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第4章 神
59話 黄昏に沈む 其の4
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足を止めた。確かに青く明滅する男の足を貫いた。なのにマジンに侵食された男は治っていない足をモノともせず、突進を繰り返す。引き付け、避け、足を撃ち抜く。だが、痛みに耐えながらの攻撃と引き換えに得られる時間は一瞬だけ。
傷口の周囲が仄かに光る。修復している。だというのに男は振り向くや言葉にならない叫びを上げながら突進を重ねる。歩行さえ不可能な傷を負っているのに。
突進を避け、傷を狙い、再度突進を避け、同じ位置を狙い撃つ。だが、機動力が落ちない。だが、現状では回復を遅らせる程度の傷を負わせるだけで精一杯。何度見ても、どれだけ考えても出鱈目だ。
強化、修復、機動。その全てにホムラとかいう粒子を使っていて、枯渇する気配が全くない。常に供給しているからだとして、あの粒子単独であんな馬鹿げた力を出せるものなのか?だとしたらホムラとは一体何だ?ソレを作る神とは何だ?明らかにこの星の文明で作れるレベルの――いや、連合でさえ作れやしない。
正体不明の兵器に侵食された男は、穴の空いた足をものともせず突撃を繰り返す。直線的すぎる攻撃パターンから軌道を読むのは容易く、何より足の怪我により驚異的な速度が出せないから回避は容易い反面、威力だけは桁外れている。それに兵器としての特性も。痛みを感じていない様子から察するに、恐らく既に死んでいる。
清雅がマジンの操作対象を弾と名付けた理由がよく分かった。反吐が出る程に。人すら使い捨てる算段か。そして、私も利用するつもりだ。もし本気で仕留めるつもりなら、あの兵器で私を侵食するのが確実。なのに、現実はそんな素振りさえない。私で実戦データを取って、より完成度を上げるつもりだ。
なら、私も利用する。私を操れない今の内に可能な限りデータを取る。理想は切り札を含めた全て、最低でもどれだけの数を操れるかだけでも把握したい。
心を押し潰しそうな不安を抑え込み、迷う暇はないと己を鼓舞する。刻一刻と時間は過ぎ、状況が悪化する。可能な限り情報を集めつつマジンを止め、その隙にゲイルを仕留める。
足を集中攻撃、同時に飛び上がって民家の屋根に飛び移り、男の頭に照準を定める。不思議と手は震えなかった、いつも以上に冷静でもあった。集中する、ひたすらに、痛みすら忘れる程に――
「すまない」
届く筈のない言葉が無意識的に口から零れた。罪悪感を軽薄な儀式で塗り潰し、明確な意志を持って、初めて引き金を引いた。とても、軽かった。
バチン
撃ちだされた弾丸は男の頭に直撃、やはり生物とは思えない異様な音と共に頭部を完全に吹き飛ばした。凄惨な光景を、ジッと睨む。初めてだった。殺意を向けた事はあったが、誰かを殺した事は初めてだった。心の底から嫌悪感や罪悪感、後悔そのほか負の感情が溢れるように湧き上がる。
が、流されてはいられない。全部を無理矢理抑え込む。一先ず私の方は解決した。次はゲイル――そう分かっているのに視線はナギを求め、闇を彷徨った。近くにはいない。焦りが募る。全く戦えない彼では時間稼ぎすら怪しい。ともすれば――
「おやおや、目を離しても良いのですか?」
不快な声に意識が逸れる。無視する訳にもいかないと、マジンに浸食された男に視線を戻した。かつて人だった何かは直立したまま微動だにしない。頭部を撃ち抜かれたのだからもう動か――いや、どうして倒れない?なんで直立不動を維持している?
次の瞬間、男の吹き飛んだ頭部があった部分に異常な程のエネルギーが集束し始めた。身体に規則的な紋様が出現、不気味に輝き始める。見慣れない、だが何故だか直感した。
魔導だ。連合に加盟する惑星の中に存在する、カグツチを別属性のエネルギーに変換する戦闘技術。ソレを科学的に再現する技術がこの星にも存在している。神が与えたのか?ならば、あの不気味な光も魔導の一端か?
