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……※(END)
好きな子の手料理を食べるなんて、最高のシチュエーションのはずなのに。
何故こんなことになってしまっているのだろうか。
食卓、向かい側には頬杖ついてこちらを見てるふゆはちゃん。そして俺の左隣にはあの男が座っている。
「ゆお君、おいし?」
「……うん、おいしいよ」
「だったらよかった。けど、きつかったら本当に無理して全部食べなくてもいいからね?」
ふゆはちゃんの優しさが余計身に染みる。
左隣から「俺はいつでも大歓迎だからな」などと抜かす大夏さんを無視して、俺は半ばやけくそに手にしたレンゲで掬ったお粥を口に運んだ。
熱い。けど、うまい。と思う。今の俺には味が分からない。
いつどこで横の男がテーブルの下で仕掛けてくるかわからない。それに、動く度に腹の中に溜まった精液が溢れるようで気持ち悪かった。
「それにしても、なんでお兄ちゃんまでここにいるの?」
「なんだよ、別にそんな嫌わなくたっていいだろ」
「……」
「なんだよその目は」
「そんなにじろじろ見られたら、ゆお君だって気味悪いって。ほら、お兄ちゃんは部屋にでも戻っててよ!」
ふゆはちゃん、天使か。いや、この場合は救世主の方が等しいのかもしれない。
「ったく、はいはい……じゃ、またな」
そして妹には強く出られないらしい大夏さんはそう言って、ふゆはちゃんに追い出されるがままリビングを後にする。
あの男がいなくなって俺は心底ほっとした。なんら状況は変わってないし掘られたケツは戻ってこないが、それでもだ。
「ごめんね、ゆお君」
「え……な、なにが」
「お兄ちゃん、なんか変にゆお君のこと気に入っちゃってるみたいでさ。うざいでしょ?」
「い、いや……」
なるべくならこのまま二度と未来永劫顔を合わせたくない男であることには間違いないが、そんなこと流石にふゆはちゃんに言えるわけない。
ふゆはちゃんが言ってたとしてもだ、これはもう染み込んだ癖のようなものだ。
「確かに、ふゆはちゃんと似てなくてびっくりしたけど……」
「あ、でしょでしょ? ふゆは、もう一人お兄ちゃんと弟がいるんだけど、うちって全員似てないって言われるんだよねえ」
「へ、へー……」
大夏さんみたいなのがあと二人いたらと青褪めたが、それを聞いて安心した。
せっかく念願のふゆはちゃんとの二人きりのはずなのに落ち着かない。必死に肛門に力を入れ、中に溜まった精液が溢れないようにするので精一杯だった。
「……っ、」
「ゆお君?」
「へ、え?! な、なんか言った……?」
「いや、なんも言ってないけど……さっきから上の空だし、顔赤いし、やっぱり熱あるんじゃないかって」
「だいじょーぶ?」と上目遣いでこちらを覗き込んでくるふゆはちゃん。その指先がこちらへと伸び、額に触れそうになったときだった。思わず俺は立ち上がった。
「わ、どうしたの?」
「ご、ごめん……ふゆはちゃん」
「え?」
「と、…………といれ」
俺はそれだけを言い残し、脱兎のごとくリビングから抜け出し、そのまま便所へと駆け込もうとした。ときだった。便所に入る前、先に誰かが入ってることに気付く。
どうしよう、と思った次の瞬間、いきなり隣の洗面所の扉が開いた。
そして、そこから現れたのは――。
「やっぱ来たか。待ってたぞ、遊生」
いつぞやと同じように上だけ脱いでる大夏さんはそのまま、便所の扉へと伸ばしていた俺の手首を取った。
あ、と思ったときには遅い。そのまま力づくで脱衣室へと連れ込まれてしまう。
「な、なに、なんで、脱いで」
「そりゃ風呂に入るからに決まってんだろ? ほら、遊生君もちゃんと脱ぎ脱ぎしような」
「な、なんで……っ?!」
肩へと回されていた逞しい腕は、そのまま俺の下半身へと伸びる。そして制服越しに下半身を握りしめられた瞬間、ぬちゃりとすっかり冷えた精液の感触に堪らず「ひう」と声が漏れた。
「なんでって、そりゃこれが気持ち悪いだろうなと思ってさ」
「っ、ゃ、めろ、触るな……っ」
「ってなわけで、一緒に入ろうぜ。そっちのがはえーだろ」
色々、と笑みを浮かべた大夏さんは俺の返事を待つよりも先に、着ていた制服を脱がしていく。
外されるボタン。剥ぎ取られるシャツ。剥き出しになった体を隠そうと腕を回し、必死に脱衣室の隅へと逃げるが、「往生際悪いな」という大夏さんに抱き締められ、そのまま残っていた下着ごとスラックスを脱がされる。
「っ、い、やだ、こんなの、絶対ふゆはちゃんに、バレますから……っ」
「あー、そのことだけどな。多分あいつ、もう気付いてんぞ」
「――へ」
大夏さんの言葉に、思考回路が活動を停止する。
「さっきずっと俺の足踏んできたし、それに遊生、下手くそなんだもんなあ。誤魔化すの」
「う、そだ」
「……ま、どっちでもいいや。俺としては、お前があいつのところから逃げて俺の後を追ってきてくれたのが一番だし」
――な、遊生。
そう笑いながらべろりと頬を舐めてくる大夏さんに、俺は暫く動けなくなった。そのままずるずると大夏さんに引きずられ、俺は浴室へと連れて行かれる。
「うそだ」
「あ?」
「うそです、だって、ふゆはちゃんはなにも……」
いや、言ってた。けども、『もしかしてさっきまでお兄ちゃんとセックスしてた?』なんて……いや聞けるわけねえ。普通に考えて、俺だって聞けねえ。じゃあさっきの質問は最終確認だったってことか?俺と大夏さんの関係を探るための?
