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第3章 ザイルは伸び、無駄に荷物を背負い、二人は歩き、一人は助ける。
3. 男子高校生の日常。
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部室に着くころにはシュラフもほぼ乾き、奥秩父でぼくが使ったシュラフもずっとよく膨らむようになっていた。もう日が陰っていたが、最後にお茶を飲んでから帰ることにする。
「ホワイトガソリンの方が燃料代が安いので、普段のお茶のときはなるべくブスを使いましょう。」
と、ぼくは提案した。
「私、まだちょっと怖いんだけど。部室燃えたりしないよね。」
「今使ってるやつは大丈夫だと思うよ。あともう一台あるんだけど、そっちは厳しいかな。でも、ヘタるのはほぼポンプとか弁とかのパッキンだけだし、補修用の部品はまだ十分に手に入るから、今度買っておくよ。上市、ちょっと整備してみるか? 装備係だしな。分解用の図面もまだ残ってるから。」
と、久住先生は言い、ぼくは、
「はい。やらせて下さい。こういうの好きなんです。」
と答える。
「食訓にも使いたいですけど、プレヒートに時間がかかるから、時間に限りがあるときにはちょっと無理そうですね。」
ぼくは受け皿の固形燃料に火をつけながら言った。まだ火をつけるのは三回目だったが、もうすでに、ぼくはこの武骨な金属の塊に、愛着を感じ始めていた。
「ポンプは奥まで押さずに、半分くらいまでで往復するようにするとパッキンが痛みにくい。しかし、また使う日が来るとは思わなかったな。」
久住先生はしみじみと、懐かしそうに呟く。
その日の帰り道も、いつものように三人で駅に向かって歩いた。
「みーち、さっきからずっと手の匂い嗅いでる。変態だね。」
と、まっきーがぼくを見て笑う。
「違う違う。ぼくは、ガソリンの付いた手の匂いを嗅ぐ自由な精神を持ってるんだ。」
昨日の帰り道にぼくが考えたことなんて二人が分かるわけないのに……と思ってちょっと可笑しくなる。
「なにそれ、つるちゃん、匂いフェチ?」
ぼくは昨日嗅ぎながら帰った稜さんのよだれの匂いを思い出す。や、変態だな、やっぱり。
「うーん、否定しません。」
稜さんもまっきーも笑う。
「次の山行は、二週間後。また日帰りで塔の岳。ついに歩荷だからね。トレーニング頑張って。」
ゴールデンウィークはまだ二日残っていた。明後日は大田原をはじめとしたクラスの友達と出かける予定があったので、明日は家の周りをランニングしようと心に決めた。
翌々日は朝からクラスメートの大田原、沼田、高萩の三人と一緒に横浜に出かけた。大田原以外の二人とは今までそれほど話をしたことがなかったので、なんとなく手持無沙汰なぼくは、例のステルス懸垂をしながら電車に揺られていた。
「みーちさあ、それも登山のトレーニングなの?」
と、目ざとくそれを見つけた大田原が聞く。
「うん。ぼくあんまり筋力がないからね。少しでも暇を見つけてやるようにしてる。」
「でも、この一月でだいぶガタイが良くなったんじゃないか?」
と、柔道部に入っていて自らもガタイのいい沼田が言う。
「うん。よくみんなにも言われるんだけど、四kgも体重が増えた。中学校では部活もやってなかったし、あんまり運動らしい運動をしてなかったからなあ。昨日は中学校のときのマラソン大会のコースを走ってみたんだけど、前は一周するだけでヘロヘロだったのに、昨日は四周できたよ。」
「中学のコース、何kmだった?」
高萩が尋ねる。
「四km。そんな遅い方ではなかったけれど、全体の真ん中くらいの順位だったなあ。」
「十六kmってすごいなあ。山岳部ってずいぶんハードなんだな。僕なんかずっと吹奏楽部で、あんまり運動してないから、とてつもない距離に思えるよ。」
「夏合宿までには二十km走れるようにするらしい。でも、うちの吹奏楽部も練習厳しいらしいよね。」
「連休の休みは今日だけだよ。まあ、僕は演奏が好きだからあんまり苦にならないけど、部内の競争も激しいから、ちょっと休むと置いて行かれそうな緊張感はあるな。」
「そうか。なんかまっきーもそんなことを言ってたな。」
「巻機さん?」
大田原と沼田が食いつく。
「あー、中学まで吹奏楽部だったんだよね。クラリネット、すごくうまかったから痛手だって先輩や内進生の子たちが言ってたよ。」
高萩は、吹奏楽部の部員からまっきーの中学生時代のことを聞いているようだった。
