ヒーロー志望でしたが、手違いで三食宿付きヴィラン派遣会社に永久就職(?)することになりました。

田原摩耶

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CASE.10『ヘッドハントヒーロー』

59※


「っ、は、ぁ……っ待っ、ぁ……っ! ぉ゛、そこ……っ」
「腹立つんだよな、どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがって……っあー……そうだ、お前も協会に突き出してやるよ。そうすりゃ脳みそ弄られてお利口さんになれるぞ? そうだな、従順な肉便器にしてもらえよ。お前のケツは具合がいいから――」

 反り返ったそれで中を浅いところから奥まで隈なく中を摩擦される。いたぶるようなねっとりとした腰遣いで奥まで穿られ前立腺を硬くなったそれで引き潰されれば、背筋にぞわぞわと心地の良い感覚が広がった。

「ぅ゛、あ゛ぁ……ッ!」
「たくさんここ、可愛がってもらえるぞ? ……そしたらお前も幸せだろ?」
「っぁ゛、ぐりぐり、だめ……っ、ぇ゛……っ!」

 隙間なく性器を根本まで捩じ込まれたまま、最奥の括れの締め付けを楽しむように亀頭でぐぽぐぽ押し上げられる。足が浮くような浮遊感の中、中でドクドクと脈を打つ性器に呼応するかのように鼓動が加速する。爆発寸前の時限爆弾みたいにバクバクと。
 腰をくねらせ逃げようとするが、苦林は責めを緩めるどころか更に執拗に奥を突き上げた。

「なーーにがダメだよ、即ハメされてナカ痙攣させて喜ぶドMに言われても説得力ねえから……ッ! ほら、しっかり締めろッ!」
「ぁっ、ぁ、あ……っ! お、お話……っ、お話させてくらは……っ、ひぎゅ……ッ!!」

 苦林の怒りのバロメーターが跳ね上がるほど抽送は激しさを増していく。奥、それも俺の弱いところを狙って執拗に穿られ、必死に止めようと苦林のものを締め付けてしまえば苦林は時折心地良さそうに息を漏らす。
 いたずらに人の尻を掴んでは、その柔らかさを確かめるように揉みくちゃにされながら苦林は人の中を味わい尽くすのだ。

「……っ、は……っ、美味そうに食いやがって……あれから何人にここハメさせた? 前より具合よくなってんじゃねえのか?」
「っ、そ、んなこと……ぉ゛……い、いわないれくらさ……っ、ぁ……っ!」

 大きくのけ反り、背後の苦林に抗議しようとすれば、そのまま海老反りになった胸に苦林の手が伸びてきた。
 尖り切っていた先っぽを撫でられ、「ぁ」と声が漏れる。咄嗟に胸を庇おうとするが、苦林はそれを無視して俺の乳首を指で撫でる。

「ぁ、や、乳首……らめれす……っ! う、あ……っ! っ、ぁ、んん……っ!」

 指の下からぷくっと頭を出したそこを何度も潰されては更に趣味するそこを擦り上げ、形を潰しては挟んで、二本の指の腹で挟まれては更に大きく育てようとしてくる苦林。
 話さないとと思うのに、そんな隙すら与えられない。外側と内側からの快感に溺れさせられる。

「や、は……っ、ぁっ、う、くんん~~……っ!」
「っ、ふ……お前には天職だろ、ここの便所。ここには生身の穴に飢えてる野郎がゴロゴロいるからな、お前の好きなチンポたくさんハメてもらえるぞ?」
「や、そ、そんな……っ」

 ――そんなえっちなこと、言わないでください。
 そう言いかけたところでぎゅっと乳首を摘まれる。大きくなったそこを引き延ばすように抓られたまま先っぽをシコシコと撫でられればそれだけで頭のてっぺんから爪先まで甘い刺激が駆け抜け、「んお……っ」と動物みたいな声が出てしまって恥ずかしくなった。

「ぉ゛、や、おっぱい……ぉ、大きくなっちゃいます……っ!」
「なれよ、その方が弄り甲斐あって好きだぞ。俺はな」
「……っ、す、……」

 好き、と言う言葉に胸の奥が反応する。
 物理的ではない。イラついたかと思えばこう言う風に素直に反応してくれる苦林さん。
 裏表の激しい人だけど、表の苦林さんよりもよっぽど裏の苦林さんの方が分かりやすいのは間違いない。そんな彼の言葉を手繰り寄せる。そこに苦林さん攻略のヒントがある。

「に、苦林さんも……っ?」
「……あ?」
「苦林さんも、飢えてたんですか……っ? ……っ、ぁ゛、う……っ!」

 言い終わるよりも先にばぢん、と弾けるような痛みが臀部に響いた。驚きと衝撃で大きく腰が震え、思わずきゅっと肛門に力が籠ってしまう。
 それも束の間。

「た、叩くのやめてくらさ……ぁうっ! ぁ、ま、またぁ……っ! あっ! う、まっ、ぅ゛……っ! ぉ、お尻やめ……ぇ゛……っ! ぁっ!」
「ケツ叩かれて汁垂れ流しながら喜ぶドMが生意気なこと言ってんじゃねえよ。……っ、お前は黙ってこうやって、俺のチンポケースしとけばいいんだよ」
「ぁっ、う、や……っ、ぁ゛……っ、ぃ、ひ……っ!」

