明してほしいと指名付きで。
黒猫君は少し迷ってたけど兵士さんも付いてきてくれるって言うしどの道今日は他にもアルディさん所の兵士さんが焼けた部屋の片づけと遺体の埋葬を手伝いに来てるので今まで以上に安全だろうという事でお邪魔しんだよね。
「ええ、本当は監査式を受け入れること自体別に何も問題はなかったんですよ。あれはあゆみ様を騙すためと……ちょっとした意趣返しだったんです」
「意趣返し、ですか?」
「ふふふ。多分キーロン陛下は仰らないでしょうから私から簡単に説明しておきますわね。私、以前中央の王室で魔術師をしておりましたのよ」
「え、えええ!? じゃ、なんでここに?」
「キーロン陛下ともその頃少し親しくさせて頂いておりましたの。それが色々事情がありまして王都を離れここに流れ着きました。もうかれこれ10年近くなりますわ」
「そうだったんですか。じゃあどうしてもっと早くキールさんに会いに行かなかったんですか?」
「キーロン陛下がこの街にいらしているのは存じてましたけど私のような者がお会いしに行ったらご迷惑でしょう? それにお噂ではキーロン陛下には寵愛する秘書官の娘がいると聞きましたし」
「寵愛する秘書官……って私ですか!?」
レネさんが悪戯っぽく微笑んで頷いた。
「それなのにその秘書官のお嬢さんはこの前の夏の収穫祭で他の方と結婚なされたというじゃないですか。それで少し悔しく思いましてね。今回のお話を頂いた時、出来るなら少しばかり懲らしめて差し上げようと思ったんですよ」
そ、そんな~!
まさかそんな噂が立ってたなんて考えてもみなかった。だけどよく考えたらそんな噂をされてもおかしくないくらいキールさんと一緒にいたのは確かだ。それに以前治療院で他の兵士さんからも申し出があったってキールさんが言ってたのも思い出した。
昨日も黒猫君に指摘されたけど、私がどのくらい魅力的かっていうのは別として、どうも女性として十分そう言う対象には見られているってことらしい。これは今後ちゃんと自分で気をつけていかなくちゃ。
「待ってください、そんな変な噂が立つような事実は全くなくて、私キールさんには命を助けていただいた恩があるだけで──」
「落ち着いて、あゆみ様。大丈夫、昨日キーロン陛下から詳しく伺いましたわ」
焦って釈明を始めた私の言葉を遮ってレネさんが立ち上がる。
「今回は私の勘違いで思わないトラブルに巻き込んでしまって本当にごめんなさい」
そう言ってレネさんは私にしっかりと頭を下げた。
「まさかあゆみ様があそこまで初心だなんて。噂を信じてた私、ちょっとばかり悪戯心が過ぎてネロ様まで敵に回してしまいましたわね」
「黒猫君は……多分大丈夫ですよ。昨日ちゃんと話し合い出来ましたので」
「あらまあ。それではあの茶番も何かしらの役にはたったのかしら。本当に良かったわ。それじゃあ遠慮なく監査式のお話を詰めさせていただきましょう」
そう言って笑ったレネさんと、私は小一時間程今度こそ角を突き合わせてお金のお話を続けたんだけど。
「……レネさん、ギブアップ。レネさん本当に全く収支を見てなかったんですね」
「ごめんなさいねぇ。だってタッカーったら本当に優秀だったんですもの。しかもこちらがちゃんと利益を上げていれば義理堅いほどこちらにもちゃんと利益を残してくれてましたし」
タッカーさんたら取るところから取り過ぎずに上手に巻きあげてたんだね。つくづくタッカーさんは優秀だったんだなぁ。やっぱりいっそ──
「あゆみ、こっちは終わったぞ?」
そこにちょうど黒猫君が帰ってきた。レネさんに目線で挨拶して一言「追加はいねえ」と声をかけて私のすぐ横に座る。
レネさんがそれを聞いてほっと小さく溜息をつくのが聞こえた。申しわけないけどそれを見た私は内心、こんなに素敵でこんなに力強くてこんなに大人のレネさんでもやっぱり怖かったり怯えたりする、そんな単純な事実にちょっとだけ安心してしまった。
