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6 裏方から表舞台へ
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部活が終わってぐったり疲れていたけれど、玲音は自室に戻ると台本を取り出した。三つのうちどれにするか。伊月先輩が書いた台本の内容が気になって、夕食もお風呂に入っている間もずっとソワソワしっぱなしだった。寝る時間が迫って来ていたけど、玲音はベットに座って台本を読み始めた。
物語が進むにつれて二転三転するストーリーは面白く、登場人物たちの鮮やかに描かれた心情描写に思わず感情移入してしまう。
「すごい……」
ストーリーはどれも面白くて、玲音は一気に読み終えた。気付けばだいぶ時間が経ってしまっていた。もう、夜中の十一時だ。玲音は宿題をやっていなかった事を思い出し、慌ててノートを開く。
こんな舞台を見事に演じ切れたら、きっと観客を感動させられるに違いない。かつて、玲音がそうだったように。
数学の問題集を開いて問題を解こうとするが、頭に浮かぶのは「シンデレラの憂鬱」の完全版だった。台本には、玲音が知りたかったストーリーが最後まで書かれている。シンデレラと王子様、そしてシンデレラを本当は愛していた婚約者の男……玲音だったら、どの役をやりたいだろう。メインキャラは五人くらいだが、脇役が割と多い。噂話を持ってくる郵便屋さんの役なんてどうだろうか? そんな事を考えていると、なかなか宿題に集中できなかった。
結局宿題は朝早く起きてやることにして、玲音はベットに潜り込んだ。電気を落として天井を見つめる。考えるのは、やはり三つの台本についてだ。
(明日、伊月先輩と話そう。台本について……みんなはどの台本をやりたいのかなぁ。伊月先輩はどうなんだろう。明日が楽しみだなぁ……)
考え事をして、気付けば疲れて眠っていた。
その日、玲音は夢を見た。今なお再会出来ない「王子様」が、玲音が主役の劇を見て会いに来てくれるのだ。
「やっと見つけたよ、シンデレラ。硝子の靴を辿ってようやく君を見つけたんだ」
顔の見えない「王子様」がそう言って笑う。うっとりと目の前の「王子様」を見つめる玲音、その手には安産祈願のお守りが握られていた。
***
玲音は朝から部活が待ち遠しくてソワソワしていた。早く伊月先輩と話がしたい。
昼休みに純と台本の話で盛り上がっていると、中庭に先輩たちがいる事に気付いた。窓から下を見ていた純が、兄と先輩たちを見つけたらしい。
「玲音、先輩達だ! あれ、何してるんだろう? 」
楽しそうに言う純の隣で、玲音も窓から中庭を見下ろした。坂松先輩と伊月先輩、それから兄が、紙風船をぽんぽんと飛ばして遊んでいるのが見えた。誰が持ってきたのだろう。学校ではよく分からないものが流行る事が度々あった。あの紙風船も、そう言う感じで持ってきたのかもしれないし、もしかしたら小道具の一つだったかもしれない。演劇部の部室にはそう言ったものがたくさんあった。
「紙風船だね。膨らませて遊ぶやつ……」
玲音がそう言うと、純は三人を見つめながら言った。
「誰が持って来たと思う?」
「あの中だったら、坂松先輩な気がする」
兄が持って行くとは思えないし、伊月先輩も違う気がする。玲音の言葉に純はニヤリと笑った。
「僕もそう思った」
それから純は、中庭に向かって声を張り上げた。
「坂松せんぱーい、伊月せんぱーい、氷上先輩せんぱーい」