――終わった。
「まあ気にすんなよ。冬春に捨てられても俺が拾ってやるぞ、遊生」
「……」
なにも考える気になれなかった。
上の空のまま突っ立っていたときだ、いきなり尻の穴に指をねじ込まれ、「あう」と声が漏れた。
「っ、な、なに、して……っ」
「いつまで他のやつのことなんて考えてんだ? 今は、俺のことだけ考えろ」
「ひっ、う……ッ!」
いいな、と親指と人差し指により、ぐに、と大きく割り開かれた肛門からはとろりと精液が溢れ出した。
そのまま大夏さんは開いたそこに性器を擦りつけてくるのだ。ぬりゅ、と滑るように埋まってくる亀頭部分に息を飲む。
「っ、まっ、大夏さ――……っ、んん……っ!」
ずぷりと、中に溜まっていた体液をローション代わりに再び腰を打ち付けてくる大夏さん。俺は一人で立つこともできず、堪らず目の前の壁にしがみついた。すると、動きやすくなったのか、腰を掴んだまま更に大夏さんは俺の背中に覆い被さってくるのだ。
「っ、あ、大夏さ……っ、ん、ひ……ッ」
「とりあえず、溜まってるこれ……っ、掻き出してやるからな、俺ので。しっかりと……っ」
「あ、ぐ、ひ……っ!」
「そのあとまたたっぷり中に出してやるよ。……風呂場なら、すぐに綺麗にできるからいいよな」
濡れた音ともに、自分の恥ずかしい声と大夏さんの低い声が反響する。
膨れ上がった腹を圧迫され、何度も中に溜まった精液を掻き出すようにねっとりと肉壁をカリで引っかかれる度に喉の奥が震えた。
「ぉ゛、ひ……っ! ぃ゛……っ!」
「すっかり俺の形になっちまったな、遊生……っ、ほら、奥もぐぽぐぽしてやるからな」
「ぃらな゛ッ、ぁ゛、ひ……~~ッ!!」
「……っは、もうイッたのか? ……ったく、本当にドスケベなガキだな……ッ!」
「ぁ、ぐ、んんっ! ゃ、あ゛……ッ!!」
ぱんぱんと恥ずかしい破裂音が辺りに響く。
お風呂なのに、二人で入って、おまけにふゆはちゃんちでこんなことしてるってバレたりでもしたら。……したら?
――けどもう、ふゆはちゃんにばれてんだったら?