「黒猫君、これから城門の所の牢屋に行きたいんだけど」
「タッカーの所か?」
「うん。あ、その前にキールさんが先かな?」
「……昼頃キールがあっちに向かうって言ってた」
「え?」
「お前が考えるような事はあいつの方が先に考えてるんだろ」
「あ、そっか。じゃあ丁度良いね。レネさん、もう一度後で戻りますので一旦出ますね」
私と黒猫君の話から何となく事情を理解したらしいレネさんがおっとりとして見える笑みを浮かべていってらっしゃいと見送ってくれた。
城門に着くと思わずこっちが緊張するほどそこにいた兵士さんたちが皆バリバリ働いてた。普段壁の上と下でおしゃべりしてる人とか門の横の椅子に腰かけて人が来るのを待ってるだけの人とかいるのに、今日はなんかずっと動き回ってて皆忙しそう。
「ああネロ君、やっぱりきましたね」
その一番先頭で忙しそうにしてたアルディさんが私たちに気づいてこっちに声をかけてくれた。
「アルディ、今日何かあるのか?」
「何言ってるんですか。キーロン陛下が視察にいらっしゃるんじゃないですか」
「へ? あ、ああそれで皆これか」
「キールさんが来るってそんなに大変な事になっちゃったんですね」
「不本意ながらな」
そこにキールさんの声が後ろからかかると私たちの周りの兵が一斉にこっち流の敬礼を始めた。そう言えば久しぶりに見たな、これ。
「俺の事なんて気にしてないで仕事に戻れ。ネロ、あゆみそれにアルディは一緒に来い」
依然とまるっきり変わりない調子で、だけど十分偉そうにそう言ったキールさんは私たちを後ろに引き連れて連れて勝手知ったる兵舎へと向かった。
どうしてもその前に牢屋と娼館にいく必要が出来てしまったからだ。
「本当にいいんですか?」
私は昨日と同じように娼館の一番上の部屋で目の前に座るレネさんに再度確認をする。
黒猫君は昨日娼館に来ていなかった人の中にまだ傀儡が残っていないか確認するために一緒に来てくれていた兵士さん達と再度娼館を周ってる。
だから今私は一人でレネさん相手に監査式の受け入れについて確認してるところだ。
あの後、キールさん経由で娼館が監査式を受け入れる旨が伝えられた。出来れば一度私と黒猫君に説明してほしいと指名付きで。
黒猫君は少し迷ってたけど兵士さんも付いてきてくれるって言うしどの道今日は他にもアルディさん所の兵士さんが焼けた部屋の片づけと遺体の埋葬を手伝いに来てるので今まで以上に安全だろうという事でお邪魔しんだよね。
「ええ、本当は監査式を受け入れること自体別に何も問題はなかったんですよ。あれはあゆみ様を騙すためと……ちょっとした意趣返しだったんです」
「意趣返し、ですか?」
「ふふふ。多分キーロン陛下は仰らないでしょうから私から簡単に説明しておきますわね。私、以前中央の王室で魔術師をしておりましたのよ」
「え、えええ!? じゃ、なんでここに?」
「キーロン陛下ともその頃少し親しくさせて頂いておりましたの。それが色々事情がありまして王都を離れここに流れ着きました。もうかれこれ10年近くなりますわ」
「そうだったんですか。じゃあどうしてもっと早くキールさんに会いに行かなかったんですか?」
「キーロン陛下がこの街にいらしているのは存じてましたけど私のような者がお会いしに行ったらご迷惑でしょう? それにお噂ではキーロン陛下には寵愛する秘書官の娘がいると聞きましたし」
「寵愛する秘書官……って私ですか!?」
レネさんが悪戯っぽく微笑んで頷いた。
「それなのにその秘書官のお嬢さんはこの前の夏の収穫祭で他の方と結婚なされたというじゃないですか。それで少し悔しく思いましてね。今回のお話を頂いた時、出来るなら少しばかり懲らしめて差し上げようと思ったんですよ」
そ、そんな~!
