【R-18】魔王を倒したはずなのに〜勇者に待っていたのは洗脳悪堕ちNTR地獄でした〜

ミズガメッシュ

文字の大きさ
13 / 25

13.ミネルヴァの囁き④

しおりを挟む



「ふふふ。透き通るように白い肌、華奢な体型、すらりと伸びた長い手脚、小ぶりだがツンと上を向いた形のいい胸…君はとても魅惑的だ」
「ああん、そんなに褒めてくれるとは思わなかったぞ♪」


 そこから私たちは寝室に移動して愛し合った。


 初心なお前には想像がつかぬほどに濃密で情熱的で…まさに至福の時間だったぞ♪


ちゅう、レロォ、ぶちゅうぅ、チロ、ずじゅるるるうぅぅ…

「んむうぅ…んうぅ…んん」


 まず、魔王は私の体を力強く抱きしめて、熱いキスをしてくれたんだ。


 私にとっては初めてのキスだったが…不思議なことにどう動けばいいのかが分かった。


 私は魔王を喜ばせようと必死に唾液まみれの舌を絡めた。魔王も、それに応じるように舌をたっぷりと絡めてくれるんだ。


 まるで軟体動物のように舌をうねうねと絡めてきたり、私の舌を吸い上げたり…その全てが刺激的だった。


 魔王の唾液を飲み込むたびに、お前との思い出が上書きされるような気分になってきてな。


「んむぅ、んん、ごくっ、んぐっ」

 
 それがたまらなくて、この男の唾液をごくごくと飲んだよ♪


 そこからは本格的な取引の話だ。親睦を深めるためにも、お互いの腰を交え、身体を密着させながら、じっくりと語り合ったよ。


「はあん!ああぁんっ!!勇者の、あうんんっ!力の仕組みについてはっ、神官、マリアが詳しいっ!」
「マリアか…聞いたことがある。確か聖剣を司る教会にいる神官がそんな名前だったな」
「流石だ…あああぁぁんっ!そのっ、マリアを味方にすればっ、あああっ!勇者の力の源を断つことに成功っ、するだろう… はああぁあんっ!」
 

 ん?身体がビクッと震えたぞ。マリアの名前が登場して動揺したのか?


 そうか。マリアの安否が気になるのか。数ヶ月、前お前と関わりのある女が次々と失踪したが…その中の1人がマリアだからな。


 安心しろ。マリアが今どうしているかはまた後で教えてやる。


「ふふふ。では我々の最初の標的はマリアになりそうだ」
「そ、それは、ダメだ!ああぁああぁっんんっ!!さ、最初のっ、標的は決まっている、あううぅぅんっ!こっ、これだけはっ、譲れないっ!」
「ふふふ。ようやく取引らしくなってきたじゃないか。ミネルヴァ、君の要求は何だ?」
「あはぁんっ!最初の標的はっ、マチルダだっ!はうううぅうんっ!あいつをっ!早くアレンから救い出してやってくれっ!」


 ふふふ。「仲間を助けるのに理由なんか要らない」…お前が良く言っていたセリフだな。


 私も同感だ。だから、かけがえのない親友を救い出したかったのだ。お前のような下等なオスからな♪


「んうううぅぅうっ!!私がアイツをここに連れてくるからっ!救ってくれっ!」
「いいだろう。君の要求を飲もう。その代わり、君は私の側近として仕えてもらおうか。君は非常に聡明で優秀だからな」
「ああああぁあぁっ!!もちろんだっ!暗黒魔法も覚えるからっ!私を駒として使ってくれ!」

 こうして、私と魔王の「取引」は無事に成立した。

 
 そして「取引」の話の後は、更に親睦を深めるに尽きる。


「なあっ、もういいだろうっ…?あぁんっ!頼む…注いでくれ!注いでくれっ!」
「ふふふ。そんなに懇願されては仕方あるまい。ミネルヴァ、君の子宮にたっぷりと子種を注いでやろう」
「はぁんっ!激しいのもっ、好きっ…あうううぁあんんっっ!!!」


 魔王が腰を激しく振って射精の体勢に入った。

 一滴たりとも溢すことは許されない。私は本能的にそう直感した。だからこの男の腰にガッチリと脚を絡めて、しがみつくように厚い背中に手を回して、射精を受け入れた。


ドグン!ビュルルルルルルウウゥゥッッッッ!!!ビュルウゥッ!ビュルウ!ビュウッ!ビュッ!


「んああああああぁぁああぁっっ!!ああぁあああぁっ!!!あああぁぁああああああぁんん!」


 魔王の子種を注がれている時、私は確信した。私は何があってもこの男に尽くすと。


 そして同時に…アレン、お前に対する一切の感情が消えていくのもわかった。


 お前はこれまでさんざん魔王に歯向かってきた。そしてお前はいまだにその態度を改めようとしない。


 ならばアレン…お前は私の敵だ♪
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...