「……っぁ、え――」
ばちゅんと、思いっきり臍の裏側を亀頭で押しつぶされ、眼球が裏返りそうになる。
ビクッビクッと小刻みに痙攣する下半身、中に出される精液に満たされながら俺はもうなにもわからなくなっていた。
「ゆお君、本当に大丈夫なの?」
今日はもう帰る、とふゆはちゃんに告げれば、やっぱり変わらぬ態度でふゆはちゃんは最後まで俺の心配してくれていた。
本当に聖母のような子だ。汚れてしまったのは、今までと同じように冬春ちゃんと向かい合うことができなくなったのは俺だ。
俺が変わったせいだ。
「遊生、車の準備できたぞ。乗れよ」
阪奈家前、相変わらず派手な車から顔を出した大夏さんは俺を呼ぶ。
俺は内心ぎくりとしながらも、「はい」と小さく頷き、ふゆはちゃんに目を向けた。
「それじゃ、俺……帰るね。じゃあね、ふゆはちゃん」
「――ゆお君」
そう、せめて最後はとふゆはちゃんに手を振って帰ろうとしたときだった。制服の裾を掴まれる。
「なに?」
「また、ふゆはんち遊びに来てくれるよね?」
女の勘なのだろうか。
それとも余程俺の顔からただならぬものを感じたのか。
俺は小さく笑って、「うん」と頷いた。――もし本当にそんな日が来るとしたら、その時と今とでは大分状況は変わっているかもしれない。
そんなことを考えながら。
それから俺は大夏さんの車に乗り込む。
大夏さんは前回俺の家まで送ってくれたし、案内などは不要だとわかっていた。
けれど、それでも自分から大夏さんの車に乗ることは俺にとって大きな意味合いがあった。
「は、ぁ……っ、ん、……ッ!」
「はー……っ、遊生、まさか本気でこのまま大人しく家まで送られると思ってたわけじゃないよな」
んなわけない。警戒心を植え付けて育てたのは大夏さん自身だ。
例の人気のない森林公園、そこに車を停めた大夏さんは俺を膝に乗せ、背後から胸を執拗にいじってくるのだ。そして、片方の手に肛門を掻き回されながら、俺は朦朧とした意識の中、大夏さんの性器を手で握り締めて扱いていた。
「っ、ぁ、……っ、ち、ちが、」
「違う? じゃあ、こうされるってわかってて来たのか。……っ本当、エロガキ」
「っ、ん、だ、だって……っ、大夏さんが……っ、ぁ、……っんん」
「俺が何だよ」
「た、大夏さんが……っ、」
散々風呂場で犯されたあと、あんな状態で一人で帰るほうが無理だと思ったのだ。別にそれだけだ。
この男と車内という密室で二人きりになればなにされるかとか、わかっていた。
それでももう、この男からは逃れられないと細胞に叩き込まれてしまったから。
乳首を柔らかく引っ張られ、そのままカリカリと尖った先っぽを引っかかれる。それだけで「ひ」と喉から声が溢れ、もじ、と膝小僧をこすり合わせた。
「……っ、う、ぁ……っや、そこ……っ」
「お前、俺がケダモノみたいな扱いしてたけどな……っ、お前も大概だぞ。わかってんのか?」
「っ、わ、わかんな……っ、ぁ、んん……っ!」
「こんなエロい顔で横に座られてたら誰だって我慢できねえよ。……なあ、遊生。お前に言ってんだぞ」
肉厚な舌に耳の裏側までねっとりと舐め上げられ、そしてそのまま限界まで尖ったそこを今度は柔らかく円を描くように転がされる。乳輪ごと絞られ、すりすりと強弱つけて愛撫されるだけで胸の奥が熱くなって、下半身にぎゅっと力がこもってしまった。
手の中の大夏さんの性器は更にどくんどくんと脈打ち、手を動かすたびに掌に絡みついた音がぬちぬちとエロい音を立てるのだ。換気すらされてないその車内に広がる性臭に、ただひたすら頭がくらくらした。
当たり前のように近づき、重ねられる唇を避ける気力もなかった。
「……っ、は、突っ込みてえ……っ、今すぐケツの穴ねじ込んで犯してえ~~……っ」
「っん、や、……っ、だ、だめ、バレる……っ」
「そうだよなあ、流石に、親御さんに送り届けるときはきれいにしなくちゃなぁ……」
どくんどくんと手のひらの中で脈打ち、跳ねる性器を握りながらつい先程までこれが自分の中に入っていたのだと思うと、ぽっかりと空いたような一抹の違和感を覚え、寒気がした。
違う、これが正常な状態なのだ。そんなわけない。もの寂しいなんて、思うはずない。
そう視線を外し、とにかく早く大夏さんを満足させようと手コキに集中しようとすればするほど手の中のそれはどんどん硬さ、太さを増していく。どこまで行くのか、と息を飲んだ。
「なあ、遊生」
「……っ、」
「お前、ちょっと挿れてほしいと思っただろ」
「っ、そんなわけ……っ! んんっ!」
あるわけない、と言いかけた矢先、胸を撫でていた手がゆっくりと下半身へと降りていく。そして、膨らみかけていた下腹部に触れた。
大夏さんから借りた下着の中、反応し、既に汚れかけていたそこを優しく撫でられるだけでびくんと体が震える。
「ゃ、あ……っ、大夏さん……っ」