純の声に三人が一斉に上を見上げた。ひらひらと手を振る伊月先輩に玲音も手を振り返す。
「そっち行ってもいいですかー? 」
純の積極的な所は本当にすごいと玲音は思った。玲音だったら迷惑かもしれないとかいろいろ考えて尻込みしてしまう。
坂松先輩が「いいよーっ」と言いながら、頭の上で手を広げ大きな丸を作った。良く通る声はさすが演劇部だ。純はニコニコと嬉しそうに坂松先輩を見つめている。玲音は無意識に伊月先輩を目で追った。背の高い伊月先輩が長い前髪を掻き分けて上を見上げる。
玲音は走り出した純を追い掛けて中庭に出た。足元に紙風船がふわりと落ちてきた。拾い上げれば、爽やかに笑う伊月先輩と目が合った。
「氷上君、お疲れさま! 」
「伊月先輩、お疲れ様です」
ジャージ姿じゃない伊月先輩が新鮮だった。紺色の制服がよく似合っている。緩く巻かれたネクタイ、軽く着崩した制服の隙間から鎖骨がちらりと覗く。玲音はドキドキした。
「台本読んだ? 今日、劇と配役決まるのなんかドキドキするなぁ」
「読みました! 全部面白かったです」
興奮気味に話し始めた玲音に、伊月先輩は柔らかく笑った。玲音の目はキラキラと輝き、伊月先輩の書いた脚本について話し始める。好きなものを語る時の熱量で話し続ける玲音の言葉を、伊月先輩は静かに聞いていた。時々嬉しそうに相槌を打って、また玲音の話に耳を傾けた。
「僕はやっぱりオープンキャンパスで見た『シンデレラの憂鬱』がやりたいです。もし、できるんだったら裏方じゃなくて役をやりたいなぁって」
「そっか、ありがとうな。あの脚本は俺も気に入ってるんだ」
伊月先輩の髪がサラサラと風になびく。
「氷上君、シンデレラとか似合いそうだもんな」
伊月先輩に至って真面目な顔でさらりと言われて、玲音は動揺する。
(誰が……? ぼ、僕が……?)
こういう所が、本当に人タラシだと思う。あまり喋らないのに伊月先輩はたくさんのファンを作ってしまう。僕もその一人かもしれない、と玲音は思った。そう思うほど、伊月先輩の隣は居心地が良かった。
「うちの演劇部には最強のメイク担当がいるからな。なりたければ、何にでもなれる」
そんなすごい人がいるのかと玲音は思った。けれど、どれだけ練習を重ねても玲音には人前に立つ自信がない。やってみたいのに、不安が勝る。そんな話をすると、意外な言葉が返ってきた。
「自信があるから演技をするんじゃなくて、演技をするから自信が出来るんだよ。まずはやってみることだな。まぁ、裏方の俺が言うのもなんだけど」
ハハッと照れたように伊月先輩は笑う。この人はそうやって努力を重ねて来たんだろう。伊月先輩が急に眩しく見えて、玲音は目を逸らせなかった。
「先輩はカッコいいですね。そうやって努力出来る所、すごいと思います」
思わず本音が溢れた。伊月先輩はびっくりした顔でこちらを見る。
「俺が? ハハッ、それはないな」
伊月先輩は照れたように頬をぽりぽりと搔いた。照れ隠しだろうか。即座に否定した伊月先輩に対して、そんな事無いのにと玲音思う。いつだって伊月先輩は優しいし、カッコいい。
「それだったら、氷上君は可愛いな」
「そ、それは無いですよ」
そう言いながら嬉しくなってる自分がいる。爽やかに笑う伊月先輩に少しだけドキドキする。
自分ではない誰かになりたい……玲音の願いが叶う時、舞台に上がるその姿を伊月先輩に見てもらいたいと少しだけ思った。
***
文化祭で演じる劇は「君の愛した歌」に決定した。多数決で「シンデレラの憂鬱」と僅差だった。
「次は配役を決めます」
坂松先輩が台本に書かれた配役をホワイトボードに書き写していく。
