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ニ年生
試合3③
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みちかさんは少し驚いていたが、「良かった…」と呟いた。
「あゆみちゃんひさしぶりです。」
「挨拶はしなくていいよ。今日で終わるんだから。」
「早速始めましょ?」
「分かりました。」みちかさんは頷く。
「私の考えは、あなたの否定。今日のこの日から、あなたのことを忘れて未来を生きていくの!」
みちかさんはそれを聞いても落ち着いていた。
「私は…あゆみちゃんとこれからをもう一度一緒にいきたい!」
「考えは優しさ…!」
あゆみさんはすぐに首をふる。
「ううん。それはできない。私の言ったこと覚えてる?」
「うん。覚えてるよ…!自分から、切らなければ、ずっと友達で居られるって。」
「だから、もう無理なの。
それに…。」
みちかさんは頷く。
「仲直りしたいと思ったんだ。だけど、次の日にあったら、優しかったけど冷たかった…。」
「それから、話せなくて…関われなくなって…。
分かったんだ。もう、みちかちゃんは私と仲良くしたくないんだって。」
「仲良くしたいよ!ずっと、待ってたんだ…。」
「じゃあ、どうして、伝えてくれなかったの…?」
「それが優しさだと思ってたんだ…。」
「もういいよ…。みちかちゃん負けを認めて。」
「そうすれば、気が楽になるんだ。優しさを求めてるんでしょう?」
あゆみさんは少し悲しそうな目をしていた。
「ごめんね。可能性があるなら、もう一度仲良くしたい…。一緒に…!」
「そうだったとしても…私はあなたと仲良くなれない…」
「あゆみちゃん、どうしてなの?」
「だって…私は、みちかちゃんのことを切ったから…。切らなければ、ずっと友達で居られるって…。」
あゆみの頭の中に、一人だけの空間が広がった。
寂しい…。私はこの中で一人きりなんだ…。
今までも、これからも…。
また関係崩れてしまうのが怖いから…。それでも…。
みちかさんが言った。
「私は…切ってないよ…。だから、今でも友達だと思ってる!」
あゆみさんの目から涙がこぼれた。
「どうして…そんなことを言うの…?」
「私はあなたの友達だから…!」
「分かった…。」
───────
あゆみさんは自分のチームへ戻った。
ひていは怒って、あゆみさんに言う。
「なんで負けを認めるんだよ。ふざけんな。」
そこへ、はみさんが入る。
「ひていくんはすすむくんとしたかったんですよね。」
「良かったじゃないですか、できるかもしれませんよ。」
そう言って微笑む。
「あぁ、確かにな。まぁ、許してやるよ。」
それから、あゆみさんは部長の前へと行った。
「どうだった。求めてるものは得られたか?」
「分からない…。だけど、入って良かったかもしれないって。」
「そうか」
リベシンの部長ただそう言って、それ以上は語らなかった。
────────
「次は俺が行く。」
そういったのは、ひていくん。
そして、こっちを見て言う
「そっちは、すすむが出るんだろう?」
すすむくんは「じゃあ」と言いかける。
その瞬間に僕は言った。
「次は僕に行かせて欲しい。」
「あいだくん…?」
「うん。」
「わかった。任せるよ。」
「ありがとう」
向かう途中、僕は立ち止まり振り返った。
「あ、ちなみに、僕の下の名前はぶんただよ。
そっちで呼んでも大丈夫。」
「上の名前で慣れてたから。次からはそう呼ぶね。」
「うん。ありがとう。」
そして、ひていくんの前に立つ。
「すすむじゃなくて、お前かよ。楽勝に終わってつまんなそう。」
ひていくん…。前にすすむくんとした時、それを思い出すと、彼を行かせられなかった。
ひていくんは言う。
「まぁ、いいや。前会った時、俺の質問に対して、ふざけたこと言ったからなぁ。」
「それより、早速始めませんか?」
「仕方ないな。じゃあ、やろうか。」
「ありがとうございます。僕から言います。」
「僕の思想は…普通であること。」