「俺は全然挿れてえけど。お前のここパンパンにしてやりてえ、腸の中まで俺の精子詰めて腹膨らむまでやりてえよ」
「っ、さ、いあくだ、あんた……っ」
「けど、今ひくひく反応したな、お前」
笑いながら下腹部を撫でていた大夏さんはそのまま俺のベルトに手をかける。脱がされそうになる下半身、俺は止めることもしなかった。
無抵抗のまま身を預ける俺に、大夏さんは笑う。そして、俺の体を抱きしめた。
俺は女の子が好きだ。可愛くて柔らかそうな女の子はもっと好きだ。
けれど、ゴツゴツして嫌にむちむちした筋肉とか汗臭え男はまじで勘弁。ねえわ。可愛さの微塵も感じられない。
なのに、神様。
「遊生君、うちの弟にならないか?」
いやそんな告白ってあるか?普通。
胸筋が見た目よりも柔らかいとかそんなこと知りたくなかった。
人をぎゅうっと抱き締め、薄ら寒いことを言い出す目の前の男に俺は強い目眩を覚えたのだ。
「――ならねえよ」
せめてそこは恋人にしろ。
いやなりたかねえけど。
「なんでだ? ……俺んちにいたら、わざわざカーセックスする必要もないだろ」
「……別にそれなら、弟じゃなくてもいいだろ」
いやなりたかねえけど。ねえけど、選択肢はもっとあったろ。
そうちらりと大夏さんの方を向いたとき。
「じゃあセフレでどうだ?」
……。いやなりたかねえけど、どっちも。
けれど俺は無性にむかついて、そのまま重ねられる大夏さんの唇に軽く噛み付いた。
結局、家に送り届けられたのは日付が変わるギリギリだった。
とはいえど、夜遊びで深夜に補導され帰ってくることは何度かあったため、寧ろ何故か送り届けた大夏さんに感謝するうちの親がいた。
「いえ、僕も息子さんの身になにかがあれば心配なので」と人良さそうに笑う大夏さん。なにが僕だ、そんな一人称初めて聞いたぞ。という顔で見てると大夏さんに笑いかけられる。俺は無言で顔を反らした。
そして俺と大夏さんの地獄のような数日間は終わった――かのように思われた。
「よ、遊生。学校行くんだろ? 送ってやるよ」
今度は当たり前のように家の前に停まってる大夏さんの車に気が遠くなる。
「……っ、つ、通報……110番……」
「おっと、やめとけ。恋人が捕まるなんて嫌だろ?」
「は? ……恋人?」
誰が、と口を開ければ、大夏さんは自分を指差した。
「誰も付き合うとか言ってないですし、絶対ない、あんただけはありえない」
「何言ってんだ、昨日泣きついてきたのはお前だろ? 遊生」
「な、泣きついてない……っ!」
「どうでもいいけど、さっさと乗れよ。それともこのままホテルにでも行くか?」
本当にこの男は、脳と下半身が直結してんのか。
俺は大夏さんの車を避け、そのままバス停に向かって全力疾走した。が、ケツが悲鳴を上げて数メートルも進めず撃沈。地面に落ちたところを大夏さんに回収され、いつもの助手席へと詰め込まれた。
「誘拐だ、事件だろこれ……」
「何言ってる。年下の恋人との健全な送迎ドライブデートだろ」
「運転してるのがあんたじゃなかったらな」
「けど、俺じゃねえと乗れねえだろ」
そうハンドルを握ったまましたり顔をする大夏さんだが、俺からしてみればなにいってんだこいつである。あんたが無理やり乗せただけであって、あんたも含めて男の運転する車に乗りたいなどと思わない。
……そう言ってやりたかったが、やめた。
あまりにも楽しそうに鼻歌を歌い出す大夏さんを見てたら馬鹿らしくなったのだ。流石に信号待ちで太もも撫でてくるのはまじでやめてほしいが、まあ、タクシーだと思えばいけるか?いや無理だ。油断したらカーセックスに持ち込まれるタクシーなんて嫌だ。
「大夏さん、やっぱり俺、ここからでも歩いて……」
「おせーよ、時間切れ」
なんで時間切れの概念があるんだよ。
「やっぱこのままホテル行くか。けど制服はまずいから取り敢えず服買いに行くぞ」
「は? ……っ、おい、降ろせ……っ!」
「そんな機能はねえんだわ、残念だったな」
――あれよ、というかそれだけはあれ。他いらねえから。
そんな俺のツッコミは届くわけでもなく、大夏さん曰く無慈悲なドライブデートは強行されることになったのだ。
あんなに嫌いな――それも苦手なタイプの男とこうして同じ空間にいて、話ができるようになっているということに気付くのには、まだほんの少し時間はかかった。
【阪奈兄には気をつけろ!】END
何故こんなことになってしまっているのだろうか。
食卓、向かい側には頬杖ついてこちらを見てるふゆはちゃん。そして俺の左隣にはあの男が座っている。
「ゆお君、おいし?」
「……うん、おいしいよ」
「だったらよかった。けど、きつかったら本当に無理して全部食べなくてもいいからね?」
ふゆはちゃんの優しさが余計身に染みる。
左隣から「俺はいつでも大歓迎だからな」などと抜かす大夏さんを無視して、俺は半ばやけくそに手にしたレンゲで掬ったお粥を口に運んだ。
熱い。けど、うまい。と思う。今の俺には味が分からない。
いつどこで横の男がテーブルの下で仕掛けてくるかわからない。それに、動く度に腹の中に溜まった精液が溢れるようで気持ち悪かった。
「それにしても、なんでお兄ちゃんまでここにいるの?」
「なんだよ、別にそんな嫌わなくたっていいだろ」
「……」
「なんだよその目は」
「そんなにじろじろ見られたら、ゆお君だって気味悪いって。ほら、お兄ちゃんは部屋にでも戻っててよ!」
ふゆはちゃん、天使か。いや、この場合は救世主の方が等しいのかもしれない。
「ったく、はいはい……じゃ、またな」
そして妹には強く出られないらしい大夏さんはそう言って、ふゆはちゃんに追い出されるがままリビングを後にする。
あの男がいなくなって俺は心底ほっとした。なんら状況は変わってないし掘られたケツは戻ってこないが、それでもだ。
「ごめんね、ゆお君」
「え……な、なにが」
「お兄ちゃん、なんか変にゆお君のこと気に入っちゃってるみたいでさ。うざいでしょ?」
「い、いや……」
なるべくならこのまま二度と未来永劫顔を合わせたくない男であることには間違いないが、そんなこと流石にふゆはちゃんに言えるわけない。
ふゆはちゃんが言ってたとしてもだ、これはもう染み込んだ癖のようなものだ。
「確かに、ふゆはちゃんと似てなくてびっくりしたけど……」
「あ、でしょでしょ? ふゆは、もう一人お兄ちゃんと弟がいるんだけど、うちって全員似てないって言われるんだよねえ」
「へ、へー……」
大夏さんみたいなのがあと二人いたらと青褪めたが、それを聞いて安心した。
せっかく念願のふゆはちゃんとの二人きりのはずなのに落ち着かない。必死に肛門に力を入れ、中に溜まった精液が溢れないようにするので精一杯だった。
「……っ、」
「ゆお君?」
「へ、え?! な、なんか言った……?」
「いや、なんも言ってないけど……さっきから上の空だし、顔赤いし、やっぱり熱あるんじゃないかって」
「だいじょーぶ?」と上目遣いでこちらを覗き込んでくるふゆはちゃん。その指先がこちらへと伸び、額に触れそうになったときだった。思わず俺は立ち上がった。
「わ、どうしたの?」
「ご、ごめん……ふゆはちゃん」
「え?」
「と、…………といれ」
俺はそれだけを言い残し、脱兎のごとくリビングから抜け出し、そのまま便所へと駆け込もうとした。ときだった。便所に入る前、先に誰かが入ってることに気付く。
どうしよう、と思った次の瞬間、いきなり隣の洗面所の扉が開いた。
そして、そこから現れたのは――。
「やっぱ来たか。待ってたぞ、遊生」
いつぞやと同じように上だけ脱いでる大夏さんはそのまま、便所の扉へと伸ばしていた俺の手首を取った。
あ、と思ったときには遅い。そのまま力づくで脱衣室へと連れ込まれてしまう。
「な、なに、なんで、脱いで」
「そりゃ風呂に入るからに決まってんだろ? ほら、遊生君もちゃんと脱ぎ脱ぎしような」
「な、なんで……っ?!」
肩へと回されていた逞しい腕は、そのまま俺の下半身へと伸びる。そして制服越しに下半身を握りしめられた瞬間、ぬちゃりとすっかり冷えた精液の感触に堪らず「ひう」と声が漏れた。
「なんでって、そりゃこれが気持ち悪いだろうなと思ってさ」
「っ、ゃ、めろ、触るな……っ」
「ってなわけで、一緒に入ろうぜ。そっちのがはえーだろ」
色々、と笑みを浮かべた大夏さんは俺の返事を待つよりも先に、着ていた制服を脱がしていく。
外されるボタン。剥ぎ取られるシャツ。剥き出しになった体を隠そうと腕を回し、必死に脱衣室の隅へと逃げるが、「往生際悪いな」という大夏さんに抱き締められ、そのまま残っていた下着ごとスラックスを脱がされる。
「っ、い、やだ、こんなの、絶対ふゆはちゃんに、バレますから……っ」
「あー、そのことだけどな。多分あいつ、もう気付いてんぞ」
「――へ」
大夏さんの言葉に、思考回路が活動を停止する。
「さっきずっと俺の足踏んできたし、それに遊生、下手くそなんだもんなあ。誤魔化すの」
「う、そだ」
「……ま、どっちでもいいや。俺としては、お前があいつのところから逃げて俺の後を追ってきてくれたのが一番だし」
――な、遊生。
そう笑いながらべろりと頬を舐めてくる大夏さんに、俺は暫く動けなくなった。そのままずるずると大夏さんに引きずられ、俺は浴室へと連れて行かれる。
「うそだ」
「あ?」
「うそです、だって、ふゆはちゃんはなにも……」
いや、言ってた。けども、『もしかしてさっきまでお兄ちゃんとセックスしてた?』なんて……いや聞けるわけねえ。普通に考えて、俺だって聞けねえ。じゃあさっきの質問は最終確認だったってことか?俺と大夏さんの関係を探るための?