まさかそんな噂が立ってたなんて考えてもみなかった。だけどよく考えたらそんな噂をされてもおかしくないくらいキールさんと一緒にいたのは確かだ。それに以前治療院で他の兵士さんからも申し出があったってキールさんが言ってたのも思い出した。
昨日も黒猫君に指摘されたけど、私がどのくらい魅力的かっていうのは別として、どうも女性として十分そう言う対象には見られているってことらしい。これは今後ちゃんと自分で気をつけていかなくちゃ。
「待ってください、そんな変な噂が立つような事実は全くなくて、私キールさんには命を助けていただいた恩があるだけで──」
「落ち着いて、あゆみ様。大丈夫、昨日キーロン陛下から詳しく伺いましたわ」
焦って釈明を始めた私の言葉を遮ってレネさんが立ち上がる。
「今回は私の勘違いで思わないトラブルに巻き込んでしまって本当にごめんなさい」
そう言ってレネさんは私にしっかりと頭を下げた。
「まさかあゆみ様があそこまで初心だなんて。噂を信じてた私、ちょっとばかり悪戯心が過ぎてネロ様まで敵に回してしまいましたわね」
「黒猫君は……多分大丈夫ですよ。昨日ちゃんと話し合い出来ましたので」
「あらまあ。それではあの茶番も何かしらの役にはたったのかしら。本当に良かったわ。それじゃあ遠慮なく監査式のお話を詰めさせていただきましょう」
そう言って笑ったレネさんと、私は小一時間程今度こそ角を突き合わせてお金のお話を続けたんだけど。
「……レネさん、ギブアップ。レネさん本当に全く収支を見てなかったんですね」
「ごめんなさいねぇ。だってタッカーったら本当に優秀だったんですもの。しかもこちらがちゃんと利益を上げていれば義理堅いほどこちらにもちゃんと利益を残してくれてましたし」
タッカーさんたら取るところから取り過ぎずに上手に巻きあげてたんだね。つくづくタッカーさんは優秀だったんだなぁ。やっぱりいっそ──
「あゆみ、こっちは終わったぞ?」
そこにちょうど黒猫君が帰ってきた。レネさんに目線で挨拶して一言「追加はいねえ」と声をかけて私のすぐ横に座る。
レネさんがそれを聞いてほっと小さく溜息をつくのが聞こえた。申しわけないけどそれを見た私は内心、こんなに素敵でこんなに力強くてこんなに大人のレネさんでもやっぱり怖かったり怯えたりする、そんな単純な事実にちょっとだけ安心してしまった。
「黒猫君、これから城門の所の牢屋に行きたいんだけど」
「タッカーの所か?」
「うん。あ、その前にキールさんが先かな?」
「……昼頃キールがあっちに向かうって言ってた」
「え?」
「お前が考えるような事はあいつの方が先に考えてるんだろ」
「あ、そっか。じゃあ丁度良いね。レネさん、もう一度後で戻りますので一旦出ますね」
私と黒猫君の話から何となく事情を理解したらしいレネさんがおっとりとして見える笑みを浮かべていってらっしゃいと見送ってくれた。
城門に着くと思わずこっちが緊張するほどそこにいた兵士さんたちが皆バリバリ働いてた。普段壁の上と下でおしゃべりしてる人とか門の横の椅子に腰かけて人が来るのを待ってるだけの人とかいるのに、今日はなんかずっと動き回ってて皆忙しそう。
「ああネロ君、やっぱりきましたね」
その一番先頭で忙しそうにしてたアルディさんが私たちに気づいてこっちに声をかけてくれた。
「アルディ、今日何かあるのか?」
「何言ってるんですか。キーロン陛下が視察にいらっしゃるんじゃないですか」
「へ? あ、ああそれで皆これか」
「キールさんが来るってそんなに大変な事になっちゃったんですね」
「不本意ながらな」
そこにキールさんの声が後ろからかかると私たちの周りの兵が一斉にこっち流の敬礼を始めた。そう言えば久しぶりに見たな、これ。
「俺の事なんて気にしてないで仕事に戻れ。ネロ、あゆみそれにアルディは一緒に来い」
依然とまるっきり変わりない調子で、だけど十分偉そうにそう言ったキールさんは私たちを後ろに引き連れて連れて勝手知ったる兵舎へと向かった。
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