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10 真実の名
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イクスターナル様が紙にさらっと書いたデザインを見つめる。
「これはまた新しい文字ですか?はじめて見る文字ですね」
この間イクスターナル様が貸してくださった、神字の載っている本の中にもなかったと思う。
「これは私の名だ」
何度か逡巡するように口を開け閉めした後、イクスターナル様が小さな声で呟いた。
「ええと、随分長いお名前なのですね」
なんと答えたらいいのかわからず、頓珍漢なことを言ってしまう。
なにしろ名前を綴る文字が初見なのだ。
ということはイクスターナル様って……いやいやまさか。
この国の人ってみんな異世界人顔っていうか、ホリが深くて髪も色とりどりで国ごとの違いとかわかんないんだよ。
かと思えば、私とかお母さんみたいにうっすーい顔の人もいるし。
「其方は不思議だな」
私が頭に浮かんだことを否定していると、そんな私をイクスターナル様の青い目が見つめていた。
「何がですか?」
「いや。それは、イクスターナル セイ ラミキシオン ディ ユヌカス ラインハイデン という私の真名だ。誰にも知られてはいけない、な」
最後の言葉にギョッとして、片付けようとしていた道具箱を落としてしまった。
「ふふ。いや、悪い」
慌てて道具を拾っていると、イクスターナル様までかがみこんで手伝ってくれる。
「イクスターナル様、私やりますので」
恐縮する思いで動きを止めようとすると、ささっと全て集めて机に上げられてしまった。
私が特別とろくさいわけではないと思うんだよ。
「驚かせてすまない。察しの通り、私はこの国の出身ではないからな。はじめて見た文字であろう?」
やっぱり、他の国という存在があるんだ。
「これはイクスターナル様の生まれた国の文字ですか?」
イクスターナル様が自ら口にしたということは、別に禁忌扱いってことではないんだよね?
「この国の人間は自分の正式な名を知られることを嫌がるが、私の国ではそういうことはなかったからな。だから私だけ特別なのだ」
笑いながら教えてくれたということは、本当にバレてもいいことなんだね、ちょっとホッとした。
でもつまり、他のお貴族様には正式名を聞いてはいけないってことね。
「だから模様としてこっそり入れてほしい」
イクスターナル様にひっそりと耳元で囁かれた。
ほどよい低音美声で思わず赤面してしまいますよ。
イクスターナル様ってイケメンだし、お貴族様だからお金もあるだろうし、品もあるし、背も高いし……。
この異世界で出会った人達の中で、面食いな私が1番ドキドキしちゃう人なんですよ。
まあ雲の上の人ってわかっているから、気持ちは推しのアイドルを崇める感じだけどね。
私はコクコクと頷くと、名前の書かれた紙をそっと胸元にしまった。
イクスターナル様の瞳の色の布地に、髪の色で名前を入れようかな。
自分の国を離れて来ている彼が、困難(があるかわからないけど!)に立ち向かい幸せでいられるようにって。
なんとなくそんな気になって頭の中でデザインを起こしていると、扉の鈴の音がけたたましく鳴り響いた。
イクスターナル様がそっと指を口に当てる。
私はただ縦に首を振った。
だって絶対慌ててる音だもん。
「イクスターナル様、ご一緒するのでしばしお待ちくださいと言ったでしょう!」
ダンッと足を鳴らして入ってきたのはヒタゴラ様だった。
うん、鈴の音で予想はしてたけど、ものすごく怒ってる。
「だから待っていただろう?」
ここで、と悪びれる様子がないのがイクスターナル様だ。
ヤンチャなボーイかよ!
いやまあ、そんなところも可愛いカッコ良きなんですけどね。
「しかも若い娘と2人とは、外聞が悪いにもほどがありますぞ」
ヒタゴラ様はイクスターナル様と私の間に入ると、私を背に隠すようにして意見を述べた。
あ、本当に私みたいな子供でも男の人と2人とかダメなんだ。
平民は大丈夫なのに、お貴族様は大変だなあ。
それなのにイクスターナル様、「其方が来たから2人ではなくなったな」とか言っちゃったよ。
そんなこと言ったら余計に怒られちゃうよ。
「イクスターナル様?」
あーあ、想像通りヒタゴラ様に説教されはじめちゃったよ。
んー、どこかに青色の布があった気がするんだけどな。
私はイクスターナル様とヒタゴラ様の話がひと段落するまで、ハンカチを作る支度をすることにした。
棚の上の方に青色が見える。
椅子をズルズルと運んでその上に乗るために靴を脱ぐと、ギョッとしたようなヒタゴラ様に抱えあげられた。
「コンシャシー、ここには一応独身の成人男性がいるのだぞ」
「?はい、知ってますけど」
ちょこんと椅子に座らされてヒタゴラ様を見上げると、説教の対象が私に移ったらしい。
なぜだ。
「どこの世界に成人男性の前で靴を脱ぐ女性がいるのだ」
え、怒られてる理由ってそれ?
