思想学部

ケーキ

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一年生

文化祭!

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僕の部活の出し物。

それは、偶然、2人が同じものを選んで決まった。

その名は…

人形と触れ合いの家。

実際には触れられないのだが、癒されようと言うのがコンセプト。

ありがちなお化け屋敷を書いたが、被らなかったらしい。

すすむくんは思想学部に関係することを書いて、残った2人が一致したそうだ。

思えば、おとねさんのことで、寂しそうにしてたから…

みちかさんは優しいし。

「思想学部のみんな、来たよー!」

考えている途中に、おとねさんがやってきた。

人形と言えば、彼女だもんね。

僕は邪魔しては悪いと、その場を離れた。

その途中、おとねさんが「私の友達を紹介するね!」と声が聞こえた。

───────

人形と触れ合いの家。人数が少ない思想学部に丁度いい出し物だ。

1人、2人くらいいれば、一応成り立つから。

休憩していいと言われたので、適当に他の場所を回ってみることにした。

色々な出し物があり、みんなそれぞれ頑張っている。

こうして、見ているだけでも、凄いな…。と思うことが沢山だ。

だから、楽しい。

そのまま歩いていると、女の子の声が聞こえてきた。

「マスクはいりませんか…?マスクはいりませんか…?」

そこには、マスクを被った少女が色々な変わったマスクを売っていた。

しかし、どこかで見たことが…?

「あの!良ければマスク買っていいですか?」

すると、女の子は、駆け足で僕の方に向かってきた。

「ありがとうございます…!助かります…。」

そう言って、嬉しそうに「どれにしますか?」と。

しかし、どれも同じに見えて仕方がない。

「オススメはどれですか?」と聞くと、黄色しかないマスクを渡した。

「これがいいですよ!」

「じゃあ、それにします!」

100イニーで、そんなに高くないので買った。

彼女の話だと、僕がはじめてマスクを買ってくれたお客さんだと言う。

「あなたは私の恩人です…。

また求めてしまって申し訳ないですけど、良ければ、お友達になりませんか…?」

「僕で良ければ!」

「ありがとうございます!」彼女は手を合わせて喜んだ。

「お名前はなんと言いますか?」

僕は「あいだです!」と言った。

「いいお名前ですね!」女の子は笑う。

「あなたは?」

「私は…そう…!ペルソナです!」

「外国の方だったんだ。」

「そうかもです」

彼女がマスク越しにもクスクスと笑っているのが分かった。

「ところで…!良ければお話しませんか?

あなたの事が気になってます」

僕は「いいですよ!」と答える。

「部活は何をしてますか?」

「僕は思想学部に入ってますよ!」

彼女は「そうなんだ…」と小さく呟く。

「ペルソナさんは?」

「私は内緒です。」

彼女はそう言って「そろそろ帰らなきゃ!」とマスクを片ずける。

「あいださん、また会いましょう!」

「ペルソナさんまた!」

マスクの女の子はそのまま行ってしまった。

なんだったんだろう…?

時間を見てみると、結構経っていた。

まずい、僕も、みんなのもとに帰らなければ!

─────────

リベシン高校では、思想学部のメンバーが集まっていた。

「リーダー、今日もあいつは来てないんですね」

「そうみたいだな。」

「あいつと一緒に未頼三(みらいみ)なんて…

全然信頼にあたいするようなやつじゃない。」

すると、副部長が言った

「あなたいつから、部長に口を出せるくらい偉くなったの?」

その言葉にムッとする

「それに、ここでは、部長でしょ。」

「大丈夫。なえさん、いつも悪いな。」

「いえ、部長。」

副部長はキラキラと目を輝かせる。

───────

部活に戻ると、みちかさんが居た。

他のところに行きたいだろうに、かわりに引き受けてくれていたらしい。

笑顔を絶やさず、「自由にして大丈夫ですよ。私に任せてください」と言った。

僕は流石に何もしないのではと、一緒に居ることにした。

人形の家では、女性の比率が多くみんなふわふわと癒されている。

笑顔が絶えないことが、この出し物になって良かったと思う理由になった。

ところで、その間、みちかさんが色々話してくれた。

「おとねさん、吹奏楽でも、お友達ができたり楽しくしているみたいですよ。」

それは何よりだ。

僕はさっきのことを話したりしているうちに、いつの間にか、文化祭は終わりの時刻になった。

みんな集まって、すすむくんが「今日はありがとう。これからも部活で色々できたらいいな。」と言う

─────────
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