「君の愛した歌」は、歌手になりたい少年と少女の夢が叶うまでを描いたサクセスストーリーだ。歌手になりたい少年は喉の病気で命の選択を迫られる。歌い続けて死ぬか、声を失って生きるかー。少年は生きる道を選び、少年が作詞をして少女が歌を歌う事で二人で「声」を届けようとする。少年の悲痛な叫びは、柔らかい少女の歌声に乗せて多くの人の心に届いた。やがて彼らは有名な歌手になっていく。
この台本も、少女と少女に関わる人間が多く、配役も多い。全員が舞台に立てるように人数を増やしてあるのだろう。伊月先輩らしいなと玲音は思った。
なりたい役には挙手して、役が重なればジャンケンで決める事になった。
いきなり主役じゃなくてもいい。まずは脇役で舞台に上がって、少しでも自分を変えたい。そうすれば「王子様」が見つけてくれるかもしれない。
玲音は手を上げた。けれど、何度もなりたい役が被ってジャンケンに負け、結局通行人Aという役に収まった。救急車を呼ぶだけという役だったが、玲音にとっては大きな一歩だった。
「通行人になったか。セリフは少ないけど、場面としては割と重要だからな」
「そうですね。それに、僕の中では大きな一歩です」
玲音はドキドキしていた。セリフも短いから変に気負う必要もない。これなら、自分のペースで頑張れそうだ。
それからすぐに台本の読み合わせが始まった。
何人かのグループになって、場面ごとに読み合わせをする。別グループで練習している少年役に代わって、玲音のグループでは伊月先輩が少年のセリフを読んでくれる事になった。裏方の人は読み合わせでは、そうやって練習に混ざったりするらしい。
『大丈夫ですか? 私、救急車呼びますね』
たった一言、それだけのセリフ。何人かいる通行人の中でも、救急車を呼ぶためにフェードアウトするので一番セリフが少ない。
このセリフを言う時、どんな動きをすればいいんだろう。そんな事を考えながら台本の文字を目で追う。
この日から本格的に練習が始まった。伊月先輩はやっぱり玲音の練習にほとんど付き合ってくれた。救急車を呼ぶ場面では、受験日に目の前で起きた事故の光景を思い出して焦りを上手く表現した。玲音の役、通行人Aは何を思って喋り、行動していたのか。気持ちを考えることで、役になりきる事が出来た。全ては伊月先輩が教えてくれた事だった。
物語が進むにつれて二転三転するストーリーは面白く、登場人物たちの鮮やかに描かれた心情描写に思わず感情移入してしまう。
「すごい……」
ストーリーはどれも面白くて、玲音は一気に読み終えた。気付けばだいぶ時間が経ってしまっていた。もう、夜中の十一時だ。玲音は宿題をやっていなかった事を思い出し、慌ててノートを開く。
こんな舞台を見事に演じ切れたら、きっと観客を感動させられるに違いない。かつて、玲音がそうだったように。
数学の問題集を開いて問題を解こうとするが、頭に浮かぶのは「シンデレラの憂鬱」の完全版だった。台本には、玲音が知りたかったストーリーが最後まで書かれている。シンデレラと王子様、そしてシンデレラを本当は愛していた婚約者の男……玲音だったら、どの役をやりたいだろう。メインキャラは五人くらいだが、脇役が割と多い。噂話を持ってくる郵便屋さんの役なんてどうだろうか? そんな事を考えていると、なかなか宿題に集中できなかった。
結局宿題は朝早く起きてやることにして、玲音はベットに潜り込んだ。電気を落として天井を見つめる。考えるのは、やはり三つの台本についてだ。
