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第3章 ザイルは伸び、無駄に荷物を背負い、二人は歩き、一人は助ける。
6. 変な人が、変な人のままでいられる高校。
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月曜日はぼくが階段歩荷をし、拍子抜けするほど簡単に二十五kg、二十五往復を達成してしまった。ランニングから帰ってきたまっきーはちょっと悔しそうに、
「体重比だよ体重比。みーちわたしより十kg以上重いし。」
と言った。確かにそうだ。まっきーの二十五kgは自分の体重の半分以上だ。
「明後日、私も三十三kgでやってみよう。」
と、稜さんも対抗心を燃やし始める。
ランニング、階段歩荷、食訓、ビレイや懸垂下降の練習など、山岳部の練習メニューはほぼ一通り出揃い、ぼくもそれなりにこなせるようになってきた。練習はほかの運動部と遜色ないくらいに厳しいけれど、練習の意味はすべて明快だった。この練習をすればもっと多くの山に、もっといろいろなルートから登ることができるようになるということが実感できる。
稜さんもまっきーもとても真剣に練習に取り組んでいるが、その上、勉強も怠らない。ぼく自身も、中学時代より運動の量が増えたのはもちろんだが、受験が終わったばかりだというのに勉強にもかなり時間を割いていた。受験期に入る前の中学時代に比べたら見違えるような勉強量だ。これは明らかに二人の影響だった。ぼくもそんなふうに誰かに影響を与える日が来るんだろうか。
今日も練習の後、なんとなくみんなで部室に残って勉強をしていた。目の前で数学の問題を解いていた稜さんが席を外してブスのポンピングを始めたのを見て、ぼくはコッフェルを取りに行く。俯いた稜さんの、シャワーで少し湿った髪。パタパタとお茶を取りに走るまっきー。窓から差し込む西日。いつも通り、いつも通り。ぼくの大好きな『いつも』がここにある。まだ一月しか経っていないけれど、大事な『いつも』。
水曜日はぼくが食訓の当番で、今回は朝の準備をぼく一人でした。メニューはちょっと迷ったが、新しいメニューで冒険するのもいいと思い、人参とジャガイモと玉ねぎとベーコンを細かく刻んでキーマカレーを作ってみた。味はカレー粉と塩とニンニクと生姜でつける。
汁が少ないので水の消費量が少ないこと、炒めに入ってから出来上がりまでが早いこと、普通のカレーよりも鍋の始末がしやすいことなどは好評だったが、味についてはやはり市販のルーを使った方がいいのではないかいう結論になった。それに、具材をすべて細かく刻むので、食当の負担が大きい。今回も昼休みにまっきーの助けがあったからできた。
「具材を切る時間が長くなることと、炒めに入ってからの時間が短縮できることと、どっちの効果が大きいかだね。みんながまっきーくらいに包丁を扱えれば、時間短縮の効果の方が大きそうだね。もう一度どこかで試してみる価値はあると思うよ。」
と、稜さんは言ってくれたが、内心ぼくはちょっと悔しい思いをしていた。定番メニュー入りをするまでには至らなかったようだ。
「でも、キーマカレーっていう発想はなかったな。カレーって言うと普通のカレーを考えちゃう。カレー粉で作った方が絶対後片付けが楽だから、わたしも家でちょっといろいろ試してみるよ。」
まっきーもそうやって言ってくれる。
「一度家でも作ってみたんだけど、山岳部の装備でやるとうまく行かないね。なんだかぼくも不完全燃焼だから、もうちょっと工夫できないか考えて、またチャレンジしてみるよ。次は、定番のメニューを手早くおいしく作る練習もしたいな。」
「そうだね。定番というと、キムチ鍋とか野菜炒めとかスパゲティナポリタンとかかなあ。あと、おかずではないけれど、わかめご飯も定番だな。今度、山岳部での作り方教えるよ。これも食料係の仕事だしね。」