いや、有り得ない。魔導が発展した惑星は相対的に科学が発展しない。逆も然り。旗艦の戦闘技術は魔導を解析、科学的に再現しただけで元から魔導に関する知識や技術体系を持っていた訳ではない。
何なんだこの星は!?なんでこんな辺境の惑星がこんな出鱈目な発展を遂げているんだ。何もかもが異常過ぎる。連合の手に余る程に危険――いや、勝てるかどうかすら怪しい。
刹那、周囲に青い閃光が走った。闇夜を切り裂く光源は死亡した男。攻撃発生の合図と気付いたのは僅か後。魔導が私目掛けて一直線に放たれた。死ぬ。そんな気がした。防壁を貫通、大破する未来が脳裏を過る。
死ぬ、死ねば楽になれる、いや死ねない。私の気持ちはどっちだ。グルグルと回り続ける、死ぬ、死にたくない、もう死にたい、まだ死ねない、まだ、まだ――
そんな思考の果て、全ての動作がスローモーションになった。初めて経験する事態に、過去の記憶の断片が不意に思考を横切った。無我の境地なる状態。意識を研ぎ澄まし、極限まで高めた集中力により脳が処理能力限界を超えた活動を行い、結果として主体的な時間感覚が引き延ばされる現象。周囲の動きは尚も遅くなり、遂には時が止まった。
死ねない――
時が止まった中、叫び、瞬間的に武器に備え付けられた反動相殺機能を切ると同時に即射撃、反動で横に吹っ飛びながらエネルギー弾を回避した。直後、時間は正常に時を刻み始め、光弾が私の胴体を掠めながら後方へと消え去った。
僅差で回避に成功した。が、一瞬おいて激しい爆風に吹き飛ばされた。余波にまでは気を回せなかった。揺れ動く視界と激しい音、衝撃。隣の民家のガラス窓に叩きつけられ、部屋の中に転がり込んだらしい。
治ったばかりの身体の心配をまたしないといけないのか。衝撃を受け、朦朧としながらもどうにか立ち上がる。
「クッ……」
足が動かない。身体は問題なく起き上がる。痛みはあるが、軋むような嫌な音は聞こえない。だけど足以外は問題なく動くのに、まるで床に吸い付いたように足だけが動かない。
何が、いやきっと――我が身の不調の理由に思い当たる節があると考えた矢先、聴覚が遠くから聞こえる何かを破壊する様な轟音を拾った。彼がまだ必死に抵抗している。なら、助けに行かないと。そう考えた瞬間、自然と足が動いた。不思議な感覚だ。彼を助けようと考えれば、その度に何かに突き動かされる様に足が動く。
スサノヲ入隊に際し、意志の重要性は口酸っぱく教えられた。戦闘においても、それ以外においても意志なくば何事も成せないと。ならば、と私は足を動かせなかった理由を考える。
ナギと、それ以上に私を助けてくれた老婆だ。この状況を脱する手段は一つしかない。だけど、それは私の心を照らしてくれたあの優しい老婆に殺意を向ける事になる。私は、私はそこまで非情になれるだろうか。既に死んでいるかなど関係ない。明確な意志で老婆を撃った後、私は正気でいられるだろうか。そんな心境が自らの足を止めた。
しかし今は問題なく動く。選んだから。老婆よりもナギの方が大事だと、2つの命を秤にかけ、片方を選んだ。だから動く、動かねばならない。私は――彼に死んで欲しくないと思っているから。例え恩人を殺してでも、だ。
傷口の周囲が仄かに光る。修復している。だというのに男は振り向くや言葉にならない叫びを上げながら突進を重ねる。歩行さえ不可能な傷を負っているのに。
突進を避け、傷を狙い、再度突進を避け、同じ位置を狙い撃つ。だが、機動力が落ちない。だが、現状では回復を遅らせる程度の傷を負わせるだけで精一杯。何度見ても、どれだけ考えても出鱈目だ。
強化、修復、機動。その全てにホムラとかいう粒子を使っていて、枯渇する気配が全くない。常に供給しているからだとして、あの粒子単独であんな馬鹿げた力を出せるものなのか?だとしたらホムラとは一体何だ?ソレを作る神とは何だ?明らかにこの星の文明で作れるレベルの――いや、連合でさえ作れやしない。
正体不明の兵器に侵食された男は、穴の空いた足をものともせず突撃を繰り返す。直線的すぎる攻撃パターンから軌道を読むのは容易く、何より足の怪我により驚異的な速度が出せないから回避は容易い反面、威力だけは桁外れている。それに兵器としての特性も。痛みを感じていない様子から察するに、恐らく既に死んでいる。
清雅がマジンの操作対象を弾と名付けた理由がよく分かった。反吐が出る程に。人すら使い捨てる算段か。そして、私も利用するつもりだ。もし本気で仕留めるつもりなら、あの兵器で私を侵食するのが確実。なのに、現実はそんな素振りさえない。私で実戦データを取って、より完成度を上げるつもりだ。
なら、私も利用する。私を操れない今の内に可能な限りデータを取る。理想は切り札を含めた全て、最低でもどれだけの数を操れるかだけでも把握したい。
心を押し潰しそうな不安を抑え込み、迷う暇はないと己を鼓舞する。刻一刻と時間は過ぎ、状況が悪化する。可能な限り情報を集めつつマジンを止め、その隙にゲイルを仕留める。
足を集中攻撃、同時に飛び上がって民家の屋根に飛び移り、男の頭に照準を定める。不思議と手は震えなかった、いつも以上に冷静でもあった。集中する、ひたすらに、痛みすら忘れる程に――
「すまない」
届く筈のない言葉が無意識的に口から零れた。罪悪感を軽薄な儀式で塗り潰し、明確な意志を持って、初めて引き金を引いた。とても、軽かった。
バチン
撃ちだされた弾丸は男の頭に直撃、やはり生物とは思えない異様な音と共に頭部を完全に吹き飛ばした。凄惨な光景を、ジッと睨む。初めてだった。殺意を向けた事はあったが、誰かを殺した事は初めてだった。心の底から嫌悪感や罪悪感、後悔そのほか負の感情が溢れるように湧き上がる。
が、流されてはいられない。全部を無理矢理抑え込む。一先ず私の方は解決した。次はゲイル――そう分かっているのに視線はナギを求め、闇を彷徨った。近くにはいない。焦りが募る。全く戦えない彼では時間稼ぎすら怪しい。ともすれば――
「おやおや、目を離しても良いのですか?」
不快な声に意識が逸れる。無視する訳にもいかないと、マジンに浸食された男に視線を戻した。かつて人だった何かは直立したまま微動だにしない。頭部を撃ち抜かれたのだからもう動か――いや、どうして倒れない?なんで直立不動を維持している?
