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第8章 神の願い 望み ただ一つの答え
幕間19-1 降臨 其の1
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20XX/12/22 0940
地球側の最重要人物、清雅源蔵が戦場に姿を現した。悠然と本社屋上に立つ彼の元に本社地下から飛び出した青い柱が伸びると、やがて竜の形をとった。巨大な翼に四肢、長い首の先に雄々しい牙と角を生やした西洋の竜。
時を同じくして、戦場にもう一人の重要人物が姿を現した。アラハバキの中心人物の一人、イワザキ。ゆっくりと、泰然と、まるで大物気取りで現れた男が降り立った場所は、あろう事か戦場の最も危険な最前線に立つビルの屋上。
イワザキと清雅源蔵が対峙する。今回の戦争における両陣営の最重要人物が戦場に登場したとあっては、誰もが注目せざるを得ない。
彼等とは二度ほど会談――いや、そうとすら呼べない稚拙な何かを行った。奴等が地球に降り立つと知った私とツクヨミは一計を案じた。旗艦アマテラスは連合法で雁字搦めにされている為、兵器開発に厳しい制限が入る。だから地球製のナノマシンを目に置く位置に置けば目ざとい奴等は確実に食いついてくれるだろうと目論んだ。
予測通り、浅はかな連中は罠とも知らず地球製ナノマシンを土産として持ち帰った。その後、本命は一部が彼等の手を離れ、増殖を繰り返しながら旗艦全域に散らばった。旗艦側の情報が全て筒抜けになったのは、言わば身から出た錆。地球側の調査を行わなかったのも同じく彼等自身の決断。手土産として渡した地球製のナノマシンも未完成品故に大した性能はない。
結局のところ、彼等は何も知らない。にも関わらず、戦場に降り立った。彼は自らが辿る運命も愚かさも知らない。口から洩れる言葉も同じく、だ。
「結局抵抗する道を選んだのかね。だが有り難い事だ、こういう経験はそうそう出来る物ではないからね」
「丸腰で来るとは貴様、正気か?それに随分と甘い。我々がこの日の為にどれ程の研鑽を重ねて来たと思っている?」
「ハハ、サルが何か言っている。何をしても無駄だ。それとも、気でも触れたか?諦めて死にたまえ、それが君とこの星の運命だ。タガミ、始めろ」
無根拠に勝利を信じるイワザキがタガミに命令を出した。何を考えてこんな場所に来たのか、戦場に立つ誰も分からず、従って誰もが異口同音に責め立てた。が、どのような理由であれ上官に相当する男の命令は絶対。タガミ達は呆れと苛立ちを露にしながらも、命令ならばと清雅源蔵に銃口を向け、がむしゃらに、冷静に、殺意を込め、心無い謝罪の言葉を口にしながら、引き金を引いた。
空を白い弾丸の群れが駆け抜ける。さながら流星群の様な光景。唸り声を上げながら目標に向かい突き進む弾丸の群れに、誰もが清雅源蔵の死を確信した。特にクズリュウ達はその結果を信じて疑わない。
戦場にはカグツチが満ちている。過去の戦闘で得たデータ、並行して行われた調査により劣勢に追い込まれた原因を分析し、対策を打ったのだからと、そう考えている。
本社上空を無数の爆発が彩る。衝撃が空に消え、社を揺らし、地に降り注ぐ。
イワザキが更に指示を飛ばした。再攻撃の指示を受け取ったタガミ達は言われるまでもないと部下に指示を飛ばした。再び曇天を流星群が切り裂く。折り重なる衝撃と爆風が嵐の如く戦場を覆う。地球の混成軍は戸惑い、旗艦のオペレーター達は戦いの終焉と勝利を確信する。
未開の星相手に負ける訳がないと、少々の抵抗が有った位で最終的な結果は変わらないと。艦橋に居る誰もが大きな問題が片付き、安堵した。顔からは緊張が消え、笑顔が零れ始める。
「「甘い」」
戦場に立つ清雅源蔵と、聖域で見守るツクヨミの言葉が偶然にも重なった。そう、甘い。全てが己に都合よく回など起こりえない。頭に描いた勝利は儚い幻、現実は恐ろしく残酷に牙を剥くと、彼等はその命で持って思い知る。
「博士」
「全て問題なし、順調ですよ」
清雅源蔵がフェルドに連絡を入れる。全て問題なし。今までも、現時点でも。フェルドの返答に清雅源蔵は口角を僅かに歪めた。本社地下で清雅源蔵含む全現人偽神が操るマジンの補佐、その他諸々の調整と制御を担当するのはマジンの核となるナノマシンを開発したフェルド。マジンは完全無欠の兵器ではない。現在活動するマジンの堅牢さを実現するのは、地下で全てのマジンを制御する老人の存在に他ならない。
