亡霊が思うには、

田原摩耶

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世界共有共感願望

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 花鶏の部屋から出た俺は、暫く何も考えることができなかった。
 部屋の外、薄暗い通路が俺の心を現しているようにすら思えた。

 ……あんなこと、言えるのか。南波さんに。
 言わなきゃならない、わかっていたが、第三者である俺が聞いてもどうしようもなく遣る瀬無くなるのだ。
 指輪は、南波をバラバラにして捨てた男が落とした。
 そして、その指輪は南波の上司のものだという。
 南波があれほど顔色を変えて心配していた相手が南波を裏切ったと知ったら南波はどう思うのか。

 こういうとき、あいつなら……藤也ならどうするのだろうか。
 俺よりも冷静で、一歩引いたところから客観的にものを見る藤也。思い切って相談しようか。そんな考えがよぎるが、俺はすぐに思考を振り払う。
 これは南波のデリケートな部分だことだ。
 無闇やたらと口外することではない。……けれど、少しだけ、あいつと話したかった。一人でいると、ずっと堂々巡りになってしまいそうだったからだ。
 そう、思いながら藤也を探そうか、と踵を返そうとしたときだった。

「わっ」
「ッ!!」

 いきなり背後から両肩を掴まれ、口から心臓が飛び出そうになる。伸し掛かる体重に、咄嗟に振り返ればすぐそこにはニコニコと笑う幸喜がいた。
 その近さに血の気が引く。

「あはっ!すげー顔!ねえびっくりした?びっくりしちゃった?」
「っ、なんの……用だよ……っ」
「なんだよ、つれねーの。まだ怒ってんのかよ」

 怒ってるわけではない、こいつ相手に怒っても無駄だとわかったから。けれど、警戒するに越したことはない。
「別に」と、凭れかかってくる幸喜を振り払えば、案外あっさりと幸喜は離れてくれた。

「んーなんかさぁ、最近準一俺に冷たいじゃん。花鶏さんの部屋には行くくせに俺には付き合ってくれないし?寂しーなぁ」
「……っ、それはお前が」
「また仲吉に遊んでもらうかな」

 変なことするからだろ、と言い掛けて言葉を飲んだ。
「お前」と咄嗟に胸倉掴めば、幸喜は避けるわけでもなく
「あ、怒った」と嬉しそうに目を細める。
 しまった、と思った。これではこいつの思うがままだ。
 ……俺が仲吉に反応するとわかれば、余計こいつは仲吉に絡みに行くだろう。それだけは、なんとしてでも避けたかった。

 無意識に舌打ちが漏れる。
 幸喜から手を離した。

「……今お前に付き合ってる暇ねーんだよ」
「へえ、それって南波さんのこと?」
「……」
「当たりだ」

 なんでわかるんだ。エスパーかこいつ。
 それともただ単に俺がわかりやすいのか?なるべく顔には出さないようにしたつもりなだけに、断言する幸喜に狼狽えずにはいられなかった。
 それを悟られないように、俺は真っ直ぐにやつを睨み返す。

「……お前、今の南波さんに余計なことするなよ。いいな」
「どーしよっかな、そんなふうに言われちゃうと……ちょっかい掛けたくなるよねえ」

「おい」と、ニヤニヤする幸喜の肩を掴んで無理矢理引き止めたとき。こちらを振り返った幸喜はニコッと満面の笑みを浮かべてみせるのだ。

「ま、でも今の南波さん前の南波さんと違ってリアクションがクソつまんねーもんなぁ。それなら準一と遊んだ方が楽しいし」

 三日月型に歪んだ目がこちらをじっと覗き込む。いつの日かと重なり、血の気が引いた。咄嗟に後ずさろうとすれば、伸びてきた幸喜の手に腰を掴まれた。

「おい……っ、退け!……」

 背中から凭れかかってくるように抱き締められ、全身が泡立ちそうになる。こいつ、俺よりも小さいくせに重い。しかも、バカ力。

「なあ、花鶏さんの部屋で何してたの?」
「……お前に関係ないだろ」
「まあね。けど、除け者は……寂しいなぁ」

 そう肩口に顎を載せてくる幸喜。
 振り払おうとして、そう眉尻を下げる幸喜が義人と被ってしまい、思わず手を止めてしまう。
 こいつがろくでもないやつだとわかってても、まだ精神が出来上がっていない中学生だと思うと蔑ろにできなかった。
 ……甘いのか、俺は。

