ゆめも

toyjoy11

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元猫→悪役令嬢?というか人族?~チート王妃が愛猫の為に世界を平和にします~

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閑話

10人の婚約者は6人が純貴族。4人が貴族だけど騎士並みの精神の持ち主だった。
速攻、純貴族出てけって言いたくなったが、そう言う奴とそのバックの人間はそう言う端的な行動を嫌う。

仕方がないので、私は提案した。
祖父様とも相談した結果だ。
「私より弱いものは婚約者として相応しくありません。知識・武術、男なら、女のわたくしより優れているでしょう?」
と挑発的に言った。

効果は抜群。
特に鼻っ柱だけが高い純貴族は速攻で乗ってきた。

あーバカだなー。バカ王並みにバカだなー。

と思いつつ、3人の祖父様選出の子達は、少しムッとはなったが、言い返すことも反抗することもなかった。
一人、嬉しそうにしていたが。

大体、だれがこの国に学校を作ったと思う?
誰がその教育方針と教育内容決めてると思う?
私だよ?元ネタ。

一応、前世で頭だけは良かった。
何もしなくても、学校のテストの点数はいつも良かった。

大抵、ナーコの落書きをして、減点されるだけで、それ以外は100点だった位だ。
そんな元医大生だった私が、この国に学校を作り、祖父を通して、教師たちを教育し、今のこの国があるのだ。

前世、運動はできなくても運動の知識だけはあったのだ。
だから、騎士の練度もこの国は高い。
祖父様のおかげが騎士に関しては多いが。

頭と口だけが達者な純貴族の子息ごときが私に勝てるはずがないのだ。

案の定、バカ王が指名していた純貴族は知識比べで、大敗。力で!と言ってきたが、それも1分としないうちに返り討ちにした。
3人の祖父様指名の婚約者様は知識でも負け、力では、多少奮闘したが、負けて、今後精進すると言い、私を主と仰ぎ、忠誠を誓う儀式を所望した。

もちろん、後日受けると確約した。
能力があるものは重宝する。
頭でっかち、気位だけの奴はすぐに作れるから、不要なら速攻で捨てる。
代わりはいくらでもいるから、問題はない。

捨てるときは徹底的に。
そう祖父様とも話し合っていたので、今回の6人の婚約者とそのお家は、断絶が内々で決まっている。
元々、悪事の証拠は上がっていたし、バカ王にくだらないことを言っていたと報告も受けているので、丁度良い。

短い時間ではあるが、バカ王も少し大人しくなるだろう。

本当、学校を作って良かった。
人材を育成できる。そして、発見も容易だ。

そして、私は最後の一人とやりあうことになる。
こいつさえ、負かせれば、しばらく庶民暮らしができる。

多少、油断があったのかもしれない。
・・・いや、言い訳だ。

私は知識では勝ったが、武術では負けだ。
技術・力どちらも私には勝てない程強かった。

聞けば、彼も辺境伯爵子息らしい。

・・・祖父の元領地の子供・・・。
血のつながりは全くない。

祖父様が王族になって、違う貴族が辺境伯爵を任命され、そして、彼がいるのだ。

・・・どんだけ、祖父様の故郷は魔境なんだ?!

試合の後に聞けば、彼もSSクラスの冒険者だった。
・・・勝てるか!!!!!

泣く泣く、私は彼、ランディ=ロドリゲスとの婚約を了承した。

祖父様は大笑いして、
「最近、お前の鼻っ柱も高くなり過ぎていたからな。」
と窘めてきた。

ちょっと反省。
確かにそうだと思う。

婚約式を挙げ、久しぶりに見た両親の王と女王は醜悪なまでに怠惰で、醜かった。
姿かたちではない。
その姿勢、動き、発言。すべてに吐き気を覚えそうだった。

正直、婚約式も王と王妃役は影にやってもらうか、真剣に協議したくらいだ。
祖父様が、さすがに出席位はさせてやろうと言うので、本物を出席させることにしたが、正直、今、後悔している。
祖父様も後悔しているようだ。

あぁ、せっかく、純貴族6家も削ったのに、また、4つ潰す予定が出来てしまった。

4つ潰す手間を考え、憂鬱になった。
しかし、意外にそこからは早かった。
予想に反して、婿様や3人の元婚約者達は能力が高かった。
仕事も早かった。

影を適度に使い、要領よく、作業を進ませてくれる。
いつもなら、3か月はかかる作業を1か月で為し終えてくれた。

婿殿は15歳。
他も18~23歳の若者なのに、素晴らしい。

あ、ちなみに私は当時12歳。
体つきは18歳に見える巨人女でした。てへっ。

多少、婿殿、ランディーは脳筋が凄すぎて、多少調きょ・・・教育の予定があるが、まあ、問題ないだろう。
結構、体で学んだら、しっかり覚えてくれるタイプで助かった。

婚約をし、王の差し替えを行うため、ランディーの調きょ・・・教育が始まった。
今の彼は、良くも悪くも純粋な若者だ。
16歳の成人の儀式の後、彼には王になってもらう予定だ。
ある程度は補佐するが、爆弾だけは持たせないようにしないといけない。いろんな意味で。

すでに1年切っているので、先にいらないものを削除作業を行ってから、教育が始まった。
いらないものの中にいるものが1割、2割いたので、その者は再教育の名のもと洗の・・・徹底指導を行っている。地下で。
いい感じに仕上がることを切に希望している。


ナーコがいないと私は結構冷酷になれると最近思った。
最近になって、やっと気づいた。
ランディーは本当に純粋で、穢れがない。
まるで子供のようだ。
自分がとっても汚く見える。

ナーコがいないとこんなにも人間性を忘れて行動できるんだなぁと自虐的な笑いをしてしまった。
ランディーはそんな私を軽く小突く。
本当、なんでわかるんだろう。

はじめは、なんとも思っていなかった彼。今、結構、頼りにしている。
頭は・・・多分、悪くはない。
覚えたことは結構、忘れない。
覚えるまでは長いが。。

そして、何より、命を、人間性を大切にしている。
切るときはちゃんと切るんだが、人間性を無くすような切り方はしない。

本当に15歳の少年とは思えない。

約1年後、彼は王になった。
王の影をしていた者が、彼の頭に冠を乗せる。
誓いの言葉を言い、正式にまともな王が誕生した。

ちなみに祖父様は王になったことは無い。
祖父様は入り婿。その代は女王だったらしいので、まともな王が誕生するのはかなり久しぶりだ。

・・・本当、今までよくこの国滅びなかったと思うよ。
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