思想学部

ケーキ

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ニ年生

試合2③

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進んでいくに連れて、変化があった。

すすむくんが少しずつ苦しさを無くしていったのだ。

「とらくんだっけ?」

「あぁ、そうだ。」

「君って凄いね。考えも僕はいいものだって思う。」

彼の話を聞いて、肯定に切り替えた。

否定できないと思ったのだろう。

だが

「それは、君の思想に大きく外れることだ。これが試合であるのなら、君は自分で負けを言ったことになる。」

その一言に「うん。僕の負けだよ」とすすむくんが。


最初は予想してなかっただろう。すすむくんが負けるなんて…。

しかも、試合の内容も全く予想外だった。

ただ、このまま考えても仕方ない。

すすむくんが戻ってくる。

「みんなごめん。」と謝った。

僕は彼に言った。「大丈夫、気楽に行こうって言ってたじゃん。」

「ありがとう…。あいだくん。」

「こちらこそだよ。いつもありがとう。」


色々あったが、次に行くのは、ふらさん。

今までに大会で2回出て2回勝利している。

ただ、今度の相手はとても手強い。

僕は「無理せずに!」と伝える。

「ありがとうございます」と微笑む。

そして、最後として、みおさんを見つめる。

「ふらちゃんなら大丈夫だよっ!」

そう言って微笑んだ。

「ありがとう!」

相手の人と、ふらさんが向かい合い、試合が始まった。

相手の方が、「俺の思想から言おう」と切り出す。

「俺の思想は、前の男とは違う。守りを徹底とした考え。」

「広がった強大なる力を抑え、守っていくことである。」

その言葉からは、力強さを感じさせた。

ふらさんが「私はあなたのことを…」と言いかける。

だが、その先はいえなくなった。

彼女の次に出た言葉、それは、「私の負けです…」ということ。

僕は心の中で驚いていた。

どうして…?

戻ってきた彼女に僕は直接聞いてみた。

すると、「必要がなかったからです…」と言った。

しずくさんがそばによる。


しかし、これで、あとが無くなった。

1勝2敗。次で負ければ…。

僕は首をふった。切り替えよう。

ただ、相手のあと2人もとても凄いオーラをはなっている。

仕方ない…僕が次に!

そう思った瞬間、みおさんが「私が行きます!」と言った。

「重要な場面だけど、大丈夫なの?」

僕がたずねると「はい!次は私が頑張ります!」と微笑む。

向こうの学校では、残った2人が話していた。

「あうよ、準備をしておくことだ。」
 
そう言って、男は試合の場へ向かった。


「よろしくお願いします!」

みおさんはとても元気な声で言う。

「すまないが、最初から決めていたことがある。」

「なんですか?」

みおさんは首をかしげる。

「僕の番に回ってきた時、最後の王に託すと。」

「だからこの試合は君の勝ちだ」

そう言って彼は戻っていった。

あうは言う

「何故?」

「この中で一番相応しい人間は君だと思うから。どんな結果になろうと、任せよう。」

プレッシャー、あうの心の中にはその1文字があった。


何はともあれ、最後の一戦になった。

これで、決勝に進めるかが決まる。

すすむくんは行く前に、そっと僕の背中を押した。

「できる限り頑張るよ。」

心の中で思った。

僕の言ったこと、少し頼り無かったかな。だけど、できる限り頑張りたい。

相手の人が、目の前にやってくる。

「よろしく」

彼はそう言ったあとたずねた。

「君は日記をつけているか?」

「はい、たまに。自分の考えを書き留めておくために」

「そうか、僕も自分を保っているために会話している」

「会話?」

「自分との会話。」

「そうなんですね。」

相手の人は頷く。

それから試合が始まった。

相手の方から思想を言った

「僕の思想は、自分と向き合い、自分に勝つこと。」

続いて僕もいう。

「僕は普通であること…」

そう言った時、僕は決心していた。


「みおちゃん!」

呼ぶ声に、みおが振り返ると、そこにはきせきがいた。

「きせきさん、どうしたんですか?」

「ちょっと、他のところに行ってみたくて!」

「いいですよ!」

2人はすすむにその事を伝えて出かけていく。


残ったすすむは、試合を見守っていた。

心の中で あいだくん。と呟く。


「お互い思想の説明をしようか。」

「まずは僕から。

人との能力の差、つとめをはたすこと、私の中に、多くの負の感情がわいてくる。」

「そんな時、自己にといかける。自らが弱い人間であるからこそ、まずは己に勝つことが大切であると…」

「私の思想の説明はこれで終わりだ。」

彼はそう言って、僕の顔を見た。

次は僕の番であると…。

彼はそう伝えているのだ。

僕は深呼吸する。

「普通とは、どんな人でも救える思想だと思ってる!」

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