戦闘部隊が何の心配もなく戦えるよう、一部制御と運用を別々の手に委ねる判断を下したツクヨミの案をフェルドは受け入れた。彼の能力は、あらゆる物質を取り込み、自在に変化させる。最大限に駆使すればスサノヲさえ手玉に取る事さえ可能とツクヨミは評したが、老齢故に前線で足並みを揃えるのが困難。余裕がない現状では致命的な欠点だった。
が、そもそもこの男は根っからの科学者で、好戦的な性格ではなかった。ツクヨミが提供する地球の遥か先を行く知識と情報に魅了され、その分野の研究に生涯を賭けたいと願う、知識欲の塊の様な人間だった。
元を辿ればフェルドの両親は清雅の技術を危険と断じ、使用を反対した科学者グループの一員だった。彼自身もまた両親の願いを受ける形で科学者を志した。
そんな出自を持つ彼の転機は、清雅源蔵が作り上げたt-phoneとの出会い。蛇蝎の如く嫌う清雅とその技術に魅了されたフェルドは有名大学教授、高名な研究機関所長の職をアッサリ辞すると、その足で清雅の門を叩いた。出自を知る我らも当初は警戒していたが、余りの熱意に清雅源蔵が根負けし、彼に追随する形でツクヨミも入社を認めた。
彼は目覚ましい成果を上げた。我らが提供した技術の断片を元にいくつもの新製品を開発した。その最たる結晶が我々が切り札として使用するマジン、正確にはその雛型。齢60を超えて彼の頭脳は開花、若者と大差ない程に貪欲に知識を吸収した結果、地球のナノマシン技術はカガセオに引けを取らない程に格段の進歩を遂げた。
ある意味において、彼の存在なしには地球の躍進はあり得なかっただろう。その頭脳も、補助特化の能力も。
本社上空を覆い尽くす程の爆風が吹き飛んだ。無傷の清雅源蔵が佇む。彼に届くはずの攻撃の全ては何時の間にか出現したもう一体の竜が完全に防ぎ切った。
想像だにしなかった光景が、勝利を夢想した全ての人間から思考する力を奪い去る。誰もが呆気にとられ、動けない。過去の小競り合いとは違う万全の状態での攻撃。だが、目の前の光景は彼等の愉快で能天気な思考が弾いた予測とは正反対。
必殺の攻撃が地球人の命に微塵も届かない動揺と恐怖が爆風の如く瞬間的に広まり、全員の思考を染め上げた。誰も、何が起きたか分からず困惑した。
地球側の最重要人物、清雅源蔵が戦場に姿を現した。悠然と本社屋上に立つ彼の元に本社地下から飛び出した青い柱が伸びると、やがて竜の形をとった。巨大な翼に四肢、長い首の先に雄々しい牙と角を生やした西洋の竜。
時を同じくして、戦場にもう一人の重要人物が姿を現した。アラハバキの中心人物の一人、イワザキ。ゆっくりと、泰然と、まるで大物気取りで現れた男が降り立った場所は、あろう事か戦場の最も危険な最前線に立つビルの屋上。
イワザキと清雅源蔵が対峙する。今回の戦争における両陣営の最重要人物が戦場に登場したとあっては、誰もが注目せざるを得ない。
彼等とは二度ほど会談――いや、そうとすら呼べない稚拙な何かを行った。奴等が地球に降り立つと知った私とツクヨミは一計を案じた。旗艦アマテラスは連合法で雁字搦めにされている為、兵器開発に厳しい制限が入る。だから地球製のナノマシンを目に置く位置に置けば目ざとい奴等は確実に食いついてくれるだろうと目論んだ。
予測通り、浅はかな連中は罠とも知らず地球製ナノマシンを土産として持ち帰った。その後、本命は一部が彼等の手を離れ、増殖を繰り返しながら旗艦全域に散らばった。旗艦側の情報が全て筒抜けになったのは、言わば身から出た錆。地球側の調査を行わなかったのも同じく彼等自身の決断。手土産として渡した地球製のナノマシンも未完成品故に大した性能はない。
結局のところ、彼等は何も知らない。にも関わらず、戦場に降り立った。彼は自らが辿る運命も愚かさも知らない。口から洩れる言葉も同じく、だ。
「結局抵抗する道を選んだのかね。だが有り難い事だ、こういう経験はそうそう出来る物ではないからね」
「丸腰で来るとは貴様、正気か?それに随分と甘い。我々がこの日の為にどれ程の研鑽を重ねて来たと思っている?」
「ハハ、サルが何か言っている。何をしても無駄だ。それとも、気でも触れたか?諦めて死にたまえ、それが君とこの星の運命だ。タガミ、始めろ」
