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第18話 イベントへ⑨上限なしギルド対抗戦
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『それでは、皆様、大変お待たせ致しました。まずは3位決定戦の方から開催したいと思います。人間VS獣人』
人間からはダンジョン探索で活躍した水無月。獣人からは狩りギルドリーダーのライオンに決まった。
「よろしくお願いします」
「よろしく」
『それでは、人間と獣人は最後の戦いになります。それでは、頑張って下さい』
3・2・1 START
先制攻撃は…。
全力で思いっきり、ライオンが水無月の腹部を殴った。
競技場の壁にめり込んだ。
その光景は、Lv50以下の3位決定戦を見ているようだった。
「あっけな」
『終了。終了です!!3位は獣人。そして、最下位、4位は人間に決定しました』
予選が盛りがったためにこの呆気なく終わってしまった戦いに会場は残念感が漂っていた。
『それでは、最後の戦いへ移ります。魚人VSエルフ。泣いても笑ってもこれが最後。3位決定戦のようなつまらない戦いはやめてください!!それでは、まずは、魚人から水野。50以下の時は盛り上がりましたね。今回はどのように盛り上げてくれるのか。そして、皆さん、お待たせしました。エルフといえばこの女。ナナー!!!!』
「ナナさん、胸をお借りします」
「期待はしてないが、精々頑張るが良いぞ」
盛り上がる会場。
「うわぁ。性格悪っ」
とナナを見つめる拓海。
『それでは、最終戦。2人とも頑張って下さい!!』
3・2・1 START
ナナは空を飛ばずに小声で一言言ったあと、呪文を唱えた。
「炎地獄」
地上は火の海となり、すぐさま水野は地面に潜った。地上に上がると燃える可能性があるため動けなくなった。
「どうしたらいいのか。…そうか。ナナさんの足元を狙ったら」
水野はナナの足元へ移動した。足元から攻撃しようとしたものの地上へ出れなかった。
「固っ。なにこれ」
炎地獄を発動させる前にナナが唱えた呪文。それは土壁。足元に土の壁を作り、下からの侵入を防いだのだ。
もう何も出来ない。そう思う水野。
だが、今回の戦いは全てが決まる決勝戦。
「あの時もエルフに何も出来なかった。今回も何も出来ないなんて嫌だ。勝つ。勝つんだ。水壁」
体の周りに水の壁を作り、地上へ出た。
「きっとこれはたった1回しかチャレンジ出来ない。これに全てをかけるんだ」
水野がナナの前に飛び込んできた。しかし、
「火壁」
ナナが目の前に火壁を作ったため勢いよく飛び込んで来た水野は体が焼かれ始める。
「ぐ、ぐぅぅ。負け、ないんだ!!」
「雷弾」
息が吸いずらい状態で意識が朦朧とするなか、ナナの攻撃、無数の雷が水野に向かって襲いかかった。
しかし、雷の直撃直前、水野のアバターは消えた。
「何が、起きたんだ…」
ザワつく観客。
ナナは出していた魔法を解き、水野は再度ログインしてきた。
「すみません。実は少し前からずっとピーピーなってて、多分、ドクターストップ的な感じだと思うんですけど、ナナさんに殺られるって思った瞬間リアルに戻ってて。僕の負けです。ナナさん、対戦ありがとうございました」
「まぁ、お前も強かったと思うぞ」
「はは、ありがとうございます」
『しょ、しょ、勝者は!!ナナー!!!!Lv上限なしも50以下の戦いも同じ順位となってしまいましたが、今回でBWO式大運動会は終了となります。最後に結果発表をして終わりにしたいと思います。なんとね、2位、3位、4位はギリギリの戦いだったんです』
今更ですが、順位の得点の付け方を言います。1位4点、2位3点、3位2点、4位1点となっています。
『では、まず、第4位。獣人ギルド、狩りー。狩りはリレーなどでは目立っていましたが、その他ではあまり目立ってはいませんでしたね。お疲れ様でした。特典は金貨500枚となってます』
「クソっ」
「次に向けて魔法対策するぞ!!」
「おおっ!」
『次に第3位は人間ギルド、社畜。社畜はクイズやダンジョン探索で1位をとってましたが、それ以外はあまり目立たずという感じですかね。特典は金貨3000枚です』
「次に向けて頑張ろうね」
「はい」
『第2位は、魚人ギルド、魚群。ほとんどの試合か2位と3位でしたがちゃんと得点をとり見事に2位へ躍り出ました。特典はフルポーション』
「今回で各々苦手な部分は分かったと思う。また、皆で頑張ろう!!1週間お疲れ様」
「はい!!」
『そして栄えある第1位はエルフギルド、自由。魔法がやはり強かった。魔法を駆使する戦いではほぼ優勝。さすがの一言に尽きる!!!そして、優勝特典は課金アイテムの武器装備プレゼント。羨ましい。本当にこれは羨ましい!!』
「皆、お疲れ。優勝だよ。私達はもっと強くなれる。また頑張ろう」
「おぉー!!」