「…………相談してただけだよ、南波さんの記憶のことで」
「あ、教えてくれるんだ」
「っ、なんだよ……お前が聞いたんだろ」
「へへ、そーだね。……うん、そーだけど、本当準一って馬鹿だよね。俺に素直に言っちゃうんだもん。無防備すぎじゃない?」

 ……前言撤回。こんなやつに情け掛けるんじゃなかった。
 呆れたように、それでもどこか嬉しそうに笑う幸喜に顔がカッと熱くなる。
 誂われたことよりも、こいつの性格を嫌ってほど知っててそれでも少しでも優しくしてしまった自分が恥ずかしくて仕方ない。

「あ、また怒った?……嘘嘘、無防備って思ったし馬鹿って思ったのも本当だけどそんな準一がバカ可愛いーってのも本当だよ」
「……っ、もういい」
「あっ、ちょっとー準一待ってよ。ね、ね!南波さん、あれからどう?元気そう?」
「……言うわけねえだろ」
「今更隠したって無理無理!準一すぐ顔に出るから無理だって!んな無駄なことしなくてもいいから教えなよー」

「じゃなきゃ無理矢理でも聞き出しちゃおうかな」なんて言いながら腕を組んでくる幸喜。上目遣いで見据えてくるやつの目は据わってる。
 ……クソ、こいつ。どこまで人をコケにするつもりだ。

「……っ、元気なわけないだろ。だから、余計なことすんなよ」
「ふーん。りょーかいりょーかい」

 自分から聞いたくせに対して興味なさそうに手を振る幸喜。その上、まだ俺から離れようとはしない。

「……まだなんかあるのかよ」
「んー?別にー?暇だから準一についていこっかなって」
「は?ついて来るなよ」
「えー?いいじゃん。そんなに俺がいて気になるなら姿消しとくからさ」
「そういう問題じゃねーだろ。……やめろよ」
「じゃあ藤也っぽくしとこうか?」

 いうなり、ぽんっと音を立てやつの顔が白い靄に覆われたかと思うとそれが消えたときにはそこには藤也の顔があった。顔だけではない、髪の色までわざわざご丁寧に似せてきやがってる。

「ほら、準一の好きな藤也君ですよー」

 元は同一人物なのだから当たり前だけど、声は幸喜のままなのに表情はぴくりとも笑わない藤也なのでそのちぐはぐ感がただ薄気味悪くて。

「んー……そこまで喜ばれるとムカついちゃうなー」
「誰が喜んでなんか……」
「嘘つけよ、喜んでるじゃん。俺のときより表情和らいだし」

 声が、トーンが落ちる。鷹揚のない、それでいて語気の強さは藤也の声そのものだ。
 伸ばされた手に頬を触られそうになり、思わず緊張する。鋭い目が更に細められ、そして、伸ばされた指先は俺にし触れることなく離れた。
 そして、そのまま俺から離れた幸喜は俺に背中を向けた。

「おい……?」
「なーんか白けた!もーいいや、花鶏さんに遊んでもーらおっと」

 いつの間にかに藤也から幸喜に姿は戻っていた。
 言いながら花鶏の部屋に向かおうとする幸喜は、不意にこちらを振り返る。そして。

「藤也なら談話室にいるよ」
「え」
「あいつん所行くんだろ、じゃーね」

 なんなんだ、あいつは。
 言いたいことだけ言って花鶏の部屋へと入っていく幸喜を眺めていた俺は、暫くそこから動くことはできなかった。


 …………。

 それから、俺は談話室へと向かった。
 ダメ元で向かったつもりだったが、意外なことにそこには幸喜の言うとおり藤也と奈都がいた。
 お互いソファーに座ってなにやら話し合ってたようだ。
 入ってくる俺を見て、二人は「準一さん」と声を揃えた。

「二人とも……一緒だったのか」
「ん」
「あの、南波さんの様子はどうですか?」
「ん、あぁ……やっぱり混乱してるよ」
「そう、ですよね……様子もおかしいみたいでしたし。けど、今の南波さんの方がちゃんと話せて……その、僕としてはありがたいですけどね」

