異世界は案内人を伴って

ぼっち人を穿つ

文字の大きさ
2 / 2

チート設定は僕がやる

しおりを挟む
  まぶしかったのが終わり、薄々目を開けると一面が真っ白な空間が現れた。
  目の前には羽が生えた幼………もとい、ちびっ子天使みたいのがそこにいた。
「ようこそ。ここであなたは次の世界へ向かう準備をしてもらいます」
  おお…………チュートリアルっぽい。なんか、スキップボタンを連打したい気分なるんだよなあ。
「あなたは地球の数ある人の中から選ばれた魔力の高い人間です。あなたが行く世界はあなたの世界のゲーム、そのもののようなものです。そして、その世界には魔王が存在し、人々を脅かしています。お願いです。あなたにはこれから魔王を倒す勇者になってほしいのです」
  なるほど。そりゃあピッタリだ。
「では、ご・ごきびょ……うの……………:もうめんどくせー!この言い方ぁ!」
  あ、あれ?かんだ上に口調が?
「とにかくなんか欲しいもん言え!特例で数はいくつでもいいからとっとと魔王を倒してこい」
  んな!無茶ぶりを!しかも特例って他にも何人も送られてるの?!
「ちなみに他にも僕と同じような人がいるんですか?」
「ああ、その予定だ」
  あ、予定なんだ。
「ちなみにゲームのときの自分のキャラに追加スキルを上乗せするだけだからな?」
  なるほど。いや、そもそもなら異世界転生がなぜできるのか疑問に思った方がいいのだろうけど、せっかくの転生だからなるべくクリアでいたい。
  そう思い、色々と考える。まず、外せないのが魔法創造。
  そして、MPの最大量を10倍とかおもしろそうだ。
  あと、幸運度Max。ゲームだとデコイを使わずともなぜかモンスターが寄ってきていた。雑魚との戦いは避けたい。そんなものだろうか。
「決まったか?」
「はい。魔法創造、MPの最大量10倍、幸運度Maxで」
  なんか、某ハンパーガー店の注文みたいになってしまった。ご注文はそれでよろしいでしょうか?なんて。
「あーはいはい。じゃあ、バイバイ」
  僕の周囲を光の膜のようなものが包み込む。だんだんと世界が色づいてくるように感じた。あ、案内人ナビゲーター欲しかったな。あのチビッ子天使がやべぇ、あの天災級スキル、後で叱られるとか何とか呟くのが聞こえた。
  そして、僕は浮遊するような感覚をおぼえ、なすがままに身をゆだねた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~

楠ノ木雫
ファンタジー
 IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき…… ※他の投稿サイトにも掲載しています。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

年の差にも悪意がみなぎりすぎでは????

頭フェアリータイプ
ファンタジー
乙女ゲームの悪役令嬢?に転生した主人公。でもこんな分かりやすい状況でおとなしく嵌められるはずもなく。。。

わたし、不正なんて一切しておりませんけど!!

頭フェアリータイプ
ファンタジー
書類偽装の罪でヒーローに断罪されるはずの侍女に転生したことに就職初日に気がついた!断罪なんてされてたまるか!!!

それは思い出せない思い出

あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。 丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。

魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした

茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。 貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。 母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。 バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。 しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...