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CASE.10『ヘッドハントヒーロー』
47※
「ん、ぅ……っ、ふ……っ」
逃げないと、と咄嗟に思うのに、体はまだ動けない。動かせない舌を引っ張り出されたと思えば、何かが触れる。熱く、ぬるりとした大きなそれは舌の先っぽから根元までを包み込むように触れてきた。
指ではない、これ――舌だ。ということは、キスをされている……?
なぜ、どうして。万年青さん……じゃないなら、誰なのか。
「ん……ふ、……ぅ……っ」
舌を絡め取られ、無我夢中に貪られる。
覆い被さってくる影に押し潰されそうになりながらも逃げることもできなかった。
これ、まずい気がする。万年青さん、四葉さん、千金君……皆を呼ばないと。
そう思うのに舌をねっとりと愛撫されると危機感すらも薄れて、込み上げてくるのは気持ちよさだった。
感覚の一部を奪われ、ふわふわとした非現実感の中。指先で胸元を撫でられるだけでぞわりと体が震えた。
自分の意思とは関係なく硬くなっていた胸の先を何度も撫でるように服の上から柔らかく潰され、もどかしさに体が震えた。
「ふ……ぅ……っ」
直接触って欲しい。とか。この指で摘んでコリコリして欲しい、とか。スーツ越しに腰から胸を大きな掌で何度も撫で回される。まるでラインを確認するように撫でられ、その指先は臍の位置を確かめるように触れた。そして、ゆっくりと落ちてくる指先に息を呑んだ。
下腹部を親指で圧迫されるだけで中がキュンと反応する。
――探られている?何を?
ドキドキとうるさくなる心音の中、執拗に膀胱の辺りを揉まれるだけで脳に甘いものが広がっていく。期待している、わけではない。
これは多分良くないことなのに、指先の一挙一動を全神経で追いかけてしまう。
「ふ……」
細身のビクテムスーツには勃起を隠す機能まではついていないらしい。締め付けられる感覚に恥ずかしさを覚えるよりも、もっと下にも触れて欲しいと願ってしまっている自分がいた。
体が動かなくて良かったのかもしれない。
もし動いていたらきっと浅ましい行動に出ていただろうからだ。
その反面、自力で動くことはできないということは勃起したものを刺激することはもちろん、隠すことも誤魔化すことも不可能というわけだ。
顔に熱が集まる。目を開けるのも怖かった。じっとりと下半身に絡みつく視線を感じながらもただ待つことしかできない。下半身に絡みついていた指先は“そこ”を避けるように、足の付け根へと伸びる。そして膨らみ、ぱんぱんになったその下腹部の奥、閉じていたそこに潜り込む指先に心音が一層大きく跳ね上がった。
お、お尻……お尻を触られてる……!
「……っん、……ぅ……」
無意識に喉奥から吐息が漏れる。
微かに開かれた足の奥、すりすりとスーツ越しに割れ目を探る指先に脳が甘く痺れた。
――た、助けを呼ばないといけないのに……これ……き、気持ちいい……!
絶妙な力加減と指先の動きに、直接中を触られてしまったらどうなのだろうか、と期待――違う、緊張する自分がいた。触れ方が優しくて、だからこそ余計もどかしい。脱がして欲しい。じゃなくて、こんなのはダメで。
――というか、やっぱり万年青さんの指じゃない気がする。
戸締りを気をつけろと四葉さんにも注意されたことはあった。まさかこういうこともあるから、ということなのか。
だとしたら、万年青さんは何かあって今警備から外れている……?
そんなことを考えている間にも睾丸から肛門の間を執拗にくすぐられ、気づけば下着の奥が濡れていることに気づいた。制服、シミになっていないか心配した矢先、腰が持ち上げられる。
え、と一瞬驚いたのも束の間。腰の下にクッションが挟まれた。
「っ、んむ……っ!」
瞬間、股の間に何かが挟まった。足を閉じようとすることもそもそもできない。けれど、この感覚は。股間に感じるこれは、まさか。
股座から聞こえてきたのは呼吸だった。それも、吸う方。思いっきり誰かに嗅がれている。そしてその股間にあたってるこれは鼻だ。
え、な、なんで?と戸惑う暇もなかった。
下半身を掴まれたまま執拗に嗅がれている。そしてどさくさに紛れて尻を揉まれ、割れ目――その奥にある閉じた肛門を何度も往復する指先に体が震えた。
この体、俺の意思では動かせないらしいが生理的反応はするようだ。ただ嗅がれ、揉みくちゃにされる。
なんの意図か分からないが、万年青さんがこんなことをするのはあり得ないというのだけは分かる。
もしかしてこれは夢なのだろうか、俺が変なことを言ったせいでこんな夢を見てしまっているのだろうか。
そんなことを思った矢先、鼻先が勃起付近へと移動する。舌先で先っぽを突かれ、そのままファスナーの金具を舌と唇で探り当てられる。ゆっくりと焦らすような動きで脱がされる下腹部に開放感を覚えるのも束の間、下着は履かせたまま、今度はその上から張り付いた下着を観察されるのが分かった。
「……ふ……っ、ぅ……」
な、なんかすごい変態的だ、この人……。
そもそも寝込みを襲う目的で来ているだけでも大分なのだが、さっきから触れ方がすごい……なんかちょっとアレな気がしてならない。
先走りで濡れ、張り付いたそこをより浮き彫りにするように下着を食い込まされる。かと思えば、今度は裾の部分を小さく捲るように指を忍ばせてきて、お尻の穴を広げさせられるのが分かった。
散々焦らされ、疼いているそこの伸縮を楽しむようにわざと撫でては指を離す。嫌な触れ方をされているのに、こちらからは動くこともできない。
これでは本当に生殺しだ。
その時の俺の頭にはもう助け云々は抜け落ち、早く触って欲しいでいっぱいになっていた。
逃げないと、と咄嗟に思うのに、体はまだ動けない。動かせない舌を引っ張り出されたと思えば、何かが触れる。熱く、ぬるりとした大きなそれは舌の先っぽから根元までを包み込むように触れてきた。
指ではない、これ――舌だ。ということは、キスをされている……?
