選挙課 各務 善郎

村越京三

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番外編…お腹が減りました

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さてさて時刻はもうすぐ17時30分に
なろうとしています
一行は各務の運転で
ある飲食店に到着し
駐車場に車を止めて
ギアを操作してエンジンを切り
シートベルトを外して、
それぞれドアを開けて降りて
パタンとドアを閉める
キーを操作して鍵を閉める各務

杉咲【ここですか?】

友成【なかなか渋いお店というか】

大崎【口コミとかもないですね】

佐野【各務さん、なぜ】

各務【夜遅くはやらないからね
   20時までには閉めるから】と
   暖簾をくぐってカラカラと
   店のドアをスライドさせて
   入っていく

明世【いらっしゃ~い
   どうぞお好きな所へ】と
   調理準備しながら視線を
   一行に向けている

文緒【いらっしゃい】と調理しながら
   視線を一行に向けている

各務【今日は職場のメンバーも
   一緒なんでね】

友成【こんばんは~】

杉咲【こんばんは~】

明世【あらっこんばんは
   いらっしゃいこちらにどうぞ】 
   とテーブル席を案内している

大崎【それではお邪魔します】

佐野【私も】と言ってそれぞれ
   ゆっくり腰を下ろして
   座っていく

明世【はい、おしぼりね~】と
   みんなそれぞれ渡していく

各務【ありがとうございます】
大崎【ありがとうございます】
佐野【ありがとうございます】
友成【ありがとうございます】
杉咲【ありがとうございます】と
   受け取って手を拭いたり
   目に充てている
   
明世【ところで今日は何にします?
   一人はいつものね】と
   話をしながらポットから
   湯呑みに温かいお茶を注いで    
   テーブルに運んで
   それぞれに置いていく

各務【選択肢なしかい
   たまには他のをさ~】と
   お品書きを見ているが

明世【どうせ最後は同じでしょう
   いつもそれになるんだから】

各務【じゃあいつもので】

明世【皆さんは?】

佐野【各務さんはいつも何を…】  

明世【親子丼のそばのセット
   具材はおまかせよ】と     
   満面のほほ笑みで語る

友成【そうしたら僕は】と
   お品書きを見て

友成【カツ丼と月見うどんの
   セットを下さい】

明世【はい、ありがとうございます】

友成【すいません、大盛りとかには】

明世【出来ますよ】

友成【両方大盛りでお願いします】

各務【食べられるのか…】

友成【さすがにお腹の虫が…】と
   お腹を指すっている

大崎【確かに相当唸っているね
   すいません
   私は親子丼の月見そばの
   セットでお願いします】

各務【月見うどんがあるとは】

文雄【奥さんが時々食べてるぞ~】と
   調理しながら話している

杉咲【ちなみにお蕎麦屋さん
   なのですか?】

明世【蕎麦屋ではないんだけど
   セットの方が安いからって
   常連さんは頼むのよ】

佐野【そうしたらすいません
   私はカレーと山菜そばの
   セットをお願いします】

杉咲【私はカレーと月見うどんの
   セットでお願いします】

明世【はい、ありがとうございます
   お父さん注文です】

文雄【はいよ~】

明世【親子丼とカレーが2つに
   カツ丼大盛りが1つ
   それから山菜そばが1つ
   月見そばとうどんが
   それぞれ2つずつで
   月見うどん1つ大盛りで】

文雄【はいよ~ちょいとお待ちを~】
   そう言って調理にとりかかる

友成【しかし、各務さん
   良く知ってますね~
   かなりの穴場ですよ】

大崎【確かにテレビとかの取材や
   撮影にも使えそうですね】

明世【ウチはそういうのは
   お断りしているのよ
   前に取材したいからって
   連絡あったんだけど
   ドタキャンされてね
   謝罪もなしで】

各務【それ以降は一切お断りと
   いう訳でね】

文雄【それよりよ珍しいな~
   あんさんが仕事中に
   寄るなんて】

各務【こっちにヤボ用があって
   来たんだけど、
   昼を食いそこねてね】

明世【そういう事なのね】

佐野【ところで各務さんて
   そんなに頻繁に
   来てるのですか?】

各務【ウチの奥さんが応援している
   バレーボールチームの本拠地が 
   ひたちなか市にあってな
   試合やイベントの時には
   行けたら行くんだよ
   そして帰りにここに立ち寄るの 
   が今ではルーティンになって
   気軽に寄れるし閉店は早いし】

大崎【何時までなんですか?】

明世【基本は20時までですね
   普段は11時からなので】

文雄【みんなの分上がったよ~】     
   と出来上がった料理を
   盛り付けている

アコ【はい!よっこらしょ】と
   おぼんを持ち上げて運ぶ

アコ【はい、おまちどおさま!
   まずはご飯ものからね~】と
   それぞれのテーブルに
   置いていく

各務【来た~来ました~
   今日も来た~】

大崎【なかなか渋い曲を】

明世【はい、続いてそばとうどんに
   なります】とそれぞれの
   テーブルに置いていく

各務【そういえばお父さんも
   月見そばかい】

文雄【手っ取り早いからな】と
   ドヤ顔している

それから各々割り箸を割ったり
スプーンを持って手を合わせて

各務【いただきます】
大崎【いただきます】
佐野【いただきます】
友成【いただきます】
杉咲【いただきます】と言ってから
各々一口ずつ食べ始めている

各務【うまいっす、五臓六腑に
   染み渡ります】

佐野【そば屋さんのカレーって
   本当においしいのよね~】

杉咲【出汁が効いてますよね】

友成【言いますね~杉咲さん】

明世【どんぶり物の味にもね】

大崎【本当です、これは美味い】

各務【見えない所に美味い物あり
   今日もありつけました】

それから店内は常連さんを筆頭に
様々なお客さんが来場し
各々てんやわんやしながら
一行もたわいのない話をしてから
食べ終えてそれぞれ会計をしている

各務【ごちそうさまでした
   また、再来週来ますので】
   そう言って店のドアを
   ガラガラと開けて暖簾を
   くぐって後にする

明世【ありがとうございました~
   またどうぞ~】

文雄【ありがとうございました~】

今回の登場人物(飲食店関係者)ーーーーーーー

大松 明世(おおまつ あきよ)…52歳
大松食堂女将

大松 文雄(おおまつ ふみお)…52歳
大松食堂大将


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

物語の繋がりで
こちらもお読みいただければ幸いです
迷宮~新聞記者 津雲京介
宜しくお願いします

https://www.alphapolis.co.jp/novel/619502113/824832932
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