――終わった。
「まあ気にすんなよ。冬春に捨てられても俺が拾ってやるぞ、遊生」
「……」
なにも考える気になれなかった。
上の空のまま突っ立っていたときだ、いきなり尻の穴に指をねじ込まれ、「あう」と声が漏れた。
「っ、な、なに、して……っ」
「いつまで他のやつのことなんて考えてんだ? 今は、俺のことだけ考えろ」
「ひっ、う……ッ!」
いいな、と親指と人差し指により、ぐに、と大きく割り開かれた肛門からはとろりと精液が溢れ出した。
そのまま大夏さんは開いたそこに性器を擦りつけてくるのだ。ぬりゅ、と滑るように埋まってくる亀頭部分に息を飲む。
「っ、まっ、大夏さ――……っ、んん……っ!」
ずぷりと、中に溜まっていた体液をローション代わりに再び腰を打ち付けてくる大夏さん。俺は一人で立つこともできず、堪らず目の前の壁にしがみついた。すると、動きやすくなったのか、腰を掴んだまま更に大夏さんは俺の背中に覆い被さってくるのだ。
「っ、あ、大夏さ……っ、ん、ひ……ッ」
「とりあえず、溜まってるこれ……っ、掻き出してやるからな、俺ので。しっかりと……っ」
「あ、ぐ、ひ……っ!」
「そのあとまたたっぷり中に出してやるよ。……風呂場なら、すぐに綺麗にできるからいいよな」
濡れた音ともに、自分の恥ずかしい声と大夏さんの低い声が反響する。
膨れ上がった腹を圧迫され、何度も中に溜まった精液を掻き出すようにねっとりと肉壁をカリで引っかかれる度に喉の奥が震えた。
「ぉ゛、ひ……っ! ぃ゛……っ!」
「すっかり俺の形になっちまったな、遊生……っ、ほら、奥もぐぽぐぽしてやるからな」
「ぃらな゛ッ、ぁ゛、ひ……~~ッ!!」
「……っは、もうイッたのか? ……ったく、本当にドスケベなガキだな……ッ!」
「ぁ、ぐ、んんっ! ゃ、あ゛……ッ!!」
ぱんぱんと恥ずかしい破裂音が辺りに響く。
お風呂なのに、二人で入って、おまけにふゆはちゃんちでこんなことしてるってバレたりでもしたら。……したら?
――けどもう、ふゆはちゃんにばれてんだったら?
「……っぁ、え――」
ばちゅんと、思いっきり臍の裏側を亀頭で押しつぶされ、眼球が裏返りそうになる。
ビクッビクッと小刻みに痙攣する下半身、中に出される精液に満たされながら俺はもうなにもわからなくなっていた。
「ゆお君、本当に大丈夫なの?」
今日はもう帰る、とふゆはちゃんに告げれば、やっぱり変わらぬ態度でふゆはちゃんは最後まで俺の心配してくれていた。
本当に聖母のような子だ。汚れてしまったのは、今までと同じように冬春ちゃんと向かい合うことができなくなったのは俺だ。
俺が変わったせいだ。
「遊生、車の準備できたぞ。乗れよ」
阪奈家前、相変わらず派手な車から顔を出した大夏さんは俺を呼ぶ。
俺は内心ぎくりとしながらも、「はい」と小さく頷き、ふゆはちゃんに目を向けた。
「それじゃ、俺……帰るね。じゃあね、ふゆはちゃん」
「――ゆお君」
そう、せめて最後はとふゆはちゃんに手を振って帰ろうとしたときだった。制服の裾を掴まれる。
「なに?」
「また、ふゆはんち遊びに来てくれるよね?」
女の勘なのだろうか。
それとも余程俺の顔からただならぬものを感じたのか。
俺は小さく笑って、「うん」と頷いた。――もし本当にそんな日が来るとしたら、その時と今とでは大分状況は変わっているかもしれない。
そんなことを考えながら。
それから俺は大夏さんの車に乗り込む。
大夏さんは前回俺の家まで送ってくれたし、案内などは不要だとわかっていた。
けれど、それでも自分から大夏さんの車に乗ることは俺にとって大きな意味合いがあった。
「は、ぁ……っ、ん、……ッ!」
「はー……っ、遊生、まさか本気でこのまま大人しく家まで送られると思ってたわけじゃないよな」
んなわけない。警戒心を植え付けて育てたのは大夏さん自身だ。
例の人気のない森林公園、そこに車を停めた大夏さんは俺を膝に乗せ、背後から胸を執拗にいじってくるのだ。そして、片方の手に肛門を掻き回されながら、俺は朦朧とした意識の中、大夏さんの性器を手で握り締めて扱いていた。
「っ、ぁ、……っ、ち、ちが、」
「違う? じゃあ、こうされるってわかってて来たのか。……っ本当、エロガキ」
「っ、ん、だ、だって……っ、大夏さんが……っ、ぁ、……っんん」
「俺が何だよ」
「た、大夏さんが……っ、」
散々風呂場で犯されたあと、あんな状態で一人で帰るほうが無理だと思ったのだ。別にそれだけだ。
この男と車内という密室で二人きりになればなにされるかとか、わかっていた。
それでももう、この男からは逃れられないと細胞に叩き込まれてしまったから。
乳首を柔らかく引っ張られ、そのままカリカリと尖った先っぽを引っかかれる。それだけで「ひ」と喉から声が溢れ、もじ、と膝小僧をこすり合わせた。
「……っ、う、ぁ……っや、そこ……っ」
「お前、俺がケダモノみたいな扱いしてたけどな……っ、お前も大概だぞ。わかってんのか?」
「っ、わ、わかんな……っ、ぁ、んん……っ!」
「こんなエロい顔で横に座られてたら誰だって我慢できねえよ。……なあ、遊生。お前に言ってんだぞ」
肉厚な舌に耳の裏側までねっとりと舐め上げられ、そしてそのまま限界まで尖ったそこを今度は柔らかく円を描くように転がされる。乳輪ごと絞られ、すりすりと強弱つけて愛撫されるだけで胸の奥が熱くなって、下半身にぎゅっと力がこもってしまった。
手の中の大夏さんの性器は更にどくんどくんと脈打ち、手を動かすたびに掌に絡みついた音がぬちぬちとエロい音を立てるのだ。換気すらされてないその車内に広がる性臭に、ただひたすら頭がくらくらした。
当たり前のように近づき、重ねられる唇を避ける気力もなかった。
「……っ、は、突っ込みてえ……っ、今すぐケツの穴ねじ込んで犯してえ~~……っ」
「っん、や、……っ、だ、だめ、バレる……っ」
「そうだよなあ、流石に、親御さんに送り届けるときはきれいにしなくちゃなぁ……」
どくんどくんと手のひらの中で脈打ち、跳ねる性器を握りながらつい先程までこれが自分の中に入っていたのだと思うと、ぽっかりと空いたような一抹の違和感を覚え、寒気がした。
違う、これが正常な状態なのだ。そんなわけない。もの寂しいなんて、思うはずない。
そう視線を外し、とにかく早く大夏さんを満足させようと手コキに集中しようとすればするほど手の中のそれはどんどん硬さ、太さを増していく。どこまで行くのか、と息を飲んだ。
「なあ、遊生」
「……っ、」
「お前、ちょっと挿れてほしいと思っただろ」
「っ、そんなわけ……っ! んんっ!」
あるわけない、と言いかけた矢先、胸を撫でていた手がゆっくりと下半身へと降りていく。そして、膨らみかけていた下腹部に触れた。