まだまっきーや稜さんに頼らなければならないことはたくさんある。それに、ぼくはまだちゃんと装備係の仕事を果たしていない。これからテント泊の山行が増える前に覚えなければならないことがたくさんある。
放課後は稜さんが階段歩荷で、ぼくとまっきーはランニングに出かけた。稜さんは宣言通り三十三kgに挑戦していた。ぼくたちは今週末の歩荷山行の前に疲労を溜めたくなかったので、距離を十二kmに抑えることにした。
ちょうどよかったので、まっきーに山岳部の定番メニューの作り方のコツについて聞きながら走ったが、なぜかまっきーもぼくも体が軽く、一時間五分でこの距離を走り終えてしまった。
「やっぱりさあ、わたしもみーちも、強くなってるよね。なんか嬉しいなあ。これならみんなでいっぱいいろんなところ行けるよ。」
と、まっきーはぴょんぴょん跳ねて喜んでいる。そこへヨレヨレになった稜さんが戻ってくる。どさりと背負子を下ろすと地面にへたり込み、
「いやー、疲れた! 初めての重さだから少しペースを落としたんだけど、それでもきつかった! 水! 水!」
と、水道の方によろめいて行く。
「最後にちょっと脚に来ちゃって、二十四往復でタイムアップだったよ。悔しいなあ。でも、次は行けそうだよ。」
と、汗でびしょ濡れのままの稜さんが微笑む。
稜さんみたいな人が小汚い背負子に小汚い頭陀袋をつけて大汗をかきながら階段を上り下りしているのを見たり、渡り廊下から飛び降りる人をザイルで確保したりしているのを見れば、普通の人はちょっとギョッとするだろう。ただ、港西高校はそういう『変な人たち』が『変なまま』でいることを受け入れる校風があった。
前に、うちの学校の全国レベルの部活は吹奏楽部しかないという話をしたが、実はそれは正確ではない。例えば港西には『鉄道模型部』があり、正式な部活動として部室棟に部室もある。高校生の鉄道模型のコンテストもあるそうだが、うちの鉄道模型部はそのコンテストには目もくれず、一年間をかけて部室一面に鉄道のジオラマを作り、文化祭で発表している。文化祭での発表が終わってしばらくすると、それがどんなに素晴らしい出来であろうと惜しげもなく、あっという間に取り壊してすぐに次の年のジオラマ作りに取り掛かるのだそうだ。
港西の文化祭は六月終わりなのだが、それが近くなると雑誌や新聞の取材が来るのが毎年恒例になっているほどの力作で、ぼくが前に部室の中を見せてもらったときはちょっと古い建物の中を旧型の電車が走るジオラマが、半分くらい完成していたところだった。今年のテーマは『昭和四十年代の渋谷』だそうだ。この部は十分に『全国レベル』だろう。
鉄道模型部のほかに、落語研究会やアニメ研究会も有名だし、変わったところでは『アームレスリング部』なども実は強いらしかった。
ちょっとマイナーだけれど、それが好きでたまらない人たちが情熱を抑えきれずに始めてしまった部活がいくつもあり、その道では有名になっている人も少なくない。そして、行き過ぎることがないようだけ注意しながら先生たちも暖かく生徒の活動を見守っている。
この山岳部も、そんな港西の校風の賜物なのだろう。
山に登るために、立って歩くのも辛くなるような練習をしようと思えるのは、精神が自由だからだ。すべてには『意味』があり、その『意味』に手を伸ばすことができる自由。ぼくは稜さんやまっきーの中に自分にはない『自由』を見出して、それにずっとあこがれてきた。
今、稜さんの家族の話や、まっきーの吹奏楽部時代の話がぼくの中で像を結びつつあった。港西の山岳部で、渇望していた自由に出会った二人の姿だった。
「みーち、どうしたの? 帰らないの?」
今日の部活も終わり、下校時間が近づいていた。ただ、暗黙の了解で校舎の施錠当番の先生が回ってくる十九時までは残っていても大目に見てもらえる。
「うん。もうちょっと、ブスの整備をしてから帰る。これ、楽しくてさ。」
ぼくは稜さんとまっきーが帰るのを見送り、分解したブスの部品のすすを落とすために溶剤に漬ける作業を始める。
