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最終話
生徒会会議終了後。
今年度の学園祭の準備費用の算出だったり、まだ一年生の俺には慣れない仕事も多かったが海陽先輩と小晴に教えられながらもなんとかついて行くことができた。
……学園祭か。
菖蒲さんからこの学園の学園祭には力が入ってることを聞いていた。
中学の時は周りに馴染めず楽しむこともできなかった。だから、この学園にくればちゃんと楽しむことができるのではないか。
そう数ヶ月前の俺はずっと楽しみにしていたのに、いざその日が近づいて来てもまだ胸の喪失感が埋められることはなかった。
けど、今は真夜がいる。
最初は半信半疑だったが、あいつなりによくしてくれている。コマンドに頼って誤魔化そうとしていた真夜がちゃんと口にして、俺と向き合ってくれている。
これでは俺ばかりがあいつから逃げてるようだ。誤魔化すなと言ったのは俺の方なのに。
「……」
「あれ、真夜のやつまだ来てねえな。いつもならストーカーしてんのに」
「小晴……」
「仕方ねえな。今日は俺が部屋まで送ってやろうか……っいってぇ!」
「お前は副会長の仕事が残ってるだろ。……愛佐、一人で帰れるか?」
小晴の首根っこ掴んでそのまま生徒会室へと押し戻す海陽先輩。ほっとしながらも頷けば、「気をつけて帰れよ」とだけ言って海陽先輩は引っ込んだ。
――静まり返った生徒会室前。
スマホを確認すれば、『プレゼント持って迎えにいくよ』というメッセージが入ってる。
プレゼントってなんだ。そもそも、別になんの記念日でもないはずだ。けど、それの準備してるから遅れるってことか?
取り敢えず真夜に連絡しようとしたとき、かつん、と薄暗い通路の奥から硬質な足音が響いた。
真夜とは違う。聞き覚えのある革靴の音。
違う。気のせいだ。そんなわけあるはずない。
「――愛佐」
手にしていたスマホが手のひらから落ちていく。聞き間違いだ。
声のする方を振り返ろうとして、体が震える。膝から力が抜け落ちそうになる。今、俺の体を支えてくれる真夜はいない。
「っ、…………っ、ぁ……」
夢、ではない。幻覚ではない。見間違えるはずがないシルエット。優しい笑顔でこちらへと手を伸ばす菖蒲さんが現実だというのか。
「……っ、……」
開いた喉の奥から言葉は出てこない。ただじっと目の前の菖蒲さんを見つめることしかできなかった。
「愛佐――《おいで》」
その言葉を聞いた瞬間、欠けていたピースがカチリとハマったような、そんな感覚が脳から全身へと広がる。
俺は考えるよりも先に菖蒲さんの胸にしがみついていた。暖かくて、優しい。菖蒲さんの香り。
記憶の奥底の蓋を引き剥がされ、あの時の記憶が全身に蘇る。熱も、切なさも、苦しさも、痛みも、全て。
「あ、やめさん……っ、菖蒲さん……っ」
「ああ、僕だよ。愛佐」
「今まで、どこに……っずっと、俺……菖蒲さんに会いたくて、謝りたくて――」
「寂しい思いをさせてごめんね、愛佐。……けど、大丈夫だよ。もう愛佐には寂しい思いはさせないから」
妙に会話が噛み合ってない。けど、そんなことも気にならないくらい目の前の菖蒲さんが本物だと確かめることで精一杯だった。今度こそ離れないようにとその体にしがみついて、匂いを嗅いで菖蒲さんだと確認する。
間違いない、本物の菖蒲さんだ。最後に会った時よりも痩せた。けど、柔らかな笑顔も言葉も俺の知ってる菖蒲さんだった。
グレアを発症させる前の、菖蒲さんだ。
安堵したあと、次に込み上げて来たのはいくつもの疑問だった。
今までどうしていたのか。どうしてここにいるのか。その手に持っているのはなんなのか。それから、微かに菖蒲さんの体から匂う甘い香り。
そして何より。
「《思い出した》? 愛佐」
ドクン、と心臓が跳ねる。
脳の傷口から脳全体に染み渡る、忘れかけていた多幸感に耐えきれずに内股が痙攣し、力が抜け落ちそうになる。
思い出したって、何を。
俺が、忘れていた?