 一度ならず二度、三度――四度。
 先ほどまでの上機嫌な苦林はどこへ行ったのか、感情を感じさせないような低い声で囁かれる声は鼓膜だけではなく腫れ上がる尻にもじんわりと響く。

「あ、あう……っゃ……」
「あー……脅迫っつったか? やれるもんならやってみろよ。……その前に俺がお前をヤリ潰してやる、二度と俺に逆らえねえように徹底的にこのクソ生意気ケツマンコに叩き込んでやるからな、雑魚マンクソビッチ」
「ぃ、言い過ぎです……っ! ぁ゛ん……っ! ぁ、またぁ……っ! っ、ぅ゛、ひ」

 痛いのに、重ねがけされればされるほど痛みは甘さに変換されていく。尻の外側から内側へと滲む刺激は粘膜を熱くさせ、更に早まる苦林のものに乱暴に穿られる度にぐずぐずになり始めていた脳は最早考えることすらもできなくなっていた。

「ぁ、は……っ、ぃ、にがばやしさ……っ、あっ」
「最初からそうやって大人しくしとけばいいんだよ」
「ゃ、う、……っ! は、ひ、……っ!」

 ダメだ、なんも考えられない。
 頭を掴まれ、机に押さえつけられたまま持ち上げられる腰。そこ目掛けて更に激しく腰を打ち付けられる度に思考は解け、その代わりに空いた隙間に快感が広がる。ぱんぱんになるほど、甘く心地の良い痛みと快感はあっという間に俺の思考を塗り替えた。

「ぃ、っ、も、いく、いきます……ぉ、おれ……」
「イけよ」
「あ゛、お゛、ぃくぅ゛……っ! ……っいく、い……っ、ぁ゛ふ――」
「ほら、イけ」

 たんたんと肌を打つ音と濡れた音、鼓動が部屋の中いっぱいに満たしていく。暗示のように繰り返される苦林の言葉に反応するみたいに上擦った腰はそのまま深くまで苦林のものを飲み込んだまま震え――そして、呆気なく絶頂を迎えた。射精ともつかない泥のような白濁混じりの粘液を涎のように垂らしたまま、そして奥で動きを止めた苦林のものから吹き出す熱を受け止めながら。

「ぉ゛……ほ、ぉ゛……っ!」

 長い、長い射精だった。激しい抽送の末に捲れ上がった肛門から引き抜かれる苦林のもの。瞬間、ぐっぽりと開いたままのそこからどろりと熱が漏れ出てくる。
 それを締めて止める気力もなかった。だらりと机の上に倒れ込んだまま余韻に溺れていると、今度は伸びてきた手に体をひっくり返された。仰向けになった体の間、足を掴んで大きく広げられる。既に苦林のものの形に変形していたそこへ、またぺちんと押し付けられる苦林のものに目を見張った。

「ぁ、へ」

 肉色に濡れ、照明に照らされたそれはまた大きくなっていた。ずしりとした重量感、長さもあるそれがぬるりと俺の性器を擦ってはそのまま再び肛門へとその先端部を埋め込まれる。

「ぅ、うそ、ま゛……ぁ、う゛ぁ……っ?!」

 今の、終わる流れでしたよね?
 なんて問いかける暇もなく、難なく一気に中へと入ってくる苦林のそれに逃げる暇もなく俺は一気に貫かれた。
 驚き諸々のあまり、とっさに苦林の体に抱きつけば、俺の背中を抱き寄せるように手を回した苦林は耳元で笑いながら震える俺の背中を撫でた。

「……んだぁ? まさか、一発で終わるって思ったのか?」
「あっ、ひ、ぁ゛」
「言ったろ、立場を分からせてやるって」

 囁かれ、耳朶の凹凸へと濡れた舌を這わされる。吹き掛けられる息と柔らかい声とは裏腹に容赦なく打ち付けられるピストンに喘ぐことしかできない。
 それでも痙攣する喉を必死に締め、振り落とされないように苦林の白い制服にしがみついたままその顔を見上げる。

「ゃ……っ、ぁ゛、優しく、するって……」
「あ?」
「ふ、二人きりの時、優しいって……い、言いました……っ! う、うそ……っ」
「人を脅した奴が優しくしてもらえると思ってんのか?」

 制服越しにも分かるくらい腫れ上がった乳首を潰される。散々過敏になったところにその刺激は服越しとはいえど拷問に等しい。
 久しぶりにヴィランの方の洗礼を浴びている。あまりにも容赦のない苦林にホームシックもなにもかも吹き飛びそうになっていた。

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