なぜ、どうして。万年青さん……じゃないなら、誰なのか。
「ん……ふ、……ぅ……っ」
舌を絡め取られ、無我夢中に貪られる。
覆い被さってくる影に押し潰されそうになりながらも逃げることもできなかった。
これ、まずい気がする。万年青さん、四葉さん、千金君……皆を呼ばないと。
そう思うのに舌をねっとりと愛撫されると危機感すらも薄れて、込み上げてくるのは気持ちよさだった。
感覚の一部を奪われ、ふわふわとした非現実感の中。指先で胸元を撫でられるだけでぞわりと体が震えた。
自分の意思とは関係なく硬くなっていた胸の先を何度も撫でるように服の上から柔らかく潰され、もどかしさに体が震えた。
「ふ……ぅ……っ」
直接触って欲しい。とか。この指で摘んでコリコリして欲しい、とか。スーツ越しに腰から胸を大きな掌で何度も撫で回される。まるでラインを確認するように撫でられ、その指先は臍の位置を確かめるように触れた。そして、ゆっくりと落ちてくる指先に息を呑んだ。
下腹部を親指で圧迫されるだけで中がキュンと反応する。
――探られている?何を?
ドキドキとうるさくなる心音の中、執拗に膀胱の辺りを揉まれるだけで脳に甘いものが広がっていく。期待している、わけではない。
これは多分良くないことなのに、指先の一挙一動を全神経で追いかけてしまう。
「ふ……」
細身のビクテムスーツには勃起を隠す機能まではついていないらしい。締め付けられる感覚に恥ずかしさを覚えるよりも、もっと下にも触れて欲しいと願ってしまっている自分がいた。
体が動かなくて良かったのかもしれない。
もし動いていたらきっと浅ましい行動に出ていただろうからだ。
その反面、自力で動くことはできないということは勃起したものを刺激することはもちろん、隠すことも誤魔化すことも不可能というわけだ。
顔に熱が集まる。目を開けるのも怖かった。じっとりと下半身に絡みつく視線を感じながらもただ待つことしかできない。下半身に絡みついていた指先は“そこ”を避けるように、足の付け根へと伸びる。そして膨らみ、ぱんぱんになったその下腹部の奥、閉じていたそこに潜り込む指先に心音が一層大きく跳ね上がった。
お、お尻……お尻を触られてる……!
「……っん、……ぅ……」
無意識に喉奥から吐息が漏れる。
微かに開かれた足の奥、すりすりとスーツ越しに割れ目を探る指先に脳が甘く痺れた。
――た、助けを呼ばないといけないのに……これ……き、気持ちいい……!
絶妙な力加減と指先の動きに、直接中を触られてしまったらどうなのだろうか、と期待――違う、緊張する自分がいた。触れ方が優しくて、だからこそ余計もどかしい。脱がして欲しい。じゃなくて、こんなのはダメで。
――というか、やっぱり万年青さんの指じゃない気がする。
戸締りを気をつけろと四葉さんにも注意されたことはあった。まさかこういうこともあるから、ということなのか。
だとしたら、万年青さんは何かあって今警備から外れている……?
そんなことを考えている間にも睾丸から肛門の間を執拗にくすぐられ、気づけば下着の奥が濡れていることに気づいた。制服、シミになっていないか心配した矢先、腰が持ち上げられる。
え、と一瞬驚いたのも束の間。腰の下にクッションが挟まれた。
「っ、んむ……っ!」
瞬間、股の間に何かが挟まった。足を閉じようとすることもそもそもできない。けれど、この感覚は。股間に感じるこれは、まさか。
股座から聞こえてきたのは呼吸だった。それも、吸う方。思いっきり誰かに嗅がれている。そしてその股間にあたってるこれは鼻だ。
え、な、なんで?と戸惑う暇もなかった。
下半身を掴まれたまま執拗に嗅がれている。そしてどさくさに紛れて尻を揉まれ、割れ目――その奥にある閉じた肛門を何度も往復する指先に体が震えた。
この体、俺の意思では動かせないらしいが生理的反応はするようだ。ただ嗅がれ、揉みくちゃにされる。
なんの意図か分からないが、万年青さんがこんなことをするのはあり得ないというのだけは分かる。
もしかしてこれは夢なのだろうか、俺が変なことを言ったせいでこんな夢を見てしまっているのだろうか。
そんなことを思った矢先、鼻先が勃起付近へと移動する。舌先で先っぽを突かれ、そのままファスナーの金具を舌と唇で探り当てられる。ゆっくりと焦らすような動きで脱がされる下腹部に開放感を覚えるのも束の間、下着は履かせたまま、今度はその上から張り付いた下着を観察されるのが分かった。
「……ふ……っ、ぅ……」
な、なんかすごい変態的だ、この人……。
そもそも寝込みを襲う目的で来ているだけでも大分なのだが、さっきから触れ方がすごい……なんかちょっとアレな気がしてならない。
先走りで濡れ、張り付いたそこをより浮き彫りにするように下着を食い込まされる。かと思えば、今度は裾の部分を小さく捲るように指を忍ばせてきて、お尻の穴を広げさせられるのが分かった。
散々焦らされ、疼いているそこの伸縮を楽しむようにわざと撫でては指を離す。嫌な触れ方をされているのに、こちらからは動くこともできない。
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