日本にはたくさんいたんだけどなあ。
それに森にいた時は、お父さんとかに怒られたことも無かったんだけど。
あ、貴族の考え方が違うのかも。2人でいちゃいけないとかもあったし、それなら納得、うん。
「これ、聞いておるのか?」
「は、はい!」
あまり反省をしていない私に気づいたのか、ヒタゴラ様の説教に熱がこもり出した。
それを横目に、イクスターナル様が上の棚から箱をおろす。
箱の中には一反物ではなくなった布がしまわれているのだ。
「コンシャシー、これをどうするのだ?」
ヒタゴラ様はまだ熱くしゃべっているけれど、私もそれに乗る。
「あ、はい。先ほどイクスターナル様が希望されたハンカチをどの色で作ろうかな、と思いまして」
箱の中から、いくつかの青い布を取り出すと「お好みの色目はありますか?」とお伺いをたてる。
「そうだな。私はこういうのが好みだな」
「深い色がお好みなんですね」
なるほど~。
推しの好きな色は覚えておかねば。
これなら金の糸が映えるに違いない。模様は金色にしよう。
「待て待て待て待て、今聞き捨てならぬ会話が聞こえたが、気のせいか?」
イクスターナル様が選んだ布をヒタゴラ様が取り上げる。
「イクスターナル様、そういうことは家族か意中の女性に頼むものです」
「そうなのですか?」
私にとっては割のいいお仕事ってだけなんだけれど。
だってすっごくお金くれるんだよ。だから金の糸もふんだんに使えちゃう。
「家族も意中の女性もいないのだからよかろう」
面倒くさそうに応えると、ヒタゴラ様が爆発した。
「だから、コンシャシーがそういう女性だと思われてしまうと危惧しているのでしょうが!」
「私、まだ10才なんですけど。しかも平民なのですけど」
こんなに小さい子をそんな対象として見るって、かの有名なロリ……。
ヒタゴラ様を見る目が変わってしまう。
「いいか、コンシャシー。平民でもそういう相手になることがあるし、洗礼を間近に控えていれば大人として見られるのだぞ」
「はあ」
私、10歳の子を恋愛対象にみるとか、無理だなあ。
「わかっておるのか?」
「は、はい!」
ヒタゴラ様こわい。
「でも、さすがに年齢も離れすぎですし、ね」
助けを求めるようにイクスターナル様を見上げると、私に話を合わせてくれる。
「そうだな。40以上も離れていればそんな風には見られまい」
って、えええええ?!
「イ、イクスターナル様、おいくつなんですか?」
「私か?今年53になるな」
化け物ですか!どう見ても20歳代前半ですよ。
「え、じゃあヒタゴラ様って」
もっと上ですか?
恐る恐るヒタゴラ様を見ると、首を振った。
「安心しろ。51だ。見た目通りだ。イクスターナル様だけが違うのだ」
ああ、なるほど。
「イクスターナル様のお国が若作りなのですね」
「そうなのだ」
2人で納得して話を完結させるとヒタゴラ様が吠えた。
「2人でいったい何の話をしていたのですか!!そこに座りなさい!」
ひえええ。
⭐︎
私とイクスターナル様が並んで、仁王立ちのヒタゴラ様にもう随分長い間怒られている。
「わかりましたね、コンシャシー。今日ここで耳にしたことは、けして他言せぬように」
「はい、わかりました」
ふぅ、ようやく説教が終わってくれそう。
「ちっ、コンシャシーはここに留まる器ではあるまいに」
「ほおお」
なるべく表情は神妙にきちんとお話聞きました風を装っていたのに、イクスターナル様のバカ!
お説教が終わらないよ!
なんかもういいや。
箱の中から布を取り出すと、金の糸で固く刺繍を入れていくことにした。
イクスターナル様からのご注文ということは、高い糸をふんだんに使えるってことだもん。
デザイン凝り放題だもん。
ふふふ、幸せー!
どうせなら、ホールカット刺繍は無理でも透かしっぽくしてみちゃおうかなあ。
「ところでコンシャシー、其方何をしているのだ。私の話を聞いておったよな」
「はい、聞いておりましたけれど」
ヒタゴラ様うるさいですよ。気が散っちゃう。今いいデザインが浮かんでるんです!
