1 / 19
プロローグ ヒロインから離れます。
しおりを挟む
私は解説が大好きである。
でも、まぁ、妖精である。
人ではない。
人ではないけど、人の気持ちの分かる妖精である。
また、人の情勢なんかの勉強も得意である。
今まで居た世界には妖精があんまりいなかった。
でも、『異世界転生』『異世界転移』などの事象に巻き込まれた結果、私は人と同じだけ、むしろ、人以上に妖精のいる世界に来ることが出来た。
ここの世界の妖精は、基本的に『人と友達』という関係であるにもかかわらず、『人』を知らない。
『人』の方は『妖精』を見ることが出来る人の方が実に多い。
前の世界で妖精が見えていた人間はほとんどいない。
やはり、『人』と『人間』の差なんだろうと思う。
そう言えば、こっちの世界に来てから『人間』はあまり見ないんだけど…まぁ、いっか。
一緒に来た子は『人間』だし。
見た目は、『人』も『人間』も差は無いのだから、こっちも問題ないだろう。
基本的に、この世界に転生してきた『人間』は『妖精の愛し子』になる可能性が高い。
『魔力』に加えて、『妖精力』が豊富なので、勝手に『人』も『妖精』も魅了されるのだ。
異界の魅力と言うのもあるのかもしれない。
一緒に来た『人間』はこっちに生まれてすぐに
「異世界転生キター!!!」
と叫ぶような娘だった。
しばらくして
「乙女ゲーのヒロインじゃん!勝ち組来たね!」
と騒いだ結果、使用人の人にめっちゃひかれている。
異界特典の『魅了』があってしても、引かれるってちょっとある意味凄いよ?
普通なら、微笑ましい位で見られるのに、全力で引かれるって相当、『魂の本質』が『汚い』ってことなんだよ?喜んじゃダメでしょ。
とか思ったけど、そもそも、この一緒に来た子、人の話聞かないから、ちょっと嫌なんだよね。
私は『義理』とか『人情』が分かる『珍しい妖精』を自称し、結構、他者から認められてる妖精だから、一緒に居てあげてるけど、ここに来た時も偶然巻き込まれただけだし、流石にちょっと『見切り』付けてもいいんじゃないだろうか?
『同郷のよしみ』で一緒に居てあげたし、8年間は『義理』で一緒に居てあげたんだから、もう十分でしょう。
私はこの『ヒロイン』を自称する『マリエット男爵令嬢』から離れる決心を決めた。
しかし、すぐに離れたら、ちょっと可哀想なことになる。
この世界、人は皆一様に『一人につき、少なくとも一人の妖精』がついている。
ここに来た当初、一緒に来た子にはそれこそ、無数の妖精がついていた。しかし、今は私一人だけ。
妖精、基本、正直である。
綺麗なものの方が好きなんだもの。仕方ない。
だから、マリエットが考えてる『ヒロイン』と同じような術は使えない。
私が前居た世界にある乙女ゲームをほんの少しだけ見たことがある。
全てではないけど、こんなに妖精がいるお話の乙女ゲームなら心当たりがあった。それを知ったうえで、彼女は『ヒロイン』になり得ない。彼女には異界特典の『魔力』は豊富にあっても、ここまで妖精に嫌われていたら『妖精力』を持つことが出来ない。
つまり、虹を出すこととか雨を降らすなんて芸当は無理である。
さてさて、そんな私は、この子のメイドにひとまず付くことにした。
じわじわ離れようと思うけど、すぐに距離を出したら、『妖精が一人もついてない可哀想な子』になってしまうからね。
でも、まぁ、妖精である。
人ではない。
人ではないけど、人の気持ちの分かる妖精である。
また、人の情勢なんかの勉強も得意である。
今まで居た世界には妖精があんまりいなかった。
でも、『異世界転生』『異世界転移』などの事象に巻き込まれた結果、私は人と同じだけ、むしろ、人以上に妖精のいる世界に来ることが出来た。
ここの世界の妖精は、基本的に『人と友達』という関係であるにもかかわらず、『人』を知らない。
『人』の方は『妖精』を見ることが出来る人の方が実に多い。
前の世界で妖精が見えていた人間はほとんどいない。
やはり、『人』と『人間』の差なんだろうと思う。
そう言えば、こっちの世界に来てから『人間』はあまり見ないんだけど…まぁ、いっか。
一緒に来た子は『人間』だし。
見た目は、『人』も『人間』も差は無いのだから、こっちも問題ないだろう。
基本的に、この世界に転生してきた『人間』は『妖精の愛し子』になる可能性が高い。
『魔力』に加えて、『妖精力』が豊富なので、勝手に『人』も『妖精』も魅了されるのだ。
異界の魅力と言うのもあるのかもしれない。
一緒に来た『人間』はこっちに生まれてすぐに
「異世界転生キター!!!」
と叫ぶような娘だった。
しばらくして
「乙女ゲーのヒロインじゃん!勝ち組来たね!」
と騒いだ結果、使用人の人にめっちゃひかれている。
異界特典の『魅了』があってしても、引かれるってちょっとある意味凄いよ?
普通なら、微笑ましい位で見られるのに、全力で引かれるって相当、『魂の本質』が『汚い』ってことなんだよ?喜んじゃダメでしょ。
とか思ったけど、そもそも、この一緒に来た子、人の話聞かないから、ちょっと嫌なんだよね。
私は『義理』とか『人情』が分かる『珍しい妖精』を自称し、結構、他者から認められてる妖精だから、一緒に居てあげてるけど、ここに来た時も偶然巻き込まれただけだし、流石にちょっと『見切り』付けてもいいんじゃないだろうか?
『同郷のよしみ』で一緒に居てあげたし、8年間は『義理』で一緒に居てあげたんだから、もう十分でしょう。
私はこの『ヒロイン』を自称する『マリエット男爵令嬢』から離れる決心を決めた。
しかし、すぐに離れたら、ちょっと可哀想なことになる。
この世界、人は皆一様に『一人につき、少なくとも一人の妖精』がついている。
ここに来た当初、一緒に来た子にはそれこそ、無数の妖精がついていた。しかし、今は私一人だけ。
妖精、基本、正直である。
綺麗なものの方が好きなんだもの。仕方ない。
だから、マリエットが考えてる『ヒロイン』と同じような術は使えない。
私が前居た世界にある乙女ゲームをほんの少しだけ見たことがある。
全てではないけど、こんなに妖精がいるお話の乙女ゲームなら心当たりがあった。それを知ったうえで、彼女は『ヒロイン』になり得ない。彼女には異界特典の『魔力』は豊富にあっても、ここまで妖精に嫌われていたら『妖精力』を持つことが出来ない。
つまり、虹を出すこととか雨を降らすなんて芸当は無理である。
さてさて、そんな私は、この子のメイドにひとまず付くことにした。
じわじわ離れようと思うけど、すぐに距離を出したら、『妖精が一人もついてない可哀想な子』になってしまうからね。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
醜悪令息レオンの婚約
オータム
ファンタジー
醜悪な外見ゆえに誰からも恐れられ、避けられてきたレオン。
ある日、彼は自分が前世で遊んでいたシミュレーションRPGの世界に転生しており、
しかも“破滅が確定している悪役令嬢の弟”として生きていることに気付く。
このままでは、姉が理不尽な運命に呑まれてしまう。
怪しまれ、言葉を信じてもらえなくとも、レオンはただ一人、未来を変えるために立ち上がる――。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも投稿しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる