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短編
すれ違いする話 3
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前回のあらすじ
cornerする事になる
「翔!《corner》早く行けって!」
強く言うと、観念したのかやっと部屋の角に歩き始める。のろのろと動くのがまたいらいらする。
「翔、何分やる?」
「お、俺、が、決める、の?」
「ああ。自分の罪と向き合え」
まあ言い訳するなと言ったのにしようとした罪はそんなに重くないが、俺がいらいらしていることも分かっているのだろう。困っている。
「翔、早く決めろ。何分やる」
「…15」
「そんなんで自分の罪が消えると?」
「……」
「俺をイライラさせたのと、言い訳した罪だ」
「……」
「どんくらいが妥当だと思う?」
「…20」
「はぁ。まあいいだろう。20だ。」
「……」
「壁向いてそのまま《stay》」
俺は20分タイマーをかける。cornerの時はそばにいた方がいいのを理解しているが、あえて外に出てみる。5分程たち、翔が震え泣き出した頃に言う
「少し外に出てくるな。そのままやっとけ」
「え、、」
「だれが話すことを許可した。」
「俺が出たら声出すのは許可する」
「無理と思ったらセーフワードだ。」
「言ったら助けてやる。」
そのまま部屋の外に出て、ドアにもたれながら翔が言うことを聞いておく。
「ゆ、ゆう、、ごめ、さい、、ゆ、ゆう」
「ゆう、もどって、きて、ゆう、、」
「おれを、、きらいに、、なったの、、かな」
「もう、おれを、、みたく、ないの、かな」
はぁ。メンヘラ化してる。このままだと後からSubdropしてしまう。だが俺がそれを止める理由もないと思いそのままにする。
そのまま5分が経過する。折り返し地点だ。しかしずっとネガティブな言葉ばっかり吐き続ける。
「ゆう、は、、おれを、きらいになったの?」
「おれ、すて、、られる、の、か?」
「パートナー、も、解消?、、」
「いやだ。ゆ、、と、、ずっと、いた、い、」
「ゆう、ゆ、、もどってきてよ、ゆう、ゆ」
「もう、おれと、、い、たく、ないの、かな」
「ゆ、、ゆう、、ゆう、ゆ、すて、ない、で」
「ゆう、ゆ、う、、ゆう、ゆう、、ゆ、ゆう」
震えながらも俺の名前を懸命に呼んでいる。そろそろ戻った方がいいのかな。しかしずっと俺を求めているとは。翔はまだ、俺といたいと思っているのか?まあ、お仕置が終わったら洗いざらい吐いてもらおうか。
残り5分となる。部屋に戻る。
ガチャ
「ゆ、、ゆう!ゆ、、ゆ、ゆう」
「なんだ」
「ゆ、、もどってこないと、おも、った。」
「はぁ。」
「ご、ごめんなさ、俺が、こんなこといって」
「あ、なんだ」
「俺、、ゆうと、、ずっといた、、い、」
「そうか。まあ思っとく分には大丈夫だ」
「え、、ゆう、おれ、捨てられる、の?」
「さあ?分からない」
cornerする事になる
「翔!《corner》早く行けって!」
強く言うと、観念したのかやっと部屋の角に歩き始める。のろのろと動くのがまたいらいらする。
「翔、何分やる?」
「お、俺、が、決める、の?」
「ああ。自分の罪と向き合え」
まあ言い訳するなと言ったのにしようとした罪はそんなに重くないが、俺がいらいらしていることも分かっているのだろう。困っている。
「翔、早く決めろ。何分やる」
「…15」
「そんなんで自分の罪が消えると?」
「……」
「俺をイライラさせたのと、言い訳した罪だ」
「……」
「どんくらいが妥当だと思う?」
「…20」
「はぁ。まあいいだろう。20だ。」
「……」
「壁向いてそのまま《stay》」
俺は20分タイマーをかける。cornerの時はそばにいた方がいいのを理解しているが、あえて外に出てみる。5分程たち、翔が震え泣き出した頃に言う
「少し外に出てくるな。そのままやっとけ」
「え、、」
「だれが話すことを許可した。」
「俺が出たら声出すのは許可する」
「無理と思ったらセーフワードだ。」
「言ったら助けてやる。」
そのまま部屋の外に出て、ドアにもたれながら翔が言うことを聞いておく。
「ゆ、ゆう、、ごめ、さい、、ゆ、ゆう」
「ゆう、もどって、きて、ゆう、、」
「おれを、、きらいに、、なったの、、かな」
「もう、おれを、、みたく、ないの、かな」
はぁ。メンヘラ化してる。このままだと後からSubdropしてしまう。だが俺がそれを止める理由もないと思いそのままにする。
そのまま5分が経過する。折り返し地点だ。しかしずっとネガティブな言葉ばっかり吐き続ける。
「ゆう、は、、おれを、きらいになったの?」
「おれ、すて、、られる、の、か?」
「パートナー、も、解消?、、」
「いやだ。ゆ、、と、、ずっと、いた、い、」
「ゆう、ゆ、、もどってきてよ、ゆう、ゆ」
「もう、おれと、、い、たく、ないの、かな」
「ゆ、、ゆう、、ゆう、ゆ、すて、ない、で」
「ゆう、ゆ、う、、ゆう、ゆう、、ゆ、ゆう」
震えながらも俺の名前を懸命に呼んでいる。そろそろ戻った方がいいのかな。しかしずっと俺を求めているとは。翔はまだ、俺といたいと思っているのか?まあ、お仕置が終わったら洗いざらい吐いてもらおうか。
残り5分となる。部屋に戻る。
ガチャ
「ゆ、、ゆう!ゆ、、ゆ、ゆう」
「なんだ」
「ゆ、、もどってこないと、おも、った。」
「はぁ。」
「ご、ごめんなさ、俺が、こんなこといって」
「あ、なんだ」
「俺、、ゆうと、、ずっといた、、い、」
「そうか。まあ思っとく分には大丈夫だ」
「え、、ゆう、おれ、捨てられる、の?」
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