(明日、伊月先輩と話そう。台本について……みんなはどの台本をやりたいのかなぁ。伊月先輩はどうなんだろう。明日が楽しみだなぁ……)
考え事をして、気付けば疲れて眠っていた。
その日、玲音は夢を見た。今なお再会出来ない「王子様」が、玲音が主役の劇を見て会いに来てくれるのだ。
「やっと見つけたよ、シンデレラ。硝子の靴を辿ってようやく君を見つけたんだ」
顔の見えない「王子様」がそう言って笑う。うっとりと目の前の「王子様」を見つめる玲音、その手には安産祈願のお守りが握られていた。
***
玲音は朝から部活が待ち遠しくてソワソワしていた。早く伊月先輩と話がしたい。
昼休みに純と台本の話で盛り上がっていると、中庭に先輩たちがいる事に気付いた。窓から下を見ていた純が、兄と先輩たちを見つけたらしい。
「玲音、先輩達だ! あれ、何してるんだろう? 」
楽しそうに言う純の隣で、玲音も窓から中庭を見下ろした。坂松先輩と伊月先輩、それから兄が、紙風船をぽんぽんと飛ばして遊んでいるのが見えた。誰が持ってきたのだろう。学校ではよく分からないものが流行る事が度々あった。あの紙風船も、そう言う感じで持ってきたのかもしれないし、もしかしたら小道具の一つだったかもしれない。演劇部の部室にはそう言ったものがたくさんあった。
「紙風船だね。膨らませて遊ぶやつ……」
玲音がそう言うと、純は三人を見つめながら言った。
「誰が持って来たと思う?」
「あの中だったら、坂松先輩な気がする」
兄が持って行くとは思えないし、伊月先輩も違う気がする。玲音の言葉に純はニヤリと笑った。
「僕もそう思った」
それから純は、中庭に向かって声を張り上げた。
「坂松せんぱーい、伊月せんぱーい、氷上先輩せんぱーい」
純の声に三人が一斉に上を見上げた。ひらひらと手を振る伊月先輩に玲音も手を振り返す。
「そっち行ってもいいですかー? 」
純の積極的な所は本当にすごいと玲音は思った。玲音だったら迷惑かもしれないとかいろいろ考えて尻込みしてしまう。
坂松先輩が「いいよーっ」と言いながら、頭の上で手を広げ大きな丸を作った。良く通る声はさすが演劇部だ。純はニコニコと嬉しそうに坂松先輩を見つめている。玲音は無意識に伊月先輩を目で追った。背の高い伊月先輩が長い前髪を掻き分けて上を見上げる。
玲音は走り出した純を追い掛けて中庭に出た。足元に紙風船がふわりと落ちてきた。拾い上げれば、爽やかに笑う伊月先輩と目が合った。
「氷上君、お疲れさま! 」
「伊月先輩、お疲れ様です」
ジャージ姿じゃない伊月先輩が新鮮だった。紺色の制服がよく似合っている。緩く巻かれたネクタイ、軽く着崩した制服の隙間から鎖骨がちらりと覗く。玲音はドキドキした。
「台本読んだ? 今日、劇と配役決まるのなんかドキドキするなぁ」
「読みました! 全部面白かったです」
興奮気味に話し始めた玲音に、伊月先輩は柔らかく笑った。玲音の目はキラキラと輝き、伊月先輩の書いた脚本について話し始める。好きなものを語る時の熱量で話し続ける玲音の言葉を、伊月先輩は静かに聞いていた。時々嬉しそうに相槌を打って、また玲音の話に耳を傾けた。
「僕はやっぱりオープンキャンパスで見た『シンデレラの憂鬱』がやりたいです。もし、できるんだったら裏方じゃなくて役をやりたいなぁって」
「そっか、ありがとうな。あの脚本は俺も気に入ってるんだ」
伊月先輩の髪がサラサラと風になびく。
「氷上君、シンデレラとか似合いそうだもんな」
伊月先輩に至って真面目な顔でさらりと言われて、玲音は動揺する。
(誰が……? ぼ、僕が……?)