無根拠に勝利を信じるイワザキがタガミに命令を出した。何を考えてこんな場所に来たのか、戦場に立つ誰も分からず、従って誰もが異口同音に責め立てた。が、どのような理由であれ上官に相当する男の命令は絶対。タガミ達は呆れと苛立ちを露にしながらも、命令ならばと清雅源蔵に銃口を向け、がむしゃらに、冷静に、殺意を込め、心無い謝罪の言葉を口にしながら、引き金を引いた。
空を白い弾丸の群れが駆け抜ける。さながら流星群の様な光景。唸り声を上げながら目標に向かい突き進む弾丸の群れに、誰もが清雅源蔵の死を確信した。特にクズリュウ達はその結果を信じて疑わない。
戦場にはカグツチが満ちている。過去の戦闘で得たデータ、並行して行われた調査により劣勢に追い込まれた原因を分析し、対策を打ったのだからと、そう考えている。
本社上空を無数の爆発が彩る。衝撃が空に消え、社を揺らし、地に降り注ぐ。
イワザキが更に指示を飛ばした。再攻撃の指示を受け取ったタガミ達は言われるまでもないと部下に指示を飛ばした。再び曇天を流星群が切り裂く。折り重なる衝撃と爆風が嵐の如く戦場を覆う。地球の混成軍は戸惑い、旗艦のオペレーター達は戦いの終焉と勝利を確信する。
未開の星相手に負ける訳がないと、少々の抵抗が有った位で最終的な結果は変わらないと。艦橋に居る誰もが大きな問題が片付き、安堵した。顔からは緊張が消え、笑顔が零れ始める。
「「甘い」」
戦場に立つ清雅源蔵と、聖域で見守るツクヨミの言葉が偶然にも重なった。そう、甘い。全てが己に都合よく回など起こりえない。頭に描いた勝利は儚い幻、現実は恐ろしく残酷に牙を剥くと、彼等はその命で持って思い知る。
「博士」
「全て問題なし、順調ですよ」
清雅源蔵がフェルドに連絡を入れる。全て問題なし。今までも、現時点でも。フェルドの返答に清雅源蔵は口角を僅かに歪めた。本社地下で清雅源蔵含む全現人偽神が操るマジンの補佐、その他諸々の調整と制御を担当するのはマジンの核となるナノマシンを開発したフェルド。マジンは完全無欠の兵器ではない。現在活動するマジンの堅牢さを実現するのは、地下で全てのマジンを制御する老人の存在に他ならない。
戦闘部隊が何の心配もなく戦えるよう、一部制御と運用を別々の手に委ねる判断を下したツクヨミの案をフェルドは受け入れた。彼の能力は、あらゆる物質を取り込み、自在に変化させる。最大限に駆使すればスサノヲさえ手玉に取る事さえ可能とツクヨミは評したが、老齢故に前線で足並みを揃えるのが困難。余裕がない現状では致命的な欠点だった。
が、そもそもこの男は根っからの科学者で、好戦的な性格ではなかった。ツクヨミが提供する地球の遥か先を行く知識と情報に魅了され、その分野の研究に生涯を賭けたいと願う、知識欲の塊の様な人間だった。
元を辿ればフェルドの両親は清雅の技術を危険と断じ、使用を反対した科学者グループの一員だった。彼自身もまた両親の願いを受ける形で科学者を志した。
そんな出自を持つ彼の転機は、清雅源蔵が作り上げたt-phoneとの出会い。蛇蝎の如く嫌う清雅とその技術に魅了されたフェルドは有名大学教授、高名な研究機関所長の職をアッサリ辞すると、その足で清雅の門を叩いた。出自を知る我らも当初は警戒していたが、余りの熱意に清雅源蔵が根負けし、彼に追随する形でツクヨミも入社を認めた。
彼は目覚ましい成果を上げた。我らが提供した技術の断片を元にいくつもの新製品を開発した。その最たる結晶が我々が切り札として使用するマジン、正確にはその雛型。齢60を超えて彼の頭脳は開花、若者と大差ない程に貪欲に知識を吸収した結果、地球のナノマシン技術はカガセオに引けを取らない程に格段の進歩を遂げた。
ある意味において、彼の存在なしには地球の躍進はあり得なかっただろう。その頭脳も、補助特化の能力も。
本社上空を覆い尽くす程の爆風が吹き飛んだ。無傷の清雅源蔵が佇む。彼に届くはずの攻撃の全ては何時の間にか出現したもう一体の竜が完全に防ぎ切った。
想像だにしなかった光景が、勝利を夢想した全ての人間から思考する力を奪い去る。誰もが呆気にとられ、動けない。過去の小競り合いとは違う万全の状態での攻撃。だが、目の前の光景は彼等の愉快で能天気な思考が弾いた予測とは正反対。
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