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第19話 イベント終了へ
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BWO式大運動会が幕を閉じ、また日常が帰ってきた。
残業も一緒に帰ってきた。
イベント期間中、何故かほぼ残業は無かった。
夜中1時、家に着きそのままベッドに倒れるように眠りにつく。
その後、1週間程ゲームをする時間は無かった。
1週間後。BWO内にて。
「やるかー。うん、綺麗な風景だ」
「よー。ゴリラエンジン。久しぶりだな」
「ソード。元気にしてたか?」
「もちろん。それよりゴリラエンジン!!最近、なんだかゲーム変わったよな。アプデかなんかかな」
「俺、最近ゲームしてなかったから何が変わったか分かんないだけど」
「なんかさ、前より風景が綺麗に見える」
この言葉を聞き、拓海はソードの正面に立ち、肩を掴む。
「な、なんだよ」
このBWOにおいて、綺麗に見える。それはストレスが高いことを意味する。
「何かあったか?」
「何かって、何が」
「だってBWOってストレスの可視化だろ」
「あー。そういえばそうだったな」
「だろ。何かあるなら相談に乗るから」
「大丈夫だよ!!……でも、本当に限界を迎えたら相談に乗ってくれるか?」
「もちろん。つか、限界を迎える前に相談しろ」
「あぁ。ありがとな。ゴリラエンジン」
すると、空からナナがやってきた。
「久しぶりだな。ゴリラエンジン」
「おー、ナナ」
「ナ、ナナナナナナ、ナナ!!??」
拓海はナナと平然と喋っているが、ナナといえばBWOでは知らない人は居ないと言われる大魔法使い。
そんな大物が突然空から降りてきたことに驚きを隠せないソード。
「イベント期間、ちゃんとナナの活躍見に来たんだろうな」
「もちろん。なぁ、ナナ、俺も炎地獄とか使えるようになる?」
「なると思うぞ。炎地獄は火魔法の中で最上級魔法なんだ」
「へぇ」
「でも、ゴリラエンジンはまず火弾とか火壁とか火矢を使いこなさないとな」
「え…」
「その後、中級魔法とか色々やって最後に炎地獄が使えるようになるんだぞ」
「なるほどな」
「それより、ゴリラエンジン。そいつはフレンドか??」
横に立っていたソードがシャキッとなった。
「あぁ。こいつはフレンドのソード」
「そうか、よろしくなソード」
ナナは手を出し、握手をしようとする。
それに気づいたソードは90度でお辞儀をし、握手をした。
「よ、よろしくお願いします。あ、あの。ナナさん、フレンドになって頂けないですか?」
顔が固まるナナ。
「ダメ、ダメですよね。すみません」
「おい、ナナ」
「…良いぞ」
「え?」
「だから、フレンドになっても良いと言ったのだ」
「…良いんですか。やったー!!」
喜ぶソード。
「じゃあ、今なんでそんな複雑そうな顔したんだよ」
「ナナとフレンドになりたいというやつ、そうそう居ないぞ。だから、不思議な感覚に陥っていたのだ」
「そっか」
ナナの心境も知る拓海は優しく微笑んだ。
残業も一緒に帰ってきた。
イベント期間中、何故かほぼ残業は無かった。
夜中1時、家に着きそのままベッドに倒れるように眠りにつく。
その後、1週間程ゲームをする時間は無かった。
1週間後。BWO内にて。
「やるかー。うん、綺麗な風景だ」
「よー。ゴリラエンジン。久しぶりだな」
「ソード。元気にしてたか?」
「もちろん。それよりゴリラエンジン!!最近、なんだかゲーム変わったよな。アプデかなんかかな」
「俺、最近ゲームしてなかったから何が変わったか分かんないだけど」
「なんかさ、前より風景が綺麗に見える」
この言葉を聞き、拓海はソードの正面に立ち、肩を掴む。
「な、なんだよ」
このBWOにおいて、綺麗に見える。それはストレスが高いことを意味する。
「何かあったか?」
「何かって、何が」
「だってBWOってストレスの可視化だろ」
「あー。そういえばそうだったな」
「だろ。何かあるなら相談に乗るから」
「大丈夫だよ!!……でも、本当に限界を迎えたら相談に乗ってくれるか?」
「もちろん。つか、限界を迎える前に相談しろ」
「あぁ。ありがとな。ゴリラエンジン」
すると、空からナナがやってきた。
「久しぶりだな。ゴリラエンジン」
「おー、ナナ」
「ナ、ナナナナナナ、ナナ!!??」
拓海はナナと平然と喋っているが、ナナといえばBWOでは知らない人は居ないと言われる大魔法使い。
そんな大物が突然空から降りてきたことに驚きを隠せないソード。
「イベント期間、ちゃんとナナの活躍見に来たんだろうな」
「もちろん。なぁ、ナナ、俺も炎地獄とか使えるようになる?」
「なると思うぞ。炎地獄は火魔法の中で最上級魔法なんだ」
「へぇ」
「でも、ゴリラエンジンはまず火弾とか火壁とか火矢を使いこなさないとな」
「え…」
「その後、中級魔法とか色々やって最後に炎地獄が使えるようになるんだぞ」
「なるほどな」
「それより、ゴリラエンジン。そいつはフレンドか??」
横に立っていたソードがシャキッとなった。
「あぁ。こいつはフレンドのソード」
「そうか、よろしくなソード」
ナナは手を出し、握手をしようとする。
それに気づいたソードは90度でお辞儀をし、握手をした。
「よ、よろしくお願いします。あ、あの。ナナさん、フレンドになって頂けないですか?」
顔が固まるナナ。
「ダメ、ダメですよね。すみません」
「おい、ナナ」
「…良いぞ」
「え?」
「だから、フレンドになっても良いと言ったのだ」
「…良いんですか。やったー!!」
喜ぶソード。
「じゃあ、今なんでそんな複雑そうな顔したんだよ」
「ナナとフレンドになりたいというやつ、そうそう居ないぞ。だから、不思議な感覚に陥っていたのだ」
「そっか」
ナナの心境も知る拓海は優しく微笑んだ。
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