「では、その手にしているものはなんだ」
「お店に卸す商品、ですね」
う~ん。
細かい膨れ刺繍を入れると、使いにくいかなあ。
「それが、いい品物ならば私が購入しよう」
「本当ですか?ありがとうございます。イクスターナル様」
「ってちょっと待て~!お主らちっとも話を聞いておらんではないか!」
「これはまた新しい文字ですか?はじめて見る文字ですね」
この間イクスターナル様が貸してくださった、神字の載っている本の中にもなかったと思う。
「これは私の名だ」
何度か逡巡するように口を開け閉めした後、イクスターナル様が小さな声で呟いた。
「ええと、随分長いお名前なのですね」
なんと答えたらいいのかわからず、頓珍漢なことを言ってしまう。
なにしろ名前を綴る文字が初見なのだ。
ということはイクスターナル様って……いやいやまさか。
この国の人ってみんな異世界人顔っていうか、ホリが深くて髪も色とりどりで国ごとの違いとかわかんないんだよ。
かと思えば、私とかお母さんみたいにうっすーい顔の人もいるし。
「其方は不思議だな」
私が頭に浮かんだことを否定していると、そんな私をイクスターナル様の青い目が見つめていた。
「何がですか?」
「いや。それは、イクスターナル セイ ラミキシオン ディ ユヌカス ラインハイデン という私の真名だ。誰にも知られてはいけない、な」
最後の言葉にギョッとして、片付けようとしていた道具箱を落としてしまった。
「ふふ。いや、悪い」
慌てて道具を拾っていると、イクスターナル様までかがみこんで手伝ってくれる。
「イクスターナル様、私やりますので」
恐縮する思いで動きを止めようとすると、ささっと全て集めて机に上げられてしまった。
私が特別とろくさいわけではないと思うんだよ。
「驚かせてすまない。察しの通り、私はこの国の出身ではないからな。はじめて見た文字であろう?」
やっぱり、他の国という存在があるんだ。
「これはイクスターナル様の生まれた国の文字ですか?」
イクスターナル様が自ら口にしたということは、別に禁忌扱いってことではないんだよね?
「この国の人間は自分の正式な名を知られることを嫌がるが、私の国ではそういうことはなかったからな。だから私だけ特別なのだ」
笑いながら教えてくれたということは、本当にバレてもいいことなんだね、ちょっとホッとした。
でもつまり、他のお貴族様には正式名を聞いてはいけないってことね。
「だから模様としてこっそり入れてほしい」
イクスターナル様にひっそりと耳元で囁かれた。
ほどよい低音美声で思わず赤面してしまいますよ。
イクスターナル様ってイケメンだし、お貴族様だからお金もあるだろうし、品もあるし、背も高いし……。
この異世界で出会った人達の中で、面食いな私が1番ドキドキしちゃう人なんですよ。
まあ雲の上の人ってわかっているから、気持ちは推しのアイドルを崇める感じだけどね。
私はコクコクと頷くと、名前の書かれた紙をそっと胸元にしまった。
イクスターナル様の瞳の色の布地に、髪の色で名前を入れようかな。
自分の国を離れて来ている彼が、困難(があるかわからないけど!)に立ち向かい幸せでいられるようにって。
なんとなくそんな気になって頭の中でデザインを起こしていると、扉の鈴の音がけたたましく鳴り響いた。
イクスターナル様がそっと指を口に当てる。
私はただ縦に首を振った。
だって絶対慌ててる音だもん。
「イクスターナル様、ご一緒するのでしばしお待ちくださいと言ったでしょう!」
ダンッと足を鳴らして入ってきたのはヒタゴラ様だった。
うん、鈴の音で予想はしてたけど、ものすごく怒ってる。
「だから待っていただろう?」
ここで、と悪びれる様子がないのがイクスターナル様だ。
ヤンチャなボーイかよ!
いやまあ、そんなところも可愛いカッコ良きなんですけどね。
「しかも若い娘と2人とは、外聞が悪いにもほどがありますぞ」
ヒタゴラ様はイクスターナル様と私の間に入ると、私を背に隠すようにして意見を述べた。
あ、本当に私みたいな子供でも男の人と2人とかダメなんだ。
平民は大丈夫なのに、お貴族様は大変だなあ。
それなのにイクスターナル様、「其方が来たから2人ではなくなったな」とか言っちゃったよ。
そんなこと言ったら余計に怒られちゃうよ。
「イクスターナル様?」
あーあ、想像通りヒタゴラ様に説教されはじめちゃったよ。
んー、どこかに青色の布があった気がするんだけどな。
私はイクスターナル様とヒタゴラ様の話がひと段落するまで、ハンカチを作る支度をすることにした。
棚の上の方に青色が見える。
椅子をズルズルと運んでその上に乗るために靴を脱ぐと、ギョッとしたようなヒタゴラ様に抱えあげられた。
「コンシャシー、ここには一応独身の成人男性がいるのだぞ」
「?はい、知ってますけど」
ちょこんと椅子に座らされてヒタゴラ様を見上げると、説教の対象が私に移ったらしい。
なぜだ。
「どこの世界に成人男性の前で靴を脱ぐ女性がいるのだ」
え、怒られてる理由ってそれ?