コマンドは効かないんじゃなかったのか。
幸福と混乱が混ざり合い、呼吸が浅くなる。
封じられていた断片的な記憶が一気に腫れ上がり、脳にとめどなく溢れて来る。
「ぁ、やめさん」
「もう大丈夫だよ、愛佐。……これからは僕がいる」
覆い被さって来る知らない男とそれを見て笑ってる小晴と泣いてる星名。
俺の首を絞める星名。
寝る暇もなく俺を何度も抱いて呪詛のようにコマンドを脳に流し込んできた真夜。
菖蒲さんに見つめられるだけで脳が形を変えていく。忘れていた痛みも憎悪も怒りも全て、菖蒲さんに見つめられるだけで――菖蒲さんのグレアによって引き起こされていく。
「《帰ろう》、愛佐。君の居場所はここじゃない」
「はっ、ぁ……っあやめ、さん」
「……僕を捨てなかったのは、君だよ。愛佐」
「僕の命を拾い上げたのも、君だ」耐えきれずに崩れ落ちそうになる体を抱き抱えられ、そっと顔を覗き込まれる。
優しい笑顔。それなのに射抜くような視線から目を逸らすこともできない。
菖蒲さんが生きてて、迎えにきてくれた。それ以上の幸福がここにあるのか。
「菖蒲、さん」
「ん?」
「他の、皆に挨拶……海陽先輩も、きっと喜ぶと思います」
「必要ないよ」
「え?」
「さあ、それよりも時間がない。早く帰ろう」
「菖蒲さ……」
「《僕と君以外のことはどうだっていい》。……そうだよね? 愛佐」
菖蒲さんが楽しそうに笑ってる。幸せそうに。
怒ってない。菖蒲さんが幸せなら、俺も嬉しい。
「……はい」
人気のなくなった廊下の中、どこへ向かうかも分からない菖蒲さんの腕に抱かれたままその体にしがみつく。
空いた穴は塞がったはずなのに、なんだろうか。胸の奥がざわついた。幸せなはずなのに、これが俺が望んでいたことのはずだったのに。
菖蒲さんが一歩歩いていくごとにその喪失感も薄れていく。俺は何かを楽しみにしていたはずだ。けど、楽しみにしていたという感覚すらも学園を出た時にはなくなっていた。
【飼い犬subの壊し方】END
「ああ、そうだ。手土産もあるんだ。……少し潰れちゃってるかもしれないけど。甘い匂いがするからきっと君の好きなものだろうね、愛佐」
「はい、菖蒲さん」
頭を撫でられ、幸福で満たされていく。優しくて大きな手のひら。なんだろう、すごく懐かしく――とても悲しい気持ちになる。
けど、差し出された芋タルトを齧ればそれもすぐ霧散した。甘い甘味に塗り潰され、上書きされていく。
甘くて美味しくて幸せなのに、喉に小骨が突き刺さったように。
「そんなに美味しかった?」
「……はい」
「ふふ、そっか。じゃあ移動中食べれば良い。……時間はある。ゆっくりでいいよ」
「……、はい」
菖蒲さんの歩いていく先は真っ暗で、先が見えない。
それでも菖蒲さんが一緒にいれば、それでよかった。よかったのだ。それを俺が選んだ。俺が、この人を一人にしないと選んだ。
「――僕を捨てないでくれよ、愛佐」
とっぷりと日の落ちた暗闇の中。秋風に吹かれて遠くで木々が擦れる音が響いた。
「……はい」
コマンドではない。俺は、今度は確かに自分の意思で菖蒲さんの手を握り締めた。握り返される指にいつの日かの痛みがよぎる。けれど、俺は菖蒲さんの手を振り払わらなかった。
――菖蒲さんに与えられるものだったら痛みすらも幸福だった。
今年度の学園祭の準備費用の算出だったり、まだ一年生の俺には慣れない仕事も多かったが海陽先輩と小晴に教えられながらもなんとかついて行くことができた。
……学園祭か。
菖蒲さんからこの学園の学園祭には力が入ってることを聞いていた。
