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「慧さん、竜之介さん、試合が始まりますので控室までお越しください。」
俺はアナウンスに呼ばれて、選手控室へと向かった。
「お前、本当に試合出るのか?」
控室に入ると、腕組をして仁王立ちをしている委員長がいた。
「はい。俺は問題ありません。」
「検査診断表は?」
「ちゃんと受け取ってきました。」
「俺が紙を渡すと委員長は訝しげにに訪ねてきた。」
「お前……本当は何者だ?」
「外交科1年、風紀委員の竜虎 慧です。たまたま日本唯一の魔法学院に入ることが出来た運のよい高校生ですね。」
「もういい、体調に異常なしということは試合に負けるなよ。」
「当然です。行ってきます。」
俺は委員長に得意げな顔で伝えたのち委員長の横を通って試合場へと続く廊下へと向かった。アリーナへと行くと竜之介がコート内で笑いながら待っていた。
「ちゃんと来たようだな。」
「当たり前だ、負けられないしな。」
「確かにお前の天使の呪文、最初に見たときは少し驚いたが……所詮、高校生の魔法に過ぎない。翼が生えたりする程度といったところだろう。」
「本当にそう思うのか?」
「あぁ、こけおどしだ。」
「ならいいけど、あとで負けても騒ぐなよ?」
「負けないし騒ぐのはお前だ、俺が買ったら真っ先に首輪をつけて黙るように調教をしてやるよ。」
「それでは……第二試合……」
「始め!」
「お前、天使の呪文を使うくせに魔王系統の呪文使いらしいな。」
「あぁ、そうだ。」
「アハハハハハ!お前馬鹿だろ!勇者系統と魔王系統の魔力が混ざればお前の体は破裂するんだぜ?そんな状況で他の魔法なんて使ってる余裕はないだろ。」
「確かにそうだな。」
「ってことは……俺に有利ってことじゃねえのぉ?」
竜之介がルーンを書きその文字の中へと手を突っ込んで引きずり出すと、拳銃のようなものが出てきた。
「魔弾か……。」
魔弾、字のごとく弾の中にはその持ち主の系統の魔力が込められている。弾が当たった相手にはその魔力が注入されたり、ルーンの影響を受けたりとさまざまな効果がある。
俺は常に平衡を保ち天使と魔王系統を使っているが、魔弾のようなもので強制的にその均衡が崩されればたちまち体は自壊して崩れる。
「まだだ、『シビルト』!」
地面からビルのようなものが生えて俺と竜之介は屋上に乗ったまま、ビルが伸びていきどんどん上へと昇っていった。
「空間干渉系の魔法か。」
「あぁ、幻影を投影し魔力によって実体を作り出す魔法だ。」
確かにこの歳でここまでの実態を作り出すとなるとかなりの才能と魔力が必要になる。俺に勝つという意気込みははったりではないようだ。
「なるほど、俺の翼の無力化か。」
このアリーナの上空と場外には限界ラインがあり、そこには結界が張ってあり、それ以上行けないようになっているのだ。ここまでぎりぎりのラインに建物を建てられれば俺の翼は意味がなくなる。建物を俺が粉砕すればいいのだがそあいつが全身全霊で作った建物だ、それが一撃で壊されたとなれば俺は天使の一件でただでさえ怪しいのに更に怪しいやつになる。
「仕方ない……ビルの中で戦うか……。」
「あぁ、だからお前は俺には勝てないのさ。くらえ!」
「『ヘブンシールド』。」
竜之介が魔弾を撃ってきたが限界まで声を落として魔法を唱え、防ぐ。このままでは詠唱魔法までもが使えることが露見してしまう。どうにかしてこれを防ぐ方法がないものか……。
「とりあえず……『スモーク』。」
俺は煙に紛れてビルの中へと逃げ込むことにした。
俺はアナウンスに呼ばれて、選手控室へと向かった。
「お前、本当に試合出るのか?」
控室に入ると、腕組をして仁王立ちをしている委員長がいた。
「はい。俺は問題ありません。」
「検査診断表は?」
「ちゃんと受け取ってきました。」
「俺が紙を渡すと委員長は訝しげにに訪ねてきた。」
「お前……本当は何者だ?」
「外交科1年、風紀委員の竜虎 慧です。たまたま日本唯一の魔法学院に入ることが出来た運のよい高校生ですね。」
「もういい、体調に異常なしということは試合に負けるなよ。」
「当然です。行ってきます。」
俺は委員長に得意げな顔で伝えたのち委員長の横を通って試合場へと続く廊下へと向かった。アリーナへと行くと竜之介がコート内で笑いながら待っていた。
「ちゃんと来たようだな。」
「当たり前だ、負けられないしな。」
「確かにお前の天使の呪文、最初に見たときは少し驚いたが……所詮、高校生の魔法に過ぎない。翼が生えたりする程度といったところだろう。」
「本当にそう思うのか?」
「あぁ、こけおどしだ。」
「ならいいけど、あとで負けても騒ぐなよ?」
「負けないし騒ぐのはお前だ、俺が買ったら真っ先に首輪をつけて黙るように調教をしてやるよ。」
「それでは……第二試合……」
「始め!」
「お前、天使の呪文を使うくせに魔王系統の呪文使いらしいな。」
「あぁ、そうだ。」
「アハハハハハ!お前馬鹿だろ!勇者系統と魔王系統の魔力が混ざればお前の体は破裂するんだぜ?そんな状況で他の魔法なんて使ってる余裕はないだろ。」
「確かにそうだな。」
「ってことは……俺に有利ってことじゃねえのぉ?」
竜之介がルーンを書きその文字の中へと手を突っ込んで引きずり出すと、拳銃のようなものが出てきた。
「魔弾か……。」
魔弾、字のごとく弾の中にはその持ち主の系統の魔力が込められている。弾が当たった相手にはその魔力が注入されたり、ルーンの影響を受けたりとさまざまな効果がある。
俺は常に平衡を保ち天使と魔王系統を使っているが、魔弾のようなもので強制的にその均衡が崩されればたちまち体は自壊して崩れる。
「まだだ、『シビルト』!」
地面からビルのようなものが生えて俺と竜之介は屋上に乗ったまま、ビルが伸びていきどんどん上へと昇っていった。
「空間干渉系の魔法か。」
「あぁ、幻影を投影し魔力によって実体を作り出す魔法だ。」
確かにこの歳でここまでの実態を作り出すとなるとかなりの才能と魔力が必要になる。俺に勝つという意気込みははったりではないようだ。
「なるほど、俺の翼の無力化か。」
このアリーナの上空と場外には限界ラインがあり、そこには結界が張ってあり、それ以上行けないようになっているのだ。ここまでぎりぎりのラインに建物を建てられれば俺の翼は意味がなくなる。建物を俺が粉砕すればいいのだがそあいつが全身全霊で作った建物だ、それが一撃で壊されたとなれば俺は天使の一件でただでさえ怪しいのに更に怪しいやつになる。
「仕方ない……ビルの中で戦うか……。」
「あぁ、だからお前は俺には勝てないのさ。くらえ!」
「『ヘブンシールド』。」
竜之介が魔弾を撃ってきたが限界まで声を落として魔法を唱え、防ぐ。このままでは詠唱魔法までもが使えることが露見してしまう。どうにかしてこれを防ぐ方法がないものか……。
「とりあえず……『スモーク』。」
俺は煙に紛れてビルの中へと逃げ込むことにした。
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