【R18】夜行バスでえっちな逆痴漢(続編連載中)

S.cha

文字の大きさ
40 / 51
続編 悠斗と百合のお試し期間

3. 女の戦い

しおりを挟む
「ゴホッ⋯⋯ゴホッ⋯⋯」

ピピピピッ

(38.2度、完全に夏風邪だ。とりあえず百合さんにメッセージ送らないと)



《ごめんなさい、風邪引いて熱出ちゃいました。今夜のデート来週末にリスケでも大丈夫ですか?》

《もちろん、それより風邪大丈夫?
今現場にいてこの後直帰なの。帰りに何か買ってくけど、食べたいものとか必要なものある?》

《あんま食欲無くて、ゼリーとスポドリあると嬉しいです。とても助かります。》

《大学横の男子寮だよね。寮母さんに渡しておけばいい?》

《少しでも百合さんに会いたいんで、外に取りに行きます、着いたら電話ください》



(あー、ずっと楽しみにしてたのにまじで最悪だ)

悠斗が虚な目で薄汚れた天井を眺めていると、隣の部屋からキャッキャッと女の喋り声が聞こえてきた。

(うわー、今日だけはまじでやめてくれ、頼む頼む頼む⋯⋯)



「ああんっ!おっぱいきもちいっ!大輝くんっ!!」
 


悠斗は願いが叶わずうなだれた。イライラしながらイヤホンをつけ、爆音でロックをかけた。

(俺静かな環境じゃないと寝れないのにどうしてくれるんだよ。まじで今日だけはやめて⋯⋯)



——————



1時間後、百合から電話があり、急いで髪を整え外に出た。

「百合さんほんとすみません、ありがとうございます」

「体調大丈夫?⋯⋯って、悠斗くん眉間にシワ寄ってるけど、今すぐ吐きそう?」

「大丈夫っす。隣の部屋の喘ぎ声がうるさくて、ちょっとイライラしてただけっす」

「あぁ、例の2人ね。それじゃ休めないでしょ。
今日は現場だったから丁度車で来てるし、着替え持ってうちに避難しに来る?」

「え、良いんですか?でも風邪うつしたら悪いし」

「私、家族で1人だけインフルエンザにかからないくらい身体強いのよ。遠慮しなくていいわよ」

「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな。めっちゃ助かります」

(百合さんはやっぱり俺の女神様だ。でももっと元気な時に家に行きたかったな⋯⋯)

悠斗は荷物を取りに行き、助手席に乗り込もうとした。すると最悪なことに、ベランダの塀を乗り越えた大輝と夏菜がキャッキャとこちらへ歩いてくるのと鉢合わせてしまった。


「あ⋯⋯」

「あ⋯⋯」


ずっと避け合っていた悠斗と大輝の間に、気まずい空気が流れた。

「悠斗くんそろそろ出るけど⋯⋯って、あぁ」

なかなか乗り込まない悠斗に声をかけた百合まで状況を察し、気まずそうな顔をした。

「やだー、2人して黙っちゃって。ゆうくん久しぶり!元気してたー?うちらサークル行かなくなっちゃってみんな心配してるよね?」

(夏菜、なぜこの状況で普通に話しかけて来られるんだ⋯⋯)

「別に心配してないから大丈夫だよ。そもそも前からそんなに熱心に練習してなかったろ」

「えー、ゆうくんひどい!っていうかお姉さん、もしかして前に電話でお話しした人ですかー?」

「ええ、そうね。こんばんは」

「えー!年上だとは思ってたけど、想像してたよりお姉さんでびっくり!
私たちお姉さんのアドバイス通りとっても仲良くやってまーす!その節はありがとうございましたー」

「おい、夏菜やめろって⋯⋯」

そう言いながら、珍しく大輝がオロオロと狼狽えている。
悠斗は百合のこめかみが僅かにピクっと動くのを見た。

「百合さんはあの時失恋した俺のことを庇って言ってくれたんだよ。俺の大事な人にあんまり失礼なこと言わないで欲しいんだけど」

「えー、美人だからって2人して味方しちゃってひどーい。そもそもこの人が先に私のこと色気ないって言ってきたのにぃ」



「⋯⋯ふふっ」

百合は不敵な笑みを浮かべ、じわじわと夏菜に近づいた。

「な⋯⋯何ですか?」

「あの時はごめんなさいね?あなたがこんなに可愛らしい子だって知ってたらあんな酷いこと言わなかったのよ?」  

「え⋯⋯」

百合は動揺する夏菜の耳に顔を近づけた。

「今度私にもあなたの大きな喘ぎ声、聞かせて欲しいわ」

「⋯⋯」

大輝と夏菜は顔を真っ赤にしながらフリーズしてしまった。



「⋯⋯行きましょ」

そう言い、百合は颯爽と車に乗り込んだ。



——————



「フッ。勝ったわね」

百合は運転しながらまた不敵な笑みを浮かべた。

「百合さん、いくら相手が女でも俺以外の人にはお色気あんまり使わないでくださいね⋯⋯」

「いつもはやらないわよ。あの子には奥の手を使ってでも勝ちたかったの。全く人のことおばさん扱いして」

百合はむすくれた顔でブツブツと文句を言った。

「プッ⋯⋯あははは!」

悠斗はその顔が可愛くて、思わず笑ってしまった。

「すみません、むすくれた顔が可愛くて⋯⋯風邪治るくらい元気出ました⋯⋯ふふふっ」

「そうよ、こんなに綺麗で可愛いおばさんなんて居ないわよ」

「まったく本当ですよ、百合さんはこの世で1番美しい俺の女王様なのに」

「出た、邪悪な毒リンゴおばさん」

「だーかーらー」

2人は定番になりつつあるやりとりで、ケラケラ笑い合った。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...