日本にはたくさんいたんだけどなあ。
それに森にいた時は、お父さんとかに怒られたことも無かったんだけど。
あ、貴族の考え方が違うのかも。2人でいちゃいけないとかもあったし、それなら納得、うん。
「これ、聞いておるのか?」
「は、はい!」
あまり反省をしていない私に気づいたのか、ヒタゴラ様の説教に熱がこもり出した。
それを横目に、イクスターナル様が上の棚から箱をおろす。
箱の中には一反物ではなくなった布がしまわれているのだ。
「コンシャシー、これをどうするのだ?」
ヒタゴラ様はまだ熱くしゃべっているけれど、私もそれに乗る。
「あ、はい。先ほどイクスターナル様が希望されたハンカチをどの色で作ろうかな、と思いまして」
箱の中から、いくつかの青い布を取り出すと「お好みの色目はありますか?」とお伺いをたてる。
「そうだな。私はこういうのが好みだな」
「深い色がお好みなんですね」
なるほど~。
推しの好きな色は覚えておかねば。
これなら金の糸が映えるに違いない。模様は金色にしよう。
「待て待て待て待て、今聞き捨てならぬ会話が聞こえたが、気のせいか?」
イクスターナル様が選んだ布をヒタゴラ様が取り上げる。
「イクスターナル様、そういうことは家族か意中の女性に頼むものです」
「そうなのですか?」
私にとっては割のいいお仕事ってだけなんだけれど。
だってすっごくお金くれるんだよ。だから金の糸もふんだんに使えちゃう。
「家族も意中の女性もいないのだからよかろう」
面倒くさそうに応えると、ヒタゴラ様が爆発した。
「だから、コンシャシーがそういう女性だと思われてしまうと危惧しているのでしょうが!」
「私、まだ10才なんですけど。しかも平民なのですけど」
こんなに小さい子をそんな対象として見るって、かの有名なロリ……。
ヒタゴラ様を見る目が変わってしまう。
「いいか、コンシャシー。平民でもそういう相手になることがあるし、洗礼を間近に控えていれば大人として見られるのだぞ」
「はあ」
私、10歳の子を恋愛対象にみるとか、無理だなあ。
「わかっておるのか?」
「は、はい!」
ヒタゴラ様こわい。
「でも、さすがに年齢も離れすぎですし、ね」
助けを求めるようにイクスターナル様を見上げると、私に話を合わせてくれる。
「そうだな。40以上も離れていればそんな風には見られまい」
って、えええええ?!
「イ、イクスターナル様、おいくつなんですか?」
「私か?今年53になるな」
化け物ですか!どう見ても20歳代前半ですよ。
「え、じゃあヒタゴラ様って」
もっと上ですか?
恐る恐るヒタゴラ様を見ると、首を振った。
「安心しろ。51だ。見た目通りだ。イクスターナル様だけが違うのだ」
ああ、なるほど。
「イクスターナル様のお国が若作りなのですね」
「そうなのだ」
2人で納得して話を完結させるとヒタゴラ様が吠えた。
「2人でいったい何の話をしていたのですか!!そこに座りなさい!」
ひえええ。
⭐︎
私とイクスターナル様が並んで、仁王立ちのヒタゴラ様にもう随分長い間怒られている。
「わかりましたね、コンシャシー。今日ここで耳にしたことは、けして他言せぬように」
「はい、わかりました」
ふぅ、ようやく説教が終わってくれそう。
「ちっ、コンシャシーはここに留まる器ではあるまいに」
「ほおお」
なるべく表情は神妙にきちんとお話聞きました風を装っていたのに、イクスターナル様のバカ!
お説教が終わらないよ!
なんかもういいや。
箱の中から布を取り出すと、金の糸で固く刺繍を入れていくことにした。
イクスターナル様からのご注文ということは、高い糸をふんだんに使えるってことだもん。
デザイン凝り放題だもん。
ふふふ、幸せー!
どうせなら、ホールカット刺繍は無理でも透かしっぽくしてみちゃおうかなあ。
「ところでコンシャシー、其方何をしているのだ。私の話を聞いておったよな」
「はい、聞いておりましたけれど」
ヒタゴラ様うるさいですよ。気が散っちゃう。今いいデザインが浮かんでるんです!
「では、その手にしているものはなんだ」
「お店に卸す商品、ですね」
う~ん。
細かい膨れ刺繍を入れると、使いにくいかなあ。
「それが、いい品物ならば私が購入しよう」
「本当ですか?ありがとうございます。イクスターナル様」
「ってちょっと待て~!お主らちっとも話を聞いておらんではないか!」
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