1 / 28
第1話 仮想世界へ
しおりを挟む
・美しく見えたら人生は終わり
・美しい世界は身を滅ぼす
・つまらない?それが正解
こんな帯がついてる新作ゲーム
【Beautiful World Online】
このゲームは、名前の通り“美しい世界”でモンスターを倒すVRゲームだ。
ただ、人によって見え方は異なる。
美しく見える者もいれば、つまらなく見える者も居る。
そんなゲームが最近流行っている。
だが、この男は知らなかった。
たまたま入った店のたまたま歩いた通路にそれはあった。
「つまらない?それが正解…。どういう意味だ?」
本来ならば買わないだろう。だが、この男、かなり疲れていた。
「つまらない?だったら買ってやる」
謎のテンションにあったためそれを買い家に帰った。
その日は疲れていて、晩飯を食べすぐに寝た。次の日目を覚ましたのは、16時だった。
「寝すぎたな。久しぶりの休みだったから…ん?あぁ、昨日買ったんだっけ」
机の上に置かれていたゲーム。
「一応、どんなゲームなのか調べるか。なになに…」
Beautiful World Online
このゲームをプレイするとプレイヤーのストレス値が分かる。
疲れている人ほど、そのゲームは美しく見え、疲れてない人ほど、つまらなく見えるという新しいゲーム。
「そんなこと本当にあんのかよ」
絶対に嘘だと分かりつつもゲームを起動した。このゲームは付属のヘッドホンがあり、それを付け、目を瞑ると始まるのだ。
「おっ!」
“Beautiful World Onlineへようこそ”
この言葉が目の前に出てきた。
次にアナウンスが聞こえた。
名前を設定して下さい
「まぁ、苗字の平…と」
その名前は既に使われています。
「じゃあ、名前の拓海も入らないかな」
その名前は既に使われています。
「なら、サタン」
その名前は既に使われています。
「ゴリラ!」
その名前は既に使われています。
「何も入らなねぇじゃねぇか!何なんだよ!既にストレスだよ!!」
その後も10分間格闘し続け、ゲーム名は“ゴリラエンジン”に決定した。
「クソダセェじゃん」
だが、これ以上良いものは思いつかなかったためこのまま始めることにした。
ゴリラエンジン様、次に性別を決めて下さい。
「男」
次に、種族をお選び下さい。
種族は4つの中からお選び頂けます。
1つ目、エルフ
エルフは空を飛ぶことが出来ます。
2つ目、獣人
獣人は足が早くなります。
3つ目、魚人
水中移動が可能になります。
4つ目、人間
全てのステータスを上げやすくなります。
「どれも捨て難いな。まぁ、人間でいいか」
次に、体型、髪型を設定して下さい。
「現実世界じゃ俺は29だけど、ゲームでは若くありたい!」
身長160cmで茶髪の少年の姿に設定した。
それでは、ゲームスタートとなります。つまらない世界へようこそ。
「…そんなこと言うんだ」
目の前の景色が変わった。
「なんだ。これ。すげぇ綺麗じゃん」
拓海の目には光り輝く夕焼け、丁度よく涼しく感じる風が吹き、草花も生き生きしてるように感じた。現実世界じゃ感じることが出来ない気持ちが心の底から湧き上がった。
感動し泣きそうになっているその時遠くからこんな声が聞こえた。
「んだよ、これ。くっそつまんねぇ。絵なんて平面だろ。オンラインゲームなんだから立体にしろよ」
拓海の目には立体に見えていた。
「あぁ、なるほど。これが例の、ストレス値。」
拓海は今日この日まで会社に94連勤し、毎日残業で死にかけていた。
だが、この美しい世界。
これがつまらなく感じた時、拓海は自由になる。それを確信した。
こうして俺は、美しい、素晴らしい世界からの脱却を試みることにした。
・美しい世界は身を滅ぼす
・つまらない?それが正解
こんな帯がついてる新作ゲーム
【Beautiful World Online】
このゲームは、名前の通り“美しい世界”でモンスターを倒すVRゲームだ。
ただ、人によって見え方は異なる。
美しく見える者もいれば、つまらなく見える者も居る。
そんなゲームが最近流行っている。
だが、この男は知らなかった。
たまたま入った店のたまたま歩いた通路にそれはあった。
「つまらない?それが正解…。どういう意味だ?」
本来ならば買わないだろう。だが、この男、かなり疲れていた。
「つまらない?だったら買ってやる」
謎のテンションにあったためそれを買い家に帰った。
その日は疲れていて、晩飯を食べすぐに寝た。次の日目を覚ましたのは、16時だった。
「寝すぎたな。久しぶりの休みだったから…ん?あぁ、昨日買ったんだっけ」
机の上に置かれていたゲーム。
「一応、どんなゲームなのか調べるか。なになに…」
Beautiful World Online
このゲームをプレイするとプレイヤーのストレス値が分かる。
疲れている人ほど、そのゲームは美しく見え、疲れてない人ほど、つまらなく見えるという新しいゲーム。
「そんなこと本当にあんのかよ」
絶対に嘘だと分かりつつもゲームを起動した。このゲームは付属のヘッドホンがあり、それを付け、目を瞑ると始まるのだ。
「おっ!」
“Beautiful World Onlineへようこそ”
この言葉が目の前に出てきた。
次にアナウンスが聞こえた。
名前を設定して下さい
「まぁ、苗字の平…と」
その名前は既に使われています。
「じゃあ、名前の拓海も入らないかな」
その名前は既に使われています。
「なら、サタン」
その名前は既に使われています。
「ゴリラ!」
その名前は既に使われています。
「何も入らなねぇじゃねぇか!何なんだよ!既にストレスだよ!!」
その後も10分間格闘し続け、ゲーム名は“ゴリラエンジン”に決定した。
「クソダセェじゃん」
だが、これ以上良いものは思いつかなかったためこのまま始めることにした。
ゴリラエンジン様、次に性別を決めて下さい。
「男」
次に、種族をお選び下さい。
種族は4つの中からお選び頂けます。
1つ目、エルフ
エルフは空を飛ぶことが出来ます。
2つ目、獣人
獣人は足が早くなります。
3つ目、魚人
水中移動が可能になります。
4つ目、人間
全てのステータスを上げやすくなります。
「どれも捨て難いな。まぁ、人間でいいか」
次に、体型、髪型を設定して下さい。
「現実世界じゃ俺は29だけど、ゲームでは若くありたい!」
身長160cmで茶髪の少年の姿に設定した。
それでは、ゲームスタートとなります。つまらない世界へようこそ。
「…そんなこと言うんだ」
目の前の景色が変わった。
「なんだ。これ。すげぇ綺麗じゃん」
拓海の目には光り輝く夕焼け、丁度よく涼しく感じる風が吹き、草花も生き生きしてるように感じた。現実世界じゃ感じることが出来ない気持ちが心の底から湧き上がった。
感動し泣きそうになっているその時遠くからこんな声が聞こえた。
「んだよ、これ。くっそつまんねぇ。絵なんて平面だろ。オンラインゲームなんだから立体にしろよ」
拓海の目には立体に見えていた。
「あぁ、なるほど。これが例の、ストレス値。」
拓海は今日この日まで会社に94連勤し、毎日残業で死にかけていた。
だが、この美しい世界。
これがつまらなく感じた時、拓海は自由になる。それを確信した。
こうして俺は、美しい、素晴らしい世界からの脱却を試みることにした。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる