あやかしと黒田屋やってます!

黒崎 夢音

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第3章 宮星兄弟からの相談

あやかしと黒田屋やってます!3ー3~古蛇の話~

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「ふぅ…。元々、りくと達を連れていくつもりは無かったけど、古蛇から家にいろって言うことはりくとの話を聞いて、何かあったんだろ?古蛇。」
「あぁ、その通りじゃよ。今すぐにでもみなとを助けに行きたいのじゃが…。」
「なんだよ?何かあんのか?」
「いや、もうすぐ夜になるじゃろ?夜は、あやつらの力が増す…。今行けば、わしらは必ず負けるじゃろう…。」
「うん?そんなにみなとを拐った相手ってヤバイ相手なのか?」
「あぁ、西洋のあやかし、ヴァンパイアじゃよ。」
「ヴァンパイア!?なら、みなと、血を吸われて、死んじまうんじゃねぇか!?今すぐ、助けに行かねぇと!!」
「待て!りゅう!やはり、わしらがこの時間に行くのは不利すぎるのじゃ…。それに、わしら一家で500年ほど前にあのヴァンパイア達を西の山に封印したはずじゃ…。それが、破られていると言うことはあやつらも力を付けているはず…。」
「でも、封印したんだろ?どうやって…?それに、ヴァンパイアって、人の血を飲まなきゃ生きれねぇんじゃねぇのか?それに、ヴァンパイア達って、1人じゃないのか?」
「一気に何人もの人の血を飲めばある程度は血を飲まなくても大丈夫なようじゃ…。それに、わしらが気付いていなかっただけで、もっと前に封印を解いていたのかもしれぬ。それに、例外として、人の血を飲まずとも生きることが出来るヴァンパイアが存在するらしい…。そして、ヴァンパイアは、姉弟じゃ。」
「はぁ!?それ、もっとやばくね!?」
「そうじゃ、しかもその姉の方は気に入った人間の血しか飲まず、血を吸われた人間は貧血状態に陥っていき、最後は…。」
古蛇は、そこまで言い終わると言葉を濁した。
「死んじまうのか…?」
「あぁ…。わしらがあやつらを封印しに行ったときに屋敷の中の廊下にたくさんの亡くなってしまった人達が並べられておった…。」
「嘘だろ…。そんな…。じゃあ、ほんとにみなとが危ないじゃねぇかよ!!早く行かねぇと!!」
「待て!りゅう!!早く行かないといけないのは、わしも十分に分かっておる、じゃが、わしらが今行っても負けることは明白じゃ!わしの妖術もまだ、完全に戻っておらぬのじゃ…。じゃから、取りあえず、今日は明日に備え準備をしよう。そして、明日の朝の4時頃にここを出て、西の山の屋敷に向かおう。日が出れば、あやつらの力も夜よりかは弱くなる。」
「分かった…。」
りゅうは、古蛇の話に頷き、明日に備え、いろいろな準備を整え、店で眠りについた。
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