「巻機さん、吹奏楽部のままだったら演奏会とか見に行けたのにな。山岳部だとそうも行かないのが残念だよ。」
と、沼田が嘆く。まっきーのファンは大田原だけじゃなかったのか。でも、まっきーが褒められるとぼくまでなんとなく嬉しくなる。そう言えば、山岳部の話から始まって、クラスメートとの話題も弾んでいる。山岳部のことに興味を持ってくれる人って、実は結構いるのかもしれない。
「一昨日、渡り廊下とか川沿いとかでザイル使った練習してたよ。学校に来てたら、ヘルメットかぶったまっきーが見られたかも。」
「それは惜しいことをしたな。で、巻機さんは誰か付き合ってる人とかいるの?」
大田原には前にも、聞かれるともなしに聞かれたな。って、ぼくに率直に聞くってことは、『誰か』がいたとしてもそれがぼくである可能性を全く無視してることがちょっと可笑しくなってきた。
「付き合ってる人はいないけど、好きな人はいるよ。六年生の先輩。残念だけど。」
「なんだー。」
電車が横浜に着き、ぼくたち四人は降りて歩き始めた。
「じゃあさ、両神先輩は?」
「沼田、お前誰でもいいのかよ。それに両神先輩みたいな人がお前なんて相手にするわけないだろ。」
大田原が容赦なく突っ込む。
「稜さんは、たぶん男に興味が全然ないんだと思う。性格も、かなり強烈だよ。まっきーが好きな六年の先輩も、稜さんにはかなりひどい言われようだし。」
ぼくは稜さんと旭先輩の会話を思い出して、ちょっと吹き出しそうになる。
「柔道部の先輩も四年のときに両神先輩に告って、速攻で振られたって言ってたなあ。」
「なんか、『撃墜王』って呼ばれてるみたいだよ。吹奏楽部の先輩が言ってた。たぶんあの先輩も告って撃墜されたんだと思う。」
「俺が聞いたところによると、告られるどころか街で数字の付いたアイドルグループにスカウトされたこともあるらしいぞ。」
大田原の謎の情報。きみは部活入ってないのに、どこからそういう話を聞いてくるんだ。
でも、なんだかこういう『高一男子っぽい話』っていうのも楽しいかもしれない。
ゲームセンターで遊んだあと、四人でファミレスでゆっくりしているときに高萩が話しかけてきた。
「巻機さんのことなんだけど、中学時代、どうも先輩からかなりいじめられてたみたいなんだよね。聞いてた?」
「嫌なことがあって、それで辞めたっていうことは聞いたけど、いじめられてたっていう話は初めて聞いた。」
「巻機さん、すごく上手くてさ、コンクールのクラリネットのメンバーに入ったんだけど、それで外れちゃった今の六年の先輩やその友達から、かなり嫌がらせされてたみたいなんだ。内進生の同級生はなんとか巻機さんの力になりたかったみたいなんだけどね。でも、辞めちゃって、みんな後悔してるみたいなんだ。」
「そうか。でも、まっきーにとって吹奏楽部にいたことは嫌な思い出ばかりじゃないみたいだよ。今でも『元吹奏楽部!』って騒いでるし、吹部の友達ともよく一緒にいるしね。」
「だったらいいんだ。ただ、巻機さんに嫌がらせしてた六年生はもう引退しちゃったし、また戻ってきて欲しいって思ってる人もたくさんいるんだよね。」
「うん。でもまっきー、山岳部ですごく楽しそうだからね。技術も体力も、ぼくよりずっとあるし。もう、戻らないんじゃないかなあ。っていうか、これは戻って欲しくないっていうぼくの願望か。」
「いつも八組にみーちを呼びに来る様子を見てると、吹部に戻ることはないんじゃないかって俺も思うなあ。いつもすっげー元気で、すっげー楽しそうだし。ジャージだし。」
と、大田原が横から口を挟む。ジャージは関係ないと思うけどさ。
「そうだよなあ。巻機さんが来ると、一瞬で雰囲気が明るくなるよな。毎日来てくれてもいいんだけどな。」
沼田も同調する。
「たぶんまっきーは、みんなが思ってるよりずっと繊細で、あえてああやって明るく振舞っているところもあると思うんだ。でも、山で楽しそうにおしゃべりをしたり、歌を歌ったりするまっきーは、そういう気遣いなしで本気で笑ってるからさ。一緒にいるぼくもほんとに楽しいよ。」
「もうさ、きみら付き合っちゃえば。ちょっと悔しいけど。」
稜さんがいなかったら、ぼくは絶対にまっきーのことを好きになってただろうな。
みんなに言われてみて、改めてそう思うようになっていた。でも、今のぼくにとっては、一緒に山に登って楽しいことの方がずっとずっと大切だった。だから、今まで通り普通にまっきーに接する。