次の瞬間、男の吹き飛んだ頭部があった部分に異常な程のエネルギーが集束し始めた。身体に規則的な紋様が出現、不気味に輝き始める。見慣れない、だが何故だか直感した。
魔導だ。連合に加盟する惑星の中に存在する、カグツチを別属性のエネルギーに変換する戦闘技術。ソレを科学的に再現する技術がこの星にも存在している。神が与えたのか?ならば、あの不気味な光も魔導の一端か?
いや、有り得ない。魔導が発展した惑星は相対的に科学が発展しない。逆も然り。旗艦の戦闘技術は魔導を解析、科学的に再現しただけで元から魔導に関する知識や技術体系を持っていた訳ではない。
何なんだこの星は!?なんでこんな辺境の惑星がこんな出鱈目な発展を遂げているんだ。何もかもが異常過ぎる。連合の手に余る程に危険――いや、勝てるかどうかすら怪しい。
刹那、周囲に青い閃光が走った。闇夜を切り裂く光源は死亡した男。攻撃発生の合図と気付いたのは僅か後。魔導が私目掛けて一直線に放たれた。死ぬ。そんな気がした。防壁を貫通、大破する未来が脳裏を過る。
死ぬ、死ねば楽になれる、いや死ねない。私の気持ちはどっちだ。グルグルと回り続ける、死ぬ、死にたくない、もう死にたい、まだ死ねない、まだ、まだ――
そんな思考の果て、全ての動作がスローモーションになった。初めて経験する事態に、過去の記憶の断片が不意に思考を横切った。無我の境地なる状態。意識を研ぎ澄まし、極限まで高めた集中力により脳が処理能力限界を超えた活動を行い、結果として主体的な時間感覚が引き延ばされる現象。周囲の動きは尚も遅くなり、遂には時が止まった。
死ねない――
時が止まった中、叫び、瞬間的に武器に備え付けられた反動相殺機能を切ると同時に即射撃、反動で横に吹っ飛びながらエネルギー弾を回避した。直後、時間は正常に時を刻み始め、光弾が私の胴体を掠めながら後方へと消え去った。
僅差で回避に成功した。が、一瞬おいて激しい爆風に吹き飛ばされた。余波にまでは気を回せなかった。揺れ動く視界と激しい音、衝撃。隣の民家のガラス窓に叩きつけられ、部屋の中に転がり込んだらしい。
治ったばかりの身体の心配をまたしないといけないのか。衝撃を受け、朦朧としながらもどうにか立ち上がる。
「クッ……」
足が動かない。身体は問題なく起き上がる。痛みはあるが、軋むような嫌な音は聞こえない。だけど足以外は問題なく動くのに、まるで床に吸い付いたように足だけが動かない。
何が、いやきっと――我が身の不調の理由に思い当たる節があると考えた矢先、聴覚が遠くから聞こえる何かを破壊する様な轟音を拾った。彼がまだ必死に抵抗している。なら、助けに行かないと。そう考えた瞬間、自然と足が動いた。不思議な感覚だ。彼を助けようと考えれば、その度に何かに突き動かされる様に足が動く。
スサノヲ入隊に際し、意志の重要性は口酸っぱく教えられた。戦闘においても、それ以外においても意志なくば何事も成せないと。ならば、と私は足を動かせなかった理由を考える。
ナギと、それ以上に私を助けてくれた老婆だ。この状況を脱する手段は一つしかない。だけど、それは私の心を照らしてくれたあの優しい老婆に殺意を向ける事になる。私は、私はそこまで非情になれるだろうか。既に死んでいるかなど関係ない。明確な意志で老婆を撃った後、私は正気でいられるだろうか。そんな心境が自らの足を止めた。
しかし今は問題なく動く。選んだから。老婆よりもナギの方が大事だと、2つの命を秤にかけ、片方を選んだ。だから動く、動かねばならない。私は――彼に死んで欲しくないと思っているから。例え恩人を殺してでも、だ。
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