「はぁ。普通?何の能力もないやつが考えそうなことだな。」
「まだ僕は、思想についての説明をしてませんよ。」
ひていはちっと舌打ちして、「分かったよ」と続けた。
「次はひていくんお願いします。」
「分かってると思うが、俺はお前の否定だ。くだらない考えを捨てさせてやるよ。」
「じゃあ、僕の思想の説明をします。」
僕は深呼吸する。
「この思想は、人間が偏ってはいけない生き物だからこそうまれた。」
「偏りは誰でもあるが、その偏りに対抗するための偏りを誰でも持っている。
偉人であろうと、有名人であろうと、その2つがあるからこそ中立でいられる。」
「偏りとは、どうしようもないことも含まれる。
どうしてもなおせない癖、身体的特徴。それらをどうして気にする必要がある。」
「偏りは偏りのままにしておくからこそ偏りなのであり、新しくそれに逆行した偏りを作ることによって、普通に戻る。」
「この、僕の考えは、どんな人でも悲しまずにすむ理想のそれだと思ってる。」
僕は最後に謝る。「長くなってごめん。」
すると、ひていは言った。
「謝るってことは負けでいいってことか?」
「はは。やっぱり、くだらない考えだぜ。
実験したのか?お前の考えが実際に正しいって言えるのか?」
「言えるかは分からない。だけど、今、自分が正しいと思ってるんだ。」
「やっぱりなぁ。くだらないやつの考えはくだらない。聞く価値もない。」
彼がまた口を開いた瞬間だった。
ひていくんの負けが決まる。
理由は、リベシンの部長が負けを言ったからだった。
ひていくんは「はぁ?」とイライラしている。
「部長、どういうことだよ。昔、信頼する一人だって言ってたよな?
最後までやらせろよ。」
「みらいみのことか?」
「あぁ。」
「確かに信頼してるのは居るが、その5人の中にお前は含まれない。」
「どういうことだよ」
「ひてい、お前の否定は、俺の目指す否定とは異なるものだ。これ以上やっても、無意味だと判断したからさげた。」
「それだけの話だ。」
ひていは何も言えなくなった。
部長はすすむたちを見て呟く。
「これで最後か。決着をつけよう、すすむ。」
「あゆみちゃんひさしぶりです。」
「挨拶はしなくていいよ。今日で終わるんだから。」
「早速始めましょ?」
「分かりました。」みちかさんは頷く。
「私の考えは、あなたの否定。今日のこの日から、あなたのことを忘れて未来を生きていくの!」
みちかさんはそれを聞いても落ち着いていた。
「私は…あゆみちゃんとこれからをもう一度一緒にいきたい!」
「考えは優しさ…!」
あゆみさんはすぐに首をふる。
「ううん。それはできない。私の言ったこと覚えてる?」
「うん。覚えてるよ…!自分から、切らなければ、ずっと友達で居られるって。」
「だから、もう無理なの。
それに…。」
みちかさんは頷く。
「仲直りしたいと思ったんだ。だけど、次の日にあったら、優しかったけど冷たかった…。」
「それから、話せなくて…関われなくなって…。
分かったんだ。もう、みちかちゃんは私と仲良くしたくないんだって。」
「仲良くしたいよ!ずっと、待ってたんだ…。」
「じゃあ、どうして、伝えてくれなかったの…?」
「それが優しさだと思ってたんだ…。」
「もういいよ…。みちかちゃん負けを認めて。」
「そうすれば、気が楽になるんだ。優しさを求めてるんでしょう?」
あゆみさんは少し悲しそうな目をしていた。
「ごめんね。可能性があるなら、もう一度仲良くしたい…。一緒に…!」
「そうだったとしても…私はあなたと仲良くなれない…」
「あゆみちゃん、どうしてなの?」
「だって…私は、みちかちゃんのことを切ったから…。切らなければ、ずっと友達で居られるって…。」
あゆみの頭の中に、一人だけの空間が広がった。
寂しい…。私はこの中で一人きりなんだ…。
今までも、これからも…。
また関係崩れてしまうのが怖いから…。それでも…。
みちかさんが言った。
「私は…切ってないよ…。だから、今でも友達だと思ってる!」
あゆみさんの目から涙がこぼれた。
「どうして…そんなことを言うの…?」