彼らにそういうことを全部説明するのは大変だし、今までの時間を一緒に過ごしていない人に分かってもらうのは無理だから、
「まあ、まっきーは先輩が好きだしさ。ぼくも実は稜さんのことが好きだからさ。」
と、お茶を濁しておく。
「おおおー。」
と、三人が声を揃えて驚く。
「ホワイトガソリンの方が燃料代が安いので、普段のお茶のときはなるべくブスを使いましょう。」
と、ぼくは提案した。
「私、まだちょっと怖いんだけど。部室燃えたりしないよね。」
「今使ってるやつは大丈夫だと思うよ。あともう一台あるんだけど、そっちは厳しいかな。でも、ヘタるのはほぼポンプとか弁とかのパッキンだけだし、補修用の部品はまだ十分に手に入るから、今度買っておくよ。上市、ちょっと整備してみるか? 装備係だしな。分解用の図面もまだ残ってるから。」
と、久住先生は言い、ぼくは、
「はい。やらせて下さい。こういうの好きなんです。」
と答える。
「食訓にも使いたいですけど、プレヒートに時間がかかるから、時間に限りがあるときにはちょっと無理そうですね。」
ぼくは受け皿の固形燃料に火をつけながら言った。まだ火をつけるのは三回目だったが、もうすでに、ぼくはこの武骨な金属の塊に、愛着を感じ始めていた。
「ポンプは奥まで押さずに、半分くらいまでで往復するようにするとパッキンが痛みにくい。しかし、また使う日が来るとは思わなかったな。」
久住先生はしみじみと、懐かしそうに呟く。
その日の帰り道も、いつものように三人で駅に向かって歩いた。
「みーち、さっきからずっと手の匂い嗅いでる。変態だね。」
と、まっきーがぼくを見て笑う。
「違う違う。ぼくは、ガソリンの付いた手の匂いを嗅ぐ自由な精神を持ってるんだ。」
昨日の帰り道にぼくが考えたことなんて二人が分かるわけないのに……と思ってちょっと可笑しくなる。
「なにそれ、つるちゃん、匂いフェチ?」
ぼくは昨日嗅ぎながら帰った稜さんのよだれの匂いを思い出す。や、変態だな、やっぱり。
「うーん、否定しません。」
稜さんもまっきーも笑う。
「次の山行は、二週間後。また日帰りで塔の岳。ついに歩荷だからね。トレーニング頑張って。」
ゴールデンウィークはまだ二日残っていた。明後日は大田原をはじめとしたクラスの友達と出かける予定があったので、明日は家の周りをランニングしようと心に決めた。
翌々日は朝からクラスメートの大田原、沼田、高萩の三人と一緒に横浜に出かけた。大田原以外の二人とは今までそれほど話をしたことがなかったので、なんとなく手持無沙汰なぼくは、例のステルス懸垂をしながら電車に揺られていた。
「みーちさあ、それも登山のトレーニングなの?」
と、目ざとくそれを見つけた大田原が聞く。
「うん。ぼくあんまり筋力がないからね。少しでも暇を見つけてやるようにしてる。」
「でも、この一月でだいぶガタイが良くなったんじゃないか?」
と、柔道部に入っていて自らもガタイのいい沼田が言う。
「うん。よくみんなにも言われるんだけど、四kgも体重が増えた。中学校では部活もやってなかったし、あんまり運動らしい運動をしてなかったからなあ。昨日は中学校のときのマラソン大会のコースを走ってみたんだけど、前は一周するだけでヘロヘロだったのに、昨日は四周できたよ。」
「中学のコース、何kmだった?」
高萩が尋ねる。
「四km。そんな遅い方ではなかったけれど、全体の真ん中くらいの順位だったなあ。」
「十六kmってすごいなあ。山岳部ってずいぶんハードなんだな。僕なんかずっと吹奏楽部で、あんまり運動してないから、とてつもない距離に思えるよ。」
「夏合宿までには二十km走れるようにするらしい。でも、うちの吹奏楽部も練習厳しいらしいよね。」
「連休の休みは今日だけだよ。まあ、僕は演奏が好きだからあんまり苦にならないけど、部内の競争も激しいから、ちょっと休むと置いて行かれそうな緊張感はあるな。」
「そうか。なんかまっきーもそんなことを言ってたな。」
「巻機さん?」
大田原と沼田が食いつく。
「あー、中学まで吹奏楽部だったんだよね。クラリネット、すごくうまかったから痛手だって先輩や内進生の子たちが言ってたよ。」
高萩は、吹奏楽部の部員からまっきーの中学生時代のことを聞いているようだった。
「巻機さん、吹奏楽部のままだったら演奏会とか見に行けたのにな。山岳部だとそうも行かないのが残念だよ。」
と、沼田が嘆く。まっきーのファンは大田原だけじゃなかったのか。でも、まっきーが褒められるとぼくまでなんとなく嬉しくなる。そう言えば、山岳部の話から始まって、クラスメートとの話題も弾んでいる。山岳部のことに興味を持ってくれる人って、実は結構いるのかもしれない。
