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第1章
第4話 部活設立・後編
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次の日の放課後、教室の扉の前にて、仙道椿は旭の前に立っていた。
「ぶ、部活!」
「だからやる気ねぇって」
「で、でも!」
「俺これからバイトだし、じゃあな」
そのまた次の日の放課後、また仙道椿は旭の前にいた。
「ぶ、部活!」
「はぁ。だからやらねぇって」
「でも旭、今日は設立のための紙を先生に出さないと」
「あぁ、そういえばそうだったな」
「活動日時か。…ん?」
「どうしたの?」
「ここ」
「えっと、週に一回必ず活動すること。活動していなければ廃部とする。活動終了時間は必ず顧問に報告すること」
「うわぁマジか」
「てか、顧問も決まってないよね?」
「せんせーでいいじゃん!」
「あぁそうだね」
高槻先生、勝手に顧問に決められて可哀想に思う蒼だが設立のため決して口には出そうとしなかった。
「活動日か~。今日金曜だろ。あ!もしかして今日金曜日だからお前俺のとこにきたの?」
「そ、そうだよ。作ったのにいきなり廃部になっちゃうかもしれないから」
「そうだったのか~。悪かったな!」
「旭、今日バイトは?」
「休み」
「じゃあ、活動日は金曜日でいいんじゃない?」
「だな!」
「お前もそれでいいか?」
「う、うん。大丈夫」
「じゃ、先生に提出してくるな~」
旭は紙を持って職員室に向かった。
「失礼しまーす。せんせー」
返事はなかった。
「あれ?山田せんせー。せんせーどこ?」
「先生?あぁ、九条君の担任の高槻先生かな?」
「そうー」
「高槻先生は今は野球部に行ってると思うよ」
「分かった。ありがとう」
校庭に移動するため下駄箱に行くと、椿と旭の荷物を持つ蒼が待っていてくれた。
「出せた?」
「いや、野球部に行ってるって」
「じゃあこれからそっち行くの?」
「おう」
この学校の野球部は…弱い。やる気のある先生とやる気のない生徒。
毎年一回戦敗退。練習は週6でしっかり活動しているのに。
校庭に到着した。
「ライト!走ってボールを取りに行け!」
早速、高槻先生の声が聞こえてきた。
「せんせー」
「ん?あぁ九条か。部活設立の紙を提出に来たのか?」
「うん。これ」
「えっと、活動日は週一。やる気ねぇな~。って待て、顧問が俺?」
「うん」
「無理。俺既に野球部とダンス部とパンツ研究会の3部の顧問やってるから無理。今日中に誰か顧問見つけて提出しに来い」
「えー」
「つーか、今日活動日なんだろ。だったら顧問探しっつう活動して来い」
「はぁ。分かったよ」
高槻先生は、野球部の練習に戻っていった。
「じゃあ、どうする?」
「俺らせんせー以外とはあんま話さないしな」
「ね、ねぇ。山田先生はどうかな?多分この時間なら園芸部の活動中だと思うんだ」
「あー!山田先生ね。頼んでみるか」
校門付近にある花壇に山田先生は居た。
「山田先生ー」
「九条君。桐生君に仙道君も。高槻先生は見つかったかな?」
「見つけたけど顧問になってくれなかった」
「顧問?」
「それでさ、せんせー。妖精部の顧問になってよー」
「良いですよ。えっと活動日は金曜日。分かりました。ではこれは私から高槻先生に提出しておきますね」
「ありがと、山田せんせー」
「今日はこの後活動はしますか?」
「いや、今日は終わり!」
そうして、妖精部の活動が始まった。
「ぶ、部活!」
「だからやる気ねぇって」
「で、でも!」
「俺これからバイトだし、じゃあな」
そのまた次の日の放課後、また仙道椿は旭の前にいた。
「ぶ、部活!」
「はぁ。だからやらねぇって」
「でも旭、今日は設立のための紙を先生に出さないと」
「あぁ、そういえばそうだったな」
「活動日時か。…ん?」
「どうしたの?」
「ここ」
「えっと、週に一回必ず活動すること。活動していなければ廃部とする。活動終了時間は必ず顧問に報告すること」
「うわぁマジか」
「てか、顧問も決まってないよね?」
「せんせーでいいじゃん!」
「あぁそうだね」
高槻先生、勝手に顧問に決められて可哀想に思う蒼だが設立のため決して口には出そうとしなかった。
「活動日か~。今日金曜だろ。あ!もしかして今日金曜日だからお前俺のとこにきたの?」
「そ、そうだよ。作ったのにいきなり廃部になっちゃうかもしれないから」
「そうだったのか~。悪かったな!」
「旭、今日バイトは?」
「休み」
「じゃあ、活動日は金曜日でいいんじゃない?」
「だな!」
「お前もそれでいいか?」
「う、うん。大丈夫」
「じゃ、先生に提出してくるな~」
旭は紙を持って職員室に向かった。
「失礼しまーす。せんせー」
返事はなかった。
「あれ?山田せんせー。せんせーどこ?」
「先生?あぁ、九条君の担任の高槻先生かな?」
「そうー」
「高槻先生は今は野球部に行ってると思うよ」
「分かった。ありがとう」
校庭に移動するため下駄箱に行くと、椿と旭の荷物を持つ蒼が待っていてくれた。
「出せた?」
「いや、野球部に行ってるって」
「じゃあこれからそっち行くの?」
「おう」
この学校の野球部は…弱い。やる気のある先生とやる気のない生徒。
毎年一回戦敗退。練習は週6でしっかり活動しているのに。
校庭に到着した。
「ライト!走ってボールを取りに行け!」
早速、高槻先生の声が聞こえてきた。
「せんせー」
「ん?あぁ九条か。部活設立の紙を提出に来たのか?」
「うん。これ」
「えっと、活動日は週一。やる気ねぇな~。って待て、顧問が俺?」
「うん」
「無理。俺既に野球部とダンス部とパンツ研究会の3部の顧問やってるから無理。今日中に誰か顧問見つけて提出しに来い」
「えー」
「つーか、今日活動日なんだろ。だったら顧問探しっつう活動して来い」
「はぁ。分かったよ」
高槻先生は、野球部の練習に戻っていった。
「じゃあ、どうする?」
「俺らせんせー以外とはあんま話さないしな」
「ね、ねぇ。山田先生はどうかな?多分この時間なら園芸部の活動中だと思うんだ」
「あー!山田先生ね。頼んでみるか」
校門付近にある花壇に山田先生は居た。
「山田先生ー」
「九条君。桐生君に仙道君も。高槻先生は見つかったかな?」
「見つけたけど顧問になってくれなかった」
「顧問?」
「それでさ、せんせー。妖精部の顧問になってよー」
「良いですよ。えっと活動日は金曜日。分かりました。ではこれは私から高槻先生に提出しておきますね」
「ありがと、山田せんせー」
「今日はこの後活動はしますか?」
「いや、今日は終わり!」
そうして、妖精部の活動が始まった。
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