ぼくには稜さんやまっきーのように、自由を制限された経験はない。それなのに、稜さんとまっきーはぼくよりずっと自由だった。今はとりあえず、このブスを再び使えるようにしたいという、この気持ちを大事にしようと思う。これが、今のぼくに歌える、精一杯の自由の歌だから。
「体重比だよ体重比。みーちわたしより十kg以上重いし。」
と言った。確かにそうだ。まっきーの二十五kgは自分の体重の半分以上だ。
「明後日、私も三十三kgでやってみよう。」
と、稜さんも対抗心を燃やし始める。
ランニング、階段歩荷、食訓、ビレイや懸垂下降の練習など、山岳部の練習メニューはほぼ一通り出揃い、ぼくもそれなりにこなせるようになってきた。練習はほかの運動部と遜色ないくらいに厳しいけれど、練習の意味はすべて明快だった。この練習をすればもっと多くの山に、もっといろいろなルートから登ることができるようになるということが実感できる。
稜さんもまっきーもとても真剣に練習に取り組んでいるが、その上、勉強も怠らない。ぼく自身も、中学時代より運動の量が増えたのはもちろんだが、受験が終わったばかりだというのに勉強にもかなり時間を割いていた。受験期に入る前の中学時代に比べたら見違えるような勉強量だ。これは明らかに二人の影響だった。ぼくもそんなふうに誰かに影響を与える日が来るんだろうか。
今日も練習の後、なんとなくみんなで部室に残って勉強をしていた。目の前で数学の問題を解いていた稜さんが席を外してブスのポンピングを始めたのを見て、ぼくはコッフェルを取りに行く。俯いた稜さんの、シャワーで少し湿った髪。パタパタとお茶を取りに走るまっきー。窓から差し込む西日。いつも通り、いつも通り。ぼくの大好きな『いつも』がここにある。まだ一月しか経っていないけれど、大事な『いつも』。
水曜日はぼくが食訓の当番で、今回は朝の準備をぼく一人でした。メニューはちょっと迷ったが、新しいメニューで冒険するのもいいと思い、人参とジャガイモと玉ねぎとベーコンを細かく刻んでキーマカレーを作ってみた。味はカレー粉と塩とニンニクと生姜でつける。
汁が少ないので水の消費量が少ないこと、炒めに入ってから出来上がりまでが早いこと、普通のカレーよりも鍋の始末がしやすいことなどは好評だったが、味についてはやはり市販のルーを使った方がいいのではないかいう結論になった。それに、具材をすべて細かく刻むので、食当の負担が大きい。今回も昼休みにまっきーの助けがあったからできた。
「具材を切る時間が長くなることと、炒めに入ってからの時間が短縮できることと、どっちの効果が大きいかだね。みんながまっきーくらいに包丁を扱えれば、時間短縮の効果の方が大きそうだね。もう一度どこかで試してみる価値はあると思うよ。」
と、稜さんは言ってくれたが、内心ぼくはちょっと悔しい思いをしていた。定番メニュー入りをするまでには至らなかったようだ。
「でも、キーマカレーっていう発想はなかったな。カレーって言うと普通のカレーを考えちゃう。カレー粉で作った方が絶対後片付けが楽だから、わたしも家でちょっといろいろ試してみるよ。」
まっきーもそうやって言ってくれる。
「一度家でも作ってみたんだけど、山岳部の装備でやるとうまく行かないね。なんだかぼくも不完全燃焼だから、もうちょっと工夫できないか考えて、またチャレンジしてみるよ。次は、定番のメニューを手早くおいしく作る練習もしたいな。」
「そうだね。定番というと、キムチ鍋とか野菜炒めとかスパゲティナポリタンとかかなあ。あと、おかずではないけれど、わかめご飯も定番だな。今度、山岳部での作り方教えるよ。これも食料係の仕事だしね。」
まだまっきーや稜さんに頼らなければならないことはたくさんある。それに、ぼくはまだちゃんと装備係の仕事を果たしていない。これからテント泊の山行が増える前に覚えなければならないことがたくさんある。
放課後は稜さんが階段歩荷で、ぼくとまっきーはランニングに出かけた。稜さんは宣言通り三十三kgに挑戦していた。ぼくたちは今週末の歩荷山行の前に疲労を溜めたくなかったので、距離を十二kmに抑えることにした。