「私はあなたの友達だから…!」
「分かった…。」
───────
あゆみさんは自分のチームへ戻った。
ひていは怒って、あゆみさんに言う。
「なんで負けを認めるんだよ。ふざけんな。」
そこへ、はみさんが入る。
「ひていくんはすすむくんとしたかったんですよね。」
「良かったじゃないですか、できるかもしれませんよ。」
そう言って微笑む。
「あぁ、確かにな。まぁ、許してやるよ。」
それから、あゆみさんは部長の前へと行った。
「どうだった。求めてるものは得られたか?」
「分からない…。だけど、入って良かったかもしれないって。」
「そうか」
リベシンの部長ただそう言って、それ以上は語らなかった。
────────
「次は俺が行く。」
そういったのは、ひていくん。
そして、こっちを見て言う
「そっちは、すすむが出るんだろう?」
すすむくんは「じゃあ」と言いかける。
その瞬間に僕は言った。
「次は僕に行かせて欲しい。」
「あいだくん…?」
「うん。」
「わかった。任せるよ。」
「ありがとう」
向かう途中、僕は立ち止まり振り返った。
「あ、ちなみに、僕の下の名前はぶんただよ。
そっちで呼んでも大丈夫。」
「上の名前で慣れてたから。次からはそう呼ぶね。」
「うん。ありがとう。」
そして、ひていくんの前に立つ。
「すすむじゃなくて、お前かよ。楽勝に終わってつまんなそう。」
ひていくん…。前にすすむくんとした時、それを思い出すと、彼を行かせられなかった。
ひていくんは言う。
「まぁ、いいや。前会った時、俺の質問に対して、ふざけたこと言ったからなぁ。」
「それより、早速始めませんか?」
「仕方ないな。じゃあ、やろうか。」
「ありがとうございます。僕から言います。」
「僕の思想は…普通であること。」
「はぁ。普通?何の能力もないやつが考えそうなことだな。」
「まだ僕は、思想についての説明をしてませんよ。」
ひていはちっと舌打ちして、「分かったよ」と続けた。
「次はひていくんお願いします。」
「分かってると思うが、俺はお前の否定だ。くだらない考えを捨てさせてやるよ。」
「じゃあ、僕の思想の説明をします。」
僕は深呼吸する。
「この思想は、人間が偏ってはいけない生き物だからこそうまれた。」
「偏りは誰でもあるが、その偏りに対抗するための偏りを誰でも持っている。
偉人であろうと、有名人であろうと、その2つがあるからこそ中立でいられる。」
「偏りとは、どうしようもないことも含まれる。
どうしてもなおせない癖、身体的特徴。それらをどうして気にする必要がある。」
「偏りは偏りのままにしておくからこそ偏りなのであり、新しくそれに逆行した偏りを作ることによって、普通に戻る。」
「この、僕の考えは、どんな人でも悲しまずにすむ理想のそれだと思ってる。」
僕は最後に謝る。「長くなってごめん。」
すると、ひていは言った。
「謝るってことは負けでいいってことか?」
「はは。やっぱり、くだらない考えだぜ。
実験したのか?お前の考えが実際に正しいって言えるのか?」
「言えるかは分からない。だけど、今、自分が正しいと思ってるんだ。」
「やっぱりなぁ。くだらないやつの考えはくだらない。聞く価値もない。」
彼がまた口を開いた瞬間だった。
ひていくんの負けが決まる。
理由は、リベシンの部長が負けを言ったからだった。
ひていくんは「はぁ?」とイライラしている。
「部長、どういうことだよ。昔、信頼する一人だって言ってたよな?
最後までやらせろよ。」
「みらいみのことか?」
「あぁ。」
「確かに信頼してるのは居るが、その5人の中にお前は含まれない。」
「どういうことだよ」
「ひてい、お前の否定は、俺の目指す否定とは異なるものだ。これ以上やっても、無意味だと判断したからさげた。」
「それだけの話だ。」
ひていは何も言えなくなった。
部長はすすむたちを見て呟く。
「これで最後か。決着をつけよう、すすむ。」
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