中学の時は周りに馴染めず楽しむこともできなかった。だから、この学園にくればちゃんと楽しむことができるのではないか。
そう数ヶ月前の俺はずっと楽しみにしていたのに、いざその日が近づいて来てもまだ胸の喪失感が埋められることはなかった。
けど、今は真夜がいる。
最初は半信半疑だったが、あいつなりによくしてくれている。コマンドに頼って誤魔化そうとしていた真夜がちゃんと口にして、俺と向き合ってくれている。
これでは俺ばかりがあいつから逃げてるようだ。誤魔化すなと言ったのは俺の方なのに。
「……」
「あれ、真夜のやつまだ来てねえな。いつもならストーカーしてんのに」
「小晴……」
「仕方ねえな。今日は俺が部屋まで送ってやろうか……っいってぇ!」
「お前は副会長の仕事が残ってるだろ。……愛佐、一人で帰れるか?」
小晴の首根っこ掴んでそのまま生徒会室へと押し戻す海陽先輩。ほっとしながらも頷けば、「気をつけて帰れよ」とだけ言って海陽先輩は引っ込んだ。
――静まり返った生徒会室前。
スマホを確認すれば、『プレゼント持って迎えにいくよ』というメッセージが入ってる。
プレゼントってなんだ。そもそも、別になんの記念日でもないはずだ。けど、それの準備してるから遅れるってことか?
取り敢えず真夜に連絡しようとしたとき、かつん、と薄暗い通路の奥から硬質な足音が響いた。
真夜とは違う。聞き覚えのある革靴の音。
違う。気のせいだ。そんなわけあるはずない。
「――愛佐」
手にしていたスマホが手のひらから落ちていく。聞き間違いだ。
声のする方を振り返ろうとして、体が震える。膝から力が抜け落ちそうになる。今、俺の体を支えてくれる真夜はいない。
「っ、…………っ、ぁ……」
夢、ではない。幻覚ではない。見間違えるはずがないシルエット。優しい笑顔でこちらへと手を伸ばす菖蒲さんが現実だというのか。
「……っ、……」
開いた喉の奥から言葉は出てこない。ただじっと目の前の菖蒲さんを見つめることしかできなかった。
「愛佐――《おいで》」
その言葉を聞いた瞬間、欠けていたピースがカチリとハマったような、そんな感覚が脳から全身へと広がる。
俺は考えるよりも先に菖蒲さんの胸にしがみついていた。暖かくて、優しい。菖蒲さんの香り。
記憶の奥底の蓋を引き剥がされ、あの時の記憶が全身に蘇る。熱も、切なさも、苦しさも、痛みも、全て。
「あ、やめさん……っ、菖蒲さん……っ」
「ああ、僕だよ。愛佐」
「今まで、どこに……っずっと、俺……菖蒲さんに会いたくて、謝りたくて――」
「寂しい思いをさせてごめんね、愛佐。……けど、大丈夫だよ。もう愛佐には寂しい思いはさせないから」
妙に会話が噛み合ってない。けど、そんなことも気にならないくらい目の前の菖蒲さんが本物だと確かめることで精一杯だった。今度こそ離れないようにとその体にしがみついて、匂いを嗅いで菖蒲さんだと確認する。
間違いない、本物の菖蒲さんだ。最後に会った時よりも痩せた。けど、柔らかな笑顔も言葉も俺の知ってる菖蒲さんだった。
グレアを発症させる前の、菖蒲さんだ。
安堵したあと、次に込み上げて来たのはいくつもの疑問だった。
今までどうしていたのか。どうしてここにいるのか。その手に持っているのはなんなのか。それから、微かに菖蒲さんの体から匂う甘い香り。
そして何より。
「《思い出した》? 愛佐」
ドクン、と心臓が跳ねる。
脳の傷口から脳全体に染み渡る、忘れかけていた多幸感に耐えきれずに内股が痙攣し、力が抜け落ちそうになる。
思い出したって、何を。
俺が、忘れていた?