『最後に!!私実況から運営に一言。イベント期間短すぎるんで半年とか年一とかにしませんか?それでは、本当に本当にお疲れ様でしたー!!!!』
そうして、BWO式大運動会は幕を閉じた。
人間からはダンジョン探索で活躍した水無月。獣人からは狩りギルドリーダーのライオンに決まった。
「よろしくお願いします」
「よろしく」
『それでは、人間と獣人は最後の戦いになります。それでは、頑張って下さい』
3・2・1 START
先制攻撃は…。
全力で思いっきり、ライオンが水無月の腹部を殴った。
競技場の壁にめり込んだ。
その光景は、Lv50以下の3位決定戦を見ているようだった。
「あっけな」
『終了。終了です!!3位は獣人。そして、最下位、4位は人間に決定しました』
予選が盛りがったためにこの呆気なく終わってしまった戦いに会場は残念感が漂っていた。
『それでは、最後の戦いへ移ります。魚人VSエルフ。泣いても笑ってもこれが最後。3位決定戦のようなつまらない戦いはやめてください!!それでは、まずは、魚人から水野。50以下の時は盛り上がりましたね。今回はどのように盛り上げてくれるのか。そして、皆さん、お待たせしました。エルフといえばこの女。ナナー!!!!』
「ナナさん、胸をお借りします」
「期待はしてないが、精々頑張るが良いぞ」
盛り上がる会場。
「うわぁ。性格悪っ」
とナナを見つめる拓海。
『それでは、最終戦。2人とも頑張って下さい!!』
3・2・1 START
ナナは空を飛ばずに小声で一言言ったあと、呪文を唱えた。
「炎地獄」
地上は火の海となり、すぐさま水野は地面に潜った。地上に上がると燃える可能性があるため動けなくなった。
「どうしたらいいのか。…そうか。ナナさんの足元を狙ったら」
水野はナナの足元へ移動した。足元から攻撃しようとしたものの地上へ出れなかった。
「固っ。なにこれ」
炎地獄を発動させる前にナナが唱えた呪文。それは土壁。足元に土の壁を作り、下からの侵入を防いだのだ。
もう何も出来ない。そう思う水野。
だが、今回の戦いは全てが決まる決勝戦。
「あの時もエルフに何も出来なかった。今回も何も出来ないなんて嫌だ。勝つ。勝つんだ。水壁」
体の周りに水の壁を作り、地上へ出た。
「きっとこれはたった1回しかチャレンジ出来ない。これに全てをかけるんだ」
水野がナナの前に飛び込んできた。しかし、
「火壁」
ナナが目の前に火壁を作ったため勢いよく飛び込んで来た水野は体が焼かれ始める。
「ぐ、ぐぅぅ。負け、ないんだ!!」
「雷弾」
息が吸いずらい状態で意識が朦朧とするなか、ナナの攻撃、無数の雷が水野に向かって襲いかかった。
しかし、雷の直撃直前、水野のアバターは消えた。
「何が、起きたんだ…」
ザワつく観客。
ナナは出していた魔法を解き、水野は再度ログインしてきた。
「すみません。実は少し前からずっとピーピーなってて、多分、ドクターストップ的な感じだと思うんですけど、ナナさんに殺られるって思った瞬間リアルに戻ってて。僕の負けです。ナナさん、対戦ありがとうございました」
「まぁ、お前も強かったと思うぞ」
「はは、ありがとうございます」
『しょ、しょ、勝者は!!ナナー!!!!Lv上限なしも50以下の戦いも同じ順位となってしまいましたが、今回でBWO式大運動会は終了となります。最後に結果発表をして終わりにしたいと思います。なんとね、2位、3位、4位はギリギリの戦いだったんです』
今更ですが、順位の得点の付け方を言います。1位4点、2位3点、3位2点、4位1点となっています。
『では、まず、第4位。獣人ギルド、狩りー。狩りはリレーなどでは目立っていましたが、その他ではあまり目立ってはいませんでしたね。お疲れ様でした。特典は金貨500枚となってます』
「クソっ」
「次に向けて魔法対策するぞ!!」
「おおっ!」
『次に第3位は人間ギルド、社畜。社畜はクイズやダンジョン探索で1位をとってましたが、それ以外はあまり目立たずという感じですかね。特典は金貨3000枚です』
「次に向けて頑張ろうね」
「はい」
『第2位は、魚人ギルド、魚群。ほとんどの試合か2位と3位でしたがちゃんと得点をとり見事に2位へ躍り出ました。特典はフルポーション』
「今回で各々苦手な部分は分かったと思う。また、皆で頑張ろう!!1週間お疲れ様」
「はい!!」
『そして栄えある第1位はエルフギルド、自由。魔法がやはり強かった。魔法を駆使する戦いではほぼ優勝。さすがの一言に尽きる!!!そして、優勝特典は課金アイテムの武器装備プレゼント。羨ましい。本当にこれは羨ましい!!』
「皆、お疲れ。優勝だよ。私達はもっと強くなれる。また頑張ろう」
「おぉー!!」
『最後に!!私実況から運営に一言。イベント期間短すぎるんで半年とか年一とかにしませんか?それでは、本当に本当にお疲れ様でしたー!!!!』
そうして、BWO式大運動会は幕を閉じた。
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