ちょうどよかったので、まっきーに山岳部の定番メニューの作り方のコツについて聞きながら走ったが、なぜかまっきーもぼくも体が軽く、一時間五分でこの距離を走り終えてしまった。
「やっぱりさあ、わたしもみーちも、強くなってるよね。なんか嬉しいなあ。これならみんなでいっぱいいろんなところ行けるよ。」
と、まっきーはぴょんぴょん跳ねて喜んでいる。そこへヨレヨレになった稜さんが戻ってくる。どさりと背負子を下ろすと地面にへたり込み、
「いやー、疲れた! 初めての重さだから少しペースを落としたんだけど、それでもきつかった! 水! 水!」
と、水道の方によろめいて行く。
「最後にちょっと脚に来ちゃって、二十四往復でタイムアップだったよ。悔しいなあ。でも、次は行けそうだよ。」
と、汗でびしょ濡れのままの稜さんが微笑む。
稜さんみたいな人が小汚い背負子に小汚い頭陀袋をつけて大汗をかきながら階段を上り下りしているのを見たり、渡り廊下から飛び降りる人をザイルで確保したりしているのを見れば、普通の人はちょっとギョッとするだろう。ただ、港西高校はそういう『変な人たち』が『変なまま』でいることを受け入れる校風があった。
前に、うちの学校の全国レベルの部活は吹奏楽部しかないという話をしたが、実はそれは正確ではない。例えば港西には『鉄道模型部』があり、正式な部活動として部室棟に部室もある。高校生の鉄道模型のコンテストもあるそうだが、うちの鉄道模型部はそのコンテストには目もくれず、一年間をかけて部室一面に鉄道のジオラマを作り、文化祭で発表している。文化祭での発表が終わってしばらくすると、それがどんなに素晴らしい出来であろうと惜しげもなく、あっという間に取り壊してすぐに次の年のジオラマ作りに取り掛かるのだそうだ。
港西の文化祭は六月終わりなのだが、それが近くなると雑誌や新聞の取材が来るのが毎年恒例になっているほどの力作で、ぼくが前に部室の中を見せてもらったときはちょっと古い建物の中を旧型の電車が走るジオラマが、半分くらい完成していたところだった。今年のテーマは『昭和四十年代の渋谷』だそうだ。この部は十分に『全国レベル』だろう。
鉄道模型部のほかに、落語研究会やアニメ研究会も有名だし、変わったところでは『アームレスリング部』なども実は強いらしかった。
ちょっとマイナーだけれど、それが好きでたまらない人たちが情熱を抑えきれずに始めてしまった部活がいくつもあり、その道では有名になっている人も少なくない。そして、行き過ぎることがないようだけ注意しながら先生たちも暖かく生徒の活動を見守っている。
この山岳部も、そんな港西の校風の賜物なのだろう。
山に登るために、立って歩くのも辛くなるような練習をしようと思えるのは、精神が自由だからだ。すべてには『意味』があり、その『意味』に手を伸ばすことができる自由。ぼくは稜さんやまっきーの中に自分にはない『自由』を見出して、それにずっとあこがれてきた。
今、稜さんの家族の話や、まっきーの吹奏楽部時代の話がぼくの中で像を結びつつあった。港西の山岳部で、渇望していた自由に出会った二人の姿だった。
「みーち、どうしたの? 帰らないの?」
今日の部活も終わり、下校時間が近づいていた。ただ、暗黙の了解で校舎の施錠当番の先生が回ってくる十九時までは残っていても大目に見てもらえる。
「うん。もうちょっと、ブスの整備をしてから帰る。これ、楽しくてさ。」
ぼくは稜さんとまっきーが帰るのを見送り、分解したブスの部品のすすを落とすために溶剤に漬ける作業を始める。
ぼくには稜さんやまっきーのように、自由を制限された経験はない。それなのに、稜さんとまっきーはぼくよりずっと自由だった。今はとりあえず、このブスを再び使えるようにしたいという、この気持ちを大事にしようと思う。これが、今のぼくに歌える、精一杯の自由の歌だから。
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