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『蜘蛛の糸』の続きを神字で書こうと思ったのだけれど、そもそも神字をそれほど知らないということに気がついた。
知っている神字を使って何とかもう1枚分の続きを書いてみたけれど、幼稚な文章になってしまっているのだ。
語彙力って大事だよね。
イクスターナル様、また新しいドリルを貸してくれないかな。
貸してくれるわけ、ないよねぇ。
1冊を貸して貰えたのが奇跡で贅沢だとわかっているからね。
だってこっちの世界で見たことのある本って、お父さんがくれたのとイクスターナル様が貸してくれたのの2冊だけなんだよ。
多分すっごく貴重なんだと思う。
日本で文字や計算を全ての人が教えて貰っていたことって恵まれていたんだなと今更ながらに実感するよね。
今なら心を入れ替えて学べる気がする……かもしれない、こともないか。
趣味で文字を書くのを楽しむことと勉強は別物だ、うん。
「はぁ、わかんないなあ」
ものすごく中途半端なところで筆を止め、別の紙に「愚かな者」ってどう書くのかなと似たような意味の神字を並べて書き散らしてみた。
似たような意味の言葉で書いてもいいんだけど、ピッタリくる神字を当てはめたくもなる。
何か法則性があるかなと思っていくつか書き散らしてみたけど、全然わからないな。
新しい神字を作るつもりで、見たことのない文字をデザインして書いてみたけど、脳内にヒットするものは出てこなかった。
当たり前だよね。
世の中そんなに甘くないですよ、だね。
「難しい顔をしてどうしたんだ?シャシー」
わわっ、びっくりした!
「兄さん」
「根を詰めすぎだよ。たまには町に出てみるか?」
ハイチの言葉に私はふるふると首を振る。
私が町に出ることで何が起こるかわからないのだ。予想のできない怖いことはしたくない。
「イクスターナル様はこの店で仕事を続けるようにと言っただけで、この場所から動いてはいけないとは言わなかっただろう?」
そうなんだけど。
この町がどんなところなのか、興味だってあるのだけれど。
「それにこの店にやって来られない母さんのばあちゃんだって、シャシーの顔は見たいと思っていると思うぞ」
お母さんの方のおばあちゃんは足が不自由になってから、あまり遠くまで出かけられないのだって。
この店を離れない私は、まだ一度も会ったことがない。
ハイチが言うにはお母さんとそっくりらしいよ。
「でも、そのせいで何かあったらどうしよう」
手を開いたり閉じたりして窓の外を眺める。
いつも外は賑やかでいいなと思っていた。
外に出て行くハイチやテイラを羨ましく思うことだってあった。
でも同じくらい、何が失敗になるのかわからない世界に足を踏み入れるのが怖いのだ。
「じゃあ、毎日少しずつ外に出る距離をのばして行くのとかはどうかな。まずは1歩から、さ」
そっか。
いきなり町の中まで出かける必要はないんだ。気がつかなかったよ。
「うん。それならやれそうな気がする」
ハイチの気遣いが嬉しくて私はやっと笑うことができた。
椅子から立ち上がると、ハイチが扉を開けて私を振り返っていた。
いつも窓から見ている景色。
扉まで歩むと緊張で足が冷えきっているのに気がついた。少し足が震える。
なかなか1歩が出せない私の、頭にそっと置かれた手が私の髪を軽く撫でた。
うん、ハイチがいるから大丈夫。
思わず詰めていたらしい息をゆっくりとはくと、1歩を踏み出した。
扉を出れば、肌寒い空気が部屋の中とは違うと認識させる。
「どうだ?」
建物から出た私を、心配そうに気遣うハイチに笑顔を向けた。
「何も起きなかったね」
少し下ろされた手が背中押して導くままに、ほんの数歩足を動かして店の前の広場まで出てみた。
振り返って店を見上げると、あの日馬車から降りてはじめてこの店にやって来たことを思い出す。
あの時は、こんなに長くこの町にいることになるとは思っていなかったなあ。
ドン!