こういう所が、本当に人タラシだと思う。あまり喋らないのに伊月先輩はたくさんのファンを作ってしまう。僕もその一人かもしれない、と玲音は思った。そう思うほど、伊月先輩の隣は居心地が良かった。
「うちの演劇部には最強のメイク担当がいるからな。なりたければ、何にでもなれる」
そんなすごい人がいるのかと玲音は思った。けれど、どれだけ練習を重ねても玲音には人前に立つ自信がない。やってみたいのに、不安が勝る。そんな話をすると、意外な言葉が返ってきた。
「自信があるから演技をするんじゃなくて、演技をするから自信が出来るんだよ。まずはやってみることだな。まぁ、裏方の俺が言うのもなんだけど」
ハハッと照れたように伊月先輩は笑う。この人はそうやって努力を重ねて来たんだろう。伊月先輩が急に眩しく見えて、玲音は目を逸らせなかった。
「先輩はカッコいいですね。そうやって努力出来る所、すごいと思います」
思わず本音が溢れた。伊月先輩はびっくりした顔でこちらを見る。
「俺が? ハハッ、それはないな」
伊月先輩は照れたように頬をぽりぽりと搔いた。照れ隠しだろうか。即座に否定した伊月先輩に対して、そんな事無いのにと玲音思う。いつだって伊月先輩は優しいし、カッコいい。
「それだったら、氷上君は可愛いな」
「そ、それは無いですよ」
そう言いながら嬉しくなってる自分がいる。爽やかに笑う伊月先輩に少しだけドキドキする。
自分ではない誰かになりたい……玲音の願いが叶う時、舞台に上がるその姿を伊月先輩に見てもらいたいと少しだけ思った。
***
文化祭で演じる劇は「君の愛した歌」に決定した。多数決で「シンデレラの憂鬱」と僅差だった。
「次は配役を決めます」
坂松先輩が台本に書かれた配役をホワイトボードに書き写していく。
「君の愛した歌」は、歌手になりたい少年と少女の夢が叶うまでを描いたサクセスストーリーだ。歌手になりたい少年は喉の病気で命の選択を迫られる。歌い続けて死ぬか、声を失って生きるかー。少年は生きる道を選び、少年が作詞をして少女が歌を歌う事で二人で「声」を届けようとする。少年の悲痛な叫びは、柔らかい少女の歌声に乗せて多くの人の心に届いた。やがて彼らは有名な歌手になっていく。
この台本も、少女と少女に関わる人間が多く、配役も多い。全員が舞台に立てるように人数を増やしてあるのだろう。伊月先輩らしいなと玲音は思った。
なりたい役には挙手して、役が重なればジャンケンで決める事になった。
いきなり主役じゃなくてもいい。まずは脇役で舞台に上がって、少しでも自分を変えたい。そうすれば「王子様」が見つけてくれるかもしれない。
玲音は手を上げた。けれど、何度もなりたい役が被ってジャンケンに負け、結局通行人Aという役に収まった。救急車を呼ぶだけという役だったが、玲音にとっては大きな一歩だった。
「通行人になったか。セリフは少ないけど、場面としては割と重要だからな」
「そうですね。それに、僕の中では大きな一歩です」
玲音はドキドキしていた。セリフも短いから変に気負う必要もない。これなら、自分のペースで頑張れそうだ。
それからすぐに台本の読み合わせが始まった。
何人かのグループになって、場面ごとに読み合わせをする。別グループで練習している少年役に代わって、玲音のグループでは伊月先輩が少年のセリフを読んでくれる事になった。裏方の人は読み合わせでは、そうやって練習に混ざったりするらしい。
『大丈夫ですか? 私、救急車呼びますね』
たった一言、それだけのセリフ。何人かいる通行人の中でも、救急車を呼ぶためにフェードアウトするので一番セリフが少ない。
このセリフを言う時、どんな動きをすればいいんだろう。そんな事を考えながら台本の文字を目で追う。
この日から本格的に練習が始まった。伊月先輩はやっぱり玲音の練習にほとんど付き合ってくれた。救急車を呼ぶ場面では、受験日に目の前で起きた事故の光景を思い出して焦りを上手く表現した。玲音の役、通行人Aは何を思って喋り、行動していたのか。気持ちを考えることで、役になりきる事が出来た。全ては伊月先輩が教えてくれた事だった。
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