 なんて、不謹慎ですね。と申し訳なさそうに笑う奈都。
 そんなことはないだろう、それは俺も思っていた事だった。
 曖昧に頷く俺に、藤也はこちらを尻目に口を開く。

「何か用あったんじゃないの」
「……いや、違うんだ。……少し、顔が見たくなったっていうか……世間話がしたかったというか」
「なにそれ……変なの」
「……はは」

 身も蓋もないが、変に勘付かれずには済んだらしい。笑って誤魔化しながら、俺は密かに決意する。
 ……やっぱり、南波にはきちんと話そう。
 そして指輪を渡そう。それがどんなに残酷な真似でも、南波がそれを望んでるのだから。

「……邪魔して悪かったな」
「いえ、別に大切な話をしてたわけではないので」

 そうか、ならよかった。なんて言って、俺は談話室をあとにした。

「………………」
「藤也君?」
「……少し部屋で休んでくる」
「あ……はい、そうですね。一度部屋に戻りますか」

 南波に会いに行こう。
 そして話そう、俺が知ってることを、南波に。

 南波は恐らく自室だろう。記憶の手掛かりを探すことに協力すると決めたあと、心当たりがないかと聞いてくる南波に俺は一旦南波の自室を探してみることを勧めた。
 勿論それは建前だ、記憶喪失後の南波の部屋に手がかりがある可能性すら低いだろう。……本音は一旦部屋にいてもらいたかった。下手に動いて幸喜たちとまた出くわすよりも部屋で探し物してた方が安全だと判断したからだ。

 まだ部屋にいるだろうか。少しだけ心配したが、余計な心配だったようだ。

「南波さん、俺です。……準一です」
『……ああ、勝手に入れよ』

 聞こえてきた声にほっとする。失礼します、と声をかけ、そっと扉を開いた瞬間扉の隙間から紫煙が溢れた。
 ヤニの匂いにまず気付き、そして部屋の中を見てぎょっとする。
 換気もされていない部屋の中は真っ白になってる。
 荒らされた部屋の真ん中、ソファーに足組んで座っていた南波は煙草を咥えたまま天井を眺めていた。

「どうやら死んでも好みは変わんねえらしい」
「ああ……煙草ですか」
「お前も吸うか」
「いや、俺は……」
「吸わないのか?」

 俺の反応に驚いたらしい。上半身を起こす南波に、俺は「はい」とだけ応えた。
 この反応は、珍しくはない。飲酒も喫煙もしない、ギャンブルも興味がない。そんなんでいつも何やってんだ?と職場では呆れられることもあった。
 煙草はただ単に周りが吸うからその煙でお腹いっぱいになったというのもあるかもしれない。そんな俺を知ってるから、仲吉は俺と一緒にいるときはあまり俺の前で吸うことはなくなった。

「意外だな。……ヘビースモーカーそうなのに」

 それは褒められてるのだろうか。
 反応に困り、「そっすかね」と曖昧に濁す。そんな俺に不快感を表すことはない、南波は短くなった煙草を灰皿に押し付け揉み消した。
 俺と別れたあとずっと吸っていたのだろうか、灰皿には下手したら火事になるのではないか?と思うほどの吸い殻の山ができていた。

「それで……ここに来たってことはなんか進展あったのか?」

 他愛ない会話も程々に、南波は単刀直入に切り出す。
 俺の表情から察したのかもしれない。こちらを見るその顔に茶化す色はない。

「……南波さん」
「何かわかったのか」
「……っ、……」

 あの、とか、その、とか。そんな言葉すらも喉に突っかかって出てこない。どう踏み込めばいいのかわからず、怖気づく。
 口を開いては閉じ、黙り込む。そんな動作ばかりを繰り返す俺に、南波は「準一」と俺の名前を呼ぶ。
 慰めるような優しい声ではない。言え、と有無も言わさず命じるようなその響きに緊張した。

 息を吐く。段取りを組もうとするが、頭が思うように働かない。……落ち着け。俺が焦ってどうするんだ。
 自分に言い聞かせながら、俺は例の指輪を取り出した。
 そして、南波の前にあるローテーブルの上に乗せる。