物思いに耽る背中に、突然何かがぶつかってきた。
「シャシー!」
衝撃の正体は、アニシャだ。
「シャシーが外に出てくるなんて珍しいね!」
「うん。ちょっとずつ外に慣れていこうかと思って」
胸の辺りがほわっとする。
慣れない場所でも、知っている顔があるっていうのは想像していたよりも嬉しかったみたい。
お店の中で会うアニシャよりも元気な感じなのも新鮮でいい。
「お姉、この人だあれ?」
アニシャと話していたら、アニシャの周りを小さな子が囲んだ。
「シャシーっていうのよ。セイロン店のお話を書いてくれてる人。ピチ太郎のお話知ってるでしょ?」
アニシャがそう言うと、小さな子達の目が輝いた。
「お姉ちゃん、ピチ太郎の人?」
「俺、ゴリキーにエサをやって仲間にするんだ」
「けどシャシー姉ちゃん、キジホロは無理だよ。この辺にいないもん」
「ターハンさんならピチ太郎になれるんじゃない?」
お、おう。子ども達が元気だ。
一斉に話がはじまってしまってどこで返事を返したらいいのかわかんないぞ。
桃太郎をアレンジして、数日に一度、一段落ずつお話を書いて店頭に張り出しているのがこんなに反応があるとは思っていなかった。
ちゃんと読んでくれる人が、こんなにいたんだ。
「今の時間は大人がいないから、いつもここでチビ達と遊んでるのよ」
走り出したチビ達に手を引かれるハイチを眺めていたら、アニシャが私の横に腰を下ろした。
誘われるように私も座る。
「まずお話を読んで、それから遊ぶの。今まではみんな違うところで遊んでたんだけど、みんなお話を楽しみにしてるから、ここで集まって遊ぶようになったんだよ」
「そ、そうなの?」
嬉しいかもしれない。頰が緩むのを止められない。
そもそも女子トーク自体が久しぶりすぎる。
話に花を咲かせていると1人の女の子が近づいてきた。
「リコッタ、どうしたの?」
気がついたアニシャがその子を見上げ「ここ、座る?」と声を掛ける。
けれど彼女はスカートをキュッと掴んで私を見下ろして動かない。
私に何か言いたいことがあるのかな?
しわになったスカートを軽く払いながらリコッタと視線が合うように立ち上がった。
「こんにちは。私はコンシャシー、みんなにはシャシーって呼ばれてるの。よろしくね」
握手の手を出したけど、小さく肩を揺らした彼女は頬を紅潮させて固まってしまった。
あ、あれ?握手の習慣ってなかったかな。
どうしようか?
アニシャに助けを求めようと顔を動かした時だった。いきなりぎゅうぎゅうと抱きしめられた。
な、なに?
「わ、わたし、先生のお話の信奉者なんです!先生はお部屋から出てきませんから、もっとおじさ……年配の方かなと思っていたんですけど、かわいらしくて先生もお話もドストライクです!感激です!」
「あ、ありがとう?」
「ああ、それにしても先生はいい匂いがしますね。お洋服の仕立ても細かくて可愛い模様が入ってるし」
「う、うん」
服を引っ張っては匂いを嗅いだり、まじまじと見られたり。恥ずかしいよ。
涙目でアニシャに助けを求めたのを、アニシャはちゃんと気づいてくれた。
「リコッタ、そのくらいにしないとシャシーが困ってるよ」
「あ!ごめんなさい!」
やっちゃった、の顔でリコッタが私から少し離れた。
「私も先生みたいに文字を書けるようになりたかったんです」
えへへ、と袖口を触る。
「まあ、無理なのはわかってるんですけど」
って、今なんとおっしゃいました?!
「字を書いてみたいの?」
「はい、先生」
ぱあっと笑顔が漏れるのがわかる。止められない。
仲間!仲間がいたよ!
「じゃあ、毎日少しずつ練習しましょう!私、教えます」
「本当ですか?!」
きゃ~っと抱き合って盛り上がる。
なにこれ、外、楽しい!