大夏さんから借りた下着の中、反応し、既に汚れかけていたそこを優しく撫でられるだけでびくんと体が震える。
「ゃ、あ……っ、大夏さん……っ」
「俺は全然挿れてえけど。お前のここパンパンにしてやりてえ、腸の中まで俺の精子詰めて腹膨らむまでやりてえよ」
「っ、さ、いあくだ、あんた……っ」
「けど、今ひくひく反応したな、お前」
笑いながら下腹部を撫でていた大夏さんはそのまま俺のベルトに手をかける。脱がされそうになる下半身、俺は止めることもしなかった。
無抵抗のまま身を預ける俺に、大夏さんは笑う。そして、俺の体を抱きしめた。
俺は女の子が好きだ。可愛くて柔らかそうな女の子はもっと好きだ。
けれど、ゴツゴツして嫌にむちむちした筋肉とか汗臭え男はまじで勘弁。ねえわ。可愛さの微塵も感じられない。
なのに、神様。
「遊生君、うちの弟にならないか?」
いやそんな告白ってあるか?普通。
胸筋が見た目よりも柔らかいとかそんなこと知りたくなかった。
人をぎゅうっと抱き締め、薄ら寒いことを言い出す目の前の男に俺は強い目眩を覚えたのだ。
「――ならねえよ」
せめてそこは恋人にしろ。
いやなりたかねえけど。
「なんでだ? ……俺んちにいたら、わざわざカーセックスする必要もないだろ」
「……別にそれなら、弟じゃなくてもいいだろ」
いやなりたかねえけど。ねえけど、選択肢はもっとあったろ。
そうちらりと大夏さんの方を向いたとき。
「じゃあセフレでどうだ?」
……。いやなりたかねえけど、どっちも。
けれど俺は無性にむかついて、そのまま重ねられる大夏さんの唇に軽く噛み付いた。
結局、家に送り届けられたのは日付が変わるギリギリだった。
とはいえど、夜遊びで深夜に補導され帰ってくることは何度かあったため、寧ろ何故か送り届けた大夏さんに感謝するうちの親がいた。
「いえ、僕も息子さんの身になにかがあれば心配なので」と人良さそうに笑う大夏さん。なにが僕だ、そんな一人称初めて聞いたぞ。という顔で見てると大夏さんに笑いかけられる。俺は無言で顔を反らした。
そして俺と大夏さんの地獄のような数日間は終わった――かのように思われた。
「よ、遊生。学校行くんだろ? 送ってやるよ」
今度は当たり前のように家の前に停まってる大夏さんの車に気が遠くなる。
「……っ、つ、通報……110番……」
「おっと、やめとけ。恋人が捕まるなんて嫌だろ?」
「は? ……恋人?」
誰が、と口を開ければ、大夏さんは自分を指差した。
「誰も付き合うとか言ってないですし、絶対ない、あんただけはありえない」
「何言ってんだ、昨日泣きついてきたのはお前だろ? 遊生」
「な、泣きついてない……っ!」
「どうでもいいけど、さっさと乗れよ。それともこのままホテルにでも行くか?」
本当にこの男は、脳と下半身が直結してんのか。
俺は大夏さんの車を避け、そのままバス停に向かって全力疾走した。が、ケツが悲鳴を上げて数メートルも進めず撃沈。地面に落ちたところを大夏さんに回収され、いつもの助手席へと詰め込まれた。
「誘拐だ、事件だろこれ……」
「何言ってる。年下の恋人との健全な送迎ドライブデートだろ」
「運転してるのがあんたじゃなかったらな」
「けど、俺じゃねえと乗れねえだろ」
そうハンドルを握ったまましたり顔をする大夏さんだが、俺からしてみればなにいってんだこいつである。あんたが無理やり乗せただけであって、あんたも含めて男の運転する車に乗りたいなどと思わない。
……そう言ってやりたかったが、やめた。
あまりにも楽しそうに鼻歌を歌い出す大夏さんを見てたら馬鹿らしくなったのだ。流石に信号待ちで太もも撫でてくるのはまじでやめてほしいが、まあ、タクシーだと思えばいけるか?いや無理だ。油断したらカーセックスに持ち込まれるタクシーなんて嫌だ。
「大夏さん、やっぱり俺、ここからでも歩いて……」
「おせーよ、時間切れ」
なんで時間切れの概念があるんだよ。
「やっぱこのままホテル行くか。けど制服はまずいから取り敢えず服買いに行くぞ」
「は? ……っ、おい、降ろせ……っ!」
「そんな機能はねえんだわ、残念だったな」
――あれよ、というかそれだけはあれ。他いらねえから。
そんな俺のツッコミは届くわけでもなく、大夏さん曰く無慈悲なドライブデートは強行されることになったのだ。
あんなに嫌いな――それも苦手なタイプの男とこうして同じ空間にいて、話ができるようになっているということに気付くのには、まだほんの少し時間はかかった。
【阪奈兄には気をつけろ!】END
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