選挙課 各務 善郎

村越京三

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選挙課のやり取り…(その4)

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翌日の朝8時を少し過ぎた頃
各務は職場へと到着し
大崎班のドアをガチャリと開ける

各務【おはようございますってな
   今日も寒いわな~】と
   ぼやきながらコートを脱いで
   ロッカーのドアを開けて
   入れたあとに、
   暖房のスイッチのボタンを押す

各務【疲れが抜けないわな~
   どこかで休みを取るかね】と
   自分のデスクに背負っている
   リュックサックを下ろして
   自分の机にある椅子に 
   腰を下ろして座りかけていた
   その時

大崎【おはようございます!
   各務さん相変わらず早いですね】 
   とドアをガチャリと
   開けて入ってくる

各務【おはようございます課長
   今日も相変わらず寒いですね】

大崎【そうですね~私も少し
   鼻風邪気味でしてね】 
   とコートを脱いで
   ロッカーにかけている

各務【くれぐれも体調には
   気を付けて下さい】と
   大崎に話しかけている

佐野【おはようございます】と
   ドアをガチャリと開けて
   入ってくる

大崎【おはようございます】

各務【おはようさん】と返している

杉咲【おはようございます】
友成【おはようございます】と
   佐野に続いてドアをガチャリと 
   開けて入ってくる

大崎【はい、おはようございます】

各務【おはようさん】

杉咲【早く春にならないかな~】と
   ジャンパーを脱いで
   ロッカーにかけている
   
友成【今年は花見行けるかな~】と
   同じくジャンパーを脱いで
   ロッカーにかけている

佐野【春の前に冬を越さないと
   身体は悲鳴を上げてくるわよ】 
   と話しながら
   ジャンパーを脱いで
   ロッカーにかけている

大崎【皆さん何とか間に合いました】

そして、時計の針は就業時間となり
朝礼を終えてから
作業に取りかかろうとした時
1本の電話(内線)が鳴る
プルルルル…プルルルル…
ガチャリと友成が受話器を
持ち上げて耳にあてている

友成【はい、もしもし
   選挙課大崎班です
   お疲れさまです
   大崎ですね少々お待ち下さい】

友成【大崎課長、お電話です
   田島部長から3番です】

大崎【はい】と受話器を持ち上げて
   3番を押す

大崎【もしもし大崎です
   田島部長おはようございます
   お疲れさまです】

大崎【はい…はい】と頷きながら
   メモを取っている

各務【なんかしらの出番だな】と
   首を回している
   その時ゴリゴリと音がしている

佐野【そのようですね】と
   各務への視線を向けると

佐野【厄介な問題でない事を】

大崎【分かりました
   宜しくお願いします】
   そう話して受話器を
   ガチャリと下ろす

みんなの視線が大崎に向けられる

大崎【みなさん申し訳ありませんが
   出番になります】

各務【現場へとですかい】とスクッと
   椅子から立ち上がって
   皆大崎へ視線を向ける

大崎【群馬県前橋市の市長選挙に
   関しまして複数の候補者から
   無効票の再点検の要請が
   ありました。それと
   福井県知事の選挙の件
   埼玉県の川口市長選挙の件
   千葉県の木更津市長選挙の件
   千葉県の市川市長選挙の件
   他数件の対応をお願いします】

各務【どこもややこそうな感じだな】 
   と首を回している

佐野【こちらに回しますかね~】

大崎【特に埼玉県の川口市と
   千葉県の木更津市と市川市に
   関しましは厳重に対応を
   お願いします】

各務【嵐の前の静けさかい】

友成【車回してきます】
杉咲【荷物準備します】
   そういって二人は部屋を
   飛び出して動いている

大崎【友成さんと杉咲さんの二人は
   こちらへ配属されてから
   少しは成長されたでしょうか】

佐野【まあ、配属されてからは
   成長されたと思いますよ
   まだまだスボンジのように
   あらゆる面で吸収してほしい
   部分もありますけど】

各務【まだ配属されたばかりですから
   そこまで求めてはいけません
   統一地方選挙を経験するまでは
   それを乗り越えれば大丈夫と
   言えると思いますよ
   二人の頭の中は
   身体を動かせて嬉しいと考えて
   いるのが先なのでは
   ありませんかね】

大崎【私も同行しますので
   準備しましょう】 

そういってのメンバーは
選挙課を後にしました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

物語の繋がりで
こちらもお読みいただければ幸いです
迷宮~新聞記者 津雲京介
宜しくお願いします

https://www.alphapolis.co.jp/novel/619502113/824832932
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