こんなことなら、もっと早く外に出る決心をつければよかった。
知っている神字を使って何とかもう1枚分の続きを書いてみたけれど、幼稚な文章になってしまっているのだ。
語彙力って大事だよね。
イクスターナル様、また新しいドリルを貸してくれないかな。
貸してくれるわけ、ないよねぇ。
1冊を貸して貰えたのが奇跡で贅沢だとわかっているからね。
だってこっちの世界で見たことのある本って、お父さんがくれたのとイクスターナル様が貸してくれたのの2冊だけなんだよ。
多分すっごく貴重なんだと思う。
日本で文字や計算を全ての人が教えて貰っていたことって恵まれていたんだなと今更ながらに実感するよね。
今なら心を入れ替えて学べる気がする……かもしれない、こともないか。
趣味で文字を書くのを楽しむことと勉強は別物だ、うん。
「はぁ、わかんないなあ」
ものすごく中途半端なところで筆を止め、別の紙に「愚かな者」ってどう書くのかなと似たような意味の神字を並べて書き散らしてみた。
似たような意味の言葉で書いてもいいんだけど、ピッタリくる神字を当てはめたくもなる。
何か法則性があるかなと思っていくつか書き散らしてみたけど、全然わからないな。
新しい神字を作るつもりで、見たことのない文字をデザインして書いてみたけど、脳内にヒットするものは出てこなかった。
当たり前だよね。
世の中そんなに甘くないですよ、だね。
「難しい顔をしてどうしたんだ?シャシー」
わわっ、びっくりした!
「兄さん」
「根を詰めすぎだよ。たまには町に出てみるか?」
ハイチの言葉に私はふるふると首を振る。
私が町に出ることで何が起こるかわからないのだ。予想のできない怖いことはしたくない。
「イクスターナル様はこの店で仕事を続けるようにと言っただけで、この場所から動いてはいけないとは言わなかっただろう?」
そうなんだけど。
この町がどんなところなのか、興味だってあるのだけれど。
「それにこの店にやって来られない母さんのばあちゃんだって、シャシーの顔は見たいと思っていると思うぞ」
お母さんの方のおばあちゃんは足が不自由になってから、あまり遠くまで出かけられないのだって。
この店を離れない私は、まだ一度も会ったことがない。
ハイチが言うにはお母さんとそっくりらしいよ。
「でも、そのせいで何かあったらどうしよう」
手を開いたり閉じたりして窓の外を眺める。
いつも外は賑やかでいいなと思っていた。
外に出て行くハイチやテイラを羨ましく思うことだってあった。
でも同じくらい、何が失敗になるのかわからない世界に足を踏み入れるのが怖いのだ。
「じゃあ、毎日少しずつ外に出る距離をのばして行くのとかはどうかな。まずは1歩から、さ」
そっか。
いきなり町の中まで出かける必要はないんだ。気がつかなかったよ。
「うん。それならやれそうな気がする」
ハイチの気遣いが嬉しくて私はやっと笑うことができた。
椅子から立ち上がると、ハイチが扉を開けて私を振り返っていた。
いつも窓から見ている景色。
扉まで歩むと緊張で足が冷えきっているのに気がついた。少し足が震える。
なかなか1歩が出せない私の、頭にそっと置かれた手が私の髪を軽く撫でた。
うん、ハイチがいるから大丈夫。
思わず詰めていたらしい息をゆっくりとはくと、1歩を踏み出した。
扉を出れば、肌寒い空気が部屋の中とは違うと認識させる。
「どうだ?」
建物から出た私を、心配そうに気遣うハイチに笑顔を向けた。
「何も起きなかったね」
少し下ろされた手が背中押して導くままに、ほんの数歩足を動かして店の前の広場まで出てみた。
振り返って店を見上げると、あの日馬車から降りてはじめてこの店にやって来たことを思い出す。
あの時は、こんなに長くこの町にいることになるとは思っていなかったなあ。
ドン!
物思いに耽る背中に、突然何かがぶつかってきた。
「シャシー!」
衝撃の正体は、アニシャだ。
「シャシーが外に出てくるなんて珍しいね!」
「うん。ちょっとずつ外に慣れていこうかと思って」
胸の辺りがほわっとする。
慣れない場所でも、知っている顔があるっていうのは想像していたよりも嬉しかったみたい。
お店の中で会うアニシャよりも元気な感じなのも新鮮でいい。
「お姉、この人だあれ?」
アニシャと話していたら、アニシャの周りを小さな子が囲んだ。
「シャシーっていうのよ。セイロン店のお話を書いてくれてる人。ピチ太郎のお話知ってるでしょ?」
アニシャがそう言うと、小さな子達の目が輝いた。
「お姉ちゃん、ピチ太郎の人?」
「俺、ゴリキーにエサをやって仲間にするんだ」
「けどシャシー姉ちゃん、キジホロは無理だよ。この辺にいないもん」
「ターハンさんならピチ太郎になれるんじゃない?」
お、おう。子ども達が元気だ。
一斉に話がはじまってしまってどこで返事を返したらいいのかわかんないぞ。
桃太郎をアレンジして、数日に一度、一段落ずつお話を書いて店頭に張り出しているのがこんなに反応があるとは思っていなかった。
ちゃんと読んでくれる人が、こんなにいたんだ。
「今の時間は大人がいないから、いつもここでチビ達と遊んでるのよ」
走り出したチビ達に手を引かれるハイチを眺めていたら、アニシャが私の横に腰を下ろした。
誘われるように私も座る。
「まずお話を読んで、それから遊ぶの。今まではみんな違うところで遊んでたんだけど、みんなお話を楽しみにしてるから、ここで集まって遊ぶようになったんだよ」
「そ、そうなの?」
嬉しいかもしれない。頰が緩むのを止められない。
そもそも女子トーク自体が久しぶりすぎる。
話に花を咲かせていると1人の女の子が近づいてきた。
「リコッタ、どうしたの?」
気がついたアニシャがその子を見上げ「ここ、座る?」と声を掛ける。
けれど彼女はスカートをキュッと掴んで私を見下ろして動かない。
私に何か言いたいことがあるのかな?
しわになったスカートを軽く払いながらリコッタと視線が合うように立ち上がった。
「こんにちは。私はコンシャシー、みんなにはシャシーって呼ばれてるの。よろしくね」
握手の手を出したけど、小さく肩を揺らした彼女は頬を紅潮させて固まってしまった。
あ、あれ?握手の習慣ってなかったかな。
どうしようか?
アニシャに助けを求めようと顔を動かした時だった。いきなりぎゅうぎゅうと抱きしめられた。
な、なに?
「わ、わたし、先生のお話の信奉者なんです!先生はお部屋から出てきませんから、もっとおじさ……年配の方かなと思っていたんですけど、かわいらしくて先生もお話もドストライクです!感激です!」
「あ、ありがとう?」
「ああ、それにしても先生はいい匂いがしますね。お洋服の仕立ても細かくて可愛い模様が入ってるし」
「う、うん」
服を引っ張っては匂いを嗅いだり、まじまじと見られたり。恥ずかしいよ。
涙目でアニシャに助けを求めたのを、アニシャはちゃんと気づいてくれた。
「リコッタ、そのくらいにしないとシャシーが困ってるよ」
「あ!ごめんなさい!」
やっちゃった、の顔でリコッタが私から少し離れた。
「私も先生みたいに文字を書けるようになりたかったんです」
えへへ、と袖口を触る。
「まあ、無理なのはわかってるんですけど」
って、今なんとおっしゃいました?!
「字を書いてみたいの?」
「はい、先生」
ぱあっと笑顔が漏れるのがわかる。止められない。
仲間!仲間がいたよ!
「じゃあ、毎日少しずつ練習しましょう!私、教えます」
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