コマンドは効かないんじゃなかったのか。
幸福と混乱が混ざり合い、呼吸が浅くなる。
封じられていた断片的な記憶が一気に腫れ上がり、脳にとめどなく溢れて来る。
「ぁ、やめさん」
「もう大丈夫だよ、愛佐。……これからは僕がいる」
覆い被さって来る知らない男とそれを見て笑ってる小晴と泣いてる星名。
俺の首を絞める星名。
寝る暇もなく俺を何度も抱いて呪詛のようにコマンドを脳に流し込んできた真夜。
菖蒲さんに見つめられるだけで脳が形を変えていく。忘れていた痛みも憎悪も怒りも全て、菖蒲さんに見つめられるだけで――菖蒲さんのグレアによって引き起こされていく。
「《帰ろう》、愛佐。君の居場所はここじゃない」
「はっ、ぁ……っあやめ、さん」
「……僕を捨てなかったのは、君だよ。愛佐」
「僕の命を拾い上げたのも、君だ」耐えきれずに崩れ落ちそうになる体を抱き抱えられ、そっと顔を覗き込まれる。
優しい笑顔。それなのに射抜くような視線から目を逸らすこともできない。
菖蒲さんが生きてて、迎えにきてくれた。それ以上の幸福がここにあるのか。
「菖蒲、さん」
「ん?」
「他の、皆に挨拶……海陽先輩も、きっと喜ぶと思います」
「必要ないよ」
「え?」
「さあ、それよりも時間がない。早く帰ろう」
「菖蒲さ……」
「《僕と君以外のことはどうだっていい》。……そうだよね? 愛佐」
菖蒲さんが楽しそうに笑ってる。幸せそうに。
怒ってない。菖蒲さんが幸せなら、俺も嬉しい。
「……はい」
人気のなくなった廊下の中、どこへ向かうかも分からない菖蒲さんの腕に抱かれたままその体にしがみつく。
空いた穴は塞がったはずなのに、なんだろうか。胸の奥がざわついた。幸せなはずなのに、これが俺が望んでいたことのはずだったのに。
菖蒲さんが一歩歩いていくごとにその喪失感も薄れていく。俺は何かを楽しみにしていたはずだ。けど、楽しみにしていたという感覚すらも学園を出た時にはなくなっていた。
【飼い犬subの壊し方】END
「ああ、そうだ。手土産もあるんだ。……少し潰れちゃってるかもしれないけど。甘い匂いがするからきっと君の好きなものだろうね、愛佐」
「はい、菖蒲さん」
頭を撫でられ、幸福で満たされていく。優しくて大きな手のひら。なんだろう、すごく懐かしく――とても悲しい気持ちになる。
けど、差し出された芋タルトを齧ればそれもすぐ霧散した。甘い甘味に塗り潰され、上書きされていく。
甘くて美味しくて幸せなのに、喉に小骨が突き刺さったように。
「そんなに美味しかった?」
「……はい」
「ふふ、そっか。じゃあ移動中食べれば良い。……時間はある。ゆっくりでいいよ」
「……、はい」
菖蒲さんの歩いていく先は真っ暗で、先が見えない。
それでも菖蒲さんが一緒にいれば、それでよかった。よかったのだ。それを俺が選んだ。俺が、この人を一人にしないと選んだ。
「――僕を捨てないでくれよ、愛佐」
とっぷりと日の落ちた暗闇の中。秋風に吹かれて遠くで木々が擦れる音が響いた。
「……はい」
コマンドではない。俺は、今度は確かに自分の意思で菖蒲さんの手を握り締めた。握り返される指にいつの日かの痛みがよぎる。けれど、俺は菖蒲さんの手を振り払わらなかった。
――菖蒲さんに与えられるものだったら痛みすらも幸福だった。
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