「一昨日、渡り廊下とか川沿いとかでザイル使った練習してたよ。学校に来てたら、ヘルメットかぶったまっきーが見られたかも。」
「それは惜しいことをしたな。で、巻機さんは誰か付き合ってる人とかいるの?」
大田原には前にも、聞かれるともなしに聞かれたな。って、ぼくに率直に聞くってことは、『誰か』がいたとしてもそれがぼくである可能性を全く無視してることがちょっと可笑しくなってきた。
「付き合ってる人はいないけど、好きな人はいるよ。六年生の先輩。残念だけど。」
「なんだー。」
電車が横浜に着き、ぼくたち四人は降りて歩き始めた。
「じゃあさ、両神先輩は?」
「沼田、お前誰でもいいのかよ。それに両神先輩みたいな人がお前なんて相手にするわけないだろ。」
大田原が容赦なく突っ込む。
「稜さんは、たぶん男に興味が全然ないんだと思う。性格も、かなり強烈だよ。まっきーが好きな六年の先輩も、稜さんにはかなりひどい言われようだし。」
ぼくは稜さんと旭先輩の会話を思い出して、ちょっと吹き出しそうになる。
「柔道部の先輩も四年のときに両神先輩に告って、速攻で振られたって言ってたなあ。」
「なんか、『撃墜王』って呼ばれてるみたいだよ。吹奏楽部の先輩が言ってた。たぶんあの先輩も告って撃墜されたんだと思う。」
「俺が聞いたところによると、告られるどころか街で数字の付いたアイドルグループにスカウトされたこともあるらしいぞ。」
大田原の謎の情報。きみは部活入ってないのに、どこからそういう話を聞いてくるんだ。
でも、なんだかこういう『高一男子っぽい話』っていうのも楽しいかもしれない。
ゲームセンターで遊んだあと、四人でファミレスでゆっくりしているときに高萩が話しかけてきた。
「巻機さんのことなんだけど、中学時代、どうも先輩からかなりいじめられてたみたいなんだよね。聞いてた?」
「嫌なことがあって、それで辞めたっていうことは聞いたけど、いじめられてたっていう話は初めて聞いた。」
「巻機さん、すごく上手くてさ、コンクールのクラリネットのメンバーに入ったんだけど、それで外れちゃった今の六年の先輩やその友達から、かなり嫌がらせされてたみたいなんだ。内進生の同級生はなんとか巻機さんの力になりたかったみたいなんだけどね。でも、辞めちゃって、みんな後悔してるみたいなんだ。」
「そうか。でも、まっきーにとって吹奏楽部にいたことは嫌な思い出ばかりじゃないみたいだよ。今でも『元吹奏楽部!』って騒いでるし、吹部の友達ともよく一緒にいるしね。」
「だったらいいんだ。ただ、巻機さんに嫌がらせしてた六年生はもう引退しちゃったし、また戻ってきて欲しいって思ってる人もたくさんいるんだよね。」
「うん。でもまっきー、山岳部ですごく楽しそうだからね。技術も体力も、ぼくよりずっとあるし。もう、戻らないんじゃないかなあ。っていうか、これは戻って欲しくないっていうぼくの願望か。」
「いつも八組にみーちを呼びに来る様子を見てると、吹部に戻ることはないんじゃないかって俺も思うなあ。いつもすっげー元気で、すっげー楽しそうだし。ジャージだし。」
と、大田原が横から口を挟む。ジャージは関係ないと思うけどさ。
「そうだよなあ。巻機さんが来ると、一瞬で雰囲気が明るくなるよな。毎日来てくれてもいいんだけどな。」
沼田も同調する。
「たぶんまっきーは、みんなが思ってるよりずっと繊細で、あえてああやって明るく振舞っているところもあると思うんだ。でも、山で楽しそうにおしゃべりをしたり、歌を歌ったりするまっきーは、そういう気遣いなしで本気で笑ってるからさ。一緒にいるぼくもほんとに楽しいよ。」
「もうさ、きみら付き合っちゃえば。ちょっと悔しいけど。」
稜さんがいなかったら、ぼくは絶対にまっきーのことを好きになってただろうな。
みんなに言われてみて、改めてそう思うようになっていた。でも、今のぼくにとっては、一緒に山に登って楽しいことの方がずっとずっと大切だった。だから、今まで通り普通にまっきーに接する。
彼らにそういうことを全部説明するのは大変だし、今までの時間を一緒に過ごしていない人に分かってもらうのは無理だから、
「まあ、まっきーは先輩が好きだしさ。ぼくも実は稜さんのことが好きだからさ。」
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