「……これ」

 すぐにそれがなんなのか、南波もわかったのだろう。
 見開かれる目に、固まる表情に、心臓が今にも破裂しそうだった。苦しい。息ができない。
 俺は今、南波に残酷なことをしようとしている。

「……どこで、これ……」
「南波さん、これは……この指輪は――……南波さんを、殺した人が落としたそうです」

 ガシャン、と何かが割れるような音がした。実際に何が割れたわけではない。けれど確かにこの瞬間俺は傷付けた。それだけは痛いほど感じた。
 時間が停まったかのような錯覚に、呼吸すらもできなかった。

 俺は、南波の顔を見ることができなかった。
 沈黙の末、先に口を開けたのは南波だった。

「――嘘だ」
「…………南波さん」
「あり得ねえ」
「……っそれは」
「……んなわけねえだろ、そんなわけ……ッ!あの人が俺を殺すだと?んなのあり得ねえ、んなわけねえだろ、そんな……っ、こと…………」

 伸びてきた手に胸倉を掴まれる。今までは意識したことなかった、思いの外筋肉質なその腕は太く、ちょっとやそっとの力じゃ離れない。片手で首を締め上げられそうになり、血の気が引いた。
 咄嗟に腕を掴み、引き離そうとして、俺は手を離す。
 南波の顔を見てしまったから、怒りに歪むその顔が一瞬迷子の子供のように見えたから。

「な、んばさん……」

 俺を殴って気が済むなら好きなだけ殴ればいいだろう。それほどの痛みを俺は今から南波に与えようとしてるのだ。
 抵抗をやめ、来たるべき痛みを耐えようとぎゅっと目を瞑ったときだった。

 首を掴んでいた手が離れる。いきなり支えを失った体はバランスを崩し、その場に尻餅をつきそうになったのを手をついて耐えた。

「オヤジが、俺を殺すなんて、そんなわけ」
「……っ、南波さん……」
「あるはずない……ないんだよ、あり得ねえ…………ックソ!!」

 そう繰り返す南波の顔は悲痛に歪み、癇癪を起こすように髪を掻き毟った南波は近くの雑誌の山を蹴り飛ばす。

「……誰だよ、これ持ってたやつは。……そうだ!そうだよ!普通に考えりゃわかることだろ。そいつの仕業に違いねえ」

 怒り狂ったかと思いきや今度は名案とばかりに上機嫌を取り繕う南波は座り込んだまま唖然とする俺の前へとやってくる。後ずさることもできなかった。
 俺の横、腰を落として座り込む南波は馴れ馴れしく俺の肩を抱き、「なあ、そうだろ。準一」と繰り返すのだ。
 その目は笑ってない。そういえ、そう命令してくる。威圧感に、肩口に食い込む指。脅迫されているというよりもそれはむしろ。

「っ、南波さん……」
「言えよ、そうだって……なあ、準一ッ!」

 首を縦に振ろうとしない俺に焦れたかのように南波は声を上げた。鼓膜がビリビリと震える。
 圧されるが怖いとは思わなかった。睨みつけてくるその目が何を懇願してるのかわかったからだ。
 けれど、それは南波自身が本当に望んでることとは思えなかった。
 だから俺は、南波の腕を掴み、引き寄せた。真正面から覗き込めば南波と視線がガチ合う。
 目を反らすな、怖気づくな、ここで引いたら南波との約束を破ることになる。そう、口の中で繰り返した。

「……っ、信じないなら……それでもいいです、疑ってくれても構いません。だから…………最後まで俺の話を聞いてください」

 何があったのか知りたい。そう、真っ青な顔した南波に頼まれたときのことを思い出す。
 あのときの言葉は本心からだった。だから俺は承ったのだ。どんな結果になろうとわかっててだ。
 最初からこうなることはわかってた。きっと南波自身も気付いていた、知ってたはずだ。
 真っ直ぐに目を見つめ返す。先程までぶれていた焦点が、次第に定まっていくのがわかった。

「――くだらねえ話だったらブッ殺す」

 受け入れる準備ができたわけではないだろうが、それでも話を聞き入れる体制になった南波にホッとした。
「わかりました」と答える自分の声は僅かに震えていた。おかしな話だ。死ぬほど不安で怖いしてるのは俺よりも南波の方だというのに。
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