思想学部

ケーキ

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ニ年生

試合2①

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試合があって少し経った。

その間、生徒会選挙など色々あったが、またこの日がやってくる。

今回は2試合する。

準々決勝、準決勝をして、夏休みに決勝が行われるのだ。

今回は、以前よりも手強い人が多くなる。

心の中では不安が一杯だった。

すすむくんは笑っていう。

「気楽にしよう。」

彼の言葉でなんだか落ち着いた気がする。

3試合目、相手の学校が来て始まった。

─────────

からくり高校のメンバーは、リベシンを見て笑った。

「まさか、残ってくるとは思わなかったぜ。しかし、2人か」

そこに居たのは、部長と副部長だけ。

そして、男の方に「確か、部長だったよな。」と言う。

「信用されてないって大変だな。まぁ、ここで終わるからもう気にすることないか。」

すると、リベシンの部長は言った。

「そうか。だが、君たちは、副部長1人に勝てない。」

「弱いやつはよく吠えるって言うもんな。練習試合の時忘れたのかよ。」

副部長はキラキラと目を輝かせて部長を見つめていた。


一方、ひていは、つまらなそうに自分の家の周辺を散歩する。

何故、こうなった。

最近、後輩が思想学部を辞めると言い出した。2回戦目からおかしくて。

で、今日は、来なくていいと副部長に言われた。

少し前にとった態度から、部活には居づらくなってる。

最近、上手くいってない。足を引っ張られてるようだ。

歩いている途中、ふと思った。

ところで、副部長のなえ…。気にしてなかったが、どこかで見たことがある顔。

名前も聞いた事がある。それはいつだったか…

思い出せない。むかつくやつのことを考えるの辞めるか。

そうして歩いていると、昔のことが浮かんできた。

──────

3回戦目、勝ったのは、ぜんほう高校の思想学部だった。

今回も、相手の肯定をして、逆に感謝される。

ねおくんも中にいた。

「ありがとうございます!」

ねおくんもそう言われ「僕は何もしてない」と返す。

「ただ、俺も自分の考えをいいって言われたら嬉しいから言っただけだ。」

「それでも、嬉しかったので」

その人の姿を見て、ねおは心の中で思う。

考えを否定されるなんて苦しいよな。

僕は…。


すすむくんが「頑張ったね!」とみんなを労った。

次の試合は誰とだろうか

しかし、その前に。

僕はすすむくんを連れてその場を離れた。

「あいだくん、どうしたの?」

「みんな肯定してて凄いなって思って。」

「確かに。みんな凄い。」

「思ったんだけど、相手も自分も肯定だったらどうなるんだろうなって。」

「なるほど。そうなったら、どちらかが、否定になるんじゃないかな。」

「そうかな。」

「分からない。だけど、そうならなくても、それっていいんじゃないかな。」

「確かにね…」

「ところで…!」

「どうしたの?」

「選挙の時もずっと思ってて、聞きたかったんだけど。」

すすむくんは頷いた。

「ないとは思うけど、もし…」

「もし?」

「生徒会長になったら、部活はどうするの?」

「もちろん、続けるつもりだよ。」

「本当に?」

「うん。」

「でも…僕は言いたい…。」

「思想学部したかったんでしょ。試合したかったんでしょ。」

「それなら…。」

すすむくんはたずねる「それなら?」

「生徒会長にならないで、思想学部の部長としていて欲しいんだ…。こんな時にごめん。」

「大丈夫だよ。」

すすむくんは深くそれについて言わなかった。

ただ、何かを考える。


すすむくんと僕はみんなの元に戻る。

すると、その時、シソウくんとトモさんが何か話をしていた。

「私、じぶんの考え思いついたから参加してみたいな。」

「僕もしてみたい。だけど。」

「そうなんだー!

だけど?」

「最初は、自分の考えを言ってもいいねとか言ってくれる人達を思ってた。」

「実際、この学校の思想学部の人はそうだったけど。」

「でも、全員が全員そうって訳じゃない。」

「そうなんだ。」

「うん。僕の思想だけど、夢って、叶わない方がいいと思うんだ。」

トモさんは言う。

「そうかなー?私は、夢は叶うなら叶った方がいいと思うけど。」

「今までの経験から思うんだよ。叶ってもその後のことを考えると、どするんだろうなって。」

「なるべくは、自分の向いてることをしたいなって。」

すすむの頭の中に1つの言葉が浮かんだ。

────夢────


一方、リベシンは、4回戦目にこまをすすめていた。

剣鋭高校との試合。

最初対戦したのは、副部長と相手の1人。

だが、とても苦戦しているようだった。

剣鋭高校の部長は言う。「3回戦目、1人で戦って勝ったようだが、僕達の思想学部には無理だ。」

「せめて、5人であれば、まだ分からなかったかもしれないが。」

すると、リベシンの副部長は言った。

「部長、すみません…。」

「よく頑張ったな。後は俺に任せろ。」


すると、剣鋭高校の部員は「君1人で何ができるという?」とたずねる。

「後は俺1人でじゅうぶんだ。」

副部長と対戦していた相手は、「僕も…あとは任せていいですか…?」とたずねる。

それが予想外だったようで、とても驚いていた──────
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