25 / 28
極秘資料4:G県警 ヒルマタイシ警視監宅より回収した資料より一部抜粋
しおりを挟む
<20XX年6月30日>
早朝、フィールドワークに来たという某大学の学生が怪異を祀る神社の注連縄を損壊させるという事案が発生。監視役より連絡があったのが同日正午、定例のお参りの際に確認したとのこと。
把握の遅れは致命的であり、あろうことかユキシロサマは既にお目覚めになられた後。余程にお怒りの為か監視役2名が犠牲となったが、以後も被害は拡大する一方。止むを得ず各所に潜り込んだ同胞に連絡を取る。
<202XX年7月14日>
警察の捜査により対象の特定は程なく完了。既に全員が呪われており、今日漸く最後の餌をお召し上がり頂けた。若い肉にユキシロサマは大変ご満足な様子。ついでに事態収束の為に県外から来た来訪者を献上したが、コチラは些か高齢の為かご満足頂けなかったようだ。
最後の餌として今回の行方不明事件を独自に捜査し始めた刑事を選定する。非常に優秀だったらしいが、制止を聞かず調査を続行した為、口封じを兼ねた決断である。当該人物の情報にユキシロサマは大変にお喜びのご様子。この分ならばお怒りが静まるのは時間の問題であろう。
<202XX年7月16日>
おかしい。呪われた人間を全員捧げた筈なのにユキシロサマが休まれる様子が無い。行方不明者は以後も増加し続け、隠し通すのも限界に近い。違和感はあった。我々が直接ユキシロサマを目にしたのは今回が初めてだが、先代から伝え聞く話と容貌が余りにも食い違っていた事だ。疑うべきではないが、しかしどうにも腑に落ちない。
<202XX年7月17日>
何という事だ。キヨタの呪いを聞いた私は全てを理解した。ヤツは、今まで信じていたのはn(文章はココで途切れている)
早朝、フィールドワークに来たという某大学の学生が怪異を祀る神社の注連縄を損壊させるという事案が発生。監視役より連絡があったのが同日正午、定例のお参りの際に確認したとのこと。
把握の遅れは致命的であり、あろうことかユキシロサマは既にお目覚めになられた後。余程にお怒りの為か監視役2名が犠牲となったが、以後も被害は拡大する一方。止むを得ず各所に潜り込んだ同胞に連絡を取る。
<202XX年7月14日>
警察の捜査により対象の特定は程なく完了。既に全員が呪われており、今日漸く最後の餌をお召し上がり頂けた。若い肉にユキシロサマは大変ご満足な様子。ついでに事態収束の為に県外から来た来訪者を献上したが、コチラは些か高齢の為かご満足頂けなかったようだ。
最後の餌として今回の行方不明事件を独自に捜査し始めた刑事を選定する。非常に優秀だったらしいが、制止を聞かず調査を続行した為、口封じを兼ねた決断である。当該人物の情報にユキシロサマは大変にお喜びのご様子。この分ならばお怒りが静まるのは時間の問題であろう。
<202XX年7月16日>
おかしい。呪われた人間を全員捧げた筈なのにユキシロサマが休まれる様子が無い。行方不明者は以後も増加し続け、隠し通すのも限界に近い。違和感はあった。我々が直接ユキシロサマを目にしたのは今回が初めてだが、先代から伝え聞く話と容貌が余りにも食い違っていた事だ。疑うべきではないが、しかしどうにも腑に落ちない。
<202XX年7月17日>
何という事だ。キヨタの呪いを聞いた私は全てを理解した。ヤツは、今まで信じていたのはn(文章はココで途切れている)
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/31:『たこあげ』の章を追加。2026/1/7の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/30:『ねんがじょう』の章を追加。2026/1/6の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/29:『ふるいゆうじん』の章を追加。2026/1/5の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/28:『ふゆやすみ』の章を追加。2026/1/4の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/27:『ことしのえと』の章を追加。2026/1/3の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/26:『はつゆめ』の章を追加。2026/1/2の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/25:『がんじつのおおあめ』の章を追加。2026/1/1の朝4時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
静かに壊れていく日常
井浦
ホラー
──違和感から始まる十二の恐怖──
いつも通りの朝。
いつも通りの夜。
けれど、ほんの少しだけ、何かがおかしい。
鳴るはずのないインターホン。
いつもと違う帰り道。
知らない誰かの声。
そんな「違和感」に気づいたとき、もう“元の日常”には戻れない。
現実と幻想の境界が曖昧になる、全十二話の短編集。
一話完結で読める、静かな恐怖をあなたへ。
※表紙は生成AIで作成しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
父の周りの人々が怪異に遭い過ぎてる件
帆足 じれ
ホラー
私に霊感はない。父にもない(と言いつつ、不思議な体験がないわけではない)。
だが、父の周りには怪異に遭遇した人々がそこそこいる。
父や当人、関係者達から聞いた、怪談・奇談を集めてみた。
父本人や作者の体験談もあり!
※思い出した順にゆっくり書いていきます。
※場所や個人が特定されないよう、名前はすべてアルファベット表記にし、事実から逸脱しない程度に登場人物の言動を一部再構成しております。
※小説家になろう様、Nolaノベル様にも同じものを投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる