聖剣なんていらんかったんや~苦し紛れに放った暗殺者が魔王を倒して世界を救ってしまったのだが~

余るガム

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第3章 勇者の栄光は誰のもの?

航路

 印象というのは、人間が思っているよりも曖昧で、簡単に変わる要素だ。

 特に大きいのが『眼』だ。
 人間という生き物はとにかく眼を見る。シミュラクラ現象などは、その習性が強く出た典型例と言える。
 また、他の動物と違って白目が占める面積が大きい事があげられる。これは視線がどこを向いているかを分かりやすくすることで、仲間と連携を取りやすくする為とする説がある。獲物に視線を読まれて攻撃を避けられるリスクよりも、連携と社会性を優先したのだ。

 それほどまでに、目が印象に占める割合は非常に大きい。

 例えばまつげを増量して、アイラインを引くだけで、一気に垢抜けた印象になる。
 対極の効果だが、前回の隈を作るのも同じ様に、一気に印象を変える一手だ。

 そのためレベルアップは難しくとも、クラスチェンジであれば、クイームの技量でもなんとかなる。

「……」

 というのが、前回の不健康化粧の時に行った大体の説明なのだが。

 今のシャーロットは目を瞑り、普段よりは緩い服を着て、異性と、それも暗殺者と共に密室にいるという、超無防備な状態。
 少し意識を張ってこそいるが、それが逆に『無防備の意味』を理解した上での行動だと示唆されているようで、何やらよろしくない気分が沸き上がってくる。

 ちなみに、クラウンは日雇いの仕事なので、夕方までは帰ってこないだろう。

「……」

 シャーロットの顔全体に、少しずつ化粧を施していく。
 今回の方針はナチュラルメイク。実際に施す化粧の総量で言えば、まさしく『嗜む程度』でしかない。

 アイラインを引いて目をパッチリさせ、少し白味の強いファンデーションで血色の良さを減らすことで、クールな大人っぽさを演出する。

 これから食事を取るので、口紅は付けない方が良いだろう。
 しかし、なんとなく口紅を付けるふりをして、親指をシャーロットの唇に這わせる。

「んぅ……」

 ピクン、と小さく体を揺らしたシャーロット。
 親指を動かせば、その動きに反応して体を揺らし、声を漏らす姿はまるで楽器。

 それがなんだか無性に面白くてしばらく続けていると、頬がゆっくりと桃色に染まってくる。
 そこそこ白いファンデーションを塗ったはずだが、それを貫通する勢いで顔を赤らめているらしい。

 急に椅子の座り心地が悪くなりでもしたのか、シャーロットが両足をもじもじと擦り合わせ始めた。

 親指以外の指で、シャーロットの顎を掴んで、くいっと持ち上げてみる。

「んっ……?」

 これから何が起こるのか全く分かっていない様だが、誘導には物凄く従順だ。

 そのまま上下左右に動かして遊んでいると、シャーロットの首が眼に入る。
 白く、細く、しかし健康的な血色伺える首。顎を大きく上げているのに喉仏が一切出ていない、女の首。

 正直な所、これほど美しい首は初めて見た。

 なんとなく、そこに指を這わせる。

「ひぁあッ!?」

 シャーロットの口から飛び出したのは、聖女……否、聖職者に似つかわしくない、甘く高い声。

 そのことを、シャーロット自身も自覚し、そして驚いていた。
 まさか、自分がそんな声を出すとは、と。

 咄嗟に両手で口を塞いだシャーロットは、目に涙を一杯に溜めながらも、顔を真っ赤にしつつ非難する様な表情でこちらを見る。

 弁解しておくと、一般的に非難されるような部位に触ってはいない。
 触ってはいないが……また別の話なのだろう。

「お、終わりましたね? 終わりましたよね?」
「お、おう」
「じゃあ私……手荷物! そう、手荷物持ってくるので!」

 シャーロットはそれだけまくし立てて、別の部屋に駆け込んでいった。

◆◇◆◇

 で、しばらくしてから予定通りに出かけることにはなったのだが。

「がるる……」

 この調子である。

 ずっと中途半端に距離を取って、露骨に警戒をしている体を崩さないが、それはそれとして付いてこないと言う訳でもない。
 なお、ここで化粧の時の一件について触れても好転はしないだろうという読みで、とりあえずその態度については流すことにする。

「さーて、食事を取るとは言ったが、何を食べようかね。シャーロット?」
「がるがる……辛いのは嫌です……」

 今いるこの街は大きな港湾施設を持ってはいるが、これはあくまでも交易港だ。漁港ではない為、海産物の類はあまり流通していない。流通しているとしても、干物やオイルサーディンの様な保存食の形になるだろう。
 しかし保存の効く穀物の類や、芋類。保存がきく上に生産可能な地域の限られる、コショウやトウガラシなどの香辛料。後は保存がきくように加工された保存食辺りは豊富にあるはずだ。

「じゃあ香辛料系は無しだな……おろ?」

 クイームが歩きながらに見つけたのは、結構大きな看板を掲げる店。
 その看板の面積をおおよそを占めるのはデフォルメされた牛。

「アレとかどうだ?」

 その店を指さして、シャーロットに聞く。

「はい、賛成です」

 確か、この国の東側。つまり内陸側にはそれなりに平坦な土地があって、広い面積を必要とする放牧がおこなわれている。
 主な所は羊毛が取れて換金性の高い羊だったと思うが、肉の単価が高く牛乳も取れる牛もそこそこ育てていたはず。

 そのあたりから牛肉を仕入れているのだとしたら、それは看板に全力で貼り出すだけのことはある大きなウリだ。

 やや野趣に溢れた店に、まずはクイームから入っていく。こういう場合はレディーファーストが適用されない。

 10秒もしないうちにやって来た店員に席へ案内され、メニューを渡される。
 シャーロットは対面に座った。

「おっ、やっぱり牛肉を取り扱ってるな」
「珍しいですね。そして案の定お高いですけど……」

 牛肉は美味い。

 だが牛肉を1㎏作るのに必要な穀物の量は11㎏という話もある。この食料全体が高騰を続ける戦国乱世の大陸においては、嗜好品中の嗜好品だ。
 ともすれば、下手な麻薬よりも高値が付くことだってザラにある。

 そんな超の付く嗜好品が民間の店舗で、高額ながらも提供されている事実は、この国の裕福さを伺わせる。

「やっぱり交易って儲かるんだなぁ……」
「最近は特に羽振りがいいでしょうね」

 大陸における海路を物凄く大雑把に分類すると、教国の領海を通る北回り航路と、魔王城の近辺を通る南回り航路の2つがある。
 このうち、北回り航路は教国が関税をかけているので、こちらを回ることは結構割に合わない事がある。
 かといって南回り航路は魔王が放った水棲系の魔物がいるとかいう話もあり、沈められれば割に合わない所の騒ぎではない。

 ローリスクローリターンの北回り航路と、ハイリスクハイリターンの南回り航路という、ある種の棲み分けがあったのだ。

 大抵の場合は、教国に関税を払って北回り航路を使う。
 そもそも交易船という事業のケツモチは結局国であり、国家事業である以上は失敗が許されない為だ。
 教国の領海に触れない範囲で交易をしても見込める利益が小さい事もあり、魔王発生以降は9割近くが北回り航路だった。

 が、約1年前に魔王が討伐された。

 これにより、南回り航路が完全に開放され、北回り航路の通行量は激減。
 しばらくの間は『まだ魔物が残っているかも』と考えられていたが、大体3か月ぐらいで『思ったより安全そうだぞ?』と分かり、こちらに流れてきた。

 教国に関税を支払うよりは、大きく南下して遠回りしてでも南回り航路を使った方が実入りが良い事に気付いた各国が南回り航路に集中し、それを狙った海賊行為まで発生し始めた。

 これを受けて教国は関税を事実上撤廃。
 治安維持に必要な分だけ残してほとんど無税で通すことにした。

 結局、 ローリスクローリターンの北回り航路と、ハイリスクハイリターンの南回り航路という棲み分けは、ある意味何も変わらずに続いていた。
 航路の唯一性に胡坐をかいて暴利を吹っかけていた教国がそれをやめたことで、『交易』そのもののリターンが増大した事以外は。

「まぁ、こうして人類が豊かになったのであれば、俺たちの旅にも意味があったってもんだ」
「自業自得の尻拭い、よりは有意義だったようで何よりですよ、本当に……」

 ちなみに、魔王が放ったという水棲系の魔物だが。

 実は、そんな魔物は一匹もいない。

 これについては、勇者パーティの旅路とその決着を考えれば分かる。
 結局勇者パーティは魔王城はおろか、魔王城の近郊に行くことすらなかった。唯一魔王城へと行ったクイームも、魔王を倒した後は即座に帰路へ着いた。
 そして、報酬を受け取る為に北上を続けたのだから、魔王城の近くの海については完全にノータッチなのだ。

 南回り航路が危険と言うのは魔物の脅威に怯えた人たちが囁き出した、単なる風評被害に過ぎない。

 実際問題、南回り航路で交易船を出していたら沈められるぐらいはされていたかもしれないが……魔王が元々は世間知らずの研究者という事も考えると、案外見逃されていた可能性もある。

「じゃあ折角だし……このサーロイン400gとライスだな。あと真水」
「私も同じもので。量は300gに」

 店員を呼んでそのように注文を通すと、20分ほどで料理が出てくる。

 焼き加減はレア。しかし焼き石が隣に置いてあるので、そこから自分で調整できるらしい。
 また、玉ねぎをベースにしたものと思われるソースも付いて来ていて、牛肉単体の味に飽きたら味変も対応している。

 ライスはちゃんとした割合で精米しているのか、真っ白でつやつやだ。麦などが混じっているわけでもない。

「おぉ……流石は交易港。高級路線とはいえ、大衆の食事処でこのレベルが出てくるとは」
「国によっては、王侯貴族の食卓ですね」

 この戦国時代にもある種の円熟というか、煮詰まってきた感がある。
 本当の意味での群雄割拠。泡沫の如く現れては消える小国群発時代。そういうフェーズは既に終わり、弱小国家は淘汰され、ある程度有力な国だけが版図を広げるフェーズ。

 だがそれでも、国ごとの格差はある。

 それこそ教国が事実上の盟主として振舞っていることなどその典型であるし、逆もまた然り。
 この例で言う所の逆……『ある程度有力なだけの国』では、今テーブルにあるこのステーキより豪勢な食事を取る事が出来る人間などどれほどいることか。

 言ってしまえば、それぐらいに開きがある。

 勿論、要らない戦争を起こす等の下手を打って転落する国も、その下手を上手い事喰らって成長する国もある。
 そのためいわゆる冷戦時代へ突入するにはまだまだ時間が掛かるだろう。

 おかげでクイームとしては仕事が途切れなくて助かるばかりだ。
 なにせ『下手を打つ』という項目の中には『暗殺者にしてやられた』も含まれるのだから。おまけに格差のおかげで嫉妬や敵意も煽られて、更に仕事が増える。

 正直な所、殺し屋なんぞに仕事が来る時点で、天下泰平などあり得ないと思う。

「まぁ、今の俺たちはどこにいるでもない根無し草だ。今はこの街の豊穣を享受しようじゃないか」
「はい」

◆◇◆◇

 そうしてクイーム達が食事を取っているころ、クラウンは首尾よく日雇いの仕事を見つけた。

 この港町そのものが出している求人の他に、それぞれの交易船が個別に出している求人も多かった。
 前者によって集まった人手は港湾施設の監督官が入港した順番や積み荷の目録などによって割り振るが、出来るだけさっさと荷卸しや積み込みを済ませたい交易船が後者の求人を出しているわけだ。
 拠点が街そのものである港湾施設の方はともかく、その気になればさっさと船を出してオサラバ出来る交易船の方は不払いの疑いがある為に、給料は割高だった。更に交易船同士でも人手の取り合いが発生しているらしく、日増しに給料が釣り上がっていき、それによって不払いの疑いが強くなるという悪循環。

 結局、ほとんどの人間は港湾施設の求人に応募し、極一部のギャンブラーが交易船の求人に応募する構図だそうだ。

 そして事実不払いでトンズラをかます交易船も多いものだから、当分この傾向は変わらなさそうだった。

 と言うのを、仲良くなった水夫のオッサンに、昼食がてら聞いていた。

「へー……信用なんて商売の基本だろうに、正気かねぇ?」
「へへへ、まぁ、礼儀を尽くす必要がある奴と、無い奴を区別しているんだろうさ」
「なるほど、確かに私も、そこらのネズミを相手に一礼はしないね」
「おっ上手い事言うねぇ。確かに俺もしねえや」
「アンタの説明が上手いから出てくるのさ」
「へへっ、よせやい」

 クラウンは口説かれていた。
 それをうまい事躱しつつ、無自覚ながらもある種のハニートラップを使って、水夫から情報を引き出したのである。

 案外諜報員の才覚もあるのかもしれない。

 まあこんなに目立つ諜報